静岡県立浜松湖北高等学校佐久間分校
 
 
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ツメレンゲの開花と佐久間の秋
 昨年度は1月という少し例外的な時期に開花したツメレンゲですが、今年(令和4年)は一般的な開花時期である秋に開花しました。プールに沿って育てている株の内いくつかが開花しています。
 また、プールに隣接するキャンプ場の銀杏が見事に色づいています。繁殖期を迎えた鹿の鳴き声も響く佐久間の秋です。



ツメレンゲの開花
 生徒昇降口と職員昇降口の間にあるプランターで育てている「ツメレンゲ」が開花しています。
 ツメレンゲ(爪蓮華)は、ベンケイソウ科イワレンゲ属に分類される多年生の多肉植物で、環境省レッドデータブックに準絶滅危惧種(存続基盤が脆弱な種)に登録されています。本来は日が短くなるのを感知して秋に花をつけることが多いようですが、今回は1月に開花しました。昇降口付近は電気がついている時間が長いため、開花時期がずれたものと思われます。なお、開花までに3年かかり、結実後その株は枯れてしまうそうです(周囲に子株が形成されます)。
 準絶滅危惧種である「クロツバメシジミ(蝶の仲間)」の幼虫の食草でもあるため、SNP部(昨年度まではファーブル委員会)がプール横の保護区などで保全しています。

花言葉は「誠実」(校訓と同じ)と「幸福」

    「子株」と思われます



ツメレンゲの株分け

小雨の降る中、ファーブル委員会のみんなでツメレンゲの株分けをしました。
ツメレンゲがすくすく育ち、クロツバメシジミが飛来する日が待ち遠しいです。

ファーブル委員会展覧会(佐高祭の代替展示)
生徒ホールにて美術部とともに開催しました。



クロツバメシジミの特徴



ツメレンゲの特徴

クロツバメシジミ

ツメレンゲの花