県立相良高等学校は、どこまでも続く茶畑と、潮風が心地よい相良海岸に挟まれた、田沼意次ゆかりの歴史ある城下跡に建つ、普通科・商業科併設校です。
　創立94年目を迎える本校は「これからの新しい時代の担い手となるべき自覚と気迫を持ち、たくましい実力を備え、かつ高い知識と豊かな情操を身につける生徒の育成」を教育目標としています。
　学習面では、生徒一人ひとりに応じた丁寧な指導を行い、基礎学力と実践的な応用力の定着を図っています。特に英語と数学、商業では小人数集団で授業を行うなど、きめ細やかな指導を推進しています。また、英検２級等の取得を目指した資格・検定指導や、大変整った校内のＩＣＴ環境を調べ学習等に活用した探究活動も盛んです。
　部活動では、女子バレー部や弓道部が県大会に出場するなどの成果を上げるとともに、ボランティア活動等を通じて地域貢献する生徒や、高校から新しい種目に挑戦する生徒なども多く、運動部、文化部共に、仲間たちと切磋琢磨することの素晴らしさを体感しています。
　さて、本校は平成27年度からＳＣＨ（スーパー地域密着型高校）として、地域人材の育成事業に取り組んできました。今年度からは大学や地域経済界の方々と連携し、ボランティア活動に探究活動を加えた実践的な取組を計画し、生徒の主体的な深い学びを促進していきます。
　進路実現に向けては、進学希望の生徒個々に教科別に複数の教員がサポートする体制により、国公立大学への進学が実現しました。また、就職希望の生徒には、地域経済界の協力をいただき新たに導入した「ジョブシャドウイング」体験により、実際の業務の様子を実感することが可能となり、全員が希望する職種へ就職することができました。
　このように、本校では教職員が一丸となって、相良高校に在籍する全ての生徒の将来の夢の実現を全力で支援しています。これまでの輝かしい歴史と伝統を守りながら、本校の更なる発展のため、これからも地域と共に歩んでいきたいと思います。今後も、保護者をはじめ関係の皆様の御理解と御支援をよろしくお願いいたします。