静岡県立磐田南高等学校ウェブサイト
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200731ネオワイズ彗星観測
2020年7月31日(金)にネオワイズ彗星の観測を行いました。

ずっと雨続きでしたが、この日は良く晴れて絶好の観測日和でした。

しかし、ネオワイズ彗星の明るさは5等星となってしまっており(北極星の1/16の明るさ…)、
見つけるのに約2時間かかりました。 根気強く探し続けた甲斐がありましたね!

右下の写真は、部長が望遠鏡を通してスマホで撮影したネオワイズ彗星です(青色の点)。


    

200727習志野隕石の発見に貢献!
2020年7月2日に関東上空で「火球」の目撃が相次ぎ、SNS上で話題となりました。

この火球を地学部のカメラが捉えており、解析をした結果、千葉県に落下した可能性があることがわかりました。

大気圏内の発光現象の情報共有をしているインターネット上の団体「SonotaCo Network」で火球の解析を進めており、本校の観測データ・結果も落下地点の推定に一役買うこととなりました。

そして実際に、千葉県習志野市で隕石が発見され、「習志野隕石」と命名されました。

観測結果に基づいて推定された落下位置付近で、隕石が発見されることは極めてまれで国内初のことであり、この成果に貢献できたことは非常に喜ばしいことです。

地学部では毎日の温度・湿度・風向・風速、さらに高高度発光現象の観測を行っています。研究において非常に大切な常時観測をすることの意義を実感できた出来事でした。

静岡新聞にも掲載していただきました!記事・火球の動画は下記のリンクから見ることができます。

静岡新聞夕刊1面に掲載「火球追跡、高校生が”金星“ 静岡県立磐田南高地学部」
2020/7/27 7月2日(木)深夜の火球。
報告が相次ぎ、千葉県習志野市に落下したことから大きく注目を集めていました。
この火球を、本校の地学部が追跡していたことが、本日の静岡新聞の夕刊に掲載されました。
記事は こちら 
記事の中で紹介されている本校の追跡の様子が、静岡新聞の動画サイトにも掲載されています。
動画は こちら 

静岡大学俳句プロジェクトで優秀賞を受賞
静岡大学が2020年度に打ち上げる予定の「静大衛星 STARS-Me2(スターズミーツー」に俳句を搭載しようという企画

「宇宙空間へあなたの思いを俳句にのせて届けませんか」に地学部生徒が俳句を応募しました。

結果、高校生の部で優秀賞を受賞しました!受賞した生徒は天文班の神谷龍之介君(1年)です!


受賞作品「 一人立つ 天文台に 神渡 」


表彰式は3月に行われ、さらに衛星の打ち上げにも参加できるそうです。おめでとうございます!

みずがめ座δ流星群徹夜観測
7月31日から8月1日にかけて、みずがめ座δ流星群徹夜観測を行いました。

前回のふたご座流星群の徹夜観測(去年の12月に実施)では、約270個もの流星が観測できましたが、

今回は天候に恵まれず、約10個という結果でした。

しかし、天体望遠鏡で木星や衛星を観測したり、学校の屋上で友達を空を眺めるという夏らしい活動が出来ました!

今年中に「観測会リベンジ」したいですね!

日本地球惑星科学連合(JpGU)2019年大会
5月28日(日)、幕張メッセで開催されたJpGU2019年大会に

スプライト班・地震気象班・地質班が参加し

ポスター発表を行いました。

発表内容は下記のとおりです。

スプライト班 
「2017年12月11日茨城県沖で発生した巨大ジェットの発光の時間変化と過去の同現象との比較」

地震気象班 
「静岡市清水区の海長寺のボーリングコアに基づく後期完新世の環境変化の復元」

地質班
「ドローンを用いた遠州灘鮫島海岸の三次元モデルの生成と海岸線の検出」


ポスター発表だけでなく、様々な企業や大学のブース・講演会に積極的に参加し

地学の専門的知識を深めました。

大会結果は後日、発表されます。


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