令和2年12月5日
「メタセコイアの化学的防御に関する研究」が鈴木梅太郎賞(準賞)を受賞しました。
創立120周年記念事業の1つとして、学校の中庭が造り変えられることに伴って、針葉樹のメタセコイアが伐採されました。
1年生8人でこれまで、伐採前のメタセコイアのアレロパシーの有無、防虫性、伐採木を利用して抗菌性の有無について研究に取り組んできました。
特に、この春はコロナウイルス感染症の感染拡大を受け、思うように研究活動ができないこともあり、6月から始めた中庭での研究は、泥に汚れ、蚊に体中を刺されたり、猛暑の8月は、生物室の気温が38度を超え、蒸留で得られた精油が揮発したりと、厳しい日々の連続でした。
最後までやり遂げられたのは、顧問の先生や先輩の助言や指導、1年生8人の仲間の協力とあきらめない気持ちがあったからだと思います。
私たち一同は、今回の栄誉を励みとし、これからも一層の研究を重ね、今後の活動に引き続き精進していきたいと思います。 (代表 松村)
静岡新聞 令和2年12月8日朝刊25面