魅力ある授業デザイン研修のため、アドバイザー講師に、東京大学大学院教育学研究科助教 植阪友理(うえさかゆり)先生を迎え、「教えて考えさせる授業および認知心理学」についてお話いただきました。
植阪先生は、なぜ「教えて考えさせる」ことが必要か様々な事例を示し、そのような授業を進めるための流れを丁寧に説明してくださいました。また数名の教員が事前に作成した授業構想シートにアドバイスをいただきました。
参加した教員それぞれが、「教えて考えさせる授業」をどう実践するか、具体的に考える機会となりました。 今後も植阪先生と連携しながら、「生徒の学習意欲の高揚・教師の指導力向上のための取組」の一つとして研修を継続します。
~「教えて考えさせる授業」の流れ~
「教える」
教材教具等を工夫しながら、教師の説明を対話的に行う
「考えさせる」
①教師の説明を理解しているかどうかを確認するため、生徒同士で説明する活動を行う(「理解確認」)
②多くの生徒が誤解していそうなことや、教えたことを使って考える発展的な課題を用意する。(「理解深化」)
③授業でわかったことを記述させるなど、振り返らせる。教師は次の授業をどう展開するか考える材料とする。
この研修は、魅力ある学校づくり”コアスクール”事業(学力向上・指導力向上)の取り組みとして、本校が大きく力を入れているものです。当日は県教育委員会高校教育課の指導主事も参加してくださり、「大変勉強になりました」等の言葉をいただきました。(副校長)