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平成30年度第3学期始業式
平成31年1月7日



平成30年度 第3学期始業式



1 「良き習慣は才能を超える」
 皆さんあけましておめでとうございます。年が改まって平成31年、2019年となりました。新しい年を迎えるとともに、各自がそれぞれ目標を持って、今日この第3学期の始業式に臨んでいることと思います。まずはその目標を大切にしてください。とともに、目標に向けた行動を、どんな小さなことでもいいですから実行して継続する、やり通す決意を固めてほしいと思います。昨年もこの始業式で伝えましたが、「良き習慣は才能を超える」という言葉があります。自分の中で目標に向けた行動の習慣づくりを心掛けてください。皆さんの今年の成長を祈ります。
2 「校訓」「校歌」
 さて、昨年第2学期の終業式でも触れましたが、今年の5月には現在の「平成」と言う元号が新たな元号に変わります。今年は時代の変わり目の年となります。そういう意味で、今日は「平成」と言う時代の中で現在もこの浜名高校にとって大きな財産となっている出来事、もっと言えば次の時代に向かって継承していかなければならない出来事について話をしたいと思います。
 いろいろな考え方や捉え方があるとは思いますが、私が考えるその出来事とは「校訓」の制定です。意外に思えるかもしれませんが、本校に「校訓」が制定されたのは、大正2年の創立以来、実に83年目となる平成8年の出来事です。この平成8年は現在の校舎棟が完成した年で、当時の資料を見ると、この新校舎完成を機に、当時既に学校目標とされていた「躍進浜名」を推進するため、また次の時代につなげるためにという思いで、新たに「校訓」を制定したようです。当然ながら「校訓」の制定に当たっては一定の選定作業が行われたのですが、作業の当初から「校歌」の第4節にある「志はるかなれこそ 若き日をかくこそ惜しめ」が原案の第一候補となり、最終的に決定に至りました。
 なお、補足ですが、「校訓」策定の原典となった本校の現在の校歌は昭和31年に作られたものです。皆さん承知の通り、作詞者は現代日本を代表する国民的詩人、故「三好達治」先生です。三好先生は、作詞に当たってここ浜北の地及び本校に深い愛情を寄せられ、わざわざ近郊の旅館に一週間以上にわたって滞在し、周辺の山野に自ら足を運び、更には、当時としては珍しいヘリコプターに搭乗して浜名湖はもちろん北遠の山並みや浜北の森などを上空から眺めるなど、作詞に心魂を傾けてくださったといわれています。
 話を「校訓」に戻します。これまで紹介してきたように、平成8年に作られた本校の「校訓」は、その原典(引用の本)でもある「校歌」の誕生ともあいまって、大変格調の高い、本校の歴史や校風に即したものとなっています。皆さんには、この第3学期、そしてその「校訓」が作られた元号の最後の年度の終わりに、そのような「校訓」のもとで学ぶ生徒として、今一度その意味するところである「目標を持って 高校生活という限られたときを 大切に過ごそう」という意識を、これまで以上に高めてほしいと思います。
3 結びに
 最後になりましたが、3年生は卒業式まであと 50 日余りとなりました。いよいよラストスパートです。同時に多くの人にとって、人生の中での大切な試練の時を迎えています。ここは今年の干支イノシシのように、時には脇目も振らないような勢いで前進あるのみ、前に突き進んでください。ぜひ自らのやってきたこと、自分の力を信じて、自信を持って頑張ってください。そして、すでに進路が決定している人、皆さんには、進路実現のために今まさに正念場を迎えている仲間への思いやりや配慮をお願いします。それが先ほど触れた本校の「校訓」「志はるかなれこそ 若き日をかくこそ惜しめ」のもとで一緒に学ぶ者、学友としての目指す姿でもあります。また、1、2年生は、そうやって頑張っている先輩の背中をしっかり見守り、その努力から多くのことを学んでください。いずれにしましても、この3学期は、「平成」最後の年度の総仕上げです。全員の力で、立派な締め括りにしましょう。

平成30年度第2学期終業式
  平成30年度 2学期終業式  平成30年12月21日(金)




 今日で2学期が終わりとなります。皆さんにとってこの2学期はどのような学期だったでしょうか。明日から始まる冬休みの前に自分自身の学習や部活動、また行事などへの取組みを今一度振り返ってみてください。
 さて、皆さんも承知のとおり、年が改まって来年の春には現在の「平成」と言う元号が新たな元号に変わります。そのこともあり、最近は社会全体の中で、この「平成」と言う時代を一度総括して、来るべき次の時代をどう迎えるかと言う議論が高まっています。
 様々な論点があるわけですが、その中の一つに、「持続可能な社会を作ろう、作っていこう」というものがあります。これは、主に環境問題に端を発したものでしたが、最近は、「災」という漢字が今年の象徴として選ばれたように、度重なる大きな災害の発生やますます深刻化する少子高齢化、更にはAIやIOTなどの技術革新によって起こる社会の大きな変革の中で、これまで通り、またこれまで以上に、私たち一人ひとりが、時代を超えて、人として、その幸福を追求することができるような社会をしっかりと築いていかなければならないという問題意識、もっと言うと危機感の表れだと私は捉えています。
 ところで、このような誰もが納得できる大切な目標がある一方で、残念ながら社会の中には同時にそれを阻むものがあることも事実です。実は今日、生徒の皆さんに伝えておきたい私の話の中心はここなのですが、皆さん、その阻むのもとは何だと思いますか?きっと様々なものが思い浮かんでくると思いますが、今日この場で私が取り上げるのはその中でも人の心に関するものです。
 突然ですが、皆さんは「3だけ主義」という言葉を聞いたことがありますか。数年前から有識者の間で言われてきている言葉です。具体的には「今だけよければ」「金だけ儲かれば」「自分だけよければ」という3つの「だけ」を中心とした考え方、生き方を指すものです。有識者の方々が、平成と言う時代を振り返ると、どうもこの「3だけ主義」が社会の中で広がりを見せてきており、それ故様々な問題が起こっている。そして、この「3だけ主義」こそが、先ほど話をした「持続可能な社会の構築」を阻む大きな原因となると警告をしているのです。
 実は、皆さんが高校で学ぶ意味、意義と言うのは、将来、社会の大切な構成員の一人となるためこの「3だけ主義」に陥らないようにする。もっと言うとその対極にあるものを身に付けるためだといっても過言ではありません。
 具体的に言うと、
「今だけよければ」という刹那主義ではなく、
○将来をしっかり見据えて今の生活を送る。もっといえば、本校の校訓『志はるかなれこそ 若き日をかくこそ惜しめ』の姿そのもの。
「金だけ儲かれば」ではなく、
○お金では計れない、お金では買えない、人として本当に価値あるものを探し求める。また、それを大切な目標とする。
「自分だけよければ」という利己主義ではなく、
○人との繋がりを大切にして、周囲の人とともに一緒に幸せを目指す。「やさしさ」「おもいやり」「いたわり」を大切にする。「利他」の精神。
そのような、生き方、人としてのあり方を学校生活の中で身に付ける。当り前といえば当たり前のことですが、皆さんには、これらのことを、高校で学ぶ大きな目標として今一度確認してほしいと思います。
 幸い、私の見る限り、この浜名高校では、約4か月にわたったこの2学期の間、生徒の皆さんにとっては、学習、部活動、学校行事、そして普段の学校生活の中で、今、話をしたような生き方、人としてのあり方を学ぶ機会が多かったのではないかと思いますが、どうですか?是非、皆さん一人ひとりの中で、学期の終わりに当たって、その反省に、また来るべき新しい年を迎えるに当たっての目標設定に、今、私が話したような視点を取り入れてほしいと思います。
 最後に、3年生に一言。
この場にいる多くの人が、これから卒業、そして進路実現を獲得するまでの期間の中で大きな試練を経験することになると思います。しかしながらこれを乗り越えることで、皆さんは人としての成長を大きく成し遂げることは間違いありません。ぜひ頑張ってほしいと思います。また、先生方、保護者の方々、中学校の先生方もそんな皆さんを応援していることを伝えておきます。
 それでは、来年1月7日の3学期の始業式で、有意義な冬休みを過ごした皆さんに再び会うことを楽しみにしています。

学校紹介 H30年度 浜名高校だより ~風をとらえて~ Take Wing! 巻頭言
「躍進浜名」は次のステージへ

校長 加藤 洋一


 高きを求めて文武両道に励み「かがやく知性・細やかな感性・強い意思・たくましい体」を有する「志を持った心豊かな人間」。これは今年で創立百六年となる地域の伝統校、浜名高校で学ぶ生徒が三年間の高校生活を通して目指す成長の姿です。この大きな目標に向かって日々学校生活を送る三学年約千百人の生徒によって、現在校内には、真剣なまなざしが溢れる授業、活気に満ちた部活動や学校行事、そして何よりもさわやかな挨拶と笑顔が行き交う、浜名高校ならではの明るく朗らかで落ち着いた校風がつくりだされています。

 昨年度は剣道部の国民体育大会入賞をはじめ、運動部、文化部を問わず各種部活動が全国大会出場や県大会入賞を果たしました。進路面でも難関国立大学合格などその実績は充実したものでした。また多くの卒業生が校訓「志はるかなれこそ 若き日をかくこそ惜しめ」が指し示すとおり、高い志と大きな夢を持って青春の一日一日を大切にしようと直向に勉学と部活動の両立に励み、高校時代でしか養えない人のコアとなるべきものを身に付けながら、自己の掲げる高い進路目標を達成しました。本校が長きにわたって誇る文武両道の伝統がしっかりと受け継がれた結果となりました。

 このような環境の中、本年度、生徒は、近い将来自分たちを待ち受けている予測が困難な変化の激しい社会で活躍するために、これまでにも増して自主的、意欲的に学校生活を送っています。先生方の研究によるアクティブ・ラーニング型授業はもちろん、部活動や生徒会活動、学校行事においても、今求められている主体的で対話的な深い学びを通して、自己の未来を切り開くための生きる力を身に付けようと努めています。これら浜名高生の存在は、「躍進浜名」を来るべき新しい時代の到来に向けた次のステージへと進めることでしょう。

平成三十年度 入学式 式辞
平成三十年度 入学式 式辞

春、今年もまた、豊かな自然が織りなすその息吹きの中に、成長と躍動が感じられる季節となりました。本日、ここに、平成三十年度 静岡県立 浜名 高等学校 入学式を挙行するにあたり、公私ともに御多忙の中、多数の御来賓の皆様、並びに保護者の皆様方の御臨席を賜り、かくも盛大な入学式を挙行できますこと、教職員を代表いたしまして、心より御礼申し上げます。
ただいま入学を許可いたしました、三六九名の新入生の皆さん、入学おめでとう。
また、保護者の皆様には、お子様が、入学試験という大きな成長の節目を乗り越え、この浜名高校に入学されましたこと、心からお祝いを申し上げます。
さて、本校は、ここ浜北の地に、百年を超える歴史を有する伝統校です。卒業生は二万六千人以上を数え、創立以来これまで、一貫して、地域はもとより、広く社会を支える有意な人材を輩出する高等学校として、大きな期待が寄せられてきました。
詩人 三好達治 先生の作詞による校歌の一節でもある、校訓「志はるかなれこそ 若き日をかくこそ惜しめ」は、これら卒業生の皆様方が、連綿と築き上げてきた、「文武両道」「躍進浜名」に象徴される、本校の誇る伝統や校風の礎となるものです。
新入生の皆さんは、この校訓のもと、本校が教育目標として掲げる『高きを求めて文武両道に励み、「輝く知性、細やかな感性、強い意思、たくましい体」を有する「志を持った心豊かな人間」への成長を目指して、今日から、高校生活の第一歩を踏み出すこととなります。是非、この浜名高校で、自らの将来に向けて、充実した高校生活を送って欲しいと願います。
そのためにも、今日は、皆さんに、高校生活の中で、ぜひ、実践してほしい、また目標としてほしい三つのことをお伝えします。
第一は、「主体的に学ぶ」ということです。
高校生の本分は何といっても勉学ですが、受け身の姿勢では、変化の激しいこれからの時代を生きていくために必要とされる、真の学力は身に付きません。まず自らの可能性を信じること、その上で自らの目標や課題を明確にして、自ら進んで学ぶ姿勢を大切に、日々の授業に取り組んでください。そして、三年間の高校生活の中で、この「主体的に学ぶ」ということを通して、生涯にわたり、継続して自分自身を高めていくための、自分なりの自分ならではの“知の土台”を、しっかりと作り上げてほしいと思います。
第二は、「人との出会いや繋がりを大切にする」ということです。
人の一生の中でも、最も多感で、しかも、著しい成長期にあるといわれる高校時代に得た仲間、友人、恩師と出会いや繋がりは、間違いなく、皆さんの、その後の人生における貴重な財産となります。また、このことこそ、高校生活を送る上での一つの大きな醍醐味といっても過言ではありません。そのためにも、「人との出会いや繋がりを大切にする」姿勢を持って、学習をはじめ、部活動や学校行事などに、積極的、真剣に取り組んでください。
第三は、「こころざしをもつこと」です。
つまるところ、人は、心の深いところで自分が描いている自分にしかなれません。人の人生のなかで、最も大切なことは、「こころざし」、言い換えれば「大きな夢」を持つこと、そして、その実現を確信することです。このことに関連して、幕末に「松下村塾」を開き、多くの人材を育て、維新回天に多大な貢献をしたとされる、吉田松陰 が残した言葉を紹介したいと思います。それは、「夢なき者に理想なし、理想なき者に計画なし、計画なき者に実行なし、実行なき者に成功なし。故に、夢なき者に成功なし」というものです。新入生の皆さんは、どうかこの言葉の通り、本校に入学したことだけに満足をせず、また自分自身の中に限界や壁を作らず、今日から始まる高校生活の中で、自己の将来に向けた「こころざし」、つまりは「大きな夢」を育て、持ち続けて欲しいと思います。
以上、「主体的に学ぶこと」、「人との出会いや繋がりを大切にすること」「こころざしをもつこと」、三つの目標をお伝えしましたが、何よりも、高校生としての、さらには人としての品格を大切にして、またこの浜名高校の生徒であることを誇りに思って、今日からの、高校生活をスタートしてください。
保護者の皆様、
お子様たちは、今日より本校での教育活動を通して、自立への道を歩むことになります。
「自ら考え、自ら判断し、自ら行動できる たくましい若者に育ってほしい」という思いは、保護者の皆様はもちろんのこと、私たち教職員の願いでもあります。そのためには、家庭と学校の双方が、その役割を認識し、協力しながら、お子様の教育に取り組んでまいりたいと考えております。御理解と御協力をお願い申し上げます。結びに当たり、新入生の皆さんの三年間が、実り多いものとなり、本日が、その将来の夢を実現させる力強い第一歩になることを願うとともに、御列席いただきました皆様の、本校への格別なる御支援をお願い申し上げ、式辞といたします。

平成三十年四月六日
静岡県立 浜名 高等学校
   校長 加 藤 洋 一

平成30年度 1学期 始業式
平成30年4月5日(木)
平成30年度 1学期 始業式

 今日から平成30年度が始まります。
 生徒の皆さんには、それぞれ進級した学年で、再び始まる学校生活を、各自の目標に向かって、順調に、そのスタートを切ってほしいと思います。
(1)松井秀喜選手の座右の銘
 さて、今日は二つ話をしようと思います。一つは時の話題からヒントを得たものです。一昨日と昨日、アメリカの大リーグで大谷翔平選手が大活躍をしました。そのニュースを目にして、数年前まで同じく大リーグで活躍をした松井秀喜選手の座右の銘をぜひ皆さんに伝えたいと思うようになりました。それは「心が変われば態度が変わる。態度が変われば行動が変わる。行動が変われば習慣が変わる。習慣が変われば人格が変わる。人格が変われば運命が変わる。運命が変われば人生が変わる。」というものです。この言葉は松井選手が星稜高校時代に野球部の山下監督から贈られたものであるとのことですが、もともとはヒンズー教の古い教え、またはそれを引用したウィリアム・ジェイムズという心理学者、哲学者の言葉とも言われています。新しい年度、新しい学期の始めには、だれもが心、つまりは気持ちや意識を整えることを意識するものです。大切なことですね。皆さんにもぜひ心の整理をしてもらうとともに、その際、この松井選手の座右を参考にしてもらえればと思います。
(2)鉛筆型人間
 いま一つは、年度初めの日に当たって、私の方から皆さんに、こういう生徒に、こういう人になってほしいという願いを込めて、人としての在り方の一つのモデルを紹介したいと思います。今日、私が紹介するのは、「鉛筆型人間」です。聞いたことがある人もいるかと思います。「鉛筆型人間」、・・・、どういう人を指しているかわかりますか。鉛筆を思い浮かべてください。鉛筆にもいろいろなタイプがあると思いますが、一般的には、周りを比較的削り安い木で覆い、中には真っ直ぐな一本の芯が入っています。当然ですが鉛筆を使うときには周りの木を削って芯を出します。「鉛筆型人間」とは、この鉛筆の持つ特徴を人に例えたもので、次に示す3つの要素からなっています。①中に一本、真っすぐに芯が通っている人。②周りに気(木)を使う、使える人。ただし、この場合の気とは木材の木ではありません、気持ち、気配りの気です。③自らの身を削って人の役に立つ、役立てる人、です。三重トヨタ自動車株式会社社長の竹林武一会頭が提唱しだしたといわれていますが、どうですか、私ははじめてこの話を聞いたとき、なかなかうまいこと言うなあと感心しました。でも、皆さんもお分かりのとおり、人が生きていく上での大切な要素がちゃんとおさまっているんですね。もっと言うと、社会や、経済、政治の情勢は大きく変化してはいますが、人として求められる基本は、どの時代、どこへ行ってもそう大きくは変わらないものだと思います。私は、本校で学ぶ生徒の皆さんには、この『鉛筆型人間』が示す人としてのあり方を参考としてほしいと思います。具体的に皆さんの高校生活に置き換えてみますと、まず、「① 中に一本、真っすぐに芯が通っている人」とは、勉強や部活動に一所懸命に取り組んだり、自分の進路目標に向かって粘り強く努力をし続けたりすることで、自分の中にまっすぐな芯を作っている人。次に、「② 周りに気(木)を使う、使える人」とは、周りの人との人間関係を大切にしている人。最後に、「③ 自らの身を 削って人の役に立つ、役立てる人」とは、仲間やクラス、チームなどに献身的に貢献する人、
ということだと思います。
この1学期は、高校総体をはじめとする部活動の各種大会、6月には浜名祭、そして特に3年生は最終学年として進路実現に向けた本格的な準備など、この「鉛筆型人間」としての在り方の実践の場、機会が多くあります。どうか、今、私が示したモデルを一つの指針として、今日から始まる、新しい年度の高校生活を充実させたものにしていってください。以上で第1学期の始業式の挨拶とします。

平成29年度第3学期終業式
平成30年3月20日(火)
平成29年度第3学期終業式

0 はじめに
 今日をもって平成29年度第3学期が終了となります。生徒の皆さんには、それぞれこの1年間を振り返って、学習や部活動など、自分自身の高校生活の成果と課題を、きちんと整理してほしいと思います。そして、明日からの春休み期間では、4月から始まる新年度に向けて、各自しっかりとその準備を進めてください。

1 卒業生が伝えてくれたこと
 さて、今月1日、卒業式が行われ、362人の3年生が本校を巣立っていきました。2年生は出席したので覚えていると思いますが、卒業生代表答辞では、運動部で全国的な活躍をしたO君が自身の体験をもとに、大変素晴らしいスピーチを披露してくれました。実に感動的な内容でしたね。O君の答辞からは、自分自身の中に限界や壁をつくらず、目標に向かって直向きな努力を続けることの大切さを、改めて教えてもらったような気がします。また、昨日は、9人の卒業生による、進路実現に向けた貴重な体験談を聞く機会がありました。彼らの話を私なりにまとめると、(1)まず自分自身の中で目標をきちんと立てること、(2)次にその目標に向けて、自分ならではの工夫を加えた具体的な計画を作り上げること、(3)そして、それを実行するために地道な努力を続けること以上3つのプロセスが組み込まれた高校生活を送ることの大切さを、君たち後輩に伝えるものだったと思います。
 振り返ってみると、本年度は、全国大会出場や県大会での上位入賞を果たした各部活動での活躍をはじめ、昨日も紹介されたような個々の生徒の進路実現、更には生徒会を中心として行った学校行事の中で過去にない取組みが行われたなど、これまで個人やチーム、集団の中で壁と思われていたような状況を破って目標を達成した、またそれに近づいた卒業生の業績や活躍が多かったように思います。きっと、多くの生徒が、先ほど紹介したような考え方に基づいて学校生活を送っていたことがその背景にあったのではないかと思います。

2 吉田松陰の言葉
 昨日は、そのような思いをもって、卒業生たちの話を聞いていたのですが、その中で、以前目を通した本の中にあった、幕末の志士、吉田松陰が残した有名な言葉を思い出しました。皆さんに紹介したいと思います。それは、「夢なき者に理想なし、理想なき者に計画なし、計画なき者に実行なし、実行なき者に成功なし。故に、夢なき者に成功なし」という言葉です。この言葉の中の夢や理想を、志やもう少し具体的には目標と置き換えても良いかもしれません。卒業式でのO君の答辞や昨日の9人の卒業生の話にも通じるものだと思います。

3 中学校の先生方の話
 ところで、私は、昨年4月に本校に赴任して以来、地域の中学校の先生方から「浜名高校には可能性を秘めた生徒が入学しています。」という話をよく聞きます。約1年間君たちを見ていて同じような思いを持っています。もっと言うと、少々辛口な表現になりますが、自分自身の可能性に気づかずにいる、又は自分自身で限界や壁を作ってしまい、可能性に蓋をしてしまっているような人がやや多いように思います。そういう意味からも、ここに集まった、1年、2年生の生徒の皆さんには、ぜひ、卒業した先輩たちに倣って、自分自身の可能性を信じて、また時に限界や壁を破って、本校で大きく成長してほしいと思います。そのためにも、明日からの春休み期間では、4月から上級学年に進級した自分自身の姿をイメージしながら、先ほど紹介した吉田松陰の言葉を借りるならば、夢、理想、計画をもった、実行力のある生徒となるよう、しっかりと新年度に向けた準備を進めてほしいと思います。

 それでは、次は4月5日、次年度第1学期の始業式で、それぞれ最上級生の3年生、中堅学年の2年生となった皆さんと、再びお会いできるのを楽しみにしています。

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