8月23 日(水)~25 日(金)、静岡県地域外交課が主催する静岡県高校生など(※)による台湾防災視察として、14HR森田理那さん、15HR山本駒祐さんが台湾を訪問し、防災教育プログラムに参加しました。
(※)参加校:本校、駿河総合、浜松江之島の高校生6名と教員など。
日本の高校生が現地を訪問し、防災青年大使と対面交流を行うのは初の試みです。
【1日目】
台北市防災科学教育館を訪れ、火事・大雨・地震の状況を再現した装置を体験しました。本校生徒からは「火事では煙により想像以上に何も見えないことに驚いた」などといった発言があり、今回のプログラムへの参加は、防災意識をより一層強化する契機となったようです。
(台北市防災科学教育館) (暴風雨体験)
(地震のメカニズムについて) (自重可動式避難梯子体験)
【2日目】
苗栗県・西湖国小瑞湖分校が開発した台湾の防災教育プログラムを体験しました。
生徒からは「小学校に防災教育プログラムがあることに驚いた。台湾の防災意識の高さを感じた」という感想がありました。
災害時における避難行動の大切さを理解することができました。
昼食はサバイバルランチと称して自分達で作りました。その中の一品には学校敷地内の、いわゆる雑草をただお湯にいれただけのスープもあり、災害時の生活をリアルに感じるものでした。
(台湾防災大使のみなさんと) (鶏を丸ごと蒸し焼きにします)
(食べることのできる草を収穫します) (茹でたスープ) (鶏も捌きます)
【3日目】
国家災害防救科技センターにおいて台湾の防災行政の説明を受けるという貴重な経験をすることができました。
災害メカニズムをICTを駆使して分析し、国家として防災・減災対策に取り組んでいる様子は学び多いものでした。分析システムは世界防災会議でも非常に高く評価されており、日本でも開発が急がれているという話を聞くことができました。
(防災・減災対策の意見交換) (ICTによる災害把握システムについて)
【まとめ】
海外において同世代の学生とプログラムを共にし、多くの言葉を交わしたことは、大変貴重な経験となりました。
今後も、次世代の交流を担う学生の皆様と、このご縁を大切に、防災分野だけでなく様々な機会をとおして連携を図っていきたいと思います。