京都大学が高大接続・高大連携事業の一環として、全国的に展開している「学びコーディネーター事業による出前授業」を、本校理数科1、2年生を対象に実施しました。
この事業は、京都大学の大学院生が高校生に向けて、自身の研究内容を紹介する授業を行うものです。
今年度は「実験×シミュレーションで切り拓く次世代の耐震工学」というテーマで、京都大学大学院 工学研究科に所属する大学院生の方に講演していただきました。耐震工学の研究において,構造実験と数値シミュレーションを組み合わせた研究手法『ハイブリッドシミュレーション』を活用して,これまでできなかったさまざまな耐震設計が可能になること,そこから広がる最先端の研究内容を分かりやすくお話していただき、生徒達も耐震工学や土木について理解し、今まで以上に身近に感じた様子でした。
講義が終わった後も,「建築」や「土木」,「数値シミュレーション」等について質問をする生徒が後を絶たず,講義の終了時間を大幅に越えてしまいましたが,1つ1つの質問にとても丁寧に答えていただき,生徒達もとても満足そうでした。「建築」「土木」は生徒の進路希望としても特に関心が高く,これからの進路に向けた勉強にも一層熱が入ったようでした。