基礎保健理療Ⅰ(東洋医学一般)国家試験問題(あん摩・マッサージ・指圧) 第1章 東洋医学の基礎 1-1 東洋医学の意義 問題1 東洋医学の考え方として誤っているのはどれか。  1.大宇宙と小宇宙  2.天人合一説  3.心身二元論  4.未病治  (解答3)  (第3回 問題107) 問題2 東洋医学の用語についての記述で誤っているのはどれか。  1.臓とは中腔臓器のことである。  2.虚とは正気の不足した状態である。  3.証とは治療方針を示した症状群である。  4.実の体質とは一般に体力のある人である。  (解答1)  (第10回 問題107) 問題3 未病治の意味で最も適切なのはどれか。  1.気の力により病気が自然に治っていくこと。  2.病気の発症を予兆で知り予防すること。  3.気のもちようで病気にならないこと。  4.将来の病気を不安がること。  (解答2)  (第26回 問題91) 問題4 自然を大宇宙、人を小宇宙とみなすのはどれか。  1.天人合一思想  2.気の思想  3.三才思想  4.陰陽学説  (解答1)  (第24回 問題91) 問題5 人と自然が相応しているとする考えはどれか。  1.陰陽論  2.五行論  3.心身一如  4.天人合一説  (解答4)  (第28回 問題91) 1-2 陰陽論の概要 問題6 陰陽の説明で正しいのはどれか。  1.陰陽は絶対的な固定概念である。  2.陰陽のバランスが崩れると異常が発生する。  3.人体を二分すると上半身が陰で下半身が陽である。  4.血は陽に属し気は陰に属する。  (解答2)  (第1回 問題108) 問題7 陰陽消長を示すのはどれか。  1.朝方と夕方  2.太陽と月  3.男と女  4.左と右  (解答1)  (解説 消長とは衰えることと盛んになることを意味し、陰陽消長とは、陰が盛んになれば陽が衰え、陰が衰えれば陽が盛んになるということである。本問の意図が良くわからないが、選択肢の中で陰陽の量が含まれているのは、 1.しかないので、これが正解だと考えられる。)  (第16回 問題101) 問題8 陽に属するのはどれか。  1.肺  2.胃  3.心  4.肝  (解答2)  (第1回 問題109) 問題9 体の区分で陽に属するのはどれか。  1.腹部  2.前腕前面  3.下腿内側  4.背部  (解答4)  (第6回 問題107) 問題10 陽に属するのはどれか。  1.気  2.腹  3.臓  4.寒  (解答1)  (第7回 問題107) 問題11 陽に属するのはどれか。  1.腑  2.胸腹部  3.血  4.慢性  (解答1)  (第13回 問題107) 問題12 陽に属するのはどれか。  1.女  2.臓  3.左  4.血  (解答3)  (第15回 問題101) 問題13 陰陽学説で営と同じ属性をもつのはどれか。  1.左  2.腑  3.気  4.腹  (解答4)  (第24回 問題92) 問題14 陰に属するのはどれか。  1.背部  2.血  3.上  4.腑  (解答2)  (第2回 問題107) 問題15 陰に属するのはどれか。  1.背部  2.下腿内側  3.体表  4.上半身  (解答2)  (第4回 問題111) 問題16 体の区分で陰に属するのはどれか。  1.大腿後面  2.前腕外側  3.胸腹部  4.後頭部  (解答3)  (第11回 問題107) 問題17 陰に属するのはどれか。  1.夏  2.上部  3.急性症  4.女性  (解答4)  (第12回 問題107) 問題18 陰に属するのはどれか。  1.胆  2.血  3.外側  4.背部  (解答2)  (第18回 問題101) 1-3 五行論の概要 問題19 相生関係で正しい記述はどれか。  1.肝は胆を生じる。  2.心は腎を生じる。  3.脾は肺を生じる。  4.小腸は大腸を生じる。  (解答3)  (第2回 問題109) 問題20 相生関係で正しい記述はどれか。  1.土は金を生じる。  2.火は木を生じる。  3.木は水を生じる。  4.金は火を生じる。  (解答1)  (第11回 問題108) 問題21 五臓の相生関係で誤っている記述はどれか。  1.肝は心をたすける。  2.心は肺をたすける。  3.肺は腎をたすける。  4.腎は肝をたすける。  (解答2)  (第14回 問題106) 問題22 五行色体で相生関係にある組合せはどれか。  1.涙 ーー 香  2.唇 ーー 涎  3.鼻 ーー 寒  4.恐 ーー 神  (解答3)  (第26回問題92) 問題23 相剋関係で、正しい記述はどれか。  1.木は土を剋す。  2.土は火を剋す。  3.火は木を剋す。  4.金は水を剋す。  (解答1)  (第4回 問題109) 問題24 相剋関係で正しい記述はどれか。  1.肝は肺を剋す。  2.脾は胃を剋す。  3.腎は心を剋す。  4.膀胱は胆を剋す。  (解答3)  (第8回 問題107) 問題25 相剋関係について正しい記述はどれか。  1.胆は大腸を剋する。  2.小腸は膀胱を剋する。  3.肝は脾を剋する。  4.心は腎を剋する。  (解答3)  (第16回 問題102) 問題26 臓腑の表裏関係で誤っているのはどれか。  1.肝と胆  2.心と小腸  3.脾と大腸  4.腎と膀胱  (解答3)  (第1回 問題112) 問題27 表裏関係で正しい組合せはどれか。  1.心 ーー 三焦  2.肺 ーー 大腸  3.脾 ーー 小腸  4.肝 ーー 膀胱  (解答2)  (第2回問題110) 問題28 臓腑の表裏関係で誤っているのはどれか。  1.肝と胆  2.脾と胃  3.肺と小腸  4.腎と膀胱  (解答3)  (第6回 問題114) 問題29 臓腑の表裏関係で正しいのはどれか。  1.肝と胃  2.心と胆  3.肺と大腸  4.腎と小腸  (解答3)  (第8回 問題108) 問題30 臓腑の表裏関係で誤っているのはどれか。  1.心と小腸  2.脾と胃  3.肺と胆  4.腎と膀胱  (解答3)  (第12回 問題110) 問題31 六腑に属さないのはどれか。  1.胃  2.大腸  3.膀胱  4.心包  (解答4)  (第5回 問題108) 問題32 六腑に属するのはどれか。  1.肝  2.脾  3.心包  4.三焦  (解答4)  (第9回 問題109) 問題33 五行の木に属するのはどれか。  1.黄(五色)  2.(五香)  3.魄(五精)  4.鹹(五味)  (解答2)  (第16回 問題103) 問題34 脾の臓は五行のどれに所属するか。  1.木  2.火  3.土  4.金  (解答3)  (第5回 問題107) 問題35 五行の土に属するのはどれか。  1.風  2.熱  3.湿  4.寒  (解答3)  (第6回 問題108) 問題36 五行色体で共に土に属する組合せはどれか。  1.湿 ーー 怒  2.涎 ーー 味  3.意 ーー 呻  4.甘 ーー 商  (解答2)  (第20回問題101) 問題37 五行色体の五味で金に属するのはどれか。  1.酸  2.苦  3.甘  4.辛  (解答4)  (第14回 問題105) 問題38 五行色体で共に金に属するものの組合せはどれか。  1.腥(なまぐさい) ーー 哭(なく)  2.香(こうばしい) ーー 呻(うめく)  3.焦(こげくさい) ーー 商(あきなう)  4.(あぶらくさい) ーー 羽(はね)  (解答1)  (第19回問題101) 問題39 五行の金に属するのはどれか。  1.心  2.肺  3.脾  4.肝  (解答2)  (第1回 問題111) 問題40 五行と五臓との組合せで正しいのはどれか。  1.木 ーー 肺  2.火 ーー 心  3.土 ーー 腎  4.水 ーー 肝  (解答2)  (第3回問題108) 問題41 五臓と五香との組合せで、正しいのはどれか。  1.肝 ーー   2.心 ーー 香  3.肺 ーー 腐  4.腎 ーー 腥  (解答1)  (第4回問題110) 問題42 五臓と五悪との組合せで正しいのはどれか。  1.心 ーー 湿  2.脾 ーー 暑  3.肺 ーー 風  4.腎 ーー 燥  (解答4)   (第10回問題110)  問題43 五臓と五主との組合せで正しいのはどれか。  1.肝 ーー 肌肉  2.心 ーー 血脈  3.脾 ーー 筋  4.肺 ーー 骨  (解答2)  (第5回問題112) 問題44 五臓と五液との組合せで誤っているのはどれか。  1.肝 ーー 涙  2.心 ーー 汗  3.脾 ーー 涎  4.腎 ーー 涕  (解答4)  (第12回問題111) 問題45 五臓と五色との組合せで正しいのはどれか。  1.肝 ーー 赤  2.脾 ーー 黄  3.肺 ーー 黒  4.腎 ーー 青 (解答2)  (第11回問題109) 問題46 五臓と五精との組合せで正しいのはどれか。  1.肝 ーー 魄  2.心 ーー 精  3.脾 ーー 意知  4.肺 ーー 魂  (解答3)  (第14回問題109) 問題47 五臓と五官との組合せで正しいのはどれか。  1.肝 ーー 舌  2.心 ーー 鼻  3.肺 ーー 口  4.腎 ーー 耳  (解答4)  (第22回問題101) 問題48 五臓と五官との組合せで正しいのはどれか。  1.肝 ーー 鼻  2.心 ーー 舌  3.脾 ーー 耳  4.肺 ーー 目  (解答2) ( 第22回問題101) 問題49 五志と五臓との組合せで正しいのはどれか。  1.怒 ーー 肝  2.喜 ーー 肺  3.憂 ーー 心  4.恐 ーー 脾  (解答1)  (第21回問題104) 問題50 筋や目に関係する臓はどれか。  1.肝  2.心  3.脾  4.肺  (解答1)  (第9回 問題110) 問題51 次の文で示す症状はどの臓腑の病か。 「顔色は青く、酸味を好み、目がかすみ、夜間にふくらはぎがつる。」  1.肝  2.心  3.脾  4.肺  (解答1)  (第2回 問題116) 問題52 舌に開竅する臓はどれか。  1.肝  2.心  3.脾  4.腎  (解答2)  (第23回 問題95) 問題53 舌に開竅する臓が蔵すのはどれか。  1.気  2.血  3.精  4.神  (解答4)  (第24回 問題96) 問題54 鼻と皮膚に関係する臓はどれか。  1.心  2.脾  3.肺  4.腎  (解答3)  (第8回 問題111) 問題55 耳と骨とに関係する臓はどれか。  1.肝  2.脾  3.肺  4.腎  (解答4)  (第3回 問題111) 問題56 五味に属さない味はどれか。  1.辛い  2.苦い  3.すっぱい  4.渋い  (解答4)  (第2回 問題113) 問題57 五行の色体表で耳が属するのはどれか。  1.五主  2.五官  3.五華  4.五腑  (解答2)  (第12回 問題108) 問題58 五行色体で正しい組合せはどれか。  1.青 ーー   2.赤 ーー 香  3.黄 ーー 腥  4.黒 ーー 焦  (解答1)  (第25回問題91) 問題59 五主と五色との組合せで正しいのはどれか。  1.骨 ーー 黄  2.筋 ーー 青  3.肌肉 ーー 白  4.皮毛 ーー 黒  (解答2)  (第13回 問題109) 問題60 五味と五香との組合せで正しいのはどれか。  1.苦い ーー 腐れくさい  2.甘い ーー 脂くさい  3.塩からい ーー 焦げくさい  4.辛い ーー 生ぐさい  (解答4)  (第17回問題101) 問題61 五行色体における五主と五官の組合せで正しいのはどれか。  1.肌肉 ーー 鼻  2.皮毛 ーー 口  3.筋 ーー 舌  4.骨 ーー 耳  (解答4)  (第28回 問題92) 問題62 五行色体の組合せで正しいのはどれか。  1.辛 ーー 思  2.唇 ーー 意  3.耳 ーー 腥  4.暑 ーー 筋  (解答2)  (第23回問題92) 問題63 五行色体の組合せで正しいのはどれか。  1.辛 ーー 口  2.焦 ーー 咳  3.歌 ーー 宮  4.唾 ーー 爪  (解答3)  (第26回問題93) 問題64 五行色体で精神状態を診るのはどれか。  1.五悪  2.五志  3.五官  4.五主  (解答2)  (第10回 問題108) 第2章 気・血・津液の概要 2-1 気 問題65 津液の運行に最も関与する気の作用はどれか。  1.温煦作用  2.防衛作用  3.推動作用  4.気化作用  (解答3)  (第27回 問題91) 問題66 気の作用で水穀の精微から血を作るのはどれか。  1.栄養作用  2.気化作用  3.固摂作用  4.温煦作用  (解答2)  (第24回 問題94) 問題67 気の作用で物質をエネルギーに変えるのはどれか。  1.気化作用  2.固摂作用  3.推動作用  4.温煦作用  (解答1)  (第14回 問題107) 問題68 津液や血の形成にかかわる気の作用はどれか。  1.温煦作用  2.気化作用  3.推動作用  4.固摂作用  (解答2)  (第15回 問題105) 問題69 津液が汗や尿に変化する作用はどれか。  1.推動作用  2.温煦作用  3.固摂作用  4.気化作用  (解答4)  (第16回 問題105) 問題70 気の作用で正常な体温を維持するのはどれか。  1.温煦作用  2.気化作用  3.防御作用  4.固摂作用  (解答1)  (第5回 問題109) 問題71 気の機能で血を脈外に漏らさないようにするのはどれか。  1.推動作用  2.温煦作用  3.防御作用  4.固摂作用  (解答4)  (第11回 問題113) 問題72 血を脈外に漏らさないようにするのはどれか。  1.気化作用  2.固摂作用  3.推動作用  4.防御作用  (解答2)  (第26回 問題95) 問題73 真気の作用のうち「汗や尿がむやみに漏れ出るのを防ぐ」のはどれか。  1.気化作用  2.固摂作用  3.推動作用  4.防御作用  (解答2)  (第18回 問題102) 問題74 血を脈外に漏らさないようにするのはどれか。  1.推動作用  2.温煦作用  3.防御作用  4.固摂作用  (解答4)  (第20回 問題103) 問題75 尿が漏れ出るのを防ぐ気の作用はどれか。  1.推動作用  2.温煦作用  3.気化作用  4.固摂作用  (解答4)  (第22回 問題102) 2-2 血 問題76 血の作用で最も適切なのはどれか。  1.全身の組織を栄養する。  2.体温を正常に維持する。  3.成長・発育を促進する。  4.人体を外邪から防御する。  (解答1)  (第24回 問題95) 問題77 血の生理作用はどれか。  1.臓腑を温める。  2.外邪の侵入を防ぐ。  3.組織を栄養する。  4.体温を一定に維持する。  (解答3)  (第28回 問題93) 2-3 営衛の概念 問題78 理の開闔を制御し、発汗を調整するのはどれか。  1.元気  2.宗気  3.営気  4.衛気  (解答4)  (第26回 問題94) 問題79 血の生成に関与する気はどれか。  1.宗気  2.清気  3.経気  4.衛気  (解答2)  (解説 血は脾・胃の運化によって取り込んだ水穀の精と肺が取り込んだ清気が脈中で合し、営気の作用によって生成される。)  (第20回 問題102) 2-4 津液 問題80 津液について正しいのはどれか。  1.臓腑を栄養する。  2.汗や尿となって体外に排泄される。  3.精神活動の基本物質である。  4.生命活動の原動力となる。  (解答2)  (第13回 問題113) 問題81 三焦気化について正しいのはどれか。  1.臓腑機能の亢進  2.血液循環の促進  3.体内の水分量調節  4.生体の防御作用  (解答3)  (解説 三焦気化とは、脾・肺・腎の三臓によって、人体の体液(水分)が代謝され、水分量が調節されることをいう。)  (第21回 問題102) 第3章 六臓六腑 問題82 六臓六腑に属するのはどれか。  1.女子胞  2.骨  3.筋  4.三焦  (解答4)  (第19回 問題104) 問題83 臓腑について正しい記述はどれか。  1.五臓は精気を内に蔵している。  2.肝は水分の吸収の働きをもつ。  3.奇恒の腑は伝化の腑ともいう。  4.六腑は実質器官である。  (解答1)  (第20回 問題111) 問題84 魂を宿し血を蔵するのはどれか。  1.肝  2.心  3.脾  4.肺  (解答1)  (第8回 問題110) 問題85 肝の臓について誤っているのはどれか。  1.血を蔵す。  2.昇清を主る。  3.疏泄を主る。  4.筋を主る。  (解答2)  (第17回 問題103) 問題86 腎と相生関係にある臓の生理作用はどれか。  1.納気  2.統血  3.昇清  4.疏泄  (解答4)  (第19回 問題103) 問題87 第5胸椎に付着する臓腑はどれか。  1.心  2.肝  3.小腸  4.膀胱  (解答1)  (第12回 問題109) 問題88 心の臓の作用で正しいのはどれか。  1.運化を主る。  2.皮毛を主る。  3.神を蔵す。  4.血を蔵す。  (解答3)  (第13回 問題112) 問題89 清濁を分ける腑と表裏関係にある臓の生理作用はどれか。  1.疏泄を主る。  2.納気を主る。  3.運化を主る。  4.血脈を主る。  (解答4)  (第27回 問題93) 問題90 津液の代謝に直接関係しない臓はどれか。  1.心  2.肺  3.腎  4.脾  (解答1)  (解説 脾肺腎が津液の代謝に関係し、肝心脾が血に関係する)  (第4回 問題108) 問題91 脾は何番目の胸椎に付くか。  1.第3  2.第5  3.第9  4.第11  (解答4)  (第2回 問題108) 問題92 後天の精を生成する臓で中心となるのはどれか。  1.肝  2.心  3.脾  4.腎  (解答3)  (解説 後天の精は飲食物から得られる精で、脾胃で作られ、宗気・営気・衛気・血・津液のもととなる。)  (第14回 問題108) 問題93 津液を生成する臓腑はどれか。  1.肝  2.脾  3.胆  4.心包  (解答2)  (第19回 問題102) 問題94 脾の臓に関与しないのはどれか。  1.運化  2.血脈  3.肌肉  4.統血  (解答2)  (第7回 問題109) 問題95 脾について誤っているのはどれか。  1.水穀の精微を吸収する。  2.精神活動の中心である。  3.肌肉を主る。  4.血を脈内に留める。  (解答2)  (第15回 問題104) 問題96 脾の生理作用で正しいのはどれか。  1.目に開竅する。  2.肌肉を主る。  3.血を蔵す。  4.飲食物の清濁を分ける。  (解答2)  (第20回 問題104) 問題97 腎を剋する臓の生理作用はどれか。  1.血を蔵す。  2.精を蔵す。  3.気を主る。  4.統血を主る。  (解答4)  (第27回 問題92) 問題98 腐熟を主る臓腑と表裏関係にある臓腑の生理作用はどれか。  1.全身の気機を調節する。  2.水穀の精微を心に送る。  3.津液を全身に散布する。  4.精が漏れ出ることを防ぐ。  (解答2)  (第28回 問題96) 問題99 第3胸椎に付着する臓腑の作用はどれか。  1.納気  2.糟粕の伝化  3.治節  4.水穀の受納  (解答3)  (第20回 問題106) 問題100 治節を主るのはどれか。  1.肝  2.心  3.脾  4.肺  (解答4)  (第25回 問題94) 問題101 肺の生理作用はどれか。  1.疏泄作用  2.昇清作用  3.納気作用  4.宣発(宣散)作用  (解答4)  (第15回 問題103) 問題102 津液の宣散、粛降を主るのはどれか。  1.肝  2.心  3.脾  4.肺  (解答4)  (第7回 問題110) 問題103 津液を散布する臓はどれか。  1.肝  2.脾  3.肺  4.腎  (解答3)  (第21回 問題103) 問題104 心と相剋関係にある臓の生理作用はどれか。  1.疏泄  2.昇清  3.粛降  4.降濁  (解答3)  (第20回 問題105) 問題105 肺の生理作用はどれか。  1.宣散  2.運化  3.統血  4.疏泄  (解答1)  (第28回 問題94) 問題106 心が剋する臓の生理作用はどれか。  1.発育を主る。  2.神明を主る。  3.治節を主る。  4.統血を主る。  (解答3)  (第28回 問題97) 問題107 先天の原気を宿すのはどれか。  1.肝  2.心  3.肺  4.腎  (解答4)  (第10回 問題112) 問題108 腎の臓の働きでないのはどれか。  1.性機能  2.成長  3.水分代謝  4.消化  (解答4)  (第4回 問題107) 問題109 心を剋する臓の生理作用はどれか。  1.運化  2.納気  3.治節  4.統血  (解答2)  (第17回 問題104) 問題110 腎が開竅するのはどれか。  1.目  2.口  3.鼻  4.耳  (解答4)  (第15回 問題102) 問題111 臓腑の付着位置とその臓腑の機能の組合せで正しいのはどれか。  1.第3胸椎 ーー 納気を主る  2.第9胸椎 ーー 運化を主る  3.第12胸椎 ーー 腐熟を主る  4.第1仙椎 ーー 貯尿を主る  (解答3)  (第23回 問題94) 問題112 五臓に関する組合せで正しいのはどれか。  1.目 ーー 疏泄を主る  2.鼻 ーー 血脈を主る  3.耳 ーー 統血を主る  4.口 ーー 発育を主る  (解答1)  (第24回問題93) 問題113 五臓とその機能との組合せで誤っているのはどれか。  1.肝 ーー 統血  2.脾 ーー 運化  3.肺 ーー 宣散  4.腎 ーー 納気  (解答2)  (第10回問題111) 問題114 五臓について誤っている記述はどれか。  1.肝は精を蔵する。  2.心は血脈を主る。  3.肺は水道を通調する。  4.腎は二陰に開竅する。  (解答1)  (第14回 問題110) 問題115 五臓の生理機能について誤っている記述はどれか。  1.肝は疏泄を主る。  2.心は血脈を主る。  3.肺は皮毛を主る。  4.腎は統血を主る。  (解答4)  (第16回 問題107) 問題116 五臓とその働きの組合せで正しいのはどれか。  1.肝 ーー 蔵血  2.心 ーー 蔵精  3.肺 ーー 納気  4.腎 ーー 統血  (解答1)  (第25回問題93) 問題117 胆について誤っているのはどれか。  1.奇恒の腑である。  2.第10胸椎に付着する。  3.決断を主る。  4.君主の官である。  (解答4)  (第13回 問題108) 問題118 決断を主る臓腑はどれか。  1.肝  2.胆  3.肺  4.胃  (解答2)  (第24回 問題97) 問題119 決断の精神作用を有するのはどれか。  1.肺  2.腎  3.胃  4.胆  (解答4)  (第11回 問題110) 問題120 小腸の働きで正しいのはどれか。  1.決断や勇気を主る。  2.水穀の気を全身に巡らせる。  3.糟粕を水分と固形分に分ける。  4.水分を体外に排泄する。  (解答3)  (第26回 問題96) 問題121 心と表裏関係にある腑の生理作用はどれか。  1.水穀の受納  2.清濁の分別  3.胆汁の貯蔵  4.糟粕の伝化  (解答2)  (第23回 問題93) 問題122 胃の生理作用で正しいのはどれか。  1.栄養素を全身に供給する。  2.体内の水路を調える。  3.食物の受納を行う。  4.水液を吸収する。  (解答3)  (第27回 問題94) 問題123 大腸について正しいのはどれか。  1.糟粕の伝化  2.清濁の分別  3.第10胸椎に付着  4.納気作用  (解答1)  (第16回 問題104) 問題124 胆を剋する腑の生理作用はどれか。  1.糟粕の伝化  2.水穀の受納  3.津液の輸布  4.清濁の分別  (解答1)  (第18回 問題103) 問題125 第3胸椎に付着する臓と表裏関係にある腑の生理作用はどれか。  1.胆汁の貯蔵  2.清濁の分別  3.水穀の受納  4.糟粕の伝化  (解答4)  (第28回 問題99) 問題126 三焦の働きで最も適切なのはどれか。  1.水道を通調する。  2.水気を膀胱へ送る。  3.大便を体外に排出する。  4.気血津液を全身にめぐらす。  (解答4)  (第23回 問題96) 問題127 「名のみありて、形なし」と記されている臓腑はどれか。  1.三焦  2.大腸  3.肺  4.脾  (解答1)  (第10回 問題109) 第4章 病因論 4-1 内因 問題128 内因はどれか。  1.窓を開けて一晩中夜風に当たった。  2.寝る前に冷たいビールを多量に飲んだ。  3.相手のミスに怒りが治まらない。  4.猛暑の中でテニスをした。  (解答3)  (解説 内因は体質と七情の乱れであって、七情とは、怒・喜・思・憂・悲・恐・驚の七つである)  (第3回 問題113) 問題129 内因はどれか。  1.怒り過ぎる  2.食べ過ぎる  3.寝過ぎる  4.働き過ぎる  (解答1)  (第19回 問題105) 問題130 内因はどれか。  1.飲食  2.六淫  3.七情  4.労倦  (解答3)  (第6回 問題112) 問題131 内因によって起こる症状で正しいのはどれか。  1.多忙でだるさがとれない。  2.心配ごとが多くて常に憂うつである。  3.階段の昇降で膝が痛む。  4.体を冷やして風邪をひく。  (解答2)  (第12回 問題112) 問題132 五臓と七情との組合せで、正しいのはどれか。  1.肝 ーー 思  2.心 ーー 怒  3.肺 ーー 喜  4.腎 ーー 恐  (解答4)  (第4回問題112) 問題133 五臓と七情との組合せで正しいのはどれか。  1.肝 ーー 恐  2.脾 ーー 思  3.肺 ーー 怒  4.腎 ーー 喜  (解答2)  (第13回問題110) 問題134 肝を傷りやすい病因はどれか。  1.妻を亡くし気力が湧かない。  2.炎天下で野球観戦をした。  3.水を多量に飲んだ。  4.口論で逆上した。  (解答4)  (第24回 問題98) 問題135 強い怒りにより傷られる臓はどれか。  1.肝  2.心  3.肺  4.腎  (解答1)  (第17回 問題102) 問題136 肝を傷るのはどれか。  1.怒り  2.喜び  3.憂い  4.悲しみ  (解答1)  (第6回 問題110) 問題137 大喜が傷るのはどれか。  1.肝  2.心  3.脾  4.肺  (解答2)  (第22回 問題104) 問題138 脾を傷る七情はどれか。  1.怒  2.思  3.悲  4.憂  (解答2)  (第9回 問題108) 問題139 考え過ぎると傷つきやすい臓はどれか。  1.肝  2.脾  3.肺  4.腎  (解答2)  (第27回 問題95) 問題140 七情のうち肺の病を引き起こすのはどれか。  1.思  2.恐  3.憂  4.喜  (解答3)  (第11回 問題112) 問題141 深い悲しみにより、病変が起きやすい臓腑はどれか。  1.肝  2.脾  3.肺  4.腎  (解答3)  (第23回 問題91) 4-2 外因ついて 問題142 病因のうち外因はどれか。  1.飲食  2.七情  3.疲労  4.暑熱  (解答4)  (解説 外因は癘気と六淫であり、六淫とは、風・暑・火・湿・燥・寒の六つである)  (第2回 問題111) 問題143 外因はどれか。  1.七情  2.疫癘  3.外傷  4.房事過多  (解答2)  (解説 疫癘とは、癘気によって起こされる病のことである。)  (第11回 問題114) 問題144 外因はどれか。  1.飲食  2.労倦  3.暑熱  4.外傷  (解答3)  (第4回 問題113) 問題145 外因はどれか。  1.七情  2.外傷  3.疫癘  4.労倦  (解答3)  (第15回 問題106) 問題146 外因となるのはどれか。  1.蒸し暑くて一睡もできなかった。  2.癌の再発におびえていた。  3.宝くじに当たって歓喜した。  4.妻子を亡くし生きる意欲を失った。  (解答1)  (第21回 問題106) 問題147 外因のうちで陰性の邪はどれか。  1.風邪  2.暑邪  3.湿邪  4.燥邪  (解答3)  (第16回 問題106) 問題148 六淫とその特徴の組合せで正しいのはどれか。  1.暑邪 ーー 症状が変化しやすい  2.風邪 ーー 陽気を損傷しやすい  3.寒邪 ーー 津液を損傷しやすい  4.湿邪 ーー 気機を停滞しやすい  (解答4)  (第28回 問題98) 問題149 肝を傷つけやすい邪気はどれか。  1.風邪  2.寒邪  3.湿邪  4.暑邪  (解答1)  (第2回 問題112) 問題150 六淫の風邪に冒されやすい臓はどれか。  1.肝  2.心  3.脾  4.肺  (解答1)  (第22回 問題103) 問題151 風邪について誤っているのはどれか。  1.陽の邪気である。  2.百病の長といわれる。  3.下部を犯す。  4.衛気を犯す。  (解答3)  (第18回 問題104) 問題152 外因の火邪に犯されやすい臓はどれか。  1.肝  2.心  3.脾  4.肺  (解答2)  (第25回 問題95) 問題153 心を傷る外邪はどれか。  1.湿邪  2.燥邪  3.暑邪  4.寒邪  (解答3)  (第12回 問題114) 問題154 心を犯しやすい外邪の特徴はどれか。  1.気を傷つける。  2.経過が長くなる。  3.痛みを引き起こす。  4.症状の変化が速い。  (解答1)  (第27回 問題96) 問題155 土用(長夏)の主たる気はどれか。  1.風  2.暑(熱)  3.湿  4.燥  (解答3)  (第8回 問題109) 問題156 関節の腫れを起こす病邪はどれか。  1.風邪  2.寒邪  3.湿邪  4.燥邪  (解答3)  (第21回 問題105) 問題157 疫癘に該当するのはどれか。  1.新型インフルエンザの蔓延  2.肉親との死別  3.徹夜の連続勤務  4.急性アルコール中毒  (解答1)  (第20回 問題107) 問題158 外因について正しいのはどれか。  1.燥邪は脾を犯す。  2.暑邪は肺を犯す。  3.湿邪は関節の腫れを起こす。  4.寒邪は素早く病を変化させる。  (解答3)  (第26回 問題97) 4-3 不内外因 問題159 不内外因はどれか。  1.暴飲、暴食  2.過度の怒り  3.気温の低下  4.湿度の上昇  (解答1)  (第1回 問題107) 問題160 不内外因はどれか。  1.外傷  2.疫癘  3.七情  4.六淫  (解答1)  (第12回 問題113) 問題161 不内外因はどれか。  1.飲食  2.暑熱  3.喜怒  4.疫癘  (解答1)  (第21回 問題107) 問題162 不内外因によるものはどれか。  1.寝冷えをして下痢をする。  2.食べ過ぎて上腹部がはる。  3.炎天下に運動し熱がでる。  4.仕事がうまくいかず気がめいる。  (解答2)  (第14回 問題113) 問題163 腎を傷りやすい病因はどれか。  1.飲食不節  2.抑うつ  3.風邪  4.房事過多  (解答4)  (第25回 問題96) 問題164 病因について適切なのはどれか。  1.飲食不節は脾を損傷しやすい。  2.風邪は肺を損傷しやすい。  3.房事過多は肝を損傷しやすい。  4.湿邪は心を損傷しやすい。  (解答1)  (第26回 問題98) 4-4 三毒説 問題165 三毒説と関係するのはどれか。  1.臓毒  2.腑毒  3.脈毒  4.食毒  (解答4)  (解説 三毒説とは、血の滞り(血)を血毒、水の滞りを水毒、飲食物が毒作用となるものを食毒といい、この三つが病院となるという説である。)  (第20回 問題108) 第5章 病証論 5-1 八綱病証 問題166 八綱病証のうちで病位が臓腑にあるのを示すのはどれか。  1.虚証  2.陽証  3.寒証  4.裏証  (解答4)  (解説 虚実は正邪の盛衰をあらわし、表裏は病位をあらわし、寒熱は疾病の性質をあらわし、陰陽は病気の全体的な総合判断をあらわす)  (第3回 問題109) 問題167 八綱病症で病位を示すのはどれか。  1.陰陽  2.虚実  3.表裏  4.寒熱  (解答3)  (第5回 問題110) 問題168 八綱病証で病位を問うのはどれか。  1.表裏  2.寒熱  3.虚実  4.陰陽  (解答1)  (第22回 問題105) 問題169 八綱病証で表証の症状はどれか。  1.悪寒  2.胸脇苦満  3.慢性便秘  4.食欲不振  (解答1)  (第12回 問題115) 問題170 八綱病証で表証の症状でないのはどれか。  1.浮脈  2.悪寒  3.下痢  4.発汗  (解答3)  (第18回 問題105) 問題171 正邪の盛衰を示すのはどれか。  1.表裏  2.寒熱  3.虚実  4.陰陽  (解答3)  (第7回 問題111) 問題172 正邪の盛衰を示すのはどれか。  1.虚実  2.寒熱  3.表裏  4.陰陽  (解答1)  (第20回 問題109) 問題173 正気の不足や衰えた状態はどれか。  1.表証  2.裏証  3.実証  4.虚証  (解答4)  (第1回 問題110) 問題174 虚証の症状はどれか。  1.呼吸が荒い。  2.自汗がある。  3.体動が多い。  4.脹痛がある。  (解答2)  (第27回 問題101) 問題175 八綱病証で実証はどれか。  1.よく汗をかく。  2.便秘している。  3.呼吸が浅い。  4.体に力が入らない。  (解答2)  (第19回 問題106) 問題176 八綱で病の性質を示すのはどれか。  1.陰陽  2.寒熱  3.虚実  4.表裏  (解答2)  (第24回 問題99) 問題177 陰虚証の症状はどれか。  1.自汗  2.潮熱  3.下痢  4.顔面蒼白  (解答2)  (第28回 問題100) 問題178 八綱病証について正しい記述はどれか。  1.陰陽は正邪の盛衰を示す。  2.表裏は八綱を統括する。  3.寒熱は疾病の性質を示す。  4.虚実は病位の深浅を示す。  (解答3)  (第13回 問題114) 次の文で示す症例について、問題170、問題171の問いに答えよ。  「25歳の男性。昨日寒い屋外で作業をした後、後頸部から肩甲間部にかけて寒気が出現した。」 問題179 本症例の八綱病証で最も適切なのはどれか。  1.表証  2.熱証  3.虚証  4.陰証  (解答1)  (第25回 問題108) 問題180 本症例の寒気に温熱療法を行う部位で中心となる経穴はどれか。  1.臂臑  2.承扶  3.陽白  4.風門  (解答4)  (第25回 問題109) 5-2 気血津液病証 問題181 気滞の症状はどれか。  1.声に力がない。  2.抑うつである。  3.食欲がない。  4.すぐ疲れる。  (解答2)  (第21回 問題101) 問題182 気滞の症状はどれか。  1.尿量減少  2.顔面蒼白  3.息切れ  4.脹痛  (解答4)  (第23回 問題99) 問題183 気滞の最も特徴的な症状はどれか。  1.手のしびれ  2.食欲減退  3.筋けいれん  4.胸のつかえ  (解答4)  (第27回 問題97) 問題184 気の病証における虚証はどれか。  1.気鬱  2.気滞  3.気陥  4.気逆  (解答3)  (第25回 問題98) 問題185 痺証で遊走性の痛みを示すのはどれか。  1.痛痺  2.着痺  3.行痺  4.熱痺  (解答3)  (第23回 問題97) 問題186 血の症状で適切でないのはどれか。  1.固定性の刺痛  2.皮下出血  3.腫瘤  4.下痢  (解答4)  (第3回 問題110) 問題187 血の症状で適切でないのはどれか。  1.チアノーゼ  2.腫瘤  3.疼痛  4.憂うつ  (解答4)  (第8回 問題113) 問題188 血の症状として適切でないのはどれか。  1.固定性の刺痛がある。  2.顔色が黒い。  3.皮膚湿潤がある。  4.腫瘤がある。  (解答3)  (第11回 問題111) 問題189 血の特徴的な症状はどれか。  1.月経血量が少ない。  2.浮腫がある。  3.刺すような痛みがある。  4.ものを言うのがおっくうである。  (解答3)  (第25回 問題92) 問題190 津液の不足による症状でないのはどれか。  1.のどの渇き  2.皮膚の乾燥  3.尿量減少  4.下痢  (解答4)  (第8回 問題112) 5-3 臓腑病証 問題191 疏泄の失調により怒りやすくなるのはどの臓腑の病変か。  1.肝  2.肺  3.腎  4.脾  (解答1)  (第11回 問題115) 問題192 肝の病証でみられないのはどれか。  1.頭痛  2.めまい  3.浮腫  4.目のかすみ  (解答3)  (第15回 問題108) 問題193 肝血虚証でみられる症状はどれか。  1.腰がだるい。  2.皮下出血がある。  3.手足が冷える。  4.目が乾燥する。  (解答4)  (第27回 問題98) 問題194 「神明を主る」の失調による症状で最も適切なのはどれか。  1.健忘  2.浮腫  3.息切れ  4.倦怠感  (解答1)  (第27回 問題99) 問題195 運化作用の失調で起こるのはどれか。  1.難聴  2.食欲減退  3.発汗異常  4.目のかすみ  (解答2)  (第22回 問題106) 問題196 脾の運化作用の失調による症状で最も適切なのはどれか。  1.胃下垂  2.月経過多  3.軟便  4.皮下出血  (解答3)  (第26回 問題99) 問題197 次の文で示す病証について適切なのはどれか。 「胃が痛み、腹部の膨満感がある。いつも食欲がなく軟便で疲れやすい。」  1.肝  2.脾  3.肺  4.腎  (解答2)  (第11回 問題116) 問題198 身体がだるく、痩せ、内臓下垂が起こるのはどの臓腑の病証か。  1.脾  2.肺  3.肝  4.腎  (解答1)  (第18回 問題106) 問題199 食欲減退、下痢、月経過多を示す病証はどれか。  1.肝  2.心  3.脾  4.肺  (解答3)  (第13回 問題111) 問題200 次の文で示す患者の病証として適切なのはどれか。 「40歳の男性。食欲がなく、食べると腹が張り、便は軟らかい。四肢が冷えて疲れやすい。」  1.肺気虚証  2.心血虚証  3.脾陽虚証  4.肝陰虚証  (解答3)  (第17回 問題105) 問題201 宣発作用の失調で起こる病証はどれか。  1.食欲不振  2.便秘  3.自汗  4.目のかすみ  (解答3)  (第19回 問題107) 問題202 腎の病証でみられないのはどれか。  1.腰痛  2.難聴  3.頭痛  4.頻尿  (解答3)  (第14回 問題114) 問題203 納気の失調で最も起こりやすい症状はどれか。  1.気  2.太息  3.吃逆  4.喘息  (解答4)  (第28回 問題101) 問題204 五臓と症状の組合せで最も適切なのはどれか。  1.肝 ーー 多言  2.肺 ーー 曖気  3.腎 ーー 喘鳴  4.脾 ーー 吃逆  (解答3)  (第24回問題101) 5-4 経脈病証 問題205 次の文で示す経絡病証について適切なのはどれか。 「歯痛、鼻出血、のどの痛み、上肢外側の痛み。」  1.胆経  2.肝経  3.肺経  4.大腸経  (解答4)  (第13回 問題116) 問題206 脾経の経脈病証について正しい記述はどれか。  1.睾丸が腫れる。  2.耳鳴りがする。  3.口が苦い。  4.心窩部が痛む。  (解答4)  (解説 1.は肝経、 2.は三焦経、 3.は胆経の病証である。)  (第20回 問題110) 問題207 次の文で示す経脈の病証はどれか。 「65歳の女性。3週間前から全身の倦怠感がある。胸が苦しくて、みぞおちの痛みがあり、腹の膨満感がある。下肢内側に腫れを認め、足の母指が動かしにくい。」  1.肝経  2.心経  3.脾経  4.腎経  (解答3)  (第24回 問題100) 問題208 小腸経の経脈病証でみられるのはどれか。  1.下顎の腫れ  2.腹部膨満感  3.頻尿  4.腰の痛み  (解答1)  (第25回 問題97) 問題209 朝起きたら下顎が腫れ、頸が回りにくくなった。この病証の経脈はどれか。  1.胃経  2.大腸経  3.小腸経  4.三焦経  (解答3)  (第26回 問題100) 問題210 次の病証を示す経絡はどれか。 「顔色は黒く、喘鳴や立ちくらみがあり、よく恐れる。」  1.肝経  2.心経  3.肺経  4.腎経  (解答4)  (第9回 問題107) 問題211 次の文で示す患者について、問1、問2の問いに答えよ。 「55歳の女性。1か月前から大腿部・下腿部の後側にだるい痛みがあり、その部位を押さえると痛みは和らぎ、気持ちが良い。」 問1 本患者の八綱病証で適切なのはどれか。  1.表証  2.熱証  3.虚証  4.陽証  (解答3)  (第23回 問題100) 問2 本症例の経脈病証はどれか。  1.膀胱経  2.胆経  3.腎経  4.肝経  (解答1)  (第23回 問題101) 問題212 次の文で示す経絡病証で適切なのはどれか。 「難聴、耳鳴り、のどの腫れ、上肢の後側から第4指に沿った痛み。」  1.肺経  2.三焦経  3.胃経  4.心経  (解答2)  (第12回 問題116) 問題213 次の文で示す経脈病証はどれか。 「咽頭・喉頭に炎症があり、耳鳴りがする。汗をよくかき薬指がしびれる。」  1.小腸経  2.三焦経  3.大腸経  4.心包経  (解答2)  (第15回 問題109) 問題214 肝経の経脈病証の症状はどれか。  1.後頭部の痛み  2.喉の痛み  3.腋の腫れ  4.陰嚢の痛み  (解答4)  (解説 各経の主な症状 1)肺経の病証:せき・喘鳴・胸が張り満ちた感じ・息切れなどの呼吸器症状、肺経の走行に沿ったひえや痛み 2)大腸経の病証:歯痛・鼻の症状・のどの痛み・便秘・下痢、大腸経の走行に沿った痛み 3)胃経の病証:嘔吐・呑酸・歯痛・精神不安定・腹が張れて鳴る(腹鳴)・口角が引きつりゆがむ、胃経の走行に沿った痛み 4)脾経の病証:嘔吐・胃の痛み・腹の膨満感・排ガスによる症状の軽減などの消化機能が亢進した消化器症状、消化不良・心窩部の痛み・軟便(泥状便)などの消化・吸収機能の低下した消化器症状、脾経の走行に沿った痛みやひえ、膝内側の張れ 5)心経の病証:動機・心臓の痛み・健忘、心経の走行に沿ったひえや痛み 6)小腸経の病証:腹鳴・下痢・難聴・のどの痛み・下顎の張れ・首が回らない・肩や上腕が激しく痛むなどの、小腸経の走行に沿った痛み 7)膀胱経の病証:排尿異常・頭痛(後頭部)・うなじから背部、そして、腰部にかけての痛み、股関節が回らない・腓腹筋が裂けそうに痛むなど、膀胱経の走行に沿った痛み8)腎経の病証:顔が黒い・喘鳴・立ちくらみ・恐れがち・勃起障害・胸中が重苦しい・胸痛・腰痛・大腿部内側の痛みなど、腎経の走行に沿った痛み、下肢の麻痺 9)心包経の病証:動機・腋窩の張れ・胸中が重苦しい・心臓痛・前腕前面から肘にかけての引きつれ 10)三焦経の病証:難聴・耳鳴り・のどの張れ・浮腫、三焦経の走行に沿った痛み11)胆経の病証:口が苦い・ため息をつく・側胸部の痛み・頭痛(側頭部)や胸脇の痛みなど、胆経の走行に沿った痛み 12)肝経の病証:いらいらする・怒りっぽい(易怒性)・よくため息をつく・めまい(眩暈)・男子では陰嚢の痛み・女子では下腹部の張れ・腰が痛み反らすことができない (第18回 問題108) 第6章 東洋医学的診察法と証の立て方 6-1 四診 問題215 望診で得られる所見はどれか。  1.脈状  2.舌質  3.五音  4.寒熱  (解答2)  (第19回 問題108) 問題216 舌診部位と臓腑との組合せで正しいのはどれか。  1.舌中部 ーー 肝  2.舌根部 ーー 肺  3.舌辺部 ーー 腎  4.舌尖部 ーー 心  (解答4)  (第17回問題107) 問題217 聞診で診るのはどれか。  1.脈状  2.声の変化  3.排泄物の色  4.悪寒発熱  (解答2)  (第10回 問題114) 問題218 聞診で診るのはどれか。  1.耳鳴りがする。  2.よくしゃべる。  3.眠れない。  4.食欲がない。  (解答2)  (第18回 問題109) 問題219 聞診で診るのはどれか。  1.顔色が青い。  2.声に力がない。  3.耳鳴がする。  4.圧痛、硬結がある。  (解答2)  (第1回 問題114) 問題220 聞診で診るのはどれか。  1.口臭  2.舌の色  3.意識状態  4.体温  (解答1)  (第6回 問題109) 問題221 嗅覚によって診る方法はどれか。  1.望診  2.聞診  3.問診  4.切診  (解答2)  (第16回 問題109) 問題222 五香を診るのはどれか。  1.望診  2.聞診  3.問診  4.切診  (解答2)  (第5回 問題113) 問題223 問診事項はどれか。  1.便秘している。  2.顔色が赤い。  3.甘い香りがする。  4.陥下がある。  (解答1)  (第3回 問題112) 問題224 問診で診るのはどれか。  1.顔色が赤い。  2.声に張りがある。  3.甘いものを好む。  4.脈が速い。  (解答3)  (第10回 問題116) 問題225 問診事項はどれか。  1.脈  2.体臭  3.表情  4.睡眠  (解答4)  (第15回 問題107) 問題226 頭痛の部位と分類との組合せで正しいのはどれか。  1.前頭部 ーー 太陽経頭痛  2.側頭部 ーー 陽明経頭痛  3.頭頂部 ーー 厥陰経頭痛  4.後頭部 ーー 少陽経頭痛  (解答3)  (第22回問題107 問題227 シクシクとした持続的な痛みはどれか。  1.脹痛  2.隠痛  3.重痛  4.刺痛  (解答2)  (解説 痛みには、つぎのようなものがある。 脹痛:脹った感じ、膨満感を伴う痛み、気滞により起こる。 隠痛:我慢できる持続性の鈍痛。虚証により起こる。 刺痛:錐で刺すような痛み、血により起こる。 重痛:重い感覚を伴う痛み、湿証により起こる。 酸痛:だるい痛み、虚証・湿証により起こる。)  (第17回 問題108) 問題228 はっきりとしない持続的な痛みはどれか。  1.隠痛  2.掣痛  3.脹痛  4.重痛  (解答1)  (第25回 問題99) 問題229 虚の痛みはどれか。  1.温めると気持ちがよい。  2.赤く腫れて痛む。  3.冷やすと快い。  4.押さえると痛みが増す。  (解答1)  (第6回 問題113) 問題230 実痛はどれか。  1.温めると痛みは和らぐ。  2.押えると気持ちが良い。  3.冷やすと心地良い。  4.痛みは鈍く持続性である。  (解答3)  (第10回 問題113) 問題231 切診でないのはどれか。  1.腹診  2.脈診  3.切経  4.舌診  (解答4)  (第5回 問題111) 問題232 切診で診るのはどれか。  1.舌苔  2.咳嗽  3.眩暈  4.陥下  (解答4)  (第7回 問題115) 問題233 切診事項はどれか。  1.顔色が悪い。  2.食欲がない。  3.よくしゃべる。  4.硬結がある。  (解答4)  (第8回 問題114) 問題234 四診のうち脈の状態を診るのはどれか。  1.聞診  2.切診  3.望診  4.問診  (解答2)  (第2回 問題115) 問題235 西洋医学の触診に相当するのはどれか。  1.望診  2.聞診  3.問診  4.切診  (解答4)  (第1回 問題116) 問題236 脈診で脈状をみるのはどれか。  1.三部九候  2.祖脈  3.六部定位脈  4.人迎脈口  (解答2)  (解説 脈状とは、脈動の位置・緊張度・太さ・速度・調子などのことで、主な脈状として、浮・沈・遅・数などがあり、これを祖脈という。)  (第21回 問題109) 問題237 六部定位脈診で右手関上の浮の部で診るのはどれか。  1.胃  2.脾  3.腎  4.心包  (解答1)  (解説 浮の部で診るのは、腑である。)  (第18回 問題110) 問題238 力がなく細い脈の状態を何というか。  1.実脈  2.浮脈  3.虚脈  4.数脈  (解答3)  (第1回 問題115) 問題239 祖脈に含まれるのはどれか。  1.細脈  2.長脈  3.数脈  4.弱脈  (解答3)  (解説 祖脈とは浮沈遅数をいい、これに虚実を加えることもある。)  (第4回 問題114) 問題240 祖脈でないのはどれか。  1.浮脈  2.大脈  3.遅脈  4.数脈  (解答2)  (第6回 問題115) 問題241 一呼吸に六動以上の脈はどれか。  1.浮脈  2.沈脈  3.数脈  4.実脈  (解答3)  (第7回 問題114) 問題242 平人の腹はどれか。  1.心下部に病えがある。  2.上腹部が平らである。  3.下腹部に抵抗がある。  4.季肋下部に充満感がある。  (解答2)  (第23回 問題98) 問題243 季肋部で診る腹証はどれか。  1.胸脇苦満  2.心下痞硬  3.小腹急結  4.臍下不仁  (解答1)  (第5回 問題114) 問題244 次の文で示す腹証はどれか。 「季肋下部に充満感があり、肋骨弓の下縁に指を入れようとすると抵抗、圧痛がある。」  1.胸脇苦満  2.心下痞硬  3.小腹不仁  4.小腹急結  (解答1)  (第15回 問題110) 問題245 小腹不仁はどこで診るか。  1.心窩部  2.臍部  3.肋骨下部  4.下腹部  (解答4)  (解説 下腹部のことを小腹といい、上腹部のことを大腹という。)  (第1回 問題113) 問題246 小腹不仁について誤っているのはどれか。  1.小腹の動悸  2.小腹の無力空虚  3.小腹の知覚麻痺  4.腎虚の腹証  (解答1)  (第17回 問題109) 問題247 腎虚の腹証はどれか。  1.心下痞硬  2.胸脇苦満  3.小腹急結  4.小腹不仁  (解答4)  (第16回 問題108) 問題248 腎虚でみられる腹証はどれか。  1.心下痞硬  2.胸脇苦満  3.小腹不仁  4.少腹急結  (解答3)  (第28回 問題95) 問題249 腎虚の腹証はどれか。  1.胸脇苦満  2.心下痞硬  3.小腹急結  4.小腹不仁  (解答4)  (第21回 問題108) 問題250 腹証で血を診る部位はどれか。  1.心窩部  2.季肋部  3.臍部  4.左腸骨窩  (解答4)  (第7回 問題112) 問題251 血の腹証はどれか。  1.心下痞硬  2.胸脇苦満  3.小腹急結  4.小腹不仁  (解答3)  (第13回 問題115) 問題252 血でみられる腹診所見はどれか。  1.胸脇苦満  2.小腹不仁  3.少腹急結  4.腹裏拘急  (解答3)  (第27回 問題100) 問題253 虚労の際にみられる腹証はどれか。  1.腹裏拘急  2.少腹急結  3.心下痞硬  4.胸脇苦満  (解答1)  (第26回 問題101) 問題254 腹診で腎の臓はどこで診るか。  1.臍の上  2.臍の下  3.臍の左  4.臍の右  (解答2)  (第6回 問題111) 問題255 五臓の腹診で肺の臓を診る部位はどれか。  1.臍の左  2.臍の右  3.臍の上  4.臍の下  (解答2)  (第10回 問題115) 問題256 腹診において腹部中央で診る臓はどれか。  1.肝  2.脾  3.肺  4.腎  (解答2)  (第14回 問題111) 問題257 切経で按圧によって診るのはどれか。  1.硬結  2.皮膚温  3.知覚鈍麻  4.皮膚のざらつき  (解答1)  (第17回 問題106) 問題258 切経で虚の所見はどれか。  1.硬結  2.不仁  3.緊張  4.拒按  (解答2)  (第24回 問題102) 問題259 切経で実の反応はどれか。  1.熱感  2.陥下  3.不仁  4.皮膚のざらつき  (解答1)  (第5回 問題115) 問題260 切経で虚の反応はどれか。  1.拒按  2.緊張  3.熱感  4.不仁  (解答4)  (第14回 問題112) 問題261 経穴の切経で「実」の所見はどれか。  1.緊張  2.不仁  3.陥下  4.湿潤  (解答1)  (第22回 問題108) 問題262 四診で実の反応はどれか。  1.経脈に沿った陥凹  2.力のない声  3.診察者の指を力強く押し上げる脈  4.按圧すると軽減する疼痛  (解答3)  (第19回 問題109) 問題263 圧痛を診るのはどれか。  1.望診  2.聞診  3.問診  4.切診  (解答4)  (第4回 問題115) 問題264 四診について誤っている組合せはどれか。  1.望診 ーー 五色  2.聞診 ーー 圧痛  3.問診 ーー 食欲  4.切診 ーー 脉状  (解答2)  (第3回問題114) 問題265 四診について正しい組合せはどれか。  1.望診 ーー 脈状  2.聞診 ーー 口臭  3.問診 ーー 硬結  4.切診 ーー 顔色  (解答2)  (第7回問題113) 問題266 四診について正しい組合せはどれか。  1.望診 ーー 舌苔  2.聞診 ーー 痛み  3.問診 ーー 脈状  4.切診 ーー 口臭  (解答1)  (第9回問題111) 6-2 八綱による四診情報の分析と弁証の進め方 第7章 治療法 7-1 手技療法 問題267 あん摩法について正しい記述はどれか。  1.軽擦法は瀉法である。  2.古法あん摩術には関節運動法はない。  3.硬結を解きほぐすには揉捏法が適している。  4.腹部への施術を禁じている。  (解答3)  (第2回 問題114) 7-2 鍼灸療法 7-3 湯液