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よくわかる 南高校 令和元年度のQ&A
Q1:南高は少し遠いとうちの人から聞きましたが、どんな通学方法でどれぐらいの時間がかかるのか教えてください。

 近いか遠いかは浜松駅からの所要時間でイメージする人が多いことと思います。南高ではほとんどの生徒が自転車で通学していますが、浜松駅から意外と近く、15分程度です。 また、1割強の150名ぐらいがバス通学(JR+バス、遠鉄電車+バスを含む)ですが、定期バスでも15~20分という近さです。登下校時には駅と南高の直通バスも運行され、早ければ10分ちょっとで結んでいます。


Q2:南高は浜松市内で有数の進学校と聞きましたが、どれぐらいの実績ですか。また南高を卒業した後は、みんな大学へ行くのですか?


 進学校の明確な基準はありませんが、卒業後4年制大学へ進学する生徒の割合が半数以上の高校は進学校と呼ばれることが多いようです。その中でもほとんどの生徒が国公立大学を目指し、100名以上が合格を果たすような学校は「有数の進学校」と言ってよいでしょう。こういった高校は本校を含めて浜松市内には4校しかありません。

 南高では毎年95%ぐらいの生徒が4年制大学進学を希望しています。これは「クラスに40名の生徒がいると38名が4年制大学を目指している」という、かなりの高率です。例年の実績は、国公立大学進学100名以上、私立大学進学約200名以上。この他、専門学校進学者が15~20名、短期大学進学者が10~15名、就職者が1~5名います。


Q3:南高の日課はどうなっていますか。7時間目があると聞いていますが本当ですか。


 高校の授業時間は50分、60分、65分など各高校によって様々です。最近、この浜松地区ではほとんどの高校が50分となりました。本校でも中学生が慣れているリズムで授業に集中できるようにと、中学校と同じ50分授業を行っています。
 1日の授業数は水・金が6時間、月・火・木(3年生は6時間)が7時間となっています。7時間目を設けることによって授業時間数を増やし、その分、授業のスピードを少しでも緩和したり、学習事項確認のための小テストを実施する時間を生み出したりすることが可能になるため、多くの「進学校」が7時間目を実施し始めました。

 南高では、7時間目には中学校の学級活動に当たるロングホームルーム(LHR)や総合的な学習の時間を入れることによって、教科の学習時間は6時間分に抑え、生徒の負担に配慮しているので、7時間授業だからといって、過度の心配は不要です。



Q4:先輩の話では、高校の授業はスピードがとても速く、内容も非常に多くなってくるということですが、南高はどうですか。


 南高に限らず、どこの高校においても多かれ少なかれ同じことです。入学生がまず驚くのは、やはりこのことです。問題は、生徒たちが消化不良を起こさないよう、落ちこぼれを出さないようにきちんと指導してくれる学校かどうかにあります。

 南高の先生方は『生徒たちに、わかった、できたの感動がある授業』を常に心がけています。毎年南高に転勤してきた先生方は必ず4月から5月のうちに管理職やベテラン教員の授業参観を受け、「南高に適したスピードや難易度の授業になっているかどうか」を意見交換しています。

 また、生徒たちの理解がしっかりと定着するように、予習・復習や週末課題を課したり、授業に定期的に小テストを組み入れたりするなど、各教科で様々な工夫をしています。最初は大変ですが、先生方のアドバイスに耳を傾け、『苦あれば楽あり』と思って予習・授業・復習の生活パターンを築けば、授業に十分についていけるし、充実した楽しい高校生活になるはずです。


Q5:「補習があるから明日も学校へ行くんだ」と、この前の金曜日の夜に、兄が言っていました。補習ってどんなことですか。


 補習とは、平日の放課後、土曜日、夏休みなどに行う「授業を補う学習」です。通常の授業時間内だけではよく理解できないと感じる生徒のための基礎基本復習的な補習、よりレベルの高い内容を学びたい生徒のための応用力育成的な補習、大学入試で高得点をねらうための受験対策補習などに分類できます。

 南高では、各学年とも希望者を対象に、土曜日に補習を行っています。3年生は、平日の放課後補習も実施しています。また夏休みには、1、2年生は前期・後期補習(各7日間程度)、3年生は前期・中期・後期補習(合計20日間程度)を実施しており、毎年多くの生徒が積極的に参加しています。

 「補習があるから土曜も学校へ」と言っても、普通科は強制ではありません。土曜日に部活動の練習や大会に行く生徒もいます。理数科は全員が補習に参加しています。自分が求める高校生活に応じて選ぶのがよいでしょう。



Q6:高校になると、「文系」と「理系」というコースがあると聞きました。将来のことなどまだあまり考えたことがなく、自分が何に向いているのかもわかりませんが、だいじょうぶでしょうか。


 南高で「文系」と「理系」に別れるのは2年生からです。入学直後に選択を迫られることはありません。将来のことは入学してから南高の様々なプログラムを通して考えていけば十分です。

 進路学習は、ロングホームルーム(LHR)の時間を通して行っていますが、単に大学進学のための指導ではなく、職業についての理解、さらには自分自身を見つめ直す時間となるようにしています。また、1年生では文理適性検査、文理選択説明会、職業に関するOB講話を実施して、2年生から始まる文系・理系のそれぞれのコースに対する認識を深めます。2年生では、学部学科調べや進路講演会を実施するなかで、大学について深く学んでいきます。

 こうした様々な活動を通して、自分自身を見つめ直す時間がありますから、自分が何に向いているかわからないという人も、安心して南高を受験してください。



Q7:南高の校則は、あまり厳しくないと先生から言われましたが、本当ですか。


 頭髪や制服の着こなし等に関する校則は他校と変わりません。「あまり厳しくない」と感じられるのは、南高生と教職員が創立以来作り上げてきた信頼関係のたまものと言えるでしょう。

 高校によっては、校則に違反するとサッカーのイエローカードのようなものを渡され、一定の枚数をオーバーすると罰が待っています。でも南高では通常の注意を受けて直すことができる人が大多数です。

 南高では毎朝欠かさず教職員が交代で昇降口に立ち、登校してくる生徒たちの様子を見ながら挨拶を交わしつつ、茶髪やパーマ、ピアス、ミニスカート等に対してはきちんと指導しています。でも、生徒たちはその指導の意味をきちんと理解して行動するので、実際に厳しい指導を受ける生徒はいません。『高校はあくまでも学ぶ場所である』という当たり前のことを、南高では挨拶の励行や高校生らしい服装の指導等を通して生徒たちに理解させ、規律正しい、充実した高校生活が送れるように努めています。



Q8:運動会や学校祭、修学旅行などはどんな内容ですか。


 南高では運動会を体育大会と呼び、9月下旬に行っています。3学年を縦割りにした9ブロックによる対抗形式で、リレー種目や長縄跳びなどを中心に大いに盛り上がっています。3年生にとっては最後の行事らしい行事であり、燃焼します。

 学校祭は「波濤祭」(はとうさい)と言います。6月初旬の金曜日・土曜日にかけて行われ、生徒会が中心となって企画し、日頃の文化部活動の披露やクラス展、地域交流展などが催されます。「南高新入生は波濤祭を経験して初めて本物の南高生になる」と言われるほど、大きな行事です。

 修学旅行は、研修旅行と呼び、10月に3泊4日で普通科では北海道、理数科は4泊5日で台湾に行きます。※令和2年度は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、理数科の研修旅行は、普通科と同じ3泊4日で北海道となりました。


Q9:どんな部活動がありますか。また全員参加ですか。


≪運動部≫
サッカー、野 球、陸 上、男女バスケットボール、男女ハンドボール 、男女テニス、卓 球、男女バレー、水 泳、女子ソフト、剣 道、弓 道
≪文化部≫
マイコン、吹奏楽、美 術、新 聞、写 真、音楽研究、放 送、物理化学、生 物、英 語、映画研究、囲碁将棋、書 道、家 庭、茶 道

1、2年生は全員参加、3年生は希望者だけの参加ですが、約90%の生徒が希望登録し、高校総合体育大会や文化祭「波濤祭」まで活動しています。



Q10:南高には理数科があると先生から聞きましたが、普通科と何が違うのですか。


 普通科1年生7クラス、2・3年生8クラスと理数科各学年1クラスの計26クラスで構成されています。普通科との主な違いは、まず理科や数学の科目を普通科より多く学ぶことです。

 さらに『総合的な探究の時間』では、静岡大学工学部、浜松ホトニクスなどの地元の研究施設や、東京大学をはじめとする東京圏の大学や名古屋大学のほか、自然科学研究機構などの県外研究施設見学を通して先端の研究に接することができます。

 また、グループに別れてテーマを設定し、1年間にわたって大学のゼミのような勉強ができる「課題研究」があり、大学入学後や社会人になってから必要となるプレゼンテーション能力を鍛えることもできます。詳しくは学校案内の理数科のページを見てください。

 理数科は意欲の高い生徒が多く、京都大学、東京工業大学、名古屋大学など、我が国のトップクラスの研究実績を持つ大学に生徒が進学しています。


【卒業生徒から一言】


『最善を尽くそう』これは「今、自分が与えられた条件・状況の中でできる限りのことを、全力を注いでやる。」という南高の校訓です。もし、自分の中で何か一つでも頑張りたいことがある人、また頑張ろうと思える何かを見つけたいと思っている人は、ぜひこの校訓のもとで自分の可能性を広げてほしいと思います。南高は、私達の持つ可能性を無限大に広げてくれる最高の場所です。先生方は、一人一人のどんな悩みにも適切なアドバイスをして下さいます。共に過ごす友達や部活の仲間は、楽しい事や辛い事、嬉しい事や悲しい事を分かち合えるかけがえのない存在です。こんな短い文章ではとても語り尽くせないのですが、そんな南高の素晴らしさは南高に来ればきっと感じることができるでしょう。南高は、勉強面・部活面・生活面の全てにおいて最善を尽くすことのできる欲張りな環境です。だから「学校が楽しい!!」と思いたいならば、ぜひ南高に来てください。三年後には「あっという間だった。」と思える高校生活を送れるはずです。高校生活を楽しいものにするかどうかは、今これを読んでいるあなた自身にかかっているのですから。