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磐西Q&A 磐田西高校をめざすあなたへ
つなげよう伝統
夢 未来に限りなく

「磐田西高をめざすあなたへ」
 Q&A




Q1 中学校と高校の違いは何でしょうか?


A1 一言で言えば、高校は「自分の意志で学ぶ」ところです。
皆さんも知っているとおり、高校は義務教育ではありません。「求めて学び、耐えて鍛える」という言葉がありますが、義務教育でないからこそ、「自分の意志で学校に通い、学び考え、自分の意志で判断し行動する。そして自分の意志と責任のもとに、進路や職業を決定することができる力を身に付けること」が求められます。 このためには、「学ぶ姿勢」をしっかりと身に付け、「学ぶことの意味」を理解し、そして生涯にわたって「学び続ける強い意志」を心に刻むことが大切になってきます。
さらにもうひとつ言えば、高校卒業後の多様な進路先(就職や進学)に関係なく、「職業に就く準備をする」ところです。
すべての人は、いずれ職業に就きます。生きていくためだけに、働くのではありません。職業を通じて、自分の能力を発揮し、さらにその能力を高め、そして、働くことによって、社会の発展のために貢献していかなくてはいけません。 したがって、高校時代には、働くことの尊さや意味、学ぶことと働くことの関係など、学校と社会の両者を強く意識しながら学んでいくことが大切になってきます。


学校教育法
50条:「高等学校は、中学校における教育の基礎の上に、心身の発達及び進路に応じて、高度な普通教育及び専門教育を施すことを目的とする。」
45条:「中学校は、小学校における教育の基礎の上に、心身の発達に応じて、義務教育として行われる普通教育を施すことを目的とする。」




Q2 磐田西高が大切にしているものは、何でしょうか?


A2 A1で少し触れましたが、本校では、「学ぶ姿勢」をしっかりと身に付け、「学ぶことの意味」を理解し、そして生涯にわたって「学び続ける強い意志」を持つことを大切にしています。これを目指して本校では、『ほんき de あせふこ 2011』プロジェクトを行っています。
平成21年度、創立70周年のプロジェクトとして、4つの実践・・・「元気な挨拶」「好感を与える身だしなみ」「きれいな校舎」「誇りを持って校歌を歌う」をスタートさせました。
そして、平成22年度には、挨拶の「あ」清掃の「せ」服装の「ふ」校歌の「こ」をとって、『あせふこプロジェクト』として全校をあげて推進し、以降職員・生徒・保護者が地域と連携を図りつつ一丸となって取り組んでいます。
これらの取組は、まず、「あせふこ」を実践することにより、「学ぶ姿勢」を身に付けます。この「姿勢」を身に付けることによって、「学ぶことの意味」を実感として理解できるようになるとともに、「心が変われば行動が変わる」ことにつながっていきます。
こうして、本校で学ぶことによって、生涯にわたって「学び続ける強い意志」を持つことができ、さらには、「先も立ち、我も立つ」ように地域社会の発展に貢献できる人になって欲しい。これが我々の願いです。


「守破離」・・・その道を極める為の成長段階を示した言葉



守…ひたすら教えを守り、学ぶ
破…教えの言葉から抜け出し、真意を会得する
離…型に一切とらわれず、自在の境地に入ること



心が変われば行動が変わる
行動が変われば習慣が変わる
習慣が変われば品性が変わる
品性が変われば運命が変わる


「実の商人は先も立ち 我も立つことを思うなり」 石田梅岩
石田梅岩は、江戸時代の思想家で『石門心学』の開祖。
士農工商の身分制度にあって、商人の営利活動の正当性を積極的に認め、商人の本来業務である商業活動を通じて社会的責任を果たしていくことの重要性を説いた。




Q3 普通科の特色は、何でしょうか?


A3 生徒の夢をかなえ、なりたい自分になれるよう、自己理解、学力向上、進路研究などに力を入れています。
そして、生徒一人ひとりの学力を伸長させつつ、精神的な成長も図れるよう支援するために、少人数授業やきめ細かな個別指導を行っています。


Q4 普通科の進学指導について、教えてください!


A4 年度当初にきめ細かな学習状況、基礎学力調査を実施し、その資料にもとづき3年間を見通した進学指導をします。
また、進路科中心に様々な取り組みから進路や生き方について考える機会を数多く設けています。
1年生は夏休みから、2・3年生は1学期から進学補習を実施しています。上級生になると補習の科目数が増え、土曜日にも行います。
進学補習は希望制ですが、3年生の7割以上の生徒が受講しています。夏休みには特別講座があります。


Q5 普通科から、就職できますか? また、総合ビジネス科から、進学できますか?


A5 本校の最大の特徴は、普通科と商業を学ぶ総合ビジネス科が併置されている点にあります。
したがって、普通科における就職指導も、総合ビジネス科における進学指導も、同じ西高生なのですから、同様にきめ細かい個別指導が行われています。
実際、普通科においては、公務員を中心に数名の就職者がいますし、総合ビジネス科においても、国公立大学への進学者もいます。


Q6 総合ビジネス科の特色は、何でしょうか?


A6 1年生で商業の基礎基本の科目である「ビジネス基礎」「簿記」「情報処理」を学習します。
2年生から興味、適性や進路希望に応じて、情報系・流通系・事務系・進学系に分かれ、それぞれの専門分野の科目を重点的に学習します。
また、前述したとおり、進学については普通科の進学指導体制が強力にバックアップしますし、就職では、本校の歴史と伝統により求人数が全国平均を大幅に上回るとともに、就職内定率100%を維持しています。


Q7 総合ビジネス科から大学の経済学部、経営学部、商学部へ進学する者と、普通科からこれらの学部へ進学する者との違いは何でしょうか?


A7 普通教科の教養、モラル、誠実・勤勉といった徳性や健康な心身といったものは、すべての職業人に必要な一般的な資質能力です。
しかし、これら一般的な資質能力だけでは、(総合ビジネス科や大学の経済学部等で学ぶ)マネジメントやマーケティングなどに関する仕事は決してできません。それらの仕事に必要な専門的な知識・技術が必要なのは言うまでもありませんが、加えて、仕事に対する心構えや態度、正しいものの見方や考え方が特に重要となってきます。総合ビジネス科において商業科目を体験的かつ実際的に学習することによって、専門的な知識・技術の基礎基本だけでなく、仕事に対する望ましい心構えや経済社会に対する正しい見方や考え方が身に付くのです。このような教育は、普通科や理論を重視する大学の経済学部等では不可能であり、総合ビジネス科によってはじめて可能となるのです。大学における商業教育と高校における商業教育は、両者がともにそれぞれの発達段階に適した教育を行い、それが積み重ねられ一貫することによって、より一層充実した商業教育が行われ、より高度な職業人を育成できるのです。

では、普通科から経済学部等へ進学する場合に、留意しておくべきことは何でしょうか?それは、大学でそれらの分野について「学ぶことの意味」や目的意識をしっかりと理解したうえで進学することです。このことについては、本校では、普通科と総合ビジネス科の併置という特徴を充分に生かした指導が行われていますので、明確な理解と目的を持って進学することができます。