浜松西高等学校・同中等部ホームページ
本校は、創立97年目を迎え、併設型中高一貫教育校になって19年目を迎えました。
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中等部3年生 平和学習研修の報告③
中等部3年生の平和学習の取り組みについて、全3回に分けて紹介します。今回は3回目です。
平和学習③苗木の植樹
研修で平和記念資料館を訪問した際に「
被爆アオギリ二世
」の苗木をいただきました。この母木は、75年前に被爆し、爆心地側の幹半分が、熱線と爆風により焼けて、えぐられました。しかし、樹皮が傷跡を包むようにして成長を続け、焦土の中で青々と芽吹き、人々を勇気づけました。その後、この被爆アオギリは平和記念公園に移植されました。
「平和を愛する心」「命あるものを大切にする心」を後世に継承するため、この被爆アオギリが実らせた種を発芽させて育て、成長した苗木を「
被爆アオギリ二世
」と名付けて寄贈してくださっています。11月20日(金)実行委員が校舎の西側と、記念館の南側に植樹しました。
また、中等部3年生にこの苗木の名前を募集し、「
紡ぎちゃん
」「
繋ぐくん
」と名付けました。繭や綿が1本の糸になっていくように、言葉や想いを紡ぎ、未来へ繋いでいきたいと考えています。
↓実行委員による植樹の様子 ↓平和記念資料館前にある被爆アオギリ
小さく細い苗ですが、西山台の強風・極寒に耐えています。植樹したアオギリの紹介文。
平和学習④ポスター作成
それぞれの班でテーマを考え、広島での班別研修を行いました。事後学習では学んだことをまとめ、ポスターを作成し発表会を行いました。「伝えたいという思いでなるべく工夫をした。」「新たな魅力にも気づきまた広島に行きたくなった。」などの感想を持ちました。
大きな模造紙に内容をまとめている様子↓
完成したポスターと発表の様子↓
平和学習⑤映画鑑賞
平和学習として映画鑑賞を行いました。研修の事前、事後それぞれに観ることで、一人一人が過去の出来事と向き合い、「生きること」や「平和とは何か」を考えました。
【事前学習】
3A 3B
3C 3D
最後のチャップリンさんの演説での「
他人の不幸でなく、お互いの幸福によって生きたい
」という言葉が心に響きました。(3A)
「生きたい」と思うことを良いとされない戦争は、人の心を支配しているように感じた。き
っと、誰もが大切な人がいて、生きるべき人であることにも関わらず、それを許さない戦争は絶対にあってはならない
と思う。(3B)
戦争や差別によって、多くの人の命や生活が奪われてしまうことを改めて実感しました。私たちは戦争を経験していません。
だからこそ、もっと戦争について知り、戦争の悲惨さを伝えていかなければならない
と思いました。(3C)
戦争とはどちらかが正義で、どちらかが悪と言うことではないことを知った
。違う文化やそれぞれの信じるものによって争いが生まれてしまう。主人公のように日本、西洋どちらの文化も理解したいと思った。国のリーダーとしての在り方も学んだ。(3D)
【事前学習】全クラス 広島で生きる「すずさん」の姿
日々の小さな幸せや、日常の美しさは今の私たちの生活と変わらなかった
。でもだからこそそのような日常を奪う戦争のむごさや、今ある平和の尊さを改めて感じさせられた。最後の小さな子供が死んだ母親に寄ってくる虫を払っていた場面から、死を受け止められないような小さな子供も、死に直面しなければならなかったことを知り、すごく悲しいと思った。戦時中はこのような子供たちがたくさんいたなんて、今では信じられない。私たちはとても平和な世の中に暮らしていると感じた。
この平和を守るためにはどうしたら良いか
、考えていきたい。
【
事後学習】全クラス 遠く離れた家族へ、届けたい想い
目の前で仲間の兵が死んでいくのを見るのはどういう気持ちなのか映画を見ただけでは到底 計り知れない。この話が本当にあったと思うと、
怖いという一言では表せない感情
が浮かんで
くる。私を含め、戦争を知らない世代が、絶対に繰り返されないようにしないといけない。
お国のため、武士として恥じることなく死ぬ、というのは今を生きる私には思いつかないし、理解できない考え方だった。だけど、そのために命を投げ出した時代があったことを忘れないようにしたい。
家族への思いを抱き続けながら、死に向かって何日も戦い続けて
、気が狂いそうだと思った。「
我々の子供らが一日でも長く安泰に暮らせるなら、我々がこの島を守る一日には意味がある
」という栗林中将の言葉に、命をかけて守るということの重みを感じた。
中等部3年生 平和学習研修の報告②
中等部3年生の平和学習の取り組みについて、全3回に分けて紹介します。今回は2回目です。
平和学習②研修
1日目は、平和公園を訪問しました。
「原爆の子の像」の前で「大地讃頌」を合唱
しました。原爆の被害がありながらも力強く生き抜いた植物、悲しみに耐え復興に尽力した人々の想いを「土」の歌詞に込めて歌いました。足を止めてくださった通りすがりの方から拍手をいただき、心があたたかくなりました。
丁寧に折った千羽鶴
も奉納できました。
平和記念資料館
では、「知識」だけではわからない、戦争の悲惨さを感じました。その後の
平和講話
では、「後世に残すためにリアルに話してくれた想いを受け止めたい」「友だちが死んだとき、あまり悲しくなかったということに驚き、それほどまでに戦争はむごいものだとわかった」「一生懸命、何があっても生きるという言葉が心に残った」などの感想をもちました。
夕食後の
灯篭流し
は幻想的な雰囲気の中、平和への想いをみんなで共有できました。
2日目の午前中は、宮島へ。世界遺産に登
録されて
いる
厳島神社
は、大鳥居、本殿ともに工事中でした。伝統を引き継ぎ、後世につなぐために大切なことだと感じました。班ごとに宮島内の散策も行い、たくさんのお土産を買うこともできました。
2日目の午後は、広島市内を中心とした
班別研修
でした。班ごとにテーマと訪問先を決め、主体的に活動しました。
戦禍の爪痕や、復興の証
などを様々な視点から学びました。
3日目は、ユニバーサルスタジオジャパンのコース、海遊館と大阪城のコースに分かれました。感染症対策を意識しながら、
新しい生活様式のもと、楽しい時間を過ごす
ことができました。どのような状況においても、できることを前向きに考え取り組むことで、人間らしい充実感を得ることの大切さを学びました。
中等部3年生 平和学習研修の報告①
中等部3年生の平和学習の取り組みについて、全3回に分けて紹介します。
まず、夏休みには平和について「
数字から考える
」調べ学習を行いました。高齢化する被爆者の年齢、戦後に親を亡くした浮浪児の数、世界の軍事費などの数字を取り上げました。「その数字の中に隠れている事実は悲しいものばかり」「数字では人の苦しみはあらわせない」といった感想をもちました。
また、広島を舞台にした映画「
この世界の片隅に
」を鑑賞しました。生徒の声を一部紹介します。
「日々の小さな幸せや日常の美しさは今の私たちと変わらなかった。でも、だからこそ、そのような幸せを奪う戦争のむごさや、今ある平和の尊さを改めて感じさせられた。」
「優しく、ほのぼのとした雰囲気の日常が描かれていました。生活が徐々に崩されていき、その時代のリアルが淡々と描かれていました。悩みつつも、毎日の生活を少しでもよくしようと、この状況下でも前向きに希望をもっていたすずさんの姿が印象的でした。」
「死を受け止められないような小さな子供も、死に直面しなければならなかったことが悲しいと思った。このような子供がとても多くいたなんて今では考えられない。この平和を守るためにはどうしたら良いか、考えていきたい。」
また、平和への想いをこめて、
灯篭の作成と千羽鶴の作成
を行いました。
学年合唱として「大地讃頌」を練習し、命の根源にある「土」について考えました
。
全国第2位 全国中学生英語ディベート大会
朝霧から
朝霧から写真が届きましたよ。
見渡す限りの青空のもと、みんな元気に研修が行われているようです。
今は、登山の真っ最中。気持ちの良い汗をかいていることでしょうね。
『小さな親切実行章』をいただきました
この夏、手作りマスクを保育園に寄贈した3年女子生徒9名が、
『小さな親切実行章』
に輝きました。
「何か私たちにできることはないか?」
と、主体的に活動したことががとても
素敵です
ね。
スペシャルな…♡
2時間目の1年A組です。
突然のサプライズに、びっくり!
特別な1時間を楽しみましたよ。
次はどこのクラスかな?
中等部 授業参観
本日、中等部1・2年生の授業参観、また1年生は朝霧宿泊研修、2年生は京都奈良研修の説明会がありました。
今年度、初めての授業参観ということもあり、多数の保護者の方にご来校いただきました。
子どもたちの授業での様子や学校の雰囲気を感じていただけたかと思います。
どうもありがとうございました。
生徒のみなさん、中間テストやそれぞれの学年の行事も近づいてきています。
今、できることを一生懸命に、そして何事にも前向きに取り組んでいきましょう。
リモートで立会演説会
コロナ禍で、学校行事にも様々な工夫が…。
必要に迫られているとはいえ、様々なスキルが上がっているのは喜ばしいことです。
選挙管理委員の皆さん、T先生、お疲れさまでした。
「希望のまなざし」プロジェクトが小さな親切実行章をいただきました。
1学期に取り組んだ「希望のまなざし」プロジェクト。
この度、「小さな親切実行章」をいただきました。
〈9/1 中日新聞〉
今しばらく続くコロナ禍の生活。
子供たちとともに、
コロナと闘うすべての方々への感謝の思いを胸に、
「希望」を見つめ続けていたいと思います。
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