静岡農業高校同窓生の皆様におかれましては、ますます御健勝のこととお喜び申し上げます。
私、令和４年６月に開催されました同窓会総会におきまして、佐藤四郎会長の後任として会長に就任いたしました松本昌作（第55回農業土木科卒）でございます。
これまで同窓会は、歴代の会長はじめ多くの役員の皆様、同窓生や教職員の皆様など、多くの皆様の御尽力により築かれてまいりました。それを思いますとその職責の重さに身が引き締まる思いであります。
また、副会長には、杉山丹佳子様と岩﨑幹生様が御就任されました。杉山様には、女性のお力を活かしていただくため、引き続いて副会長をお願いいたしました。新たに御就任された岩﨑様は、静岡市消防局を定年退職された後、これまで同窓会理事としてお力添えをいただいてきました。
多くの皆様が築き上げられた静農同窓会の更なる発展のために、諸先輩をはじめ皆様の御協力をいただきながら務めてまいりますので、何卒よろしくお願い申し上げます。
さて、本校は大正３年に安倍郡立安倍農学校として設立され、これまで農業自営者を中心に社会の各分野に広く有為な人材を輩出してきました。今や県下でも揺るぎない地位を確立している農業高校に築き上げられたことは、同窓生としても嬉しい限りであります。
現在、在校生の皆さんは、校訓である「真実・自律・友愛」のもとに生産系、環境系、食品系それぞれのスペシャリストを目指し、勉学やスポーツに励んでおります。また、近年は体験活動や地域交流等といった様々な活動にも積極的に取り組んでおります。農育プロダクション「いきものがかり」のストロープロジェクトや特別支援学校との動物ふれあい体験等、地域からの高い評価は周知のとおりであります。
「農こそは国の本なり」の理想を高く掲げ、優れた科学技術を農に生かし、農から発信する学校を目指す母校の発展に貢献できるよう、これからも後援会、ＰＴＡとの緊密な連携のもと同窓会活動を積極的に推し進めて参ります。

今後とも同窓生の皆様には一層のお力添えをいただけますよう、心よりお願い申し上げます。
　　　　　♪ 青人草のいのち生くべき
　　　　　　　　たなつもの　吾等のてにて
　　　　　　　　　おゝこの手にて作りなん
　　　　　　　　　　故人云わずや
　　　　　　　　　　　農こそは　国の本なり