静岡県立浜松北高等学校 公式サイト
静岡県立浜松北高等学校 書:松井博幸先生
 
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オクトーバープロジェクト4日目
10/13(金)伊勢神宮を参拝しました。
 伊勢神宮では5~6人に1人の案内人がついてくださり、園内の細かな説明をしていただきながら参拝しました。生徒からは、「いつも通り過ぎていたところも、その建物の意味や構造などを知りながら回ることができた」「国歌に入っているさざれ石を初めて見た」「自分は日本について全然知らないんだと思った」「古文で習った内容が出てきて面白かった」などの声があり、非常に有意義に過ごしたようでした。
3日目までは日本以外の国について考えることが多かったので、伊勢神宮では改めて日本について学び、自国について知ることの大切さも感じることができました。



 その後はおかげ横丁で自由に昼食をとりました。食べ歩きしたり、お土産を買ったりと、それぞれに楽しく過ごしました。
 最終日は屋外での活動で好天に恵まれたこともあり、生徒たちは非常に楽しそうでした。




オクトーバープロジェクト3日目
10/12(木)JICA中部なごや地球ひろばを訪問しました。
 まず、施設についての説明を受け、海外で活動した経験のある職員の方にお話をしていただきました。栄養士として勤めていた経験を活かして、パナマ共和国で食育活動を行った話を聴きました。日本とは全く異なる環境で生活する人々の写真を見せて頂きながら、国際協力というのは「その国が持つ問題について一緒に考えること」だと学びました。また、知っていることや得意なことが、国際協力の力になることも聴き、様々な形での貢献の仕方があることを知りました。


 お話の後は施設の中を案内していただきました。各国の状況を伝えてくれる展示が多くあり、それに触れることで世界の実態を知りました。昼食はウガンダの国の料理を頂きました。メインは、豆をトマトで煮こみ米にかけたものです。写真でメインプレートの右にのっているものはポショといい、トウモロコシの粉をお湯で練ったもので、非常にモチモチした食感でした。芋や米よりも安価で栄養価が高いことから、ウガンダではよく食べられているようです。生徒たちは「おいしかった」と満足そうでした。





 午後は、講師にNIED国際理解教育センターの長野先生をお招きして、貿易ゲームをしていただきました。グループに分かれ、指示されたものを協力して作ってお金(偽)に替えていくというシンプルなゲームなのですが、各グループごとに持っている材料や文房具に違いがあり、他グループと上手に交渉して、必要なものを貸し借りしながら作品を完成させなければなりませんでした。また、せっかく作った作品も他グループのものと価値に差があり、なかなかお金が増えないグループもありました。ゲームが進むにつれ、この様子が世界の状況(先進国と発展途上国の関係)を表しているのだと気が付き、それぞれの国の立場を身をもって体験しました。

先進国グループからは「発展途上国が作っているものはお金にならないので気にもしなかった」「私たちには作るための文房具(技術)がたくさんあるが、紙(資源)がなくて困った」「人手が足りなくて困ったので発展途上国の人に助けてもらった」という話が聞けました。
また、発展途上国グループからは「文房具(技術)が足りなくて作るのに苦労した」「紙(資源)が多くて余ってしまった」「お金がないので、先進国を助けることで文房具(技術)を貸してもらった」という声が聞かれました。

このゲームを通じて、先進国側にいる私たちは、日頃発展途上国の状況を気にもとめていないことを感じました。しかし、発展途上国の方も限られた環境で一生懸命生活をしていると感じ、先進国側の私たちが身近なできることから協力する姿勢を持つことが大切であると学びました。



JICAでの1日は、世界の情勢を知るだけでなく、困っている国に寄り添う心を持つ大切さを教えてくださいました。非常に大きなことを学んだ1日でした。

オクトーバープロジェクト2日目
10/11(水)広沢小学校を訪問し、3,4年生に対し英語の授業を行いました。
 5人程度のグループを組み、夏休み前から指導案を作成しました。小学校の先生方にもアドバイスをいただきながら、児童がアルファベットに親しめるよう動画を用意したり、ゲームを企画したりして、オリジナルの授業を作り上げました。

 教室に入ると児童たちは元気いっぱいで、一生懸命授業に参加してくれたため、本校生徒の緊張も解れたように思います。現場に立つと計画とは異なる思いもしなかったことも起こり、想定するだけでなく実践することの大切さと難しさを感じたようです。問いかけたことに反応があると嬉しく感じ、人と向き合う上で重要な要素にも気づかされたようでした。
 授業が終わるころには児童と離れるのが寂しく感じるくらいに、生徒自身も楽しんで授業を行うことができました。

 広沢小学校の先生方には、多くのご指導を賜り、貴重な経験をさせてくださったことに心より感謝申し上げます。






オクトーバープロジェクト1日目
10/10(火)静岡大学・静岡文芸大学を訪問しました。
 静岡大学では留学生の方々と英語で会話し、日本に来た印象や、各国の状況など、貴重な話を聞くことができました。
 留学生の方は、インド、マレーシア、スリランカなどアジア圏を中心として様々な国から来られているようでした。グループに分かれてディスカッションが始まると、緊張した雰囲気もすぐに和らぎ、生徒たちは非常に盛り上がって会話を楽しむことができたようです。ある生徒は「お互いに違う国に生まれ、母国語も違うにも関わらず、英語を通じてコミュニケーションを図れることに感動を覚えた」と、興奮気味に語っていました。



 午後は文化芸術大学へ移動し、民族音楽の研究者である梅田先生の特別講義を受けました。
 私たちは西洋音楽にばかり触れていますが、各国にはそれぞれに異なった文化から成る様々な音楽があることを教えていただきました。また、実際に楽器に触れることで、それぞれの文化に優劣はなく、どれも素晴らしいものであると生徒たちに体感させてくださいました。体験した楽器は、インドネシアのガムランという楽器で、たった4つの音で奏でる木琴のようなものです。叩くと独特なうねりのある音が響きました。それがインドネシアの方の文化や生活に基づいた構造であることを知ると、その独特な音がとても素敵な音楽に感じられました。驚きと感動のある、大変楽しく充実した時間を過ごさせていただきました。





English Day 2023
令和5年5月2日に、アクトシティ研修交流センターにてEnglish Dayを開催しました。
このイベントは、国際科の1年生と2年生が交流するためのものです。2年生は、3月に行ったニュージーランド研修のことやその他国際科ならではの行事を英語でプレゼンしました。また、この日は会話のすべてを英語で行いますが、2年生だけでなく1年生からも積極的に話しかける様子が見られ、非常に良い言語活動が行えたと思います。



午後にはグループに分かれて2年生によるワークショップが開かれました。工夫を凝らして作成したスライド映像を見せたり、ゲームをしたりして、互いに仲を深めながら大変有意義な時間を過ごしました。



October Project 2002 【DAY FOUR】
 オクトーバープロジェクト最終日にあたる10月14日(金)、お伊勢参りをしました。気持ちのいい秋晴れの日、古くからの習わし通り外宮を参拝してから内宮を参拝しました。ボランティアのガイドの方々に伊勢神宮についてのレクチャーもいただけ、時間をかけて両宮とも御正宮から別宮の順にお参りをしました。鳥居を潜って橋からは神路山、島路山の緑と緩やかな流れの五十鈴川が見え、参道脇には樹齢700年の杉の大樹がそびえ立ち、神宮の長い歴史の凄みを感じることができました。
 参拝後は、お伊勢さんの門前町であるおはらい町を散策し、レトロな町並みを楽しんだり、おかげ横丁で美味しいものを見つけたりしました。伊勢神宮見学の目的は、「我が国の歴史文化についての見識を深め、国際社会に生きる日本人としての資質を磨く」ことでしたが、昔も今も絶えず人々がお伊勢参りをする気持ちが少し分かるような、心洗われる気分を味わえたようでした。

  

October Project 2022 【DAY THREE】
 オクトーバープロジェクト3日目にあたる10月13日(木)、名古屋市のJICA中部国際センターへ行き、発展途上国に対する日本の国際貢献の現状と課題について学びました。午前中は、今まで日本が取り組んできた政府開発援助についてや、実際に海外青年協力隊員としてベナンへ赴いた方の講義を聞き、知見を広げる機会となりました。
 

 


 昼食にはウガンダ給食を体験し、日本の学校給食の文化とは異なる点に驚きつつも、美味しくいただきました。 

午後には「貿易ゲーム」というアクティビティを通して、貿易が世界の人々の暮らしにどのような影響を与えているかの一種の疑似体験をしました。
 生徒たちはチームに分かれ、各チームは各国に扮し、それぞれの国が持っている資源や技術、通貨の条件が違うところからゲームは始まります。中央には世界銀行に扮した先生方がいて、それぞれの国はそれぞれが抱える条件に応じながら、なるべく多くの通貨を稼ぐよう競い合います。国によっては経済同盟を結んだり、貿易摩擦を促したり、出稼ぎ労働として他国へチームメンバーを派遣したり、自国の資源や技術を最大限に使い製品を大量生産したり、と生徒たちは様々な手を考え、シミュレーションゲームに没頭していました。
 ゲームの後には、「先進国グループは最初からいろんなものが与えられていてずるいと思った」「あまりにも紙(資源)も色鉛筆(技術)もなさすぎて、メンバーの数ばかり多くてもできることがなかった」「ハサミ(技術)を貸してあげたかったけど、厳しく時間を取り締まらないと収拾がつきませんでした」などの声があがりました。生徒たちは、不公正な貿易が途上国の人権や貧困状況をより悪化させてしまうといった、自由貿易やグローバルな経済構造が抱える問題を感じ取ることができたようでした。あらためて、国際化とは単なるヒトモノカネの複雑な流れを指すだけでなく、自分とは異なる立場にいる、あらゆる人たちのことを尊重できるattitudeが必要不可欠だと実感できたゲームでした。

   オクトーバープロジェクト3日目にあたる10月13日(木)、名古屋市のJICA中部国際センターへ行き、発展途上国に対する日本の国際貢献の現状と課題について学びました。午前中は、今まで日本が取り組んできた政府開発援助についてや、実際に海外青年協力隊員としてベナンへ赴いた方の講義を聞き、知見を広げる機会となりました。
  

  

 昼食にはウガンダ給食を体験し、日本の学校給食の文化とは異なる点に驚きつつも、美味しくいただきました。 

午後には「貿易ゲーム」というアクティビティを通して、貿易が世界の人々の暮らしにどのような影響を与えているかの一種の疑似体験をしました。
 生徒たちはチームに分かれ、各チームは各国に扮し、それぞれの国が持っている資源や技術、通貨の条件が違うところからゲームは始まります。中央には世界銀行に扮した先生方がいて、それぞれの国はそれぞれが抱える条件に応じながら、なるべく多くの通貨を稼ぐよう競い合います。国によっては経済同盟を結んだり、貿易摩擦を促したり、出稼ぎ労働として他国へチームメンバーを派遣したり、自国の資源や技術を最大限に使い製品を大量生産したり、と生徒たちは様々な手を考え、シミュレーションゲームに没頭していました。
 ゲームの後には、「先進国グループは最初からいろんなものが与えられていてずるいと思った」「あまりにも紙(資源)も色鉛筆(技術)もなさすぎて、メンバーの数ばかり多くてもできることがなかった」「ハサミ(技術)を貸してあげたかったけど、厳しく時間を取り締まらないと収拾がつきませんでした」などの声があがりました。生徒たちは、不公正な貿易が途上国の人権や貧困状況をより悪化させてしまうといった、自由貿易やグローバルな経済構造が抱える問題を感じ取ることができたようでした。あらためて、国際化とは単なるヒトモノカネの複雑な流れを指すだけでなく、自分とは異なる立場にいる、あらゆる人たちのことを尊重できるattitudeが必要不可欠だと実感できたゲームでした。

  

October Project 2022 【DAY TWO】
 オクトーバープロジェクト2日目にあたる10月12日(水)、近隣の浜松市立広沢小学校の小学3、4年生に対して英語の授業を行い、6年生と交流会を行いました。授業単元のテーマはアルファベット。どうやったら児童たちが楽しみながらアルファベット文字を身に付けられるか、たくさんの試行錯誤を重ね、本番の授業に臨みました。

 準備の段階では、それぞれのグループが指導案を作成し、広沢小の担任の先生方に多くのアドバイスをいただきました。単元のねらいを勉強し、その単元に沿ったアイデアを練り、言語活動やアクティビティを構想する。そのアイデアを45分間の授業に収められるように指導案を作成し、いただいたアドバイスを基に、より良いものへと改良していく。そして次に、単なる机上のものから実践へと移すため、掲示物の作成や映像資料の編集などの準備をしていく。たった一つの授業を実施するにも多くの労力が必要で、ただ「知っている」ことと「教える」ことは別物だと気づいたようでした。同時に、教える喜び、伝える楽しさも体験できたようでした。

 どのクラスの授業も大いに盛り上がり、大成功でした。授業を受けてくれた児童たちも、授業を行った本校生徒たちも、生き生きとしていて、夢中になって授業に没頭していました。広沢小の児童のみなさん、すてきな時間をありがとうございました。そして、広沢小学校の校長先生をはじめ、ご指導いただきました先生方に、厚くお礼申し上げます。


October Project 2022 【DAY ONE】
 オクトーバープロジェクト初日にあたる10月11日(火)、静岡大学と静岡文化芸術大学を訪問しました。
静岡大学浜松キャンパスでは、グループに分かれて留学生たちとディスカッションを行いました。フィリピン、インドネシアやインドなど、多国籍な学生たちと様々なトピックについての意見を交換しました。ネット社会の弊害について、日本のコンビニ文化について、グローバル言語としての英語の是非についてなどのトピックを通して、同じAsiansだといった親近感を覚えつつも、国柄の違いに驚いたり、おもしろ体験に笑ったりと、和気藹々とした語らいの時間を過ごしました。



 午後には静岡文化芸術大学にて、民族音楽学者でありガムラン奏者でもある梅田英春教授から特別講義を受けました。「音楽を通して異文化理解を深める~インドネシア、バリ島の音楽の事例から~」といったテーマのお話をいただき、様々な言語があるように音楽も様々であり、言葉に文法があるように音楽にも文化ごとに異なる「楽典」があることを学びました。教授自らが様々な楽器を演奏したり歌ってみせてくれ、いかに私たちが自ずと親しんでいる音楽が西洋の旋律、和声、律動の文法に囚われているか、いかに楽譜がある音楽が高尚で正しい音楽だと捉えがちかについて、気づかせてくれました。ガムラン演奏体験と教授の言葉を通して、すべての音楽とその音楽を司る楽典は等しく価値があるものだと理解しました。




English Day 2022
 令和4年5月2日(月)にアクトシティ浜松 研修交流センターにて、国際科1年生と2年生による親睦会"English Day"が開催されました。 英語を共通言語としてコミュニケーションをとり、2年生によるプレゼンやワークショップを通して、学年を超えた交流を深めることができました。国際科生徒としての意識を高め合える集いでした。


 午前中のプレゼンでは、北高国際科の一年間の行事等についてスキットを交えた発表を行ったり、昨年度末の校外学修フィールドワークを通して学んだことを報告発表したり、SDGs研究発表を行ったりしました。


 午後のワークショップでは、8グループに分かれた2年生たちのグループがそれぞれ異なったアクティビティを用意し、1年生たちを迎えて一緒に様々な言語活動をしました。どのブースも活発で、笑いが絶えず、明るく楽しい学びの時間となりました。



 生徒たちは、英語でコミュニケーションをとることに臆することなく、充実した経験を積むことができました。そして、学年の枠を超えた繋がりを深め、国際科の学びの特性や行事についての理解を深めるなど、とてもいい一日を過ごしました。

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