3月20日(月)、個人写真撮影と身体計測の後、表彰式・終業式が行われました。
終業式に先立ち、3学期に入賞をした部活動の表彰が行われました。
情報メディア部鈴木さん 家庭部勝又さん・田代さん
芸術部書道班上條さん・三井さん・前田さん
引き続き、3学期終業式が行われました。
校長先生より次のようなお話がありました。
令和4年度が終わろうとしています。4月からは令和5年度がスタートします。気持ちを新たに頑張っていきましょう。
2月28日に卒業式が行われ、卒業生119名が本校を巣立っていきました。式辞で卒業生へのメッセージとして、校訓の「自分を発掘せよ」「自分を偽るな」「あすのために鍛えよ」は、これからも皆さんの人生を切り開く糧となるので、頑張ってくださいと伝えました。答辞は、前の生徒会長の築山くんでした。築山くんも答辞の最後に校訓について述べていて、心が繋がったような気がして嬉しく思いました。
さて、今日は、校訓の中の「自分を偽るな」について、話をします。3学期の始業式でも話しましたが、私の人生を振り返った時、教員採用試験を2度失敗して、3度目の受験を決めた時がその時だったような気がします。1回目の受験は大学4年生の7月でした。私は理学部の地球科学科に在籍していたので、理科の物理、化学、生物、地学とある4つの科目の中から地学を選び受験しました。地学の採用人数は若干名となっていましたが、何とかなると思い受験しましたが、不合格でした。後から合格者は0だったことを知りました。地学の授業を行なっている高校は少ないことを考えて科目を選べばよかったと後悔しました。そこで次の年は化学で受けることにしました。しかし、大学を卒業してアルバイトをしながらの受験勉強は思いのほか捗らず、再び不合格になりました。さすがにもう1回は厳しいと思い、9月から就活を始め、今は倒産してマックスバリュになってしまったスーパーのヤオハンに内定しました。その新入社員研修に参加した時のことです。正直、前向きな気持ちで参加できていないでいると、誰かが私の肩を叩き、声をかけてきました。振り返るとそこにいたのは中学校の時の同級生でした。そして私に「一緒に頑張ろうな」というと、内定者や社員の人に次々と声をかけていました。その姿は、やる気に満ち溢れ、キラキラ輝いて私には見えました。それに比べて自分は…、これでいいのかという気持ちが芽生えてきました。そして、意を決して、12月に内定を辞退しました。採用担当の方に「来年もう一度教員採用試験にチャレンジしたいので、内定を辞退させてください。」と話しました。内定辞退なんてとんでもないことなので、罵声を浴びせられる覚悟でしたが、初めて心の底から言葉が出たような気がしました。これが私の「自分を偽るな」です。
最後に卒業式の日のエピソードを1つ話します。卒業式が終わって校長室にいると、卒業生が一人私を訪ねてきて、一緒に写真を撮らせてくださいと言ってくれました。二人で写真を撮り、帰ろうとしている卒業生に、「卒業後の進路は?」と聞くと、「もう一度勉強を一からやり直して、本当に入りたい大学を見つけ、合格します。」と言って帰っていきました。その姿はキラキラ輝いて私には見えました。
次の進路に向けて、1年生、準備はできていますか?2年生、もう受験は始まっています。今日から頑張っていきましょう。
次に教務課長と生徒課長より話がありました。
教務課長からは3学期の成績や出欠状況についての話とともに、春休みにしっかりと学習を行うように話がありました。
生徒課長からは最近起きた他県での動画トラブルの事例などとともに、春休み中の交通安全や生活上の注意が行われました。特に交差点や狭い路地での事故が多いことから、注意が必要であること、4月から自転車のヘルメットが努力義務となることなどが伝えられました。
自転車事故死者の死因は頭部損傷によるものがほとんどなので、自分の身を守ることをしっかりと考えてヘルメットをかぶるようにしましょう。
安全で規則正しい生活をして、新学期にまた元気な姿を見せて欲しいものです。