クリーンなエネルギー・電気が、キミの課題をクリアする 電気も電子もコンピュータも使いこなして、新しい技術者をめざそう
類型の特徴1 生活を支える電気技術
空気のように意識することはないけれど、生活に欠かせない電気。伊豆には電力をつくる水力発電所、鉄塔の電線で電力を遠くへ送る送電線網、工場や家庭などに電力を配る変電所などがそろっています。電力をみんなに届ける電気技術を知って、社会に必要とされる人になろう。
絶縁抵抗計(メガー)を使った家庭用分電盤電気回路試験実習
類型の特徴2 AI・自動運転の基礎は電子技術
AI(人工知能)で動くロボットや自動運転車は、プログラムに従って、センサやコンピュータなどの電子回路が、モータなどの電気機器を動かします。
電子技術とプログラミングを学んで、未来の世界を創り出す人になろう。
電子回路をつくったり、マイコンのプログラムをしてみたり、手を動かして技術をたしかめましょう。
電子回路の測定実習
類型の特徴3 国家資格がとれる安定した技術
家の照明などの電気配線には電気工事士の資格が必要です。インターネットの配線も同じ。
電気工事士や電気主任技術者、電気通信設備の工事担任者などの国家資格に挑戦しよう。
授業の内容が資格と強く結びついています。
屋内配線の実習
工業科電気電子類型の学び 電気と電子が一体化するものづくりを体感しよう
ふだんから何気なく使っているゲーム機やスマートフォンは、ゲーム機本体だけ、スマートフォン本体だけでは使えません。
電子回路を動かすバッテリーの充電には、発電所や変電所など電気技術が必要です。ネットワークの通信に使う電波をコントロールするのは電子技術です。
扇風機、冷蔵庫といった家電製品や、体温計、時計などの日用品にも、今ではコンピュータが使われています。現代のものづくりは、電子回路をプログラムで動かすかたちが普通なのです。
だからこそ、電気と電子の技術を実験や実習で確かめながら学びましょう。電気と電子の技術が一体化したモノづくり技術を身に付けよう。
関東電気保安協会の御指導のもと、ビル、工場や学校などにある高圧受電盤の実習。
課題研究作品 連打マシン 電子回路とマイコンプログラミングを駆使した作品
類型に関係する専門的な資格 ・第三種電気主任技術者
・第一種電気工事士 ・第二種電気工事士
・ ITパスポート
・ 工事担任者 AI種 DD種 総合種
・基礎製図検定 ・情報技術検定※ など
※工業科共通で取得できる資格です。
電気電子類型の進路
進学なら
新しいロボット、電子機器を開発したい→四年制大学へ はこだて未来大学・神奈川工科大学・東京電機大学・工学院大学・日本大学・神奈川大学・静岡理工科大学など
高度に専門的な職業につきたい→専門学校、職業系大学校・短期大学校へ 沼津情報・ビジネス専門学校・日本工学院専門学校・トヨタ東京自動車大学校・県立沼津技術専門校(短期大学校)など
指定校推薦や工業科専門枠を利用して、専門の学習やものづくりの実習にじっくり取り組みながら、進学できます。
就職なら
電気技術者になりたい→ 東京電力・ 中部電力など
情報通信技術者がいい→ NTT東日本・伊豆急ケーブルネットワークなど
「ものづくり」のプロをめざす→ キヤノン・明電舎・矢崎総業・TOSEIなど
ビル・家屋の配線をしたい→ 関電工・東配工・長沢電機など
鉄道で活躍したい→JR東海・伊豆箱根鉄道など