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中日新聞 令和4年12月14日朝刊16面

自然科学部・アウトドア部が文部科学大臣賞を受賞しました。
2022年11学21日(月)
第56回全国野生生物保護活動発表大会において、本校アウトドア部と自然科学部の活動と研究が文部科学大臣賞を受賞しました。
28HR佐々木太一 18HR風間好誠 の発表は、中央合同庁舎の 環境省第一会議室で行われました。



 
 桶ヶ谷沼における環境の整備と、桶ヶ谷沼地域に生息する希少種のベッコウトンボの保護活動はNPO法人「桶ヶ谷沼を考える会」が中心となって行われてきました。本校は2020年度よりこの活動に参加しています。
本年度、本校自然科学部・アウトドア部は、磐田市環境課、ビジターセンター桶ヶ谷沼の援助の元、、神奈川県立生命の星・地球博物館学芸員の苅部治紀氏から御指導いただき、飼育コンテナで産卵を確認することや、自然区での産卵を促進することを目的として保全活動を行いました。主にベッコウトンボの産卵場所の確保をするため抽水植物の浚渫により適度な開放水面を作ったり、羽化が確認される鶴ヶ池のオオフサモなどの外来種の浚渫を行いました。
 自然科学部の研究では、借受けたコンテナで、ヤゴの頭数調査や本校自然科学部で塩基配列を決定したプライマーで、PCR法を用いてベッコウトンボの水中からの環境DNAの検出を行い、ミトコンドリアDNAの目的の塩基長の増幅物を得ました。
 環境DNAの検出については、神戸大学 源利文教授に御指導いただき、その研究成果は環境DNA学会にも毎年報告をしています。
 

自然科学部 県科学教育振興委員会賞を受賞しました
 令和4年度静岡県学生科学賞にて、本校自然科学部の研究「桶ヶ谷沼の保全とベッコウトンボの環境DNAの検出」が県科学教育振興委員会賞を受賞しました。11/5(土)に、静岡県庁で表彰式が開かれ、研究グループを代表して26HR永田遥也くんが出席しました。受賞メンバーは以下の通りです。

26HR 永田 遥也
28HR 海野 日奈奏
28HR 佐々木 太一


自然科学部 10月9日生徒理科研究発表会西部大会 結果報告
 第58回生徒理科研究発表会西部大会に出場しました。西部地区の自然科学系の部活動から、計22班が出場し、今年度の研究成果について発表しました。本校からは3班が出場し、2班が上位7位に入り、県大会出場を決めました。発表テーマ、研究生徒は以下の通りです。

・甲虫の後肢の折り畳みについて 県大会進出
 矢部ひかり 宮城八千流 海野日奈奏 石川弘馬
・シダ植物''ウラジロ''の生育について
 内野元貴 山崎俊輔 中村太一 福田遼人
 松下優司 野口慧人
・桶ヶ谷沼のベッコウトンボの環境DNAの検出
 県大会進出
 佐々木太一 永田遥也 海野日奈奏 内田真桜
 高木望緒 風間好誠 神谷崇聡

 

自然科学部 第12回高校生バイオサミット(予選)に出場しました
 8月8日、2年生は成果発表部門で、1年生は研究計画部門で出場しました。それぞれ、水中からのベッコウトンボDNAの検出について、シダ植物ウラジロの巨大化する原因について発表し、活発な質疑応答を交わしました。1年生にとっては初めての大会でしたが、緊張しながらも気持ちの込もった発表をしていました。Zoomの予選を突破すれば、山形県鶴岡市で開催の決勝に出場できます。

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