臨床保健理療(保健理療臨床論)国家試験問題(あマ指) 第1編 あん摩マッサージ指圧の意義と特徴 第1章 あん摩マッサージ指圧の意義 第2章 自然治癒力と生体機能の調整 第3章 あんまマッサージ指圧施術の適応と限界 第1節 あんまマッサージ指圧施術の適応症 問題1 関節疾患で施術の対象として適切なのはどれか。  1.十字靭帯断裂  2.肩関節周囲炎  3.股関節脱臼  4.痛風  (解答2)  (第5回 問題135) 問題2 施術の対象として、適当なのはどれか。  1.全身の安静が必要な状態  2.外科的処置が必要な状態  3.発熱を伴う炎症  4.肉体作業後の筋疲労  (解答4)  (第4回 問題135) 第2節 あんまマッサージ指圧施術の禁忌症 問題3 疲労に対する施術で最も注意が必要なのはどれか。  1.畑仕事による疲労  2.急激な著しい体重減少を伴う疲労  3.コンピュータ作業による疲労  4.スポーツによる疲労  (解答2)  (第1回 問題135) 問題4 マッサージの治療対象として適切でないのはどれか。  1.脳卒中後遺症  2.運動後の筋肉痛  3.腱板断裂  4.姿勢性腰痛  (解答3)  (第3回 問題135) 第4章 患者の心理と施術者の対応 第2編 診察と治療 第1章 診察 第1節 西洋医学的な診察法 問題5 ラセーグテスト陽性の場合、徒手による神経伸展法の対象となる神経はどれか。  1.上殿神経  2.下殿神経  3.大腿神経  4.坐骨神経  (解答4)  (第15回 問題132) 問題6 SLRテスト陽性の腰下肢痛に対し、罹患神経を対象として大腿部へ施術を行う場合、適切な経脈はどれか。  1.足太陰経  2.足少陰経  3.足太陽経  4.足少陽経  (解答3)  (第18回 問題126) 問題7 仰臥位で坐骨神経伸展法を行う場合、適切なのはどれか。  1.踵を持って牽引する。  2.膝を伸ばしたまま挙上する。  3.膝を曲げたまま胸に押しつける。  4.膝を曲げ、外方の床面へ押し下げる。  (解答2)  (第7回 問題132) 問題8 理学的検査所見と罹患局所への施術部位との組合せで適切なのはどれか。  1.インピンジメント徴候陽性 ーー 頚部  2.チェアテスト陽性 ーー 肩関節部  3.モーリーテスト陽性 ーー 肘関節部  4.ファレンテスト陽性 ーー 手関節部  (解答4)  (解説: インピンジメント症候群:インピンジメントとは衝突を意味し、テニスのサーブ、水泳、投球動作やバレーボールのスパイクなど腕を大きくスイングさせるスポーツに多発します。主病変は棘上筋腱や上腕二頭筋長頭腱の(炎症・変性)です。腱とその周りの組織との間で何度もインピンジメント(衝突・摩擦)が繰り返されることにより腱が炎症・変性を起こしてしまう障害です。 チェアテスト:上腕骨外側上顆炎(バックハンドテニス肘)の検査法で、いすの背もたれを上からつかむように持ち、持ち上げようとしてもらう。このときに上腕骨外側上顆に痛みが出れば陽性。 モーリーテスト:斜角筋症候群のテストで、斜角筋部を押し、圧痛とともに症状の再現、上肢への放散痛があれば陽性とする。 ファレンテスト:手根管症候群の検査法で、左右の手関節を掌屈させ、左右の手背どうしを併せて肘を天井の方向へ向ける。それを数秒続け、手関節前面に痺れを生じるとき陽性。)  (第12回 問題130) 問題9 徒手検査とその対象となる筋の組合せで最も適切なのはどれか。  1.チェアテスト ーー 短橈骨手根伸筋  2.トムゼンテスト ーー 棘上筋  3.アプレイテスト ーー 大腿四頭筋  4.グラスピングテスト ーー 半腱様筋  (解答1)  (第24回 問題130) 問題10 理学検査所見と罹患局所への施術部位との組合せで適切でないのはどれか。  1.ジャクソンテスト陽性 ーー 頸部  2.アドソンテスト陽性 ーー 肩関節部  3.ヤーガソンテスト陽性 ーー 上腕部  4.トムゼンテスト陽性 ーー 前腕部  (解答2)  (解説: ジャクソンテスト:頚椎神経根症状の検査法で、患者は座位で、首をやや後屈してもらう。術者は後方に位置し、患者の頭部を長軸方向に押し、頚椎後方成分に圧力を加えるようにする。症状の再現、上肢への放散痛があれば陽性とする。 アドソンテスト:斜角筋症候群の検査法で、患者は座位で、大腿部に両手をおいてもらい楽な姿勢になってもらう。橈骨動脈の拍動を触知し、患者にできるだけ首を後屈してもらう。さらに左右どちらかにむいてもらい深呼吸してもらう。どちらかの拍動が減弱あるいは消失すれば陽性。 トムゼンテスト:上腕骨外側上顆炎(バックハンドテニス肘)の検査法で、患者に手関節を背屈してもらい、それに抵抗を加える。このときに上腕骨外側上顆に痛みが出れば陽性。  (第15回 問題128) 問題11 理学的検査所見と罹患局所への施術部位との組合せで適切なのはどれか。  1.チェアテスト陽性 ーー 結節間溝部  2.スパーリングテスト陽性 ーー 頸椎部  3.ヤーガソンテスト陽性 ーー 上腕骨外側上顆部  4.ライトテスト陽性 ーー 手根管部  (解答2)  (第17回 問題128) 問題12 理学的検査と罹患局所への施術部位との組合せで適切でないのはどれか。  1.マクマレーテスト陽性 ーー 膝関節部  2.パトリックテスト陽性 ーー 股関節部  3.ニュートンテスト陽性 ーー 仙腸関節部  4.ボンネットテスト陽性 ーー 椎間関節部  (解答4)  (解説: マクマレーテスト:半月板損傷の検査法で、被検者は仰臥位で、検者は他動的に検査側の膝関節・股関節を最大屈曲位にする。検者の片手は膝関節に当て、母指と中指でそれぞれ膝関節の内側裂隙と外側裂隙を触知する。反対の手で足底側から足部をつかむように持つ。下腿を内旋させながら膝関節に内反を加え、伸展していく。この時に膝の痛みや外側裂隙にクリック音を感じれば外側半月板損傷を疑う。再び膝関節股関節を最大屈曲位に戻し、今度は下腿を外旋させながら膝関節に外反を加え、伸展していく。この時に膝の痛みや内側裂隙にクリック音を感じれば内側半月板損傷を疑う。パトリックテスト:変形性股関節症の検査法で、被検者を仰臥位にし、股関節、膝関節を屈曲させる。足関節部を反対側の膝の上に乗せ、股関節を外旋していき、膝とベッド面との間隔を調べる。13cm以上だと陽性。 ニュートンテスト:仙腸関節障害の検査法で、 1.被検者を仰臥位にし、両側の上前腸骨棘を手掌で圧迫する。仙腸関節部に痛みがでれば陽性。 2.被検者を仰臥位にし、両側の骨盤部を外から中央に向けて手掌で圧迫する。仙腸関節部に痛みがでれば陽性。 3.被検者を伏臥位にし、仙骨部を手根で圧迫する。仙腸関節部に痛みがでれば陽性。 ボンネットテスト:梨状筋症候群の検査法で、被検者を仰臥位にし、股関節、膝関節屈曲位で他動的に股関節を内旋、内転させる。  (第9回 問題129) 問題13 理学的検査所見と罹患局所への施術部位との組合せで適切なのはどれか。  1.ヤーガソンテスト陽性 ーー 頸部  2.マクマレーテスト陽性 ーー 上腕部  3.ラセーグテスト陽性 ーー 腰部  4.アレンテスト陽性 ーー 膝部  (解答3)  (解説: ヤーガソンテスト:上腕二頭筋長頭炎の検査法で、肩関節下垂位、肘関節90度屈曲位で、前腕の回内外をしてもらう。回外時に抵抗を加え、結節間溝部に痛みが出れば陽性。 ラセーグテスト:坐骨神経痛の検査法で、被検者を仰臥位にし、股関節90度屈曲、膝関節90度屈曲位から他動的に膝関節を伸展していく。膝関節0度で正常だが、ハムストリングスの緊張(タイトハム)により0度までいかない場合も多い。痛みの誘発により判断する。これも原則として左右差をみるが、両側性にあがらない場合は髄膜刺激症状(ケルニッヒ徴候)の可能性がある。 アレンテスト:胸郭出口症候群の検査法で、肩関節水平外転90度で肘関節を屈曲してもらい前腕を垂直にあげる。このとき橈骨動脈の拍動を触知したままで行う。首を検査側とは反対側にできるだけ回旋してもらう。拍動の減弱あるいは消失を調べる。左右差があれば陽性とする。  (第10回 問題130) 問題14 理学検査所見と局所施術部位との組合せで正しいのはどれか。  1.ペインフルアークサイン陽性 ーー 頸部  2.トムゼンテスト陽性 ーー 肩関節部  3.ラセーグテスト陽性 ーー 腰部  4.ニュートンテスト陽性 ーー 膝関節部  (解答3)  (第19回 問題130) 問題15 理学検査所見と罹患部位に対する局所施術との組合せで最も適切なのはどれか。  1.SLRテスト陽性 ーー 大腿前面  2.パトリックテスト陽性 ーー 膝内側  3.膝内反ストレステスト陽性 ーー 膝外側  4.ニュートンテスト陽性 ーー 下腿前面  (解答3)  (第21回 問題132) 問題16 徒手検査とそれが陽性となる罹患筋の作用との組合せで正しいのはどれか。  1.スピードテスト ーー 前腕回外  2.トムゼンテスト ーー 手関節掌屈  3.モーレイテスト ーー 肩甲骨内転  4.リフトオフテスト ーー 肩関節外旋  (解答1)  (解説:リフトオフテストは肩甲下筋の損傷・断裂を調べる検査。肩関節内旋して手を後方に持ち上げていき、手が身体から離れなければ陽性。)  (第26回 問題129) 問題17 徒手検査の陽性所見と局所施術部位の組合せで最も適切なのはどれか。  1.ブラガードテスト …… 腰部  2.ルーステスト …… 手関節部  3.グラスピングテスト …… 頸部  4.ゲンスレンテスト …… 膝関節部  (解答1)  (第27回 問題119) 問題18 徒手検査法の陽性所見と罹患部への局所治療穴の組合せで最も適切なのはどれか。  1.アイヒホッフテスト …… 偏歴  2.ファレンテスト …… 陽池  3.トムゼンテスト …… 小海  4.インピンジメントテスト …… 大陵  (解答1)  (第27回 問題131) 問題19 徒手検査法の陽性所見と罹患部への施術部位との組合せで適切なのはどれか。  1.チェアテスト ーー 円回内筋部  2.モーレイテスト ーー 肩甲挙筋部  3.アイヒホッフテスト ーー 長母指外転筋部  4.スピードテスト ーー 上腕三頭筋部  (解答3)  (解説)  チェアテスト:上腕骨外側上顆炎(バックハンドテニス肘)(手指の伸筋群)  モーレイテスト:斜角筋症候群   アイヒホッフテスト:ド・ケルバン病(長母指外転筋部・短母指伸筋腱部)  スピードテスト:上腕二頭筋長頭炎(結節間溝部)  (第28回 問題124) 第2節 東洋医学的な診察 問題20 患者の体臭を診るのはどれか。  1.望診  2.聞診  3.問診  4.切診  (解答2)  (第23回 問題112) 問題21 四診法で聖技に属するのはどれか。  1.糞便の臭いを尋ねる。  2.咳嗽の音を聴く。  3.舌苔の色を視る。  4.経脈上の皮膚の膨隆を触れる。  (解答2)  (第26回 問題112) 問題22 五労とその影響を受けやすい臓の募穴との組合せで正しいのはどれか。  1.久しく視る ーー 期門  2.久しく坐す ーー 中府  3.久しく立つ ーー 京門  4.久しく行く ーー 巨闕  (解答3)  (第24回 問題133) 問題23 過ぎると気が緩むとされる七情はどれか。  1.喜  2.思  3.怒  4.悲  (解答1)  (第24回 問題134) 問題24 相剋関係で五味のうち過食すると筋や爪の異常をきたす可能性があるのはどれか。   1.酸  2.苦  3.辛  4.鹹  (解答3)  (第25回 問題118) 問題25 精と気血の失調に起因する生理不順の患者に治療を行う場合、最も適切な経穴はどれか。  1.足三里  2.三陰交  3.三陽絡  4.三焦兪  (解答2)  (第20回 問題121) 問題26 次の文で示す病証を有する患者の治療で、回復を図るべき正気の作用はどれか。 「70歳の男性。持病はないが最近疲れやすい。汗をかきやすく尿失禁がみられるようになった。」  1.温煦作用  2.防御作用  3.固摂作用  4.気化作用  (解答3)  (第20回 問題120) 問題27 気の固摂作用を最も高める必要があるのはどれか。  1.下肢がむくみやすい。  2.風邪を引きやすい。  3.息切れしやすい。  4.動くと汗をかきやすい。  (解答4)  (第27回 問題112) 問題28 次の文で示す患者の病証に対する治療方針として、回復を図るべき正気の作用はどれか。 「25歳の女性。冷え性体質ですぐに下痢をする。便は水様性で臭いは無い。顔色は白く手足は冷たい。」  1.推動作用  2.気化作用  3.防御作用  4.温煦作用  (解答4)  (第21回 問題122) 問題29 代謝が悪く、汗や尿が出にくい患者に対して補う気の生理作用はどれか。  1.固摂作用  2.温煦作用  3.防御作用  4.気化作用  (解答4)  (解説)  「気の作用」  人体を巡る気の働き、すなわち真気・正気の働きを総称すると次の5つにまとめることができる。  ①推動作用:人体の成長・発育、臓腑・経絡の活動、血の循環、津液の巡りなどの作用を行う。  ②温煦作用:正常な体温を維持する。  ③防御作用:外邪から身体を衛る。  ④固摂作用:血を脈外に漏らさないようにしたり、余分に尿や汗などの体液が漏れないようにしたりする。  ⑤気化作用:物質をエネルギーに変えたり、エネルギー代謝によって物質を生成したりする。  (第28回 問題112) 問題30 次の文で示す患者の病証で補う気の作用はどれか。 「50歳の女性。以前から汗をかきにくい体質で、夏場は人並みに暑さを感じるものの、汗が出ずにのぼせることが多い。食欲は普通だが便秘傾向である。」  1.温煦作用  2.防御作用  3.固摂作用  4.気化作用  (解答4)  (第22回 問題121) 問題31 次の文で示す患者の病証に対する治療方針として最も適切なのはどれか。 「34歳の女性。最近、寝汗をかくことが多い。就寝時は手足がほてり、布団から出している。」  1.陽気を補う  2.陰液を補う  3.血を除く  4.痰濁を除く  (解答2)  (第22回 問題122) 問題32 症状と病証の組合せで最も適切なのはどれか。  1.足部の浮腫 ーー 気滞  2.目の乾燥感 ーー 血虚  3.慢性的な疲労感 ーー 血  4.手足の冷え ーー 津傷  (解答2)  (第25回 問題112) 問題33 次の文で示す患者の病証に対する治療方針で最も適切なのはどれか。 「45歳の女性。主訴は右耳の難聴。2週間前に突然発症し、近医で突発性難聴と診断された。耳閉感、胸苦しさ、頭重感を自覚する。舌質は紅、舌苔は黄膩、脈は滑数。」  1.肝血を補う  2.腎陰を補う  3.風熱を除く  4.痰火を除く  (解答4)  (第26回 問題114) 問題34 次の文で示す患者の病証で最もみられやすい月経の不調はどれか。 「41歳の女性。主訴はめまいとドライアイ。仕事はコンピュータ作業が中心で、最近視力も低下している。一日の終わりには手足のしびれを感じることもある。舌質は淡。脈は虚。」  1.月経量の増加  2.月経の遅れ  3.血塊の混入  4.刺すような激しい月経痛  (解答2)  (第24回 問題127) 問題35 次の文で示す患者の病証で最も適切な治療方針はどれか。 「28歳の女性。3か月前から頭痛がある。保育士をしているが、保護者とのトラブルなどストレスが絶えない。めまいや顔が熱くなるなどの随伴症状があり、口が苦くなる。舌質紅、脈弦。」  1.風邪を除く。  2.陽気の上昇を抑える。  3.痰飲を除く。  4.?血をとる。  (解答2)  (第28回 問題116) 問題36 次の文で示す患者の病証で治療対象となる臓腑として最も適切なのはどれか。 「75歳の男性。主訴は安静時の手のふるえ。歩行時に第一歩が出にくい。頭痛や耳鳴り、便秘もみられる。舌質紅、脈弦数。」  1.肝  2.心  3.脾  4.肺  (解答1)  (第28回 問題117) 問題37 次の文で示す病証を有する患者の治療方針として適切なのはどれか。 「27歳の女性。職場でのストレスから、のぼせやイライラ感とともに、目の痛みを自覚するようになった。脈は弦、舌質は紅。」  1.肝陽を抑制する。  2.心陽を抑制する。  3.脾陽を補う。  4.腎陽を補う。  (解答1)  (第20回 問題119) 問題38 次の文で示す患者の病証に対する治療方針として最も適切なのはどれか。 「31歳の女性。日頃のストレスから月経が乱れる。イライラ感が強く、乳房や下腹部に脹りを感じる。脈は弦。」  1.脾陽の回復  2.肝鬱の改善  3.血の除去  4.津液の補充  (解答2)  (第21回 問題124) 問題39 次の文で示す患者の病証に対する治療穴で最も適切なのはどれか。 「37歳の男性。主訴は目の疲れ。時々目がかすみ、夜間にこむら返りも起こる。」  1.太淵  2.太白  3.太渓  4.太衝  (解答4)  (第21回 問題120) 問題40 次の文で示す患者の病証に対する治療で対象となる臓腑はどれか。 「30歳の女性。先日、帝王切開により出産を終えた。回復は順調だが、目の疲れが激しく少しかすみ目にもなる。食欲はあまりないが食べられないほどではない。」  1.肝  2.肺  3.大腸  4.膀胱  (解答1)  (第22回 問題120) 問題41 次の文で示す患者の病証に対し、施術対象となる経脈はどれか。 「30歳の女性。長時間パソコンを使用すると目がかすむ。月経血量が少ない。わずかなことで怒りやすい。」  1.足の厥陰経  2.手の少陰経  3.足の太陰経  4.手の太陰経  (解答1)  (第17回 問題120) 問題42 次の文で示す患者について、関係する臓腑経脈を考慮して施術する場合、適切な部位はどれか。 「15歳の女子。高校受験によるストレスのため、頭頂部に直径2cmの円形の脱毛部ができた。」  1.上腕外側  2.前腕内側  3.大腿外側  4.下腿内側  (解答4)  (第23回 問題115) 問題43 次の文で示す患者の病証に対する治療穴として最も適切なのはどれか。 「38歳の女性。主訴は頭痛。仕事が忙しくなりイライラしてくると頭頂部の痛みが生じる。ひどくなると顔面が紅潮し、口の中が苦くなる。舌質は紅、脈は弦有力。」  1.陽池  2.衝陽  3.京骨  4.太衝  (解答4)  (第26回 問題117) 問題44 次の文で示す患者の病証でみられる舌所見はどれか。 「38歳の男性。就職してからアトピー性皮膚炎を発症。仕事が忙しくなると顔が赤くなりイライラして体を掻きむしってしまう。冷やすと痒みが軽減する。」  1.紅舌  2.淡紅舌  3.淡白舌  4.紫舌  (解答1)  (第24回 問題126) 問題45 次の文で示す患者の病証でみられるのはどれか。 「23歳の女性。主訴は月経前の不安感。就職したばかりで、仕事にまだ慣れず緊張することが多い。月経の5日ほど前になると情緒が不安定となり、胸部の張り感と頭痛を自覚する。」  1.げっぷ  2.しゃっくり  3.ため息  4.くしゃみ  (解答3)  (第26回 問題113) 問題46 次の文で示す患者の病証に対する治療で最も適切な経穴の組合せはどれか。 「38歳の女性。職業はシステムエンジニア。日頃から目が乾き、仕事が忙しくなると気分が落ち着かなくなり不眠となる。最近では腰に重だるさがみられる。舌質は紅、脈は細数。」  1.章門 …… 京門  2.期門 …… 京門  3.期門 …… 章門  4.神門 …… 京門  (解答2)  (第27回 問題117) 問題47 気滞による月経痛に対し、施術対象となる経絡はどれか。  1.肝経  2.心経  3.肺経  4.腎経  (解答1)  (解説:気滞はほとんど肝気によっておこる。また、血に関係する蔵は、肝、心、脾である。)  (第14回 問題134) 問題48 肝の病証による難聴に対する治療穴として最も適切なのはどれか。  1.合谷  2.委中  3.太谿  4.太衝  (解答4)  (第19回 問題119) 問題49 次の文で示す患者の病証で施術対象となる部位はどれか。 「49歳の女性。主訴は不眠。心配事が多く、寝つきが悪い。心悸、健忘があり、汗をかきやすく、心窩部のしこりや軟便もみられる。舌質は淡、舌苔は薄白、脈は細弱。」  1.前腕前面外側と下腿後内側  2.前腕前面内側と下腿内側  3.前腕後面内側と下腿前面  4.前腕後面外側と下腿後面  (解答2)  (第26回 問題116) 問題50 次の文で示す患者の病証で適切な治療部位はどれか。 「46歳の男性。日頃から冷たいものを好んで摂取していたところ、食欲不振、食後の腹部膨満感、四肢の倦怠・無力感、軟便をきたすようになった。臍周囲は冷たく、動悸がある。脈は軟。」  1.下腿後面  2.腓骨前縁  3.脛骨内縁  4.脛骨内側面  (解答3)  (第24回 問題115) 問題51 次の文で示す患者の病証で治療対象とする臓腑に対応する募穴はどれか。 「32歳の女性。主訴は頭重。症状の程度は軽く慢性的である。月経は遅れ気味で、始まると頭重が増悪する。下痢しやすいせいか普段から倦怠感があり、痰が多く、顔色が悪い。舌質は淡、脈は弱。」  1.期門  2.京門  3.章門  4.石門  (解答3)  (第25回 問題115) 問題52 次の文で示す患者の病証に対する治療穴として最も適切なのはどれか。 「25歳の女性。主訴は食欲不振。胃下垂気味で、雨降り前になると食欲低下、胃もたれが生じ気分がすぐれなくなる。また立ちくらみを起こしやすい。」  1.内関  2.外関  3.陽陵泉  4.陰陵泉  (解答4)  (第26回 問題119) 問題53 次の文で示す患者の病証に対する治療方針で最も適切なのはどれか。 「60歳の女性。梅雨時になってめまいや立ちくらみが起こりやすく、手足に内出血が目立つようになった。血尿や下血はなく、近医を受診したが異常はない。」  1.肺気を補う。  2.脾気を補う。  3.心気を補う。  4.肝気を補う。  (解答2)  (第27回 問題113) 問題54 次の文で示す患者の病証に対して圧迫法を行う経穴で最も適切なのはどれか。  「23歳の女性。食事の時に涎が出にくい。雨降り前になると気分がすぐれず、食欲がない。上下肢に内出血ができやすい。」  1.内関  2.内庭  3.陰谷  4.陰陵泉  (解答4)  (解説)  口は脾胃と連なり、その滋養を受けて生理機能を維持している。また、涎は口腔を潤す作用があり、脾胃による飲食物の消化・吸収の一端を担っている。そのため、脾胃の機能失調は、口や涎に反映されることが多い。  ※五液:涙 汗 涎 涕 唾液  脾の機能が失調すると、気を化生することができないため、気の固摂作用が低下する。固摂作用が低下し、脈から血が漏れやすくなり、血便・血尿・崩漏・皮下出血などが起こる。  (第28回 問題114) 問題55 次の文で示す患者の病証に対する治療方針で最も適切なのはどれか。 「30歳の女性。主訴は倦怠感と息切れ。月経周期が短く、月経量は多く、色は薄い。舌質は淡、舌苔は薄、脈は弱。」  1.防衛作用を高める。  2.統血作用を高める。  3.疏泄作用を改善する。  4.滋潤作用を改善する。  (解答2)  (第27回 問題114) 問題56 次の文で示す患者の病証に対する治療方針で適切なのはどれか。 「42歳の男性。主訴は咳嗽。声に力がなく、全身が重だるい。自汗がみられる。」  1.肝火を除く  2.脾の湿熱を除く  3.肺気を補う  4.腎の陰液を補う  (解答3)  (第23回 問題116) 問題57 次の文で示す患者の病証に対する治療で用いる経脈の組合せで最も適切なのはどれか。 「40歳の男性。主訴は夜間の咳嗽。人間関係のトラブルから徐々に咳嗽が出現した。呼吸困難はなく、夜静かになると昼間のことが気になり、咳が出始めるが、痰は軽度。」  1.肺経と心経  2.心経と脾経  3.脾経と肝経  4.肝経と肺経  (解答4)  (第25回 問題114) 問題58 次の文で示す患者の病証について、肺経とともに治療する経脈の組合せで最も適切なのはどれか。 「68歳の男性。主訴は労作時の息切れ。現在も喫煙をやめられない。咳嗽とともに粘稠な痰が大量に喀出される。最近、食欲が低下し、痩せてきた。足腰がだるく力が入らない。」  1.腎経と肝経  2.肝経と心経  3.心経と脾経  4.脾経と腎経  (解答4)  (第25回 問題113) 問題59 腎気について誤っているのはどれか。  1.加齢と関連している。  2.先天の元気ともいう。  3.飲食の不摂生で消耗する。  4.女性で最も充実するのは35歳である。  (解答3)  (第24回 問題128) 問題60 呻くような声を発する高齢者に最も関係の深い五臓はどれか。  1.腎  2.肺  3.脾  4.心  (解答1)  (第23回 問題131) 問題61 房事過多が原因となる陽痿の患者に対して補うべき最も適切なのはどれか。  1.肝血  2.陽気  3.腎精  4.津液  (解答3)  (第21回 問題123) 問題62 同年齢で比較した時に腎精を補うことが最も適切な思春期男子の状態はどれか。  1.ひげが濃い。  2.体臭が強い。  3.近視が強い。  4.声変わりが遅い。  (解答4)  (第22回 問題119) 問題63 次の文で示す患者の病証に対し、施術対象となる経絡はどれか。 「55歳の男性。下肢の冷え、腰痛、下腹部に力がなく軟弱である。」  1.肝経  2.胃経  3.腎経  4.胆経  (解答3)  (解説:下肢のひえは腎経、四肢のひえは脾経、腰痛は肝経と腎経の経病証で、下腹部に力がないのは腎虚の症状である。)  (第13回 問題134) 問題64 次の文で示す患者の施術対象となる最も適切な経絡はどれか。 「35歳の女性。腰が重だるく、疲れやすい。下腿に冷えがあり、小便は近く、目の周囲にくまがある。」  1.腎経  2.心包経  3.肺経  4.脾経  (解答1)  (第3回 問題146) 問題65 次の文で示す患者の病態に対し、施術対象となる経絡はどれか。 「60歳の女性。腰が重だるい。下腹部と下腿に冷えがある。」  1.肺経  2.肝経  3.脾経  4.腎経  (解答4)  (解説:下腹部と下腿の所見が腎経を決定づける)  (第10回 問題136) 問題66 次の文で示す患者の病証に対して原穴に施術する際の正しい部位はどれか。 「64歳の男性。主訴は聴力低下。半年前から徐々に右耳が聞こえにくくなり、回復しないままである。白髪が増え、腰や膝に力が入らない症状も伴う。」  1.足関節後内側、内果尖とアキレス腱の間の陥凹部  2.足内側、第1中足指節関節の近位陥凹部、赤白肉際  3.足外側、第5中足骨粗面の遠位、赤白肉際  4.足関節前外側、長指伸筋腱外側の陥凹部、外果尖の前下方。  (解答1)  (第25回 問題116) 問題67 次の文で示す患者の経脈病証に対して原穴に施術する際に正しいのはどれか。 「52歳の女性。2か月前から難聴とともに耳鳴りを感じるようになった。右の目尻から頬にかけての痛みもあり、汗をよくかくようになった。」  1.腕骨  2.陽池  3.丘墟  4.太渓  (解答2)  (解説)  「手の少陽三焦経の経脈病証」  主な症状:発汗、難聴、耳鳴り、激しい喉の腫れ、目尻から頬の痛み、耳後部・肩上部・上肢後面の痛み、薬指の麻痺。  手の少陽三焦経の原穴:陽池  (第28回 問題113) 問題68 次の文で示す患者の病証に対する治療で、原穴の組合せとして最も適切なのはどれか。 「68歳の男性。主訴は立ちくらみ。最近しゃがんだ状態から急に立ち上がった際に気を失いそうになった。細身で食が細く、軟便になりやすい。また腰痛、難聴、手足のだるさと冷えを自覚している。舌質は淡胖。脈は沈細。」  1.太淵 ーー 太衝  2.太衝 ーー 太白  3.太白 ーー 太渓  4.太渓 ーー 太淵  (解答3)  (第24回 問題120)  次の文で示す患者について、問題63、問題64に答えよ。 「60歳の女性。腰がだるく、腰下肢が冷えて疲れやすい。頻尿を伴う。」 問題69 病証として適切なのはどれか。  1.気虚証  2.血虚証  3.陽虚証  4.陰虚証  (解答3)  (第17回 問題135) 問題70 施術対象となる経脈はどれか。  1.肝経  2.心経  3.肺経  4.腎経  (解答4)  (第17回 問題136) 問題71 臓腑経絡理論に基づき胃の機能を高めるのに最も適切な経穴はどれか。  1.足三里  2.陽陵泉  3.委中  4.陰谷  (解答1)  (第18回 問題119) 問題72 次の文で示す病証に対し、施術対象となる臓腑の募穴で適切なのはどれか。  「食欲がなく、胃の膨満感や上腹部痛がある。医師から慢性胃炎と診断された。」  1.中府  2.中極  3.中  4.中  (解答3)  (解説:消化器系は脾の病証である。)  (第12回 問題127) 問題73 次の文で示す患者の病証に対する治療方針で最も適切なのはどれか。 「53歳の男性。職業は中華料理の調理人。主訴は手足の重だるさと胃のつかえ。大便は泥状で小便は色が濃い。舌質は紅、舌苔は黄膩、脈は濡数。」  1.湿熱を除く  2.血熱を除く  3.心火を抑える  4.肝陽を抑える  (解答1)  (第26回 問題115) 問題74 次の文で示す患者の病証の治療方針として最も適切なのはどれか。 「67歳の男性。最近、血圧が高くなってきた。普段から頭がぼんやりして、不眠で熟睡感がない。痰が多く、口が粘る。便は泥状。舌質紅、胖大舌、脈は濡数。」  1.湿熱を除く。  2.肝鬱を抑える。  3.心火を下げる。  4.虚熱を除く。  (解答1)  (第28回 問題119) 問題75 小腸の病で施術対象となる下合穴はどれか。  1.足三里  2.下巨虚  3.委中  4.陽陵泉  (解答2)  (第23回 問題114) 問題76 鼻づまり・のどの痛みや上腕外側の痛みを呈する経絡の病証に対し、施術対象となるのはどれか。  1.手の太陽経  2.手の少陽経  3.手の陽明経  4.手の厥陰経  (解答3)  (解説:鼻とのどは大腸経の経病証である。)  (第12回 問題126) 問題77 次の文で示す患者の病証で治療対象となる経脈はどれか。 「咳、喘鳴、胸が満ちた感じがあり、前腕前面橈側に冷えと痛みを伴う。」  1.手の太陽経  2.手の少陽経  3.手の太陰経  4.手の厥陰経  (解答3)  (解説:症例は肺経の経病証である。)  (第15回 問題119) 問題78 次の文で示す経脈病証に対する施術で治療穴として最も適切なのはどれか。  「食べると吐き、胃が痛み、腹が張り、よくおくびが出る。体全体がだるい。」  1.外関  2.孔最  3.光明  4.地機  (解答4)  (第23回 問題117) 問題79 次の文で示す患者の経脈病証に対して原穴に施術する際に正しいのはどれか。  「65歳の男性。普段から食欲があまりなく、食事をすると心下につかえを感じ、嘔吐することがあるが排便により症状は軽快する。舌の強ばりや尿閉もみられる。」  1.太衝  2.衝陽  3.太渓  4.太白  (解答4)  (第27回 問題116) 問題80 次の文で示す病証に対する治療として最も適切な足の経脈はどれか。 「36歳の男性。主訴は目の疲れと痒み。2日前から右目の内眼角に痒みを自覚し始め、すぐにこすりたくなる。右内眼角部の結膜は軽度充血して、目やにが付きやすい。また、背部のつっぱり感がある。」  1.厥陰経  2.少陰経  3.陽明経  4.太陽経  (解答4)  (第27回 問題118) 問題81 次の文で示す患者の病証に対する治療で対象となる経脈はどれか。  「58歳の男性。主訴は大腿後内側の痛み。舌の乾き、咳嗽を伴う。」  1.足の陽明経  2.足の太陽経  3.足の少陰経  4.足の厥陰経  (解答3)  (第23回 問題118) 第3節 診察のプロセス 第2章 治療 第1節 予後の判定と治療計画 第2節 刺激に対する生体反応 第3節 治療原則 問題82 治療原則で誤っている記述はどれか。  1.充血に対しては健部誘導法を用いる。  2.神経麻痺に対しては持続圧迫法を用いる。  3.内臓疾患に対してはデルマトームを活用する。  4.神経痛に対しては圧痛点を活用する。  (解答2)  (解説:持続圧迫は鎮静に働く)  (第6回 問題125) 問題83 東洋医学的治療原則で適切でないのはどれか。  1.虚証に対して瀉法を行う。  2.陰陽を調整する。  3.証に基づいた治療をする。  4.未病治を重視する。  (解答1)  (第14回 問題123) 問題84 神経痛で出現する圧痛点に行う手技として最も適切なのはどれか。  1.指顆軽擦法  2.母指按捏法  3.母指圧迫法  4.指頭叩打法  (解答3)  (解説:持続圧迫法が用いられる)  (第10回 問題125) 問題85 施術として誤っているのはどれか。  1.運動神経麻痺に軽擦法を行う。  2.神経痛に持続圧迫法を行う。  3.充血に患部誘導法を行う。  4.内臓疾患にヘッド帯を活用する。  (解答3)  (解説:充血にたいしては健部誘導法をおこなう)  (第8回 問題125) 問題86 病態と治療法との組合せで適切でないのはどれか。  1.神経痛 ーー 持続圧迫法  2.頚椎症 ーー スラスト法  3.神経麻痺ーー運動法  4.循環障害 ーー 軽擦法  (解答2)  (解説:スラスト法とは頚を衝撃的に回旋させる手技で危険な手技である。)  (第13回 問題125) 問題87 疾患の症状に対して最も慎重にしなければならない局所施術法はどれか。  1.五十肩の拘縮に対する運動法  2.腰部脊柱管狭窄症の下肢痛に対する揉捏法  3.骨粗鬆症の腰背部痛に対する矯正法  4.変形性膝関節症の膝痛に対する軽擦法  (解答3)  (第9回 問題139) 問題88 肩背部のマッサージで最初に行う基本手技はどれか。  1.母指圧迫  2.四指揉捏  3.切打  4.手掌軽擦  (解答4)  (第11回 問題127) 問題89 腋窩リンパ節郭清術後の上肢の浮腫に対し、還流促進を目的に局所に行うマッサージ施術として最も適切なのはどれか。  1.切打  2.神経圧迫  3.うずまき状強擦  4.手掌把握揉捏  (解答4)  (第23回 問題119) 問題90 ネーゲリーの伸頭法で正しいのはどれか。  1.頭部を前屈する。  2.頭部を後屈する。  3.頭部を側屈する。  4.頭部を挙上する。  (解答4)  (第8回 問題126) 問題91 ネーゲリーの伸頭法が適さない疾患はどれか。  1.眼精疲労  2.緊張性頭痛  3.顔面神経麻痺  4.変形性頚椎症  (解答3)  (第4回 問題136) 問題92 疾患と治療体操との組合せで正しいのはどれか。  1.外反母趾 ーー フレンケル体操  2.脳性麻痺 ーー ウイリアムズ体操  3.肩関節周囲炎 ーー コッドマン体操  4.腰痛 ーー バージャー体操  (解答3)  (解説: フレンケル体操:脊髄性の失調症 ウイリアムズ体操:腰痛 バージャー体操:閉塞性血栓血管炎(バージャー病) の治療に用いられる。)  (第21回 問題134) 問題93 コッドマン体操について誤っているのはどれか。  1.五十肩の治療に応用する。  2.鉄アレイなどのおもりを使用する。  3.関節可動域を広げる目的で行う。  4.側臥位で行う。  (解答4)  (第7回 問題128) 問題94 コッドマン体操が適しているのはどれか。  1.腰痛  2.肋間神経痛  3.肩関節周囲炎  4.慢性関節リウマチ  (解答3)  (第1回 問題138) 問題95 コッドマン体操の目的として正しいのはどれか。  1.健康管理  2.痙性の抑制  3.筋力増強  4.関節可動域の拡大  (解答4)  (第11回 問題131) 問題96 腰痛に対する体操法はどれか。  1.フレンケル体操  2.バージャー体操  3.ウイリアムズ体操  4.コッドマン体操  (解答3)  (第19回 問題128) 第4節 治療効果の評価 第5節 カルテ(診療録) 問題97 SOAPについて適切な組合せはどれか。  1.S ーー 評価  2.O ーー 客観的所見  3.A ーー 治療計画  4.P ーー 主訴  (解答2)  (第23回 問題113) 問題98 SOAPについて正しい組合せはどれか。  1.S ーー 検査所見  2.O ーー 自覚症状  3.A ーー 病態の評価  4.P ーー 治療効果  (解答3)  (第26回 問題121) 問題99 関節リウマチの診療においてSOAP形式で記録する場合、Oに該当するのはどれか。  1.パラフィン浴  2.スワンネック変形  3.手指のこわばり感  4.機能障害分類クラスⅢ  (解答2)  (解説)  SOAPは診療録において、患者の経過記録を系統的に整理するために用いられる用語。  各アルファベットはSubjective (主観的)、Objective(客観的)、Assessment(評価)、Plan(計画)の頭文字である。  Sは患者が訴える主観的な情報。  Oは徒手検査の結果など施術者が客観的に得た情報。  AはSとOで得た結果を総合して患者の病態や治療効果などを評価・査定した内容を記述。  PはS、O、Aに基づいて立案する計画。  よって正解は2。  (第28回 問題120) 第6節 リスク管理 第7節 医師への紹介 第3編 施術に応用する物理療法と運動療法 第1章 電気療法 第1節 主な治療効果 第2節 臨床に用いる主な電気療法の種類 第2章 温熱療法 第1節 主な治療効果と禁忌 第2節 温熱療法の分類 第3節 臨床に用いる主な温熱療法 問題100 パラフィン浴が適応となる疾患で最も適切なのはどれか。  1.腱鞘炎  2.腰痛症  3.肩関節周囲炎  4.変形性股関節症  (解答1)  (第24回 問題113) 問題101 パラフィン浴を実施する際の最適温度はどれか。  1.38~40℃  2.42~44℃  3.46~48℃  4.50~52℃  (解答4)  (第24回 問題114) 問題102 関節リウマチの手指関節痛に対して行う物理療法で、手指関節全体を均等に温めるのに最も適切なのはどれか。  1.ハイドロコレータパック浴  2.赤外線療法  3.パラフィン浴  4.極超短波療法  (解答3)  (第25回 問題131) 問題103 骨折の治癒促進を目的に行う物理療法で、ゲルを塗布し治療導子を患部に密着させながら、ゆっくり移動する治療法はどれか。  1.極超短波療法  2.超音波療法  3.低周波電気療法  4.静電気療法  (解答2)  (第26回 問題120) 第3章 寒冷療法 第1節 寒冷刺激の治療効果と禁忌 第2節 臨床に用いる主な寒冷療法 第4章 光線療法 第5章 牽引療法 第6章 水治療法 第1節 運動浴 第2節 微温浴 第3節 寒冷浴 第4節 交代浴 第5節 温泉療法 第7章 運動療法 第1節 運動療法の目的 第2節 筋収縮の種類 第3節 運動訓練の種類 問題104 椅子に座らせた患者の大腿四頭筋に筋力増強訓練を徒手で行う場合、抵抗を加える部位として適切なのはどれか。  1.脛骨粗面部  2.下腿前面の中央部  3.下腿前面の遠位部  4.足背部  (解答3)  (第23回 問題133) 問題105 大腿四頭筋のMMTが4の運動選手がさらに筋力を強化するための訓練で最も適切なのはどれか。  1.トレッドミル  2.自転車エルゴメータ  3.マッスルセッティング  4.デローム・ワトキンス法  (解答4)  (第24回 問題131) 第4編 健康保持増進のための施術 第1章 健康をめぐる状況と施術者の役割 第2章 クライアントに対する施術および助言 第5編 症状・疾患に対するあんまマッサージ指圧施術 第1章 運動器系の主な症状・疾患 第1節 肩こり 問題106 頸・肩のこりに対する局所施術で二指把握揉捏法を行うのはどれか。  1.斜角筋  2.胸鎖乳突筋  3.菱形筋  4.肩甲挙筋  (解答2)  (第12回 問題129) 問題107 肩こりについて誤っているのはどれか。  1.胸痛と左上肢に放散痛がある場合は施術を控える。  2.施術は僧帽筋、肩甲挙筋などを対象に行う。  3.頚部のストレッチが有効である。  4.ウイリアムズ体操が有効である。  (解答4)  (解説:ウイリアムズ体操は腰痛の治療体操である)  (第1回 問題136) 問題108 肩こりに随伴する症状で、最も注意が必要なのはどれか。  1.手足の冷え  2.胸内苦悶を伴う前胸部痛  3.肩関節の運動制限  4.非拍動性の締め付けられるような頭痛  (解答2)  (第12回 問題137) 問題109 肩こりに対する治療で、全身施術を最も重視しなければならないのはどれか。   1.眼精疲労によるもの  2.高血圧症によるもの  3.編み物作業によるもの  4.歯周病によるもの  (解答2)  (第9回 問題131) 問題110 慢性の肩こりに対して併用する治療で適切でないのはどれか。  1.頚肩部のホットパック  2.頚部の徒手牽引  3.装具による頚部の固定  4.僧帽筋への低周波通電  (解答3)  (第7回 問題127) 問題111 板状筋のこりに対する局所施術部位として適切なのはどれか。  1.側頭部  2.後頸部  3.棘下部  4.肩甲骨内側縁  (解答2)  (第15回 問題126) 問題112 菱形筋への施術に用いる手技で適切でないのはどれか。  1.手掌軽擦法  2.母指圧迫法  3.手根揉捏法  4.環状叩打法  (解答4)  (第16回 問題126) 問題113 菱形筋のこりに対する施術部位はどれか。  1.側頚部  2.肩上部  3.棘下窩  4.肩甲間部  (解答4)  (第3回 問題136) 問題114 肩甲間部のこりを訴える患者に対し、施術対象となる罹患筋はどれか。  1.大円筋  2.肩甲挙筋  3.広背筋  4.大菱形筋  (解答4)  (第20回 問題125) 問題115 菱形筋のこりに対する局所への施術部位として適切なのはどれか。  1.肩甲骨内側縁  2.肩甲骨外側縁  3.肩甲棘上縁  4.肩甲棘下縁  (解答1)  (第11回 問題128) 問題116 肩甲挙筋のこりに対する局所施術部位として適切なのはどれか。  1.肩甲骨上角  2.肩甲骨下角  3.肩甲骨外側縁  4.肩甲骨棘下窩  (解答1)  (第16回 問題125) 問題117 次の文で示す患者に対し、施術対象の筋として最も適切なのはどれか。 「右の肩外兪付近のこり感が強い。首を左に側屈すると右の首の付け根から肩甲骨上角にかけて伸張痛がある。」  1.肩甲挙筋  2.大菱形筋  3.棘上筋  4.小円筋  (解答1)  (第19回 問題124) 問題118 肩こりで僧帽筋を施術対象とする場合、局所治療穴として適切でないのはどれか。  1.天  2.天柱  3.巨骨  4.完骨  (解答4)  (第14回 問題127) 問題119 僧帽筋中部線維のこりに対する局所施術部位として最も適切なのはどれか。   1.後頸部  2.肩甲間部  3.肩甲骨外側部  4.肩甲骨下角部  (解答2)  (第21回 問題126) 問題120 肩すくめ運動で肩上部の痛みが増悪する場合、施術対象となる病態筋はどれか。  1.胸鎖乳突筋  2.広背筋  3.僧帽筋  4.三角筋  (解答3)  (第8回 問題128) 問題121 僧帽筋のこりを触診する部位として適切なのはどれか。  1.乳様突起下端と下顎角との中間  2.第4頸椎横突起と喉頭隆起との中間  3.第7頸椎棘突起と肩峰との中間  4.肩峰と三角筋粗面との中間  (解答3)  (第18回 問題122) 問題122 僧帽筋のこりを直接に刺激する治療穴で適切でないのはどれか。  1.肩井  2.肩外兪  3.心兪  4.風池  (解答4)  (第5回 問題137) 問題123 僧帽筋上部線維にあるこりに対して用いる経穴はどれか。  1.膏肓  2.天宗  3.天柱  4.身柱  (解答3)  (第6回 問題128) 問題124 疲労している筋と施術部位との組合せで、正しいのはどれか。  1.僧帽筋 ーー 棘下部  2.斜角筋 ーー 後頚部  3.肩甲挙筋 ーー 腋窩後縁部  4.菱形筋 ーー 肩甲間部  (解答4)  (第4回 問題149) 問題125 肩こりの施術対象になる筋と局所治療穴との組合せで正しいのはどれか。  1.僧帽筋 ーー 肩井  2.肩甲挙筋 ーー 風池  3.棘下筋 ーー 膏肓  4.棘上筋 ーー 心兪  (解答1)  (第10回 問題129) 問題126 頸肩部のこりに対する施術で治療対象となる筋と経穴との組合せで正しいのはどれか。  1.僧帽筋 ーー 肩  2.棘上筋 ーー 肩貞  3.肩甲挙筋 ーー 肩外兪  4.頭板状筋 ーー 肩井  (解答3)  (第22回 問題131) 問題127 肩こりの治療対象となる筋と治療部位との組合せで正しいのはどれか。  1.肩甲挙筋 ーー 肩甲骨上角  2.僧帽筋 ーー 肩甲骨下角  3.板状筋 ーー 肩甲骨内側縁  4.菱形筋 ーー 肩甲骨外側縁  (解答1)  (第13回 問題131) 問題128 肩こりの施術対象となる筋と局所治療穴の組合せで最も適切なのはどれか。  1.僧帽筋 ーー 臑兪  2.肩甲挙筋 ーー 肩井  3.頭板状筋 ーー 肩外兪  4.大菱形筋 ーー 膏肓  (解答4)  (第25回 問題121) 問題129 肩甲挙筋の緊張を有する肩こりに対して局所施術を行う場合、最も適切な治療穴はどれか。  1.身柱  2.風池  3.肩外兪  4.肩井  (解答3)  (第27回 問題133) 問題130 後頚部のこりを直接施術する治療穴はどれか。  1.太白  2.腎兪  3.中  4.天柱  (解答4)  (第4回 問題139) 第2節 頸肩腕痛 問題131 頸椎症で前腕橈側から母指・示指にかけて痛みを訴える患者への施術で対象となる経絡はどれか。  1.小腸経  2.大腸経  3.心経  4.心包経  (解答2)  (第5回 問題138) 問題132 次の文で示す患者への施術で誤っているのはどれか。 「41歳の男性。2年前に交通事故に遭い、上肢外側部に痛みとしびれとが持続している。」  1.頚部を強く後屈して牽引を行う。  2.上肢の圧痛点に持続的圧迫法を行う。  3.施術後に頚や上肢の自動運動を行う。  4.頚部に温熱療法を行う。  (解答1)  (第2回 問題141) 問題133 次の文で示す患者の病態に対する施術部位で適切なのはどれか。 「45歳の男性。宅配業。1年前から肩がこるようになり右腕がしびれる。スパーリングテスト陽性、アレンテスト陰性。」  1.鎖骨下部  2.鎖骨上窩部  3.後頚部  4.肩甲間部  (解答3)  (第6回 問題130) 問題134 次の文で示す患者の病態に対し、罹患局所への施術部位として適切なのはどれか。 「50歳の女性。3か月前から左肩上部・肩甲間部が痛む。頸部の後屈時に主訴が再現する。深部腱反射は正常。」  1.側頸部  2.肩上部  3.肩甲間部  4.上腕部  (解答1)  (第16回 問題124) 問題135 次の文で示す患者に対し施術対象とする経絡はどれか。 「40歳の男性。1か月前に自動車事故にあい、手指の開閉がしにくく、小指の知覚鈍麻がある。ジャクソンテスト陽性。」  1.大腸経  2.小腸経  3.肺経  4.心包経  (解答2)  (第7回 問題125) 問題136 次の文で示す患者の病態に対し、施術対象となる経絡はどれか。 「50歳の男性。1か月前から右上肢が痛む。頚部後屈時に前腕前面中央から中指に放散痛が出現する。」  1.大腸経  2.小腸経  3.心包経  4.心経  (解答3)  (第9回 問題126) 問題137 次の文で示す患者の病態に対し、施術対象となる経絡はどれか。 「50歳の男性。主訴は上肢痛。2か月前から頸部の後屈時に示指に放散痛が出現するようになった。」  1.心経  2.心包経  3.大腸経  4.三焦経  (解答3)  (第10回 問題131) 問題138 理学検査でC7神経根障害を疑うのはどれか。  1.上腕二頭筋反射減弱  2.三角筋の筋力低下  3.ホフマン反射陽性  4.中指背側の知覚鈍麻  (解答4)  (第27回 問題127)  次の文で示す患者について、問題131、問題132に答えよ。 「35歳の男性。1か月前に自動車事故で受傷した。頸部を後屈すると上肢の疼痛・しびれが強くなる。上腕二頭筋反射減弱。」 問題139 最も考えられる障害神経根はどれか。  1.C3  2.C5  3.C7  4.T1  (解答2)  (第13回 問題139) 問題140 頚部への治療で適切でないのはどれか。  1.軽度前屈位での牽引  2.側臥位での軽擦法  3.頸椎矯正法  4.ホットパック  (解答3)  (第13回 問題140) 問題141 次の文で示す症例について、施術対象となる障害高位で最も適切なのはどれか。 「21歳の男性。ラグビー選手。スクラム中、左頸部を傷めた。左肩関節外転筋力低下、左上腕二頭筋反射減弱、左上腕外側の知覚鈍麻がみられた。」  1.C3-C4間  2.C4-C5間  3.C5-C6間  4.C6-C7間  (解答2)  (第26回 問題125)  次の文で示す患者について、問題134、問題135に答えよ。 「55歳の男性。2か月前、左上腕から前腕尺側、小指にかけて痛みが発症し、持続している。痛みは頸部後屈時に再現する。小指に知覚鈍麻がみられる。ライトテスト陰性。」 問題142 最も考えられる疾患はどれか。  1.頸部神経根症  2.胸郭出口症候群  3.肩関節周囲炎  4.肘部管症候群  (解答1)  (第18回 問題133) 問題143 症状発現部位と経脈の走行を考慮した場合、施術対象となるのはどれか。  1.肺経  2.大腸経  3.心包経  4.小腸経  (解答4)  (第18回 問題134)  次の文で示す患者について、問題136、問題137に答えよ。 「63歳の男性。4か月前から頸肩部痛を自覚し、最近は上を向くと前腕後内側から小指にかけて放散痛が出現するようになった。エックス線検査で頸椎の変形が指摘されている。」 問題144 椎間孔圧迫症状を確認するために行う理学検査で正しいのはどれか。  1.ジャクソンテスト  2.モーリーテスト  3.スピードテスト  4.ファレンテスト  (解答1)  (第21回 問題135) 問題145 症状のある部位の流注を踏まえて施術する場合、最も適切な経脈はどれか。   1.肺経  2.心包経  3.大腸経  4.小腸経  (解答4)  (第21回 問題136)  次の文で示す症例について、問題138、問題139の問いに答えよ。  「58歳の男性。3か月前に右頸肩部痛を自覚した。2か月前から前腕橈側、母指にかけて痛むようになった。近医にて頸椎症性神経根症と診断された。」 問題146 本症例に行った身体診察でみられる可能性が最も高いのはどれか。  1.母指対立筋の筋力低下  2.上腕外側の触覚鈍麻  3.腕橈骨筋反射減弱  4.ホフマン反射陽性  (解答3)  (第26回 問題133) 問題147 経脈の流注から施術対象として最も適切なのはどれか。  1.手の陽明経  2.手の太陽経  3.手の厥陰経  4.手の太陰経  (解答4)  (第26回 問題134) 問題148 疾患と罹患局所への施術部位との組合せで適切でないのはどれか。  1.過外転症候群 ーー 烏口突起下  2.斜角筋症候群 ーー 肩甲骨内側  3.肋鎖症候群 ーー 鎖骨下窩  4.頸肋症候群 ーー 鎖骨上窩  (解答2)  (第11回 問題129) 問題149 胸郭出口症候群の患者への対応で誤っているのはどれか。  1.ウイリアムス体操を指導する。  2.斜角筋部へ施術を行う。  3.肩すくめ運動を勧める。  4.項頚部から肩背部への施術を行う。  (解答1)  (第7回 問題129) 問題150 斜角筋への施術の必要性を示す理学検査所見はどれか。  1.ジャクソンテスト陽性  2.モーリーテスト陽性  3.ヤーガソンテスト陽性  4.ファレンテスト陽性  (解答2)  (第18回 問題123) 問題151 モーリーテスト陽性の場合、その原因となる罹患筋を触知する部位として適切なのはどれか。  1.頸椎棘突起部  2.後頸三角  3.鎖骨下窩  4.烏口突起下部  (解答2)  (第19回 問題125) 問題152 モーリーテストが陽性となる疾患に対し局所施術を行う場合、対象となる筋はどれか。  1.斜角筋  2.小胸筋  3.上腕二頭筋  4.僧帽筋  (解答1)  (第21回 問題127) 問題153 局所治療として欠盆への施術が最も適切な徒手検査所見はどれか。  1.ジャクソンテスト陽性  2.アドソンテスト陽性  3.インピンジメントテスト陽性  4.ヤーガソンテスト陽性  (解答2)  (第25回 問題122) 問題154 次の文で示す患者の病態から考えて施術対象となる筋はどれか。 「27歳の女性。ワープロ作業中に肩から腕にかけての痛みとしびれとがある。ジャクソンテスト陰性、アレンテスト陽性、鎖骨上窩部の圧迫で痛みとしびれとが上肢に放散する。」  1.僧帽筋  2.棘上筋  3.斜角筋  4.大胸筋  (解答3)  (第3回 問題137) 問題155 次の文で示す患者の病態を改善する施術部位はどれか。 「30歳の女性。左の前腕尺側の疼痛としびれ感、手指の冷感とチアノーゼがある。アレンテスト陽性、スパーリングテスト陰性。」  1.後頸部  2.鎖骨上窩部  3.肩甲間部  4.棘下部  (解答2)  (第5回 問題140) 問題156 次の患者の病態に対し、罹患部への局所治療として適切な施術部位はどれか。  「35歳の女性。右前腕尺側から小指の痛みとしびれ。アレンテスト陽性、ライトテスト陰性。」  1.斜角筋部  2.鎖骨下部  3.烏口突起下部  4.腋窩部  (解答1)  (第8回 問題127) 問題157 小胸筋への施術の必要性を示す徒手検査所見はどれか。  1.フィンケルスタインテスト陽性  2.スピードテスト陽性  3.ライトテスト陽性  4.トムゼンテスト陽性  (解答3)  (第22回 問題128) 問題158 ライトテスト陽性を示す患者の施術対象となる筋で、停止腱に対応する経穴はどれか。  1.曲沢  2.欠盆  3.巨骨  4.中府  (解答4)  (第23回 問題121) 問題159 次の文で示す患者の病態に対し、罹患部への局所治療として適切な施術部位はどれか。 「30歳の女性。小学校の教師。黒板に字を書いていると手がしびれる。アレンテスト陽性。ジャクソンテスト陰性。」  1.鎖骨上窩部  2.鎖骨下部  3.三角筋部  4.上腕内側部  (解答1)  (第9回 問題127) 問題160 次の文で示す患者の病態から考えて、緊張を改善すべき適切な筋はどれか。 「35歳の女性。3ヶ月前から電車のつり革につかまると、上肢の重だるさとしびれとが起こるようになった。ライトテスト陽性。」  1.小胸筋  2.僧帽筋  3.胸鎖乳突筋  4.三角筋  (解答1)  (第4回 問題140) 胸郭出口症候群について、問題153、問題154に答えよ。 問題161 橈骨動脈の拍動を指標とする理学検査で適切でないのはどれか。  1.アレンテスト  2.エデンテスト  3.モーリーテスト  4.ライトテスト  (解答3)  (第15回 問題135) 問題162 罹患部への局所施術の対象として適切でない筋はどれか。  1.斜角筋  2.鎖骨下筋  3.小胸筋  4.棘下筋  (解答4)  (第15回 問題136)  次の文で示す患者について、問題155、問題156に答えよ。 「24歳の女性。3か月前より右上腕から小指にかけてのしびれを自覚。頸椎を患側に回旋し、後屈した状態で深呼吸させると橈骨動脈の拍動が消失する。スパーリングテスト陰性。ホフマン反射陰性。」 問題163 最も考えられる疾患はどれか。  1.頸部神経根症  2.頸部脊髄症  3.胸郭出口症候群  4.手根管症候群  (解答3)  (第16回 問題133) 問題164 罹患部への局所施術の対象として適切な筋はどれか。  1.尺側手根屈筋  2.円回内筋  3.僧帽筋  4.前・中斜角筋  (解答4)  (第16回 問題134)  次の文で示す患者について、問題157、問題158に答えよ。 「30歳の女性。電車での通勤時、右手でつり革につかまっていると同側上肢に痛みとしびれが出現する。烏口突起下部に圧痛を認める。」 問題165 病態の確認を目的として行う理学検査で最も適切なのはどれか。  1.ヤーガソンテスト  2.ライトテスト  3.ファレンテスト  4.ジャクソンテスト  (解答2)  (第19回 問題135) 問題166 病態に対する局所施術部位で適切なのはどれか。  1.三角筋  2.前鋸筋  3.小胸筋  4.広背筋  (解答3)  (第19回 問題136) 問題167 前腕尺側から小指にかけての痛みに対する治療で経絡の流注を考慮した場合、施術対象となる経絡はどれか。  1.大腸経  2.小腸経  3.肺経  4.心包経  (解答2)  (第14回 問題126) 問題168 肘から前腕尺側にかけて痛みを訴える患者で疼痛領域に一致して治療を行う場合、対象となる経絡はどれか。  1.肺経  2.大腸経  3.心経  4.心包経  (解答3)  (第11回 問題130) 問題169 前腕後外側から示指にかけての痛みに対する治療で経脈の流注を考慮した場合、施術対象となるのはどれか。  1.心包経  2.心経  3.小腸経  4.大腸経  (解答4)  (第17回 問題119) 第3節 肩関節痛 問題170 ペインフルアークサイン陽性の場合、施術対象となる罹患筋はどれか。  1.棘上筋  2.菱形筋  3.肩甲下筋  4.肩甲挙筋  (解答1)  (第18回 問題125) 問題171 肩関節の外転時に肩部の痛みが増悪する場合、施術対象となる罹患筋はどれか。  1.棘上筋  2.肩甲挙筋  3.菱形筋  4.僧帽筋  (解答1)  (第9回 問題128) 問題172 次の文で示す症状に対し、主動作筋への施術で適切なのはどれか。 「肩関節外転により肩峰部に痛みが起きる。」  1.棘上筋  2.棘下筋  3.大円筋  4.小円筋  (解答1)  (第5回 問題139) 問題173 肩関節の腱板断裂の有無を判断するのに最も適切なのはどれか。  1.ドロップアームテスト  2.ヤーガソンテスト  3.肩甲上腕リズム  4.インピンジメントテスト  (解答1)  (第26回 問題123) 問題174 肩関節90度外転位で行う内旋が制限されている場合、考えられる罹患筋はどれか。  1.小円筋  2.肩甲下筋  3.棘上筋  4.小胸筋  (解答2)  (第24回 問題124) 問題175 肩甲下筋のストレッチを目的とする肩関節のROM訓練はどれか。  1.外旋運動  2.内旋運動  3.屈曲運動  4.伸展運動  (解答1)  (第20回 問題126) 問題176 肩関節の外旋筋の短縮による内旋制限に対し、最も適切な局所治療穴はどれか。  1.天宗  2.肩井  3.肩外兪  4.臂臑  (解答1)  (第19回 問題121) 問題177 肩関節を外旋すると棘下部に痛みが出現する場合、経絡の流注から施術対象となるのはどれか。  1.大腸経  2.小腸経  3.肺経  4.心経  (解答2)  (第15回 問題122) 問題178 肩関節を外旋すると天宗穴付近に痛みがみられる場合、施術対象となる罹患筋はどれか。  1.棘下筋  2.棘上筋  3.大円筋  4.肩甲下筋  (解答1)  (第14回 問題128) 問題179 肩関節を90度外転位で内旋動作をすると可動域制限とともに肩関節後面に牽引痛がみられる。罹患筋として最も適切なのはどれか。  1.三角筋  2.肩甲下筋  3.小円筋  4.大円筋  (解答3)  (第27回 問題126) 問題180 次の文で示す患者の罹患筋として最も適切なのはどれか。 「52歳の女性。主訴は右肩痛。最近、エプロンの腰ひもを背中で結ぼうとすると右肩が痛む。リフトオフテスト時に主訴が再現する。」  1.肩甲下筋  2.棘上筋  3.小円筋  4.上腕筋  (解答1)  (解説)  ・肩甲下筋  起始:肩甲下窩  停止:小結節  支配神経:肩甲下神経  作用:肩関節の内旋  (第28回 問題125) 問題181 次の文で示す患者の病態に対する局所施術の対象として最も適切なのはどれか。 「60歳の男性。4か月前から左肩関節外側部に痛みがある。肩関節外旋位で肩峰下に圧痛が認められる。インピンジメントテスト陽性。」  1.肩甲挙筋  2.棘上筋  3.棘下筋  4.広背筋  (解答2)  (第27回 問題125) 問題182 ヤーガソンテスト陽性の痛みに対する罹患局所への施術部位で適切なのはどれか。   1.肩関節前面  2.上腕後側  3.前頚部  4.後頚部  (解答1)  (第12回 問題135) 問題183 スピードテストが陽性の肩関節痛患者に対するマッサージ施術で、対象となる罹患筋はどれか。  1.上腕筋  2.棘下筋  3.上腕二頭筋  4.烏口腕筋  (解答3)  (第20回 問題127) 問題184 次の文で示す病態に対する施術部位で適切なのはどれか。 「肩関節が痛み、ヤーガソンテスト及び上腕二頭筋長頭腱ストレッチテスト陽性。」  1.結節間溝部  2.肩関節後部  3.前胸部  4.棘下部  (解答1)  (第6回 問題131) 問題185 次の文で示す患者の病態から考えて罹患部への局所治療の対象とする筋はどれか。 「50歳の男性。肩が痛む。結節間溝部に圧痛、ヤーガソンテスト陽性。」  1.大円筋  2.大胸筋  3.上腕二頭筋  4.上腕三頭筋  (解答3)  (第7回 問題130) 問題186 肩関節周囲炎の治療法と目的との組合せで誤っているのはどれか。  1.マッサージ ーー 筋血流の改善  2.コッドマン体操 ーー 筋力の強化  3.棒体操 ーー 可動域の拡大  4.ホットパック ーー 筋緊張の緩和  (解答2)  (第3回 問題138) 問題187 拘縮期の五十肩に対する治療で適切でないのはどれか。  1.低周波通電  2.極超短波  3.ホットパック  4.固定  (解答4)  (第8回 問題129) 問題188 拘縮期の五十肩に対する治療で適切でないのはどれか。  1.低周波通電療法  2.極超短波療法  3.固定  4.コッドマン体操  (解答3)  (第17回 問題125)  次の文で示す症例について、問題180、問題181の問いに答えよ。 「55歳の男性。右肩関節の運動時に上腕部に痛みが出現する。自発痛はなく、結節間溝部に圧痛を認める。関節拘縮は認められない。」 問題189 徒手検査で陽性となる可能性が最も高いのはどれか。  1.ペインフルアークサイン  2.ドロップアームテスト  3.ダウバーンサイン  4.スピードテスト  (解答4)  (第25回 問題133) 問題190 施術対象となる罹患筋はどれか。  1.上腕二頭筋長頭  2.上腕二頭筋短頭  3.上腕三頭筋外側頭  4.上腕三頭筋内側頭  (解答1)  (第25回 問題134)  次の文で示す症例について、問題182、問題183の問いに答えよ。  「56歳の男性。主訴は右肩痛。患部には明確な炎症所見はないが、肩関節前方に痛みがあり、物を持ち、肘を曲げようとしたときに増強する。ヤーガソンテスト陽性、ダウバーンサイン陰性であった。」 問題191 本症例で最も著明な圧痛を示す部位はどれか。  1.腱板疎部  2.烏口突起部  3.上腕骨大結節部  4.上腕骨結節間溝部  (解答4)  (第26回 問題135) 問題192 本症例の治療で経脈へのアプローチを行う場合、最も適切なのはどれか。  1.手の少陽経  2.手の太陽経  3.手の太陰経  4.手の少陰経  (解答3)  (第26回 問題136)  次の文で示す患者について下記の問いに答えよ。 「54歳の女性。最近、高い所にある物を取ったり、髪をとかしたり、エプロンのひもを結んだりする時関節部が痛む。」 問題193 最も考えられる疾患はどれか。  1.頚椎症  2.肩関節周囲炎  3.腋窩神経の神経痛  4.斜角筋症候群  (解答2)  (第2回 問題149) 問題194 この患者への治療で正しい記述はどれか。  1.罹患部にホットパックを施す。  2.頚椎部を牽引する。  3.障害神経の伸展法を行う。  4.上肢を三角巾でつり、安静にする。  (解答1)  (第2回 問題150) 第4節 肘関節痛 第5節 手関節痛 第6節 腰下肢痛 問題195 根性坐骨神経痛の治療法として、適切でないのはどれか。  1.ワレー圧点の圧迫法  2.神経の経路に沿った揉捏法  3.腰部の牽引法  4.中殿筋の運動法  (解答4)  (第4回 問題144) 問題196 坐骨神経痛の局所施術でワレー圧痛点に相当する経穴はどれか。  1.梁丘  2.通里  3.不容  4.殷門  (解答4)  (第14回 問題130) 問題197 虫垂炎を疑う患者に対して、マックバーネー点の圧痛を診るときに指標となる部位はどれか。  1.関元穴の右外方約2寸  2.右肓兪穴の下方約5分  3.右天枢穴の内方約2寸  4.右大横穴の下方約1寸5分  (解答4)  (解説)  ・SP15:大横 (だいおう)  所属:足の太陰 脾経  部位:上腹部 臍中央の外方4寸。  取穴:神闕(任脈)の外方4寸に取る。  (第28回 問題123) 問題198 坐骨神経痛の治療点で正しいのはどれか。  1.マックバーネー点  2.ワレー圧点  3.ボアス圧点  4.エルブ点  (解答2)  (解説: マックバーネー点:虫垂炎の圧痛点 ワレー圧点:神経痛のとき、罹患神経にそって出現する圧痛点 ボアス圧点:胃疾患などのとき、背部に現れる圧痛点 エルブ点:腕神経叢麻痺に関連スル点)  (第5回 問題144) 問題199 指床間距離を評価として用いるのはどれか。  1.頸椎症  2.肩関節周囲炎  3.筋筋膜性腰痛  4.変形性膝関節症  (解答3)  (第24回 問題112) 問題200 次の文で示す症例の罹患部への施術部位として最も適切なのはどれか。 「45歳の男性。主訴は腰痛。2か月前から発症し、後屈時に主訴が再現する。後正中の外方約2cmの深部に圧痛がみられる。」  1.腰椎椎間関節部  2.仙腸関節部  3.腰方形筋部  4.棘筋部  (解答1)  (第27回 問題121) 問題201 次の文で示す患者への対応として適切でないのはどれか。 「55歳の男性。職業は引っ越し業。10年前から腰痛があり、夕方になると増強する。」  1.柔らかい寝具の使用  2.腰部の温熱療法  3.腰背部の揉捏法  4.腹筋の筋力強化  (解答1)  (第3回 問題139) 問題202 次の文で示す患者に対する治療で適切でないのはどれか。 「60歳の男性。主訴は腰痛。腰は重だるく起床時に痛むが、運動とともに改善する。」  1.コッドマン体操  2.腰部のホットパック  3.脊柱起立筋の揉捏  4.腹筋の強化運動  (解答3)  (第6回 問題133) 問題203 次の文で示す患者への治療として適切でないのはどれか。 「60歳の男性。数ヶ月前から徐々に腰が痛くなり、最近では右下肢後側も痛むようになった。」  1.殿部の揉捏法  2.背腰筋の揉捏法  3.大腿伸筋の伸展法  4.腹筋の強化運動法  (解答3)  (第2回 問題144) 問題204 次の文で示す患者に対する初期対応で適切なのはどれか。 「40歳の女性。今朝、布団を押入れにしまおうとして、突然激しい腰痛を発症した。腰を伸ばすことができない。」  1.ウィリアムス体操を指導する。  2.安静を指示する。  3.背筋強化運動を指示する。  4.軟らかい寝具の使用を指示する。  (解答2)  (第5回 問題145) 問題205 次の文で示す症例に対して最も考えられるのはどれか。 「80歳の女性。200mの歩行で左下腿に痛みやしびれが生じ歩けなくなる。手押し車での歩行では症状は出ない。左膝蓋腱反射は減弱、両下肢動脈拍動の触知は良好である。」  1.腰椎椎間板ヘルニア  2.閉塞性動脈硬化症  3.椎間関節性腰痛  4.腰部脊柱管狭窄症  (解答4)  (第28回 問題131) 問題206 間欠跛行のある腰部脊柱管狭窄症の患者への対応で適切でないのはどれか。   1.腰椎の牽引を行う。  2.腰部のホットパックを行う。  3.歩行運動を指示する。  4.腰椎外側部の揉捏を行う。  (解答3)  (第11回 問題133) 問題207 腰部脊柱管狭窄症の下肢疼痛緩和に有効な姿勢はどれか。  1.前屈位  2.側屈位  3.後屈位  4.回旋位  (解答1)  (第12回 問題131) 問題208 次の文で示す患者の病態に対し、罹患局所への施術部位として適切なのはどれか。 「60歳の男性。3か月前から間欠跛行が出現。ケンプ徴候陽性。足背動脈および後脛骨動脈の拍動は触知可能。」  1.腰部  2.腹部  3.大腿部  4.下腿部  (解答1)  (解説:ケンプ徴候とは座骨神経痛の検査法で、被検者に立位、あるいは座位で後側方に体を反らしてもらう。後方に倒れてしまわないように必ず検者は後から支えられる位置をとる。下肢の神経症状が再現されれば陽性。立位の場合は足のトリックモーションがでやすい。)  (第15回 問題129) 問題209 次の文で示す症例について、身体診察でみられる可能性が最も高いのはどれか。 「72歳の男性。半年ほど前から歩行時に右腰部から下腿後面、第5指にかけて疼痛が生じるようになった。疼痛は前屈姿勢での休息により軽減する。膀胱直腸障害はない。」  1.SLRテスト陽性  2.膝蓋部の触覚鈍麻  3.アキレス腱反射減弱  4.足関節内反背屈力の低下  (解答3)  (第27回 問題122) 問題210 椎間板ヘルニアによる根性坐骨神経痛の治療で適切でないのはどれか。  1.腰椎外側部に揉捏法を行う。  2.腰部にホットパックを行う。  3.腰椎の牽引を行う。  4.大腿前面の神経伸展法を行う。  (解答4)  (第8回 問題130) 問題211 腰椎椎間板ヘルニアによる下腿外側の痛みに対し、母指圧迫を行う局所治療穴として適切なのはどれか。  1.承筋  2.陽陵泉  3.地機  4.膝関  (解答2)  (第20回 問題131)  次の文で示す患者について、問題201、問題202に答えよ。 「30歳の男性。2か月前より右腰部から下腿後面・足底にかけて痛む。間欠跛行はない。右SLRテスト陽性。足背動脈の拍動は触知可能。」 問題212 最も考えられる疾患はどれか。  1.腰部脊柱管狭窄症  2.腰椎椎間板ヘルニア  3.閉塞性動脈硬化症  4.糖尿病性神経障害  (解答2)  (第17回 問題133) 問題213 徒手による神経伸展法を行う場合、対象となる罹患神経はどれか。  1.大腿神経  2.坐骨神経  3.上殿神経  4.下殿神経  (解答2)  (第17回 問題134) 次の文で示す症例について、以下の問いに答えよ。 「41歳の男性。2か月前から大腿及び下腿後面、足底にかけて痛みが出現した。MRI検査で椎間板ヘルニアと診断されている。SLRテスト陽性。」 問題214 身体診察で患側にみられる可能性が最も高いのはどれか。  1.アキレス腱反射亢進  2.ケンプ徴候陽性  3.足関節底屈力の減弱  4.足背部母趾側の触覚鈍麻  (解答3)  (第28回 問題135) 問題215 本症例で経脈流注を考慮した施術を行う場合、最も適切なのはどれか。  1.足の厥陰経  2.足の太陰経  3.足の陽明経  4.足の太陽経  (解答4)  (第28回 問題136)  次の文で示す症例について、問題203、問題204の問いに答えよ。 「52歳の男性。主訴は慢性腰痛。腹臥位で腰部の触察をしたところ、脊柱起立筋の過緊張とともにその外側にある深部の筋に、こりと圧痛を認めた。また、圧痛部に指を当てたままで骨盤部を肩に向けて引き上げさせると筋収縮が確認できた。」 問題216 脊柱起立筋の外側で、こりと圧痛を呈したのはどれか。  1.外腹斜筋  2.大腰筋  3.腰方形筋  4.腸骨筋  (解答3)  (第23回 問題135) 問題217 脊柱起立筋の外側にある深部の筋を選択的に揉捏するのに適切な部位はどれか。  1.腸骨稜と第12肋骨の間  2.第1腰椎棘突起から第5腰椎棘突起の外側2cm  3.腸骨稜・仙骨と上腕骨小結節部の間  4.第12胸椎から第4腰椎の椎体と大腿骨の小転子の間  (解答1)  (第23回 問題136)  次の文で示す症例について、問題205、問題206に答えよ。 「60歳の男性。200m程の歩行で左大腿後側から下腿外側にかけて痛む。ケンプ徴候陽性。第5趾に触覚の鈍麻がみられる。」 問題218 痛みを評価する方法として最も適切なのはどれか。  1.ROM  2.CMI  3.MMT  4.VAS  (解答4)  (第21回 問題139) 問題219 痛みの評価法で、患者が想像できる最大の痛みを10とし、0から10の11段階で現在の痛みの程度を評価する方法はどれか。  1.カテゴリカルスケール  2.フェイススケール  3.ニューメリカルレイティングスケール(NRS)  4.ビジュアルアナログスケール(VAS)  (解答3)  (解説)  ・ニューメリカルレイティングスケール(NRS)  患者が経験した最高の痛みを10とし、全く痛みがない状態を0として、患者に現在の痛みがいくらであるかを数字で答えてもらう評価法  ・フェイススケール  現在の痛みを「にっこり笑った顔」から普通の顔、そして「しかめっ面」そして「泣き顔」までの様々な段階の顔を用意して、神経痛などの痛みを訴えている患者にどのぐらい痛むのかを示してもらうことで、その痛み度を客観的に知るために、ペインクリニック・麻酔科などで用いられる評価法。  ・ビジュアルアナログスケール(VAS)  紙に描かれた10cmの直線の左端を「痛みが全くない」、右端を「耐えられない痛み」として、患者に現在の痛みがどの辺りに相当するか印を付けてもらい、左端から測定して何mmという数値で表す評価法。  ※上記評価法は、治療前と治療後の痛みの変化を確認することも治療効果を評価する上で大切である。例えば、治療前の痛みを10とし、治療後にどのぐらいになったかを患者に数字で表現させ、痛みの軽減の度合いを評価する方法も用いられる。  (第28回 問題121) 問題220 症状のある部位の流注を踏まえて施術する場合、最も適切な経脈はどれか。   1.胃経  2.膀胱経  3.脾経  4.腎経  (解答2)  (第21回 問題140) 問題221 梨状筋症候群の絞扼部位に対する施術部はどれか。  1.大転子直上  2.坐骨結節直下  3.大転子と仙腸関節との中央  4.大腿後側の中央  (解答3)  (第5回 問題143) 問題222 梨状筋への施術の必要性を示す理学検査所見はどれか。  1.FNSテスト陽性  2.K・ボンネットテスト陽性  3.トーマステスト陽性  4.パトリックテスト陽性  (解答2)  (第16回 問題127) 問題223 大坐骨孔部に圧痛を認め、坐骨神経痛を呈する症例で陽性となる可能性が最も高いのはどれか。  1.パトリックテスト  2.K・ボンネットテスト  3.トーマステスト  4.ニュートンテスト  (解答2)  (第24回 問題125) 問題224 梨状筋症候群の病態に対する治療法で適切なのはどれか。  1.腰椎の矯正法  2.殿部の持続圧迫法  3.大腿部前面の神経伸展法  4.フレンケル体操  (解答2)  (解説:フレンケル体操は、脊髄性、小脳性失調症に対する体操)  (第11回 問題134) 問題225 次の文で示す患者について、罹患局所への施術部位として適切なのはどれか。 「20歳の女性。殿部から下腿後側にかけて放散痛がある。股関節・膝関節屈曲位で他動的に股関節を内転・内旋すると症状が出現する。」  1.上前腸骨棘と上後腸骨棘との中央  2.上後腸骨棘と大転子との中央  3.上前腸骨棘と大転子との中央  4.坐骨結節と尾骨先端との中央  (解答2)  (解説:文章内の検査は、ボンネットテストである。)  (第15回 問題130) 問題226 次の文で示す症例に対して局所施術を行う部位として最も適切なのはどれか。 「60歳の女性。主訴は左殿部から下肢後面の疼痛。長時間歩くと殿部から下肢後面にかけて痛みを自覚する。K・ボンネットテスト陽性、ラセーグテスト陰性、下肢の知覚異常はない。」  1.下後腸骨棘と大転子頂点の中央部  2.仙尾連結と大転子頂点の中央部  3.尾骨先端と大転子頂点の中央部  4.坐骨結節と大転子頂点の中央部  (解答1)  (第26回 問題127) 問題227 次の文で示す患者の罹患局所に対する施術部位として最も適切なのはどれか。 「28歳の男性。半年前から左殿部から下腿後面にかけての放散痛がある。間欠跛行はみられず、エックス線検査では腰椎の異常所見は認めない。K・ボンネットテスト陽性、ケンプ徴候陰性。」  1.脊柱起立筋部  2.中殿筋部  3.梨状筋部  4.下腿三頭筋部  (解答3)  (第21回 問題128) 問題228 次の文で示す患者の罹患筋で最も適切なのはどれか。 「55歳の男性。左殿部から下肢後面にかけて痛み、しびれがある。以前に下位腰椎の椎間板ヘルニアを発症したことがあり、手術により完治した。秩辺付近に圧痛を認める。K・ボンネットテスト陽性。」  1.梨状筋  2.大殿筋  3.大腿方形筋  4.大腿筋膜張筋  (解答1)  (第23回 問題129) 問題229 次の文で示す症例に対し、局所治療点として最も適切なのはどれか。 「55歳の女性。1週間前に長距離の歩行をした後から右殿部痛を自覚した。K・ボンネットテスト陽性。」  1.上後腸骨棘と大転子頂点の中点  2.仙骨裂孔と大転子頂点を結ぶ線の外3分の2の点  3.仙骨角と大転子頂点の中点  4.尾骨先端と大転子頂点の中点  (解答1)  (第27回 問題128) 問題230 大転子から大腿外側にかけて痛みを訴える患者で施術対象となる経絡はどれか。  1.膀胱経  2.胆経  3.肝経  4.腎経  (解答2)  (第10回 問題134) 第7節 股関節痛 問題231 股関節の屈曲拘縮があり、トーマステスト陽性の場合、ストレッチングの対象となる罹患筋はどれか。  1.半膜様筋  2.腸腰筋  3.中殿筋  4.大殿筋  (解答2)  (解説:トーマステストとは、股関節拘縮の検査法で、被検者に仰臥位で検査側の膝を抱え込んでもらう。この時、反対側の下肢が持ち上がると陽性。)  (第14回 問題129) 問題232 トレンデレンブルグ歩行の患者に対し、施術する罹患筋の起始と停止の組合せで正しいのはどれか。  1.腸骨窩 ーー 小転子  2.腸骨外面 ーー 大転子  3.仙骨前面 ーー 大転子  4.下前腸骨棘 ーー 脛骨粗面  (解答2)  (第26回 問題132) 変形性股関節症について、問題219、問題220に答えよ。 問題233 股関節の病態の確認を目的として行う理学検査はどれか。  1.ジャクソンテスト  2.ヤーガソンテスト  3.SLRテスト  4.パトリックテスト  (解答4)  (第19回 問題133) 問題234 股関節痛に対する局所治療穴として適切なのはどれか。  1.環跳  2.殷門  3.梁丘  4.委中  (解答1)  (第19回 問題134)  次の文で示す症例について、問題221、問題222に答えよ。 「60歳の女性。歩行により左股関節部に重だるさと軽い痛みが生じる。エックス線検査により変形性股関節症と診断されている。自発痛や熱感・腫脹はない。患肢で片脚立ちさせると反対側の骨盤が下がる。」 問題235 この徴候はどれか。  1.ケルニッヒ徴候  2.ケンプ徴候  3.トレンデレンブルグ徴候  4.ブルンベルグ徴候  (解答3)  (第20回 問題137) 問題236 この患者の筋力増強運動として最も適切なのはどれか。  1.股関節外転運動  2.股関節内転運動  3.膝関節伸展運動  4.膝関節屈曲運動  (解答1)  (第20回 問題138) 第8節 膝関節痛 問題237 大腿四頭筋の強化訓練が適しているのはどれか。  1.坐骨神経痛  2.変形性膝関節症  3.急性腰痛  4.足関節捻挫  (解答2)  (第1回 問題137) 問題238 変形性膝関節症に伴う筋萎縮の評価法で最も適切なのはどれか。  1.大腿周径  2.大腿二頭筋の筋力  3.膝蓋骨の動き  4.関節裂隙部の圧痛  (解答1)  (第13回 問題133) 問題239 変形性膝関節症で起こる筋萎縮に対し、直接施術する部位はどれか。  1.殿部  2.大腿前側  3.下腿外側  4.下腿後側  (解答2)  (第4回 問題145) 問題240 変形性膝関節症の治療で適切でないのはどれか。  1.腫脹に対して関節周囲の軽擦法を行う。  2.内反変形に対して徒手矯正を行う。  3.屈曲拘縮に対して大腿二頭筋を揉捏する。  4.歩行中の膝折れに対して大腿四頭筋の強化運動を行う。  (解答2)  (第8回 問題136) 問題241 変形性膝関節症で起こる筋萎縮に対し、最も強化すべき筋はどれか。  1.大腿四頭筋  2.大腿二頭筋  3.前脛骨筋  4.下腿三頭筋  (解答1)  (第10回 問題135) 問題242 変形性膝関節症に対する対応で適切でないのはどれか。  1.大腿四頭筋の低周波通電を行う。  2.膝関節部のホットパックを行う。  3.階段昇降運動を指示する。  4.ハムストリングスのマッサージを行う。  (解答3)  (第11回 問題135) 問題243 変形性膝関節症に伴う関節水腫(水症)で陽性となる徒手検査法として最も適切なのはどれか。  1.アプレイテスト  2.ラックマンテスト  3.膝蓋跳動  4.膝蓋骨圧迫テスト  (解答3)  (第25回 問題125) 問題244 変形性膝関節症で膝蓋大腿関節の疼痛とざらつきを診る徒手検査法として最も適切なのはどれか。  1.グラスピングテスト  2.マクマレーテスト  3.膝蓋跳動  4.膝蓋骨圧迫テスト  (解答4)  (解説)  膝蓋骨圧迫テスト:膝蓋大腿関節損傷 検査法:仰臥位。真っ直ぐ伸ばした状態。膝蓋骨(お皿)を上から手で強く押さえながら上下左右に動かす。 理論的根拠:膝に痛みが生じた場合、膝蓋骨周囲の炎症をあらわす。  グラスピングテスト:腸脛靱帯炎  マクマレーテスト:半月板損傷  膝蓋跳動:膝関節腔内の貯留液の有無  (第28回 問題126) 問題245 次に示す文の患者について最も強化すべき筋はどれか。 「60歳の女性。起立時と歩行時に膝が痛む。炎症所見はない。」  1.前脛骨筋  2.大腿四頭筋  3.半膜様筋  4.腓腹筋  (解答2)  (解説:運動開始時痛は変形性関節症の特徴であり、膝関節症では大腿四頭筋の強化が治療として有効である。)  (第2回 問題145) 問題246 次の文で示す患者の生活指導として適切でないのはどれか。 「60歳の肥満した女性。数年前から正座をするときや立ち上がるときに膝が痛む。膝関節部に熱感はない。」  1.椅子やベッドの生活に変える。  2.サポーターを使用する。  3.膝関節部を温める。  4.階段昇降を勧める。  (解答4)  (第5回 問題146) 問題247 次の文で示す患者について、最も強化すべき筋はどれか。 「62歳の女性。3年前から左膝前面に痛みを自覚、歩行時に膝折れがみられる。」  1.大腿四頭筋  2.大腿二頭筋  3.大腿筋膜張筋  4.縫工筋  (解答1)  (第15回 問題131) 問題248 次の文で示す患者の病態に対する適切な運動はどれか。 「60歳の女性。運動開始時や歩行時に膝が痛む。膝蓋跳動テスト陽性。」  1.立位でのつまさき立ち運動  2.腹臥位での膝関節屈曲運動  3.仰臥位での下肢伸展挙上運動  4.仰臥位、膝屈曲位での尻上げ運動  (解答3)  (解説:膝蓋跳動とは、膝関節上嚢部および膝蓋骨の両側方部を手掌で圧迫して、膝蓋大腿関節に関節液を集め、他方の手指で膝蓋骨を大腿骨に圧して検査する方法で、膝関節腔に滲出液が貯留している場合膝蓋骨が前方に浮上するためコツコツと雑音を感じる。) (第6回 問題134) 問題249 次の文で示す患者に対する施術目的で誤っているのはどれか。 「58歳の女性。動作開始時に膝が痛む。内反変形、大腿四頭筋の萎縮がみられる。」  1.関節痛の軽減  2.関節部の循環改善  3.変形の改善  4.軟部組織の緊張緩和  (解答3)  (第7回 問題133) 問題250 次の文で示す患者の病態に対する治療で正しいのはどれか。 「65歳の女性。数年前から膝関節痛があり、最近正座時にも痛みを感じるようになった。局所の熱感、腫脹はない。」  1.膝関節部を冷やす。  2.階段昇降を勧める。  3.骨の変形を矯正する。  4.大腿四頭筋の筋力を増強する。  (解答4)  (第9回 問題140) 問題251 次の文で示す患者の病態に対する治療で適切でないのはどれか。 「60歳の女性。数年前から膝が痛む。膝の熱感・腫脹はない。」  1.階段昇降運動を指示する。  2.大腿四頭筋のマッサージを行う。  3.関節周囲の軽擦法を行う。  4.低周波通電を行う。  (解答1)  (第17回 問題126) 問題252 次の文で示す患者に対する治療方針で、適切でないのはどれか。 「62歳の肥満女性。数年前から運動開始時や階段昇降時に膝の内側が痛む。膝の熱感、腫脹はない。」  1.大腿四頭筋の等尺性収縮訓練  2.フルスクワットの実施  3.食生活の改善  4.和式から洋式への生活環境改善  (解答2)  (第19回 問題129)  次の文で示す患者について、問題238、問題239に答えよ。 「60歳の女性。2年程前から歩行時に左膝内側部が痛むようになり、最近は正座もつらい。熱感、腫脹はない。マクマレーテスト陰性。内反・外反ストレステスト陰性。」 問題253 最も考えられる疾患はどれか。  1.半月板損傷  2.内側側副靭帯損傷  3.変形性膝関節症  4.膝蓋前滑液包炎  (解答3)  (第12回 問題139) 問題254 局所への治療法で適切でないのはどれか。  1.大腿四頭筋の筋力強化運動  2.徒手矯正  3.低周波通電  4.極超短波  (解答2)  (第12回 問題140)  次の文で示す症例について、問題240、問題241の問いに答えよ。 「65歳の女性。茶道教室講師。軽度の肥満。3年前から左膝の痛みを自覚。特に、長時間の正座や階段の昇降時に痛む。熱感、腫脹はない。マクマレーテスト陰性。左内側広筋の萎縮がみられる。」 問題255 最も考えられる疾患はどれか。  1.変形性膝関節症  2.関節リウマチ  3.半月板損傷  4.前十字靱帯損傷  (解答1)  (第22回 問題135) 問題256 膝関節支持筋の強化法として最も適切なのはどれか。  1.バージャー体操  2.下肢伸展挙上訓練  3.関節モビリゼーション  4.フレンケル体操  (解答2)  (第22回 問題136)  次の文で示す症例について、問題242、問題243の問いに答えよ。 「62歳の女性。主訴は肥満と左膝痛。メタボリックシンドロームと変形性膝関節症と診断された。」 問題257 メタボリックシンドロームの診断基準に含まれるのはどれか。  1.腹囲  2.赤血球数  3.尿酸  4.クレアチニン  (解答1)  (第23回 問題137) 問題258 本症例で避けるべき運動はどれか。  1.ウォーキング  2.水泳  3.縄跳び  4.ストレッチ  (解答3)  (第23回 問題138)  次の文で示す症例について、問題244、問題245の問いに答えよ。 「65歳の女性。半年前から左膝の内側に歩行時痛が出現。痛みのため階段昇降がつらくなり、O脚も目立つようになった。膝蓋骨底上方5cmの大腿周径は右35cm、左33cm。膝蓋骨圧迫テスト、膝蓋跳動はともに陰性。」 問題259 本症例の治療計画で最も適切なのはどれか。  1.前脛骨筋の強化  2.後脛骨筋の強化  3.大腿四頭筋の強化  4.大腿後側筋群の強化  (解答3)  (第23回 問題139) 問題260 本症例の膝関節の深部組織を加温する目的で使用するのはどれか。  1.赤外線  2.ホットパック  3.パラフィン浴  4.極超短波  (解答4)  (第23回 問題140) 第9節 足関節痛  次の文で示す患者について、問題246、問題247に答えよ。 「21歳の男性。サッカーの試合で転倒した際に左足首を内側にひねった。足首に疼痛と腫脹がある。」 問題261 患部に対する応急処置として適切でないのはどれか。  1.固定  2.マッサージ  3.冷却  4.圧迫  (解答2)  (第16回 問題137) 問題262 足首の内がえしで最も伸展される部位を走行する経脈はどれか。  1.腎経  2.肝経  3.膀胱経  4.胆経  (解答4)  (第16回 問題138) 第10節 関節リウマチ 問題263 関節リウマチの頸部痛の治療で用いてはならないのはどれか。  1.温熱  2.低周波  3.マッサージ  4.矯正  (解答4)  (第15回 問題127)  次の文で示す患者について、問題249、問題250の問いに答えよ。 「38歳の女性。3年前に関節リウマチを発症。手首と足首の頑固な固定性の痛みと腫れがある。天候が悪化すると症状が増悪することが多い。下腿のむくみを伴う。舌苔は白膩。脈は滑。」 問題264 本患者の病証はどれか。  1.行痺  2.着痺  3.痛痺  4.熱痺  (解答2)  (第24回 問題122) 問題265 本患者のリハビリテーションで最も適切なのはどれか。  1.スクワット  2.重錘による筋力増強訓練  3.寒冷療法  4.最大可動域までのROM訓練  (解答4)  (第24回 問題123) 第11節 筋肉痛 問題266 先天性筋性斜頸の病態に対して矯正の対象となる罹患筋はどれか。  1.広頸筋  2.胸鎖乳突筋  3.肩甲挙筋  4.僧帽筋  (解答2)  (第22回 問題130) 問題267 腓腹筋けいれんがみられる患者に対する施術で、症状を再現するおそれが最も高いのはどれか。  1.腓腹筋を持続的に圧迫する。  2.足関節に牽引法を行う。  3.腓腹筋にホットパックを行う。  4.足関節を自動的に底屈させる。  (解答4)  (第26回 問題130) 第12節 腱痛 問題268 次の文で示す症例に対する徒手検査で陽性となる可能性が最も高いのはどれか。 「28歳の女性。スマートフォンを母指で長時間操作していると、手関節橈側が痛くなる。」  1.アイヒホッフテスト  2.ティネル徴候  3.ファレンテスト  4.フローマン徴候  (解答1)  (第26回 問題124) 問題269 次の文で示す症例に対する徒手検査で陽性となる可能性が最も高いのはどれか。 「55歳の女性。長期にわたり人工透析を受けている。早朝に手掌の橈側にしびれが生じ、最近では母指球筋の萎縮もみられる。」  1.フローマン徴候  2.ファレンテスト  3.肘関節屈曲テスト  4.トムゼンテスト  (解答2)  (解説)  ・手根管症候群  内側・外側手根隆起間に張っている屈筋支帯と手根骨との間の手根管内で正中神経が絞扼されて起こるもの。絞扼性神経障害の代表。妊娠・出産期や更年期の女性に多い。  原因:コンピュータ操作やピアニストなど手の過度な使用による非特異的炎症、甲状腺機能低下症による浮腫、コーレス骨折などの外傷、関節リウマチ、糖尿病、人工透析、腫瘍など。  症状:手掌のしびれ感を主訴とすることが多い。夜間に疼痛やしびれ感で覚醒することもよくある。進行すれば、母指球筋が萎縮し、母指の対立や屈曲などの運動がしにくくなる。  手関節前面中央(大陵穴)付近に圧痛がみられ、チネル徴候が陽性となる。  徒手検査法:ファレンテスト  (第28回 問題130) 第2章 神経系の主な症状・疾患 第1節 運動麻痺の概要 第2節 中枢性運動麻痺 問題270 片麻痺患者における尖足の悪化防止を目的とする施術で、対象となる筋はどれか。   1.膝窩筋  2.前脛骨筋  3.第三腓骨筋  4.下腿三頭筋  (解答4)  (第23回 問題120)  次の文で示す患者について、問題255、問題256の問いに答えよ。 「65歳の男性。3か月前に脳梗塞を発症し右半身に麻痺が残った。座位にて患側の股関節・膝関節・足関節の集団屈曲運動はできるようになったが、個々の関節の単独運動はできない。」 問題271 下肢のブルンストロームステージで該当するのはどれか。  1.ステージⅡ  2.ステージⅢ  3.ステージⅣ  4.ステージⅤ  (解答2)  (第24回 問題135) 問題272 この時期の回復期リハビリテーションで、主に健脚の支持性を高める目的で行われる訓練はどれか。  1.寝返り訓練  2.階段昇降訓練  3.斜面台による立位訓練  4.椅子からの立ち上がり訓練  (解答4)  (第24回 問題136)  次の文で示す症例について、問題257、問題258の問いに答えよ。 「56歳の男性。主訴は右片麻痺。麻痺側の上肢を動かそうとすると肩・肘の同時屈曲がみられる。」 問題273 本症例のブルンストローム回復ステージ(6段階)はどれか。  1.ステージⅡ  2.ステージⅢ  3.ステージⅣ  4.ステージⅤ  (解答2)  (第25回 問題137) 問題274 右上肢の痙性抑制を目的として痙性筋への自原抑制による治療を行う場合、最も適切なのはどれか。  1.赤外線療法  2.超短波療法  3.超音波療法  4.治療的電気療法  (解答4)  (第25回 問題138) 第3節 末梢性運動麻痺 問題275 末梢性顔面神経麻痺の顔面マッサージ手技として適切でないのはどれか。  1.四指揉捏法  2.四指軽擦法  3.母指持続圧迫法  4.指頭叩打法  (解答3)  (第3回 問題141) 問題276 ベル麻痺の運動法として適切でないのはどれか。  1.強く閉眼する。  2.額にしわを寄せる。  3.歯を食いしばる。  4.口笛を吹く。  (解答3)  (解説:咀嚼筋は三叉神経支配である)  (第7回 問題134) 問題277 末梢性顔面神経麻痺に対する生活指導で適切でないのはどれか。  1.自分で顔面マッサージを行わせる。  2.鏡を見ながら表情運動を行わせる。  3.患側に冷湿布を行わせる。  4.ぱ行の発音練習をさせる。  (解答3)  (第8回 問題134) 問題278 末梢性顔面神経麻痺の罹患筋への局所施術で対象とならないのはどれか。  1.前頭筋  2.側頭筋  3.眼輪筋  4.口輪筋  (解答2)  (第10回 問題128) 問題279 末梢性顔面神経麻痺の施術で対象とならない筋はどれか。  1.前頭筋  2.眼輪筋  3.側頭筋  4.広頸筋  (解答3)  (第21回 問題125) 問題280 顔面神経麻痺に対する施術で、適切でないのはどれか。  1.顔の筋肉への揉捏法  2.表情筋の運動法  3.電気運動点への低周波通電法  4.顔面のアイシング  (解答4)  (第4回 問題147) 問題281 ベル麻痺の罹患筋への局所施術で対象とならないのはどれか。  1.頬筋  2.眼輪筋  3.口輪筋  4.咬筋  (解答4)  (第12回 問題138) 問題282 脳血管障害で顔面神経麻痺となった患者の罹患筋に施術する場合、対象となる筋として最も適切なのはどれか。  1.前頭筋  2.側頭筋  3.頬筋  4.咬筋  (解答3)  (解説)  脳血管障害による顔面神経麻痺は中枢性になる。  中枢性顔面神経麻痺では、前頭筋の麻痺はなく前額のしわ寄せが可能である。よって正答は3。  (第28回 問題128) 問題283 顔面麻痺に対し、罹患神経が頭蓋骨から出る部位への施術で適切な経穴はどれか。  1.承泣  2.翳風  3.陽白  4.睛明  (解答2)  (第13回 問題129) 問題284 次の文で示す患者の神経麻痺と治療との組合せで正しいのはどれか。 「突然、左側の額にしわをよせることや、目を閉じることができなくなり、口笛も吹けなくなった。」  1.動眼神経麻痺 ーー 目の周囲のマッサージ  2.外転神経麻痺 ーー 眼球運動法  3.滑車神経麻痺 ーー 眼部の温熱療法  4.顔面神経麻痺 ーー 顔面全体のマッサージ  (解答4)  (第2回 問題135) 問題285 末梢性顔面神経麻痺の運動法として適切でないのはどれか。  1.額にしわをよせる。  2.頬をふくらます。  3.歯を食いしばる。  4.口をへの字に曲げる。  (解答3)  (第16回 問題122) 問題286 次の文で示す患者で障害されている神経への局所治療穴で適切なのはどれか。 「60歳の女性。左口角が下がり、鼻唇溝が浅い。口笛が吹けない。」  1.百会  2.天柱  3.翳風  4.風池  (解答3)  (第15回 問題124) 問題287 次の文で示す患者の施術で治療対象となるのはどれか。 「45歳の女性。朝、起床時に左口角が下がり閉眼ができないことに気づく。口をすすぐときに水がこぼれる。」  1.第Ⅲ脳神経  2.第V脳神経  3.第Ⅶ脳神経  4.第Ⅸ脳神経  (解答3)  (第22回 問題124) 問題288 次の文で示す患者の病証の治療方針として適切でないのはどれか。 「71歳の男性。1か月前に窓を開けたまま寝てしまい、寒さで目が覚めたところ、右の眉と口角が下がっていた。脳のMRI検査で異常はなかった。」  1.風を追い出す。  2.寒を散じる。  3.痰飲を除く。  4.気血の滞りを除く。  (解答3)  (第28回 問題118) 問題289 末梢性顔面神経麻痺の罹患筋と局所治療穴の組合せで最も適切なのはどれか。  1.前頭筋 …… 陽白  2.眼輪筋 …… 下関  3.頬骨筋 …… 攅竹  4.口輪筋 …… 四白  (解答1)  (第27回 問題123) 末梢性顔面神経麻痺について次の問題272、問題273に答えよ。 問題290 中枢性と末梢性を鑑別する方法はどれか。  1.頬を膨らませる。  2.額にしわを寄せさせる。  3.目をつぶらせる。  4.口笛を吹かせる。  (解答2)  (第14回 問題136) 問題291 低周波電気療法で治療対象とならないのはどれか。  1.側頭筋  2.前頭筋  3.眼輪筋  4.頬筋  (解答1)  (第14回 問題137) 問題292 橈骨神経の障害で施術対象となる罹患筋はどれか。  1.指伸筋  2.円回内筋  3.尺側手根屈筋  4.長掌筋  (解答1)  (第15回 問題125) 問題293 橈骨神経麻痺による障害部位への施術で適切なのはどれか。  1.肘関節内側  2.前腕前側  3.前腕後側  4.手関節掌側  (解答3)  (第14回 問題125) 問題294 次の文で示す麻痺症状に対して治療対象となる神経はどれか。 「手関節や中手指節関節の伸展運動ができない。」  1.尺骨神経  2.正中神経  3.橈骨神経  4.筋皮神経  (解答3)  (第3回 問題142) 問題295 下垂手の麻痺筋に対する治療穴として適切なのはどれか。  1.大陵  2.門  3.神門  4.手三里  (解答4)  (第5回 問題142) 問題296 下垂手に対する施術法として適切でないのはどれか。  1.橈骨神経の走行に沿って施術を行う。  2.前腕前側の筋に施術を行う。  3.手指の他動運動を行う。  4.手関節を屈曲位で固定する。  (解答4)  (第10回 問題132)  次の文で示す症例について、問題279、問題280の問いに答えよ。 「35歳の女性。主訴は手の運動麻痺。自転車で転倒し、左上腕骨を骨折した。手の麻痺とともに前腕から手背の感覚障害をきたした。」 問題297 本症例の運動麻痺でみられる手の変形はどれか。  1.猿手  2.鷲手  3.下垂手  4.尺側偏位  (解答3)  (第25回 問題135) 問題298 手の運動麻痺の治療として低周波電気療法を行う場合、導子を当てる部位で適切なのはどれか。  1.孔最と尺沢  2.合谷と曲池  3.内関と曲沢  4.支正と小海  (解答2)  (第25回 問題136) 問題299 次の文で示す症状に対して、治療対象となる神経はどれか。 「手の第1指から第4指のしびれと母指球筋の萎縮とがあり、母指と小指との対立運動ができない。」  1.橈骨神経  2.正中神経  3.尺骨神経  4.筋皮神経  (解答2)  (第4回 問題141) 問題300 サル手に対し、罹患神経への施術を行う場合、対象となる経脈はどれか。  1.大腸経  2.小腸経  3.三焦経  4.心包経  (解答4)  (第16回 問題120) 問題301 猿手を呈する患者に対して前腕部の麻痺筋にマッサージ施術を行う場合、最も適切な部位はどれか。  1.前側部  2.後側部  3.外側部  4.内側部  (解答1)  (第20回 問題128) 問題302 鷲手を呈する患者の罹患神経に対して経脈流注を考慮して施術を行う場合、最も適切なのはどれか。  1.大腸経  2.小腸経  3.心包経  4.三焦経  (解答2)  (第22回 問題129) 問題303 尺骨神経麻痺に対する施術で対象となる麻痺筋はどれか。  1.上腕二頭筋  2.上腕筋  3.円回内筋  4.骨間筋  (解答4)  (第6回 問題132) 問題304 尺骨神経麻痺で施術の対象となる麻痺筋はどれか。  1.上腕筋  2.長橈側手根伸筋  3.腕橈骨筋  4.母指内転筋  (解答4)  (第19回 問題126) 問題305 尺骨神経麻痺で施術の対象となる麻痺筋はどれか。  1.母指内転筋  2.腕橈骨筋  3.長掌筋  4.上腕筋  (解答1)  (解説)  母指内転筋:尺骨神経支配  (第28回 問題129) 問題306 次の文で示す症状に対し、治療対象とする神経はどれか。 「手の母指の内転と示指、中指、環指、小指の内転、外転運動が障害され、手背部の骨間がくぼむ。」  1.橈骨神経  2.正中神経  3.尺骨神経  4.筋皮神経  (解答3)  (第8回 問題131) 問題307 次の文で示す症例について施術の対象となる筋はどれか。 「50歳の男性。背側骨間筋の萎縮がみられる。フローマン徴候陽性。」  1.母指対立筋  2.母指内転筋  3.短母指外転筋  4.長母指屈筋  (解答2)  (第23回 問題127) 問題308 腓骨頭骨折によるギプス固定後、足関節を背屈することが困難となった患者に対して施術対象となる罹患筋はどれか。  1.前脛骨筋  2.長腓骨筋  3.腓腹筋  4.長指屈筋  (解答1)  (第20回 問題134) 問題309 腓骨神経麻痺の治療目的で誤っているのはどれか。  1.尖足を予防するため足関節を0度に保持する。  2.前脛骨筋の筋力を回復させる。  3.下腿三頭筋の循環を促進する。  4.後脛骨筋の過緊張を除去する。  (解答3)  (第1回 問題139) 問題310 深腓骨神経麻痺に対し、筋力強化運動を行う場合、正しいのはどれか。  1.膝関節屈曲  2.膝関節伸展  3.足関節屈曲  4.足関節伸展  (解答4)  (第8回 問題135) 問題311 腓骨神経麻痺の治療方針と治療法との組合せで誤っているのはどれか。  1.尖足予防 ーー 足関節90度固定  2.前脛骨筋の筋力回復 ーー 足関節伸展(背屈)運動  3.総腓骨神経刺激 ーー 陽陵泉の低周波通電  4.後脛骨筋の緊張除去 ーー 下腿内側の揉捏  (解答1)  (第14回 問題131) 問題312 足関節の伸展(背屈)と内がえしが困難となる場合、施術対象となる罹患筋はどれか。  1.前脛骨筋  2.短指伸筋  3.腓腹筋  4.長腓骨筋  (解答1)  (第21回 問題133) 問題313 神経麻痺による下垂足の麻痺筋に施術を行う場合、対象となる経絡はどれか。  1.腎経  2.膀胱経  3.脾経  4.胃経  (解答4)  (第12回 問題125) 問題314 下垂足に対し、罹患筋への局所施術で対象となるのはどれか。  1.前脛骨筋  2.長母指屈筋  3.腓腹筋  4.足底筋  (解答1)  (第10回 問題133) 問題315 次の文で示す麻痺で、施術する筋はどれか。 「足関節の背屈ができず、足を高く挙げて歩く。」  1.大腿四頭筋  2.前脛骨筋  3.腓腹筋  4.短腓骨筋  (解答2)  (第4回 問題146) 問題316 次の文で示す患者に対し、施術対象となる罹患筋はどれか。 「50歳の女性。右のつま先が敷居や布団につまずきやすくなった。右膝を高く上げて歩く。」  1.中殿筋  2.大腿四頭筋  3.前脛骨筋  4.後脛骨筋  (解答3)  (第19回 問題131) 問題317 次の文で示す患者に対して筋力の回復を図るのに最も適切なのはどれか。 「70歳の女性。最近、歩行時に平坦な場所でもつま先が引っかかるようになった。室内でスリッパを履いていると脱げそうになり、階段を降りる時には怖くなる。」  1.大腿四頭筋  2.大腿二頭筋  3.下腿三頭筋  4.前脛骨筋  (解答4)  (第28回 問題132) 問題318 脛骨神経麻痺の治療で麻痺筋への施術部位として適切なのはどれか。  1.腓腹筋部  2.長短腓骨筋部  3.長母指伸筋部  4.前脛骨筋部  (解答1)  (第12回 問題134) 問題319 次の文で示す末梢神経麻痺に対し、施術対象となる罹患筋はどれか。 「足関節の底屈(屈曲)ができず、階段昇降が困難である。」  1.下腿三頭筋  2.前脛骨筋  3.長母指伸筋  4.長腓骨筋  (解答1)  (第17回 問題121) 問題320 運動麻痺による症状と施術対象となる罹患筋との組合せで正しいのはどれか。  1.翼状肩甲 ーー 前鋸筋  2.下垂手 ーー 橈側手根屈筋  3.下垂足 ーー 下腿三頭筋  4.鈎足 ーー 前脛骨筋  (解答1)  (第22回 問題127) 問題321 末梢神経麻痺による症状と罹患局所への施術部位との組合せで適切でないのはどれか。  1.下垂手 ーー 前腕外側  2.猿手 ーー 前腕後面  3.尖足 ーー 下腿前面  4.鈎足 ーー 下腿後面  (解答2)  (第9回 問題130) 問題322 末梢神経麻痺の罹患神経と局所治療穴との組合せで正しいのはどれか。  1.橈骨神経 ーー 手五里  2.筋皮神経 ーー 小海  3.総腓骨神経 ーー 陰陵泉  4.閉鎖神経 ーー 承筋  (解答1)  (第19回 問題122) 問題323 末梢性神経麻痺の治療で、障害部位とその部位を流注する経絡との組合せで正しいのはどれか。  1.橈骨神経麻痺 ーー 心包経  2.尺骨神経麻痺 ーー 肺経  3.総腓骨神経麻痺 ーー 胆経  4.脛骨神経麻痺 ーー 胃経  (解答3)  (第13回 問題132) 第4節 神経痛 問題324 大後頭神経痛に対し、罹患神経への局所治療穴として適切なのはどれか。  1.頭維  2.天柱  3.完骨  4.翳風  (解答2)  (解説:大後頭神経は第2頸神経の後枝で後頭部から頭頂部を支配している。)  (第11回 問題126) 問題325 大後頭神経痛の局所治療穴として適切なのはどれか。  1.完骨  2.頭維  3.翳風  4.天柱  (解答4)  (第20回 問題123) 問題326 後頭部痛を訴える患者で、痛みの領域から大後頭神経が罹患神経と考えた。それを確認するために押圧する最も適切な経穴はどれか。  1.翳風  2.完骨  3.天柱  4.風池  (解答3)  (第27回 問題124) 問題327 第2・第3頸神経前枝に支配される領域の神経痛に対する局所治療穴として最も適切なのはどれか。  1.百会  2.頭維  3.完骨  4.天柱  (解答3)  (解説:第2・第3頸神経前枝は小後頭神経と大耳介神経で耳介後方を支配している。) (第26回 問題131) 問題328 肋間神経痛の施術について誤っているのはどれか。  1.圧痛点に持続的圧迫法を行う。  2.肋間に沿って手掌按撫を行う。  3.疼痛部位に叩打法を行う。  4.指頭で肋間に圧迫、揉捏法を行う。  (解答3)  (第1回 問題142) 問題329 特発性肋間神経痛に対する施術で、適切でないのはどれか。  1.肋間部の指頭按撫法  2.肋間部の按捏法  3.肋間神経の圧迫法  4.肋間神経の伸展法  (解答2)  (第4回 問題142) 問題330 特発性肋間神経痛に対する施術で適切でない記述はどれか。  1.肋間神経の伸展法を行う。  2.脊柱点には深部に達する力度で行う。  3.側胸点には軽い母指圧迫法を行う。  4.背筋の強化運動を行う。  (解答4)  (第6回 問題129) 問題331 特発性肋間神経痛の局所治療として適切でないのはどれか。  1.肋間神経伸展法  2.低周波通電療法  3.極超短波療法  4.冷湿布  (解答4)  (第9回 問題137) 問題332 特発性肋間神経痛による背部から側胸部にかけての痛みに対し、局所治療穴として適切なのはどれか。  1.膈兪  2.次  3.秩辺  4.中極  (解答1)  (第17回 問題123) 問題333 尺骨神経痛の施術部位と手技との組合せで適切なのはどれか。  1.前腕外側部 ーー 揉捏法  2.前腕外側部 ーー 叩打法  3.前腕内側部 ーー 強擦法  4.前腕内側部 ーー 圧迫法  (解答4)  (第5回 問題141) 問題334 橈骨神経痛に対する圧迫法の施術部位として適切なのはどれか。  1.上腕内側部  2.肘関節外側部  3.前腕内側部  4.手掌中央部  (解答2)  (第7回 問題131) 問題335 橈骨神経痛の患者に対し、施術対象となる経絡はどれか。  1.大腸経  2.小腸経  3.心包経  4.心経  (解答1)  (第8回 問題132) 問題336 神経痛と治療対象となる経絡との組合せで誤っているのはどれか。  1.橈骨神経痛 ーー 手の陽明大腸経  2.正中神経痛 ーー 手の厥陰心包経  3.尺骨神経痛 ーー 手の太陰肺経  4.坐骨神経痛 ーー 足の太陽膀胱経  (解答3)  (第2回 問題142) 第5節 絞扼性神経障害 問題337 絞扼性神経障害について罹患神経と局所治療穴の組合せで正しいのはどれか。  1.腋窩神経 ーー 肩貞  2.筋皮神経 ーー 消  3.正中神経 ーー 外関  4.橈骨神経 ーー 支正  (解答1)  (第23回 問題122) 問題338 疾患と施術部位との組合せで適切でないのはどれか。  1.円回内筋症候群 ーー 前腕前側  2.テニス肘 ーー 肘関節外側  3.ドケルバン病 ーー 手関節尺側  4.手根管症候群 ーー 手関節掌側  (解答3)  (第18回 問題124) 問題339 次の文で示す患者に対する適切な局所治療穴はどれか。 「43歳の男性。パソコン作業をしている間に、肩から肩甲間部が痛むようになった。前腕尺側に冷えとしびれ感がある。」  1.孔最  2.曲池  3.支正  4.内関  (解答3)  (第20回 問題129) 問題340 小海への圧迫法が最も有効なのはどれか。  1.肘部管症候群  2.ドケルバン病  3.上腕骨外側上顆炎  4.フォルクマン拘縮  (解答1)  (第23回 問題130) 問題341 次の文で示す症例に対し、施術対象となる筋で最も適切なのはどれか。 「35歳の男性。手掌の母指から中指にかけて痛みとしびれを自覚。中指掌側に知覚異常が認められる。少海から孔最にかけての圧迫で症状の再現する部位があった。」  1.長橈側手根伸筋  2.腕橈骨筋  3.円回内筋  4.尺側手根屈筋  (解答3)  (第25回 問題123) 問題342 ファレンテスト陽性の患者にティネル徴候をみる場合、叩打する部位の指標として最も適切なのはどれか。  1.陽池  2.陽渓  3.大陵  4.神門  (解答3)  (第22回 問題126) 問題343 手根管症候群の罹患局所への施術部位で適切なのはどれか。  1.手関節掌側の中央  2.手関節掌側の橈側  3.手関節背側の中央  4.手関節背側の橈側  (解答1)  (第11回 問題132) 問題344 手根管症候群に対する局所施術で対象となる経穴はどれか。  1.陽谿  2.孔最  3.大陵  4.神門  (解答3)  (第14回 問題124) 問題345 次の文で示す症例に対する適切な局所治療穴はどれか。 「40歳の女性。職業は調理師。痛みとしびれが第1~第3指の掌側にある。ファレンテスト陽性。」  1.大陵  2.列欠  3.陽池  4.偏歴  (解答1)  (第24回 問題118)  次の文で示す患者について、問題326、問題327に答えよ。 「43歳の女性。3週間前から母指、示指、中指に痛み・しびれが発症し、最近は母指が動かしにくい。仕事は手作業。」 問題346 理学的検査として適切なのはどれか。  1.ファレンテスト  2.フローマン徴候  3.チェアテスト  4.ドロップアームテスト  (解答1)  (第17回 問題139) 問題347 治療対象となる罹患神経はどれか。  1.尺骨神経  2.正中神経  3.橈骨神経  4.腋窩神経  (解答2)  (第17回 問題140)  次の文で示す患者について問題328、問題329に答えよ。 「40歳の女性。右の示指、中指に痛みがあり、母指球に軽度の筋萎縮がみられる。」 問題348 罹患神経として最も考えられるのはどれか。  1.橈骨神経  2.正中神経  3.尺骨神経  4.筋皮神経  (解答2)  (第18回 問題135) 問題349 この患者への局所治療穴として適切なのはどれか。  1.太淵  2.神門  3.大陵  4.腕骨  (解答3)  (第18回 問題136)    次の文で示す症例について、問題330、問題331の問いに答えよ。  「58歳の男性。子どものときに左肘を骨折した。最近、小指にしびれを感じるようになった。上腕骨内側上顆と肘頭の間を押すと放散痛がみられる。」 問題350 ティネル徴候で放散痛が走る部位と一致する経脈として、最も考えられるのはどれか。  1.太陽小腸経  2.太陰肺経  3.陽明大腸経  4.厥陰心包経  (解答1)  (第27回 問題137) 問題351 本症例の罹患神経が重度に障害された場合に呈する症状はどれか。  1.猿手  2.鷲手  3.下垂手  4.尺側偏位  (解答2)  (第27回 問題138) 第6節 頭痛 問題352 頭痛で施術の対象として適切なのはどれか。  1.反復する嘔吐を伴う頭痛  2.項部硬直を伴う頭痛  3.頭部の筋緊張による頭痛  4.バビンスキー反射陽性を伴う頭痛  (解答3)  (第5回 問題136) 問題353 頭痛で施術対象となるのはどれか。  1.高熱を伴うもの  2.痛みが進行性に増悪するもの  3.嘔吐を繰り返すもの  4.頚、肩のこりを伴うもの  (解答4)  (第7回 問題126) 問題354 施術対象となる頭痛はどれか。  1.高熱を伴うもの  2.うっ血乳頭を伴うもの  3.項部強直を伴うもの  4.閃輝暗点を伴うもの  (解答4)  (第15回 問題123) 問題355 緊張性頭痛に対する治療として適切でないのはどれか。  1.後頭筋への揉捏法  2.顔面筋への叩打法  3.患部への温熱療法  4.頭頚部の牽引法  (解答2)  (第3回 問題140) 問題356 頭痛で局所への揉捏により血管拡張を引き起こし、症状を増悪させる恐れがあるのはどれか。  1.緊張型頭痛  2.片頭痛  3.頸椎症による頭痛  4.神経痛による頭痛  (解答2)  (第18回 問題120) 問題357 次の文で示す患者に対する治療目的で、正しい記述はどれか。 「25歳の女性。3年前から時々、締め付けられるような頭痛が、後頭部から側頭部にかけて起こる。頭痛はストレスで誘発される。頭蓋内病変の徴候はない。」  1.後頚部の筋緊張を弛める。  2.帽状腱膜を緊張させる。  3.三叉神経領域の鎮痛を図る。  4.頭蓋外血管を収縮させる。  (解答1)  (第4回 問題137) 問題358 次の文で示す患者の治療方針として適切でないのはどれか。 「40歳の男性。1年前から頸肩部のこりと頭重感があり、増悪時には後頭部から側頭部にかけて締めつけられるような頭痛がある。頸部のエックス線像や頭部CTでは異常を認めない。」  1.ストレスの緩和  2.筋緊張の緩和  3.筋の循環改善  4.頸椎のスラスト法  (解答4)  (第16回 問題123)  次の文で示す症例について、問題339、問題340に答えよ。 「52歳の女性。じゅうたんをたわしで洗浄した翌日から頭部全体に締めつけられるような非拍動性の痛みが出現した。悪心・嘔吐、流涙・結膜充血は伴わない。眼底検査では異常を認めなかった。」 問題359 最も考えられる疾患はどれか。  1.牽引性頭痛  2.群発頭痛  3.緊張型頭痛  4.片頭痛  (解答3)  (第19回 問題139) 問題360 頭部への局所施術で適切でないのはどれか。  1.ろとう揉捏法  2.手掌軽擦法  3.四指揉捏法  4.かみなり手  (解答1)  (第19回 問題140) 問題361 片頭痛の対応で適切でないのはどれか。  1.誘導を目的とした上肢への施術  2.ネーゲリーの伸頭法  3.圧痛部の持続的圧迫法  4.疼痛部の温罨法  (解答4)  (解説:片頭痛は血管拡張による牽引痛であるから暖めると増悪する)  (第6回 問題126) 問題362 片頭痛発作時の局所施術で適切なのはどれか。  1.後頚部のホットパック  2.頚部の回旋運動法  3.頭頂部の叩打法  4.側頭部の圧迫法  (解答4)  (第13回 問題126) 問題363 20歳の女性。数年前より時々側頭部に発作的な拍動性の痛みがある。医療機関の検査では頭蓋内病変はないという。治療として誤っているのはどれか。  1.ネーゲリーの伸頭法を行う。  2.側頭部の圧痛点に圧迫法を行う。  3.発作時は、頭部を温める。  4.頚肩背部に誘導マッサージを行う。  (解答3)  (第1回 問題140) 問題364 次の文で示す頭痛の治療方針として最も適切なのはどれか。  「痛みは長く続き、活動時に軽減する。めまい、ふらつき、精神疲労、動悸を伴う。舌質は淡、脈は細。」  1.風邪を散じる。  2.逆気を降ろす。  3.津液を補う。  4.気血を養う。  (解答4)  (第27回 問題115)  次の文で示す患者について、問題345、問題346に答えよ。 「28歳の女性。突然チカチカと光る模様が見え始めたが、30分後には消えた。その後、こめかみがズキンズキンと痛みだした。医療機関の検査では頭蓋内の器質的病変はみられない。」 問題365 最も考えられる頭痛はどれか。  1.緊張型頭痛  2.群発頭痛  3.片頭痛  4.牽引性頭痛  (解答3)  (第20回 問題135) 問題366 疼痛部位の流注を考慮した場合、施術対象となる経脈はどれか。  1.手の陽明経  2.手の少陽経  3.足の太陰経  4.足の少陰経  (解答2)  (第20回 問題136) 問題367 頭痛の部位と治療対象になる経脈との組合せで正しいのはどれか。  1.頭頂部痛 ーー 少陰経  2.前頭部痛 ーー 厥陰経  3.後頭部痛 ーー 陽明経  4.側頭部痛 ーー 少陽経  (解答4)  (解説:頭痛の部位と治療対象になる経脈との関係は 頭頂部痛:厥陰経 前頭部痛:陽明経 後頭部痛:太陽経 側頭部痛:少陽経 である。)  (第21回 問題119) 問題368 側頭部の頭痛に対し、経絡の流注から施術対象となるのはどれか。  1.手の陽明経  2.手の厥陰経  3.足の少陽経  4.足の太陰経  (解答3)  (第15回 問題120) 問題369 後頭部の痛みに対し、流注を踏まえて施術する場合、最も適切な経脈はどれか。  1.手の太陰経  2.手の少陰経  3.足の陽明経  4.足の少陽経  (解答4)  (第19回 問題120) 問題370 後頭部の痛みに対して経脈の流注を踏まえて治療する場合、対象となるのはどれか。  1.肝経  2.胃経  3.三焦経  4.膀胱経  (解答4)  (第22回 問題123) 第7節 顔面痛 問題371 三叉神経第1枝痛に対する母指圧迫を行う部位で、適切なのはどれか。  1.眉毛内端  2.眼窩下孔  3.頬骨下縁  4.オトガイ孔  (解答1)  (第4回 問題138) 問題372 三叉神経第1枝痛に対する圧迫法で適切な部位はどれか。  1.オトガイ孔部  2.眼窩上孔部  3.頬骨弓上縁部  4.乳様突起部  (解答2)  (第8回 問題133) 問題373 三叉神経第1枝痛に対し、罹患神経への局所施術部位として適切なのはどれか。  1.眼窩上孔部  2.眼窩下孔部  3.オトガイ孔部  4.茎乳突孔部  (解答1)  (第11回 問題125) 問題374 三叉神経第2枝痛の治療点で適切なのはどれか。  1.眼窩下孔  2.茎乳突孔  3.眼窩上孔  4.オトガイ孔  (解答1)  (第6回 問題127) 問題375 三叉神経第2枝痛に対し、罹患神経への局所施術部位で適切なのはどれか。  1.オトガイ孔部  2.眼窩下孔部  3.眼窩上孔部  4.前額髪際部  (解答2)  (第12回 問題133) 問題376 三叉神経第2枝痛に対し、局所治療穴として適切なのはどれか。  1.四白  2.攅竹  3.大迎  4.翳風  (解答1)  (第15回 問題121) 問題377 三叉神経第2枝痛に対し、母指圧迫を行う局所施術部位はどれか。  1.眉毛内端  2.眼窩上孔  3.眼窩下孔  4.オトガイ孔  (解答3)  (第19回 問題123) 問題378 次の文で示す症例の罹患神経に対する施術で適切なのはどれか。 「43歳の女性。一週間前から食事や歯みがきの際に右上唇から頬にかけて発作性の痛みが起こるようになった。」  1.攅竹  2.四白  3.上関  4.大迎  (解答2)  (第23回 問題125) 問題379 三叉神経第3枝痛に対し、罹患局所への施術部位として適切なのはどれか。  1.前頭切痕部  2.眼窩上孔部  3.眼窩下孔部  4.オトガイ孔部  (解答4)  (第10回 問題127) 問題380 三叉神経第3枝痛に対し、指頭圧迫法を行う適切な部位はどれか。  1.前頭切痕  2.眼窩上切痕  3.眼窩下孔  4.オトガイ孔  (解答4)  (第13回 問題130) 問題381 下顎神経の痛みに対し、罹患神経への局所治療穴で適切なのはどれか。  1.大迎  2.四白  3.陽白  4.攅竹  (解答1)  (第18回 問題121) 問題382 疲労時に下顎大臼歯が痛む患者に対して指頭圧迫を行う場合、最も適切な局所治療穴はどれか。  1.四白  2.迎香  3.大迎   4.下関  (解答3)  (第20回 問題124) 問題383 三叉神経第3枝の神経痛に持続圧迫法を行う際の治療穴で適切なのはどれか。  1.陽白  2.四白  3.下関  4.睛明  (解答3)  (第24回 問題119) 問題384 前頭部にビリッとした電撃様の痛みが走る場合、罹患神経を圧迫する治療穴として適切なのはどれか。  1.聴宮  2.陽白  3.四白  4.下関  (解答2)  (第17回 問題122) 問題385 40歳の男性。朝、顔を洗った後に左の下眼瞼から上唇にかけて数分間激しく痛み、発作は夕方までに数回あった。神経経路上に圧痛点がある。治療として正しいのはどれか。  1.顔面神経伸展法  2.顔面部の振せん法  3.ワレー圧痛点の持続的圧迫法  4.疼痛部位の冷罨法  (解答3)  (解説:振戦法は興奮作用)  (第1回 問題146) 問題386 次の文で示す患者の病態に対し、罹患部への局所治療として適切な施術部位はどれか。 「55歳の男性。針で刺されるような激痛が突然下顎部に出現した。顔面部に知覚異常はない。」  1.眼窩上孔部  2.眼窩下孔部  3.前頭切痕部  4.オトガイ孔部  (解答4)  (第9回 問題125)  次の文で示す患者について、問題367、問題368、問題369に答えよ。 「48歳の女性。突然、右側の前頭部から頬部にかけてピリピリとした激しい痛みが走った。明らかな原因はない。食事や洗顔で痛みが誘発される。」 問題387 罹患神経はどれか。  1.顔面神経  2.三叉神経  3.動眼神経  4.舌咽神経  (解答2)  (第14回 問題138) 問題388 障害されている神経の役割で誤っているのはどれか。  1.痛覚  2.味覚  3.温覚  4.触覚  (解答2)  (第14回 問題139) 問題389 経絡の流注を介した施術で適切でないのはどれか。  1.胃経  2.大腸経  3.三焦経  4.心包経  (解答4)  (第14回 問題140)  次の文で示す患者について、問題370、問題371に答えよ。 「42歳の女性。左顔面頬部に針で刺されるような激痛が突然発症し、数分間、間欠的に激痛発作を繰り返した。発作時以外には痛みはない。」 問題390 最も考えられるのはどれか。  1.歯周病  2.顎関節症  3.特発性三叉神経痛  4.非定型顔面痛  (解答3)  (第16回 問題139) 問題391 顔面頬部痛に対する局所施術で対象となる経穴はどれか。  1.頭維  2.四白  3.大迎  4.人迎  (解答2)  (第16回 問題140) 第8節 不眠症 問題392 単純性不眠症に対する施術で適切でないのはどれか。  1.睡眠前の叩打、振せんを主としたマッサージ施術  2.快適感覚を伴うあん摩施術  3.入浴後の軽い全身マッサージ施術  4.睡眠前の弱い指圧施術  (解答1)  (第1回 問題141) 問題393 入眠障害を訴える患者に勧める就寝前の生活指導で、最も適切なのはどれか。  1.緑茶の飲用  2.好きな作家の読書  3.ぬるめのお湯の入浴  4.腹筋のトレーニング  (解答3)  (第23回 問題124) 第9節 自律神経失調症と不定愁訴症候群 第10節 冷えとのぼせ 問題394 のぼせに対する治療で適切でないのはどれか。  1.肩背部の軽擦法を行う。  2.四肢への誘導マッサージを行う。  3.下肢の温浴を行う。  4.頸部のホットパックを行う。  (解答4)  (第11回 問題137) 問題395 レイノー現象に対する局所施術部位として適切なのはどれか。  1.頭部  2.手部  3.腹部  4.背部  (解答2)  (第18回 問題129) 第3章 消化器系の主な症状・疾患 第1節 食欲不振 問題396 施術が適応する食欲不振の状態はどれか。  1.胸やけと胃の膨満感を伴う。  2.上腹部痛とやせを伴う。  3.頭重と嘔吐とがあり、徐脈を伴う。  4.精神状態の異常を伴う。  (解答4)  (第6回 問題135) 第2節 悪心と嘔吐 問題397 悪心・嘔吐に対する施術に当たって、適応となる原因疾患はどれか。  1.脳血管障害  2.神経症  3.妊娠中毒症  4.腹膜の炎症  (解答2)  (第4回 問題143) 問題398 悪心や嘔吐の症状に対し、施術の対象として最も適切なのはどれか。  1.胃神経症によるもの  2.食中毒によるもの  3.髄膜炎によるもの  4.妊娠中毒症によるもの  (解答1)  (第9回 問題132) 第3節 便秘 問題399 常習性便秘の患者に対する生活指導で誤っているのはどれか。  1.起床時に冷たい水を飲ませる。  2.朝食後、トイレに行かせる。  3.肉類を多くとらせる。  4.散歩を勧める。  (解答3)  (第9回 問題136) 問題400 常習性便秘における宿便部位への適切な施術部はどれか。  1.左右の季肋部  2.心窩部  3.右側腹部  4.左下腹部  (解答4)  (第5回 問題148) 問題401 常習性便秘の宿便部位に対する指圧施術で最も適切な局所治療穴はどれか。  1.左大横  2.左梁門  3.右天枢  4.右大巨  (解答1)  (第20回 問題130) 問題402 弛緩性便秘の患者に対する適切な指導はどれか。  1.腹壁への刺激を避けさせる。  2.腹筋運動をさせる。  3.水分摂取を控えさせる。  4.便意を催すまで排便行為をとらせない。  (解答2)  (第3回 問題144) 問題403 弛緩性便秘の患者に対する生活指導で、適切でないのはどれか。  1.肉類を多くとらせる。  2.起床時に冷たい水を飲ませる。  3.朝食後、トイレに行かせる。  4.腹筋運動をさせる。  (解答1)  (第16回 問題131) 問題404 弛緩性便秘の生活指導として適切でないのはどれか。  1.水分摂取の制限  2.腹筋運動の勧め  3.食物繊維の摂取  4.腹部のセルフマッサージ  (解答1)  (第21回 問題129) 問題405 便秘に対する腹部マッサージの方法で最も適切なのはどれか。  1.上腹部では右から左に行う。  2.右側腹部では上から下に行う。  3.左側腹部では下から上に行う。  4.左腸骨下部では下から上に行う。  (解答1)  (第22回 問題133) 問題406 次の文で示す患者への対応で適切でないのはどれか。 「35歳の男性。数年前から便秘が続き、4、5日に一回、太く長い便を出す。」  1.線維成分の少ない食事をとらせる。  2.腹筋強化訓練を行わせる。  3.結腸に沿った揉捏法を行う。  4.腰仙部の圧迫法を行う。  (解答1)  (第2回 問題139) 問題407 次の文で示す患者への対応で適切でないのはどれか。 「26歳の女性。胃腸が弱く下痢と便秘を繰り返す。精神的ストレスが加わると症状が悪化する。」  1.背腰部に軽い指圧を行う。  2.腹部に軽擦法を行う。  3.全身に軽いマッサージを行う。  4.腹部に冷罨法を行う。  (解答4)  (第7回 問題137) 問題408 次の文で示す患者の病態への対応で適切でないのはどれか。 「50歳の男性。約10年前から便秘が続き、4、5日に1回太く長い便が出る。」  1.繊維成分に富む食事をとらせる。  2.腹部に冷温交代圧注法を行う。  3.腹部に反時計回りの施術を行う。  4.仰臥位で下肢の挙上運動を行わせる。  (解答3)  (第10回 問題139) 問題409 大腸の走行を考慮した施術で、弛緩性便秘に用いる経穴として適切なのはどれか。   1.日月  2.肓兪  3.大横  4.石門  (解答3)  (第24回 問題116)  次の文で示す症例について、問題390、問題391の問いに答えよ。  「24歳の女性。主訴は便秘。3年前から外勤となり、仕事の都合で便意を催しても我慢することが多くなった。」 問題410 本症例の大腸の病態として最も考えられるのはどれか。  1.蠕動運動が弱い。  2.部分的なけいれんによる。  3.感受性が低下している。  4.大腸が長い。  (解答3)  (第26回 問題137) 問題411 本症例の病態を考慮した生活指導として最も適切なのはどれか。  1.食物繊維の多い食物を摂る。  2.毎日決まった時間にトイレに行く。  3.腹筋体操をする。  4.食事量を減らす。  (解答2)  (第26回 問題138)  次の文で示す症例について、以下の問いに答えよ。 「71歳の女性。主訴は慢性の便秘。最近は硬い便で4日に1回となった。便意がなく、食欲も減退し口が渇く。腹力もない。病院では機能性便秘と言われた。」 問題412 本症例の発生要因を明らかにするために必要な情報はどれか。  1.食事時間  2.入浴状況  3.水分摂取量  4.残便感の状態  (解答3)  (便秘の種類)  便秘には、大腸癌や腸管の癒着などによる器質性便秘と、腸管の運動異常による機能性便秘とがある。慢性機能性便秘のうち、糖尿病などの症状として現れるもの(症候性便秘)、向精神薬の服用などで現れるもの(薬剤性便秘)を除いたものを習慣性便秘(常習性便秘)という。  「機能性便秘の種類で施術の適応となる主な疾患の特徴」  1)弛緩性便秘  腸の蠕動運動の低下によって起こるもので、女性や高齢者に多くみられる。便の形状は太くて硬く、色は黒っぼくみえる。  2)痙攣性便秘  腸の平滑筋の緊張亢進によって起こるもので、若い神経質な女性によくみられ、精神的ストレスや自律神経の異常が原因となる。過敏性腸症候群の便秘型の症状としてみられる場合が多い。  腹痛を伴うことが多く、便の形状は兎糞状で、量は少なく、排便回数はむしろ増える。  3)直腸性便秘  排便反射の低下によるもので、便意を我慢する習慣や緩下剤の濫用によって起こる。  4)一過性単純性便秘  旅行、食事内容、水分の不足など環境の変化によって一過性にみられる便秘である。  (第28回 問題139) 問題413 本症例にみられる病証で最も適切なのはどれか。  1.実熱証  2.実寒証  3.虚寒証  4.虚熱証  (解答4)  (便秘の東洋医学的な見方)  便秘を秘(ひ)結(けつ)という。基本的には大腸の病であるが、胃の降濁機能、肝の疏泄機能なども関係する。  また、便秘は大きくは実証であるが、この中にも虚実がある。  (1)虚(きょ)秘(ひ)  ①気虚によるもの  大腸の伝導機能が低下して起こるもので、便意はあるが排便困難となる。  ②血虚によるもの  産後や出血により津液が不足し、大腸の潤いがなくなって起こるもの。  (2)気(き)秘(ひ)  精神的ストレス(肝気鬱滞)や長期にわたる坐位姿勢により、気の動きが悪くなって起こるもの。  3)熱(ねつ)秘(ひ)  辛いものの食べ過ぎ(胃腸の熱)、陽性の体質により大腸の津液が損傷されて起こるもの。  (4)冷(れい)秘(ひ)  虚弱な者や高齢者の温煦作用が低下(腎陽虚)して、寒の凝滞性により起こるもの。  (第28回 問題140) 問題414 次の文で示す患者の病証に対するあん摩施術で対象となる経脈の組合せとして正しいのはどれか。 「27歳の男性。5年前に就職してから腹部にガスがたまりやすく、便秘と下痢を繰り返すようになった。仕事でストレスが増えると症状は増悪する。内科受診をしても特に器質的疾患はないと言われた。」  1.手の太陰経 ーー 手の厥陰経  2.手の陽明経 ーー 足の陽明経  3.手の少陰経 ーー 足の少陰経  4.足の太陰経 ーー 足の厥陰経  (解答4)  (第24回 問題121)  次の文で示す患者について、問題393、問題394に答えよ。 「26歳の女性。便秘と下痢が交互に反復する。粘血便は出ないが、精神的ストレスと関連して発症する。」 問題415 認められる症状として適切でないのはどれか。  1.発熱  2.兎糞便  3.腹痛  4.腹部膨満感  (解答1)  (第17回 問題137) 問題416 臍の左側3寸5分の部位に顕著な圧痛を認た。相当する経穴はどれか。  1.肓兪  2.大横  3.天枢  4.帯脈  (解答2)  (解説:)現在大横の位置は臍の外方4寸である。  (第17回 問題138) 問題417 大腸の腑の病による便秘に対して用いる募穴はどれか。  1.期門  2.中極  3.中府  4.天枢  (解答4)  (第17回 問題130) 第4節 下痢 第5節 痔疾と下血 第6節 腹痛 問題418 腹痛の病因と痛み所見の組合せで正しいのはどれか。  1.食滞 ーー 排便すると軽くなる  2.血? ーー 冷やすと緩和する  3.陽虚 ーー 脇腹まで広がる  4.気滞 ーー 圧迫すると軽減する  (解答1)  (第28回 問題115) 問題419 腹痛時の施術が適応となるのはどれか。  1.筋性防御がある場合  2.黄疸のみられる場合  3.発熱や下痢、嘔吐のある場合  4.心因性の場合  (解答4)  (第1回 問題135) 問題420 腹部に施術を行ってもよい腹痛はどれか。  1.排便により軽快する左下腹部の痛み  2.筋性防御がみられる腹部全体の痛み  3.食事嗜好の変化と体重減少とを伴う心窩部の痛み  4.ブルンベルグ徴候がみられる右下腹部の痛み  (解答1)  (第3回 問題143) 問題421 腹痛で施術の適応性の最も高いのはどれか。  1.頑固な便秘を伴いグル音のある場合  2.精神的ストレスによる場合  3.筋性防御がみられる場合  4.発熱、下痢、嘔吐を伴う場合  (解答2)  (第8回 問題138) 問題422 腹痛に対して施術の適応とならないのはどれか。  1.月経困難症によるもの  2.急性膵炎によるもの  3.過敏性腸症候群によるもの  4.慢性胃炎によるもの  (解答2)  (第9回 問題135) 問題423 腹痛に対し、最も施術の適応となるのはどれか。  1.タール様便がみられる場合  2.ブルンベルグ徴候がみられる場合  3.精神的ストレスによる場合  4.嘔気、冷汗を伴う場合  (解答3)  (第17回 問題132) 問題424 慢性胃炎に対する治療法で適切でないのはどれか。  1.腹壁の軽擦法  2.脊柱起立筋の揉捏法  3.腹部のろとう揉捏法  4.腹部の冷罨法  (解答4)  (第3回 問題145) 問題425 慢性胃炎患者への施術で用いる背部反応点として最も適切なのはどれか。  1.第5胸椎棘突起下縁と同じ高さ、後正中線の外方1寸5分  2.第11胸椎棘突起下縁と同じ高さ、後正中線の外方1寸5分  3.第2腰椎棘突起下縁と同じ高さ、後正中線の外方1寸5分  4.第4腰椎棘突起下縁と同じ高さ、後正中線の外方1寸5分  (解答2)  (第25回 問題129)  次の文で示す症例について、問題403、問題404に答えよ。 「45歳の男性。主訴は心窩部痛、胃もたれ。職業上ストレスが多い。胃潰瘍と診断され、薬物を服用中。指圧治療を希望して来院。」 問題426 圧痛点治療の観点から適切な指圧部位はどれか。  1.ワレー圧痛点  2.ランツ圧痛点  3.ボアス圧痛点  4.マックバーネー圧痛点  (解答3)  (第18回 問題139) 問題427 心窩部痛の軽減を目的とした圧痛点への指圧法はどれか。  1.衝圧法  2.緩圧法  3.持続圧法  4.吸圧法  (解答3)  (第18回 問題140)    次の文で示す症例について、問題405、問題406の問いに答えよ。  「31歳の男性。主訴は腹痛と下痢。勤務時間が長く、ストレスが続いている。腹痛と腹部膨満感は排便により軽減する。気が多い。過敏性腸症候群と診断された。」 問題428 本症例で認める腹痛部位で最も適切なのはどれか。  1.心窩部  2.左季肋部  3.臍部  4.左下腹部  (解答4)  (第27回 問題135) 問題429 本症例の臓腑の病証で最も適切なのはどれか。  1.肝  2.心  3.肺  4.腎  (解答1)  (第27回 問題136) 第4章 呼吸器・循環器系の症状・疾患 第1節 咳と痰 問題430 体位ドレナージ(排痰法)で併用する手技として適切なのはどれか。  1.肩上部の揉捏  2.胸壁の叩打  3.腹壁の振せん  4.腰部の圧迫  (解答2)  (第19回 問題127) 問題431 COPDの患者で、呼吸補助筋である小胸筋に過緊張がみられる場合の局所治療穴として最も適切なのはどれか。  1.肺兪  2.期門  3.日月  4.中府  (解答4)  (第27回 問題120) 第2節 喘息 問題432 気管支喘息患者への対応で適切でない記述はどれか。  1.喘鳴があるときには起坐姿勢で背部への軽擦を行なう。  2.発作間欠期には全身マッサージを行う。  3.ハウスダストが関与しているときには、室内を清潔に保持する。  4.発作中には頚部の徒手牽引を行う。  (解答4)  (第7回 問題136) 問題433 気管支喘息発作中の施術で有効なのはどれか。  1.腹部マッサージ  2.腰部の強めの持続圧迫  3.起坐姿勢での背部の按撫  4.頭頚部の徒手牽引  (解答3)  (第1回 問題144) 問題434 次の文で示す患者の病態への対応で誤っている記述はどれか。 「12歳の男児。夜間から明け方にかけてときどき喘鳴を伴う呼吸困難の発作を起こす。風邪を引くと症状が増悪する。」  1.喘鳴がある時には坐位をとらせる。  2.発作時に頚部の徒手牽引を行う。  3.発作間欠期に胸部のプリースニッツ罨法を行う。  4.発作間欠期に全身マッサージを行う。  (解答2)  (第9回 問題133)  次の文で示す患者について、問題412、問題413に答えよ。 「64歳の男性。発作性の呼吸困難と喘鳴を伴う。呼吸機能検査では1秒率が低く、血中IgE値が高い。イヌの毛で誘発される。」 問題435 疾患の増悪時にみられる呼吸はどれか。  1.吸気性呼吸困難  2.起坐呼吸  3.下顎呼吸  4.喘ぎ呼吸  (解答2)  (第15回 問題137) 問題436 非発作時において呼吸困難に対するマッサージで施術対象とならないのはどれか。   1.胸鎖乳突筋  2.斜角筋  3.棘上筋  4.大胸筋  (解答3)  (第15回 問題138) 第3節 動悸と息切れ 第4節 胸痛 問題437 胸痛のうち施術対象となる状況はどれか。  1.しめつけられるように数分間痛む。  2.呼吸困難や咳を伴って突然に痛む。  3.右側臥位で軽減する同側部の鋭い表在性の痛み。  4.片側で、ワレー圧痛点が認められる場合。  (解答4)  (解説:4は肋間神経痛である)  (第2回 問題138) 問題438 胸痛に対する施術で適応性が最も高いのはどれか。  1.ワレー圧痛点を伴うもの  2.帯状疱疹を伴うもの  3.左上肢への放散痛を伴うもの  4.呼吸困難を伴うもの  (解答1)  (第10回 問題138) 第5節 高血圧 問題439 高血圧症患者について施術の適応性の最も高いのはどれか。  1.下肢の浮腫を伴っている場合  2.頭痛、めまいを伴っている場合  3.医師の管理下で薬物治療中の場合  4.境界域高血圧症で運動不足を指摘されている場合  (解答4)  (第1回 問題147) 問題440 高血圧症で施術の対象として適切なのはどれか。  1.本態性のもの  2.心臓疾患によるもの  3.腎臓疾患によるもの  4.内分泌疾患によるもの  (解答1)  (第5回 問題147) 問題441 高血圧症で施術の適応性の最も高いのはどれか。  1.肩こりと不眠があるもの  2.動悸と胸痛があるもの  3.頭痛とめまいがあるもの  4.悪心と嘔吐があるもの  (解答1)  (第7回 問題135) 問題442 高血圧症で施術の適応性の最も高いのはどれか。  1.肩こり、満月様顔貌を伴うもの  2.耳鳴り、不眠を伴うもの  3.蛋白尿、浮腫を伴うもの  4.動悸、絞扼性の胸痛を伴うもの  (解答2)  (第8回 問題137) 問題443 本態性高血圧症の治療として適切でないのはどれか。  1.手足のマッサージ  2.軽い按腹法  3.前胸部の叩打法  4.肩背部の揉捏法  (解答3)  (第2回 問題146) 問題444 随伴症状を伴う高血圧症で施術対象として適切なのはどれか。  1.悪心・嘔吐を伴うもの  2.浮腫・夜間多尿を伴うもの  3.頭重・不眠を伴うもの  4.息切れ・胸痛を伴うもの  (解答3)  (第13回 問題136) 第6節 低血圧 第7節 動脈疾患  次の文で示す症例について、問題422、問題423に答えよ。 「67歳の男性。BMI30。糖尿病で加療中。200m程歩くと右下腿に痛みが生じるが、休むと軽減し、再び歩くことができる。前屈みで痛みに変化がなかった。」 問題445 本症にみられるのはどれか。  1.足背動脈拍動消失  2.ケンプ徴候陽性  3.アキレス腱反射亢進  4.トレンデレンブルグ徴候陽性  (解答1)  (第18回 問題137) 問題446 患者への生活指導で適切でないのはどれか。  1.禁煙  2.水分制限  3.摂取カロリー制限  4.運動  (解答2)  (第18回 問題138) 第5章 耳鼻科・眼科・歯科の症状・疾患 第1節 鼻閉と鼻漏 第2節 めまい 問題447 めまいを訴える疾患に対して全身マッサージが効果的と考えられるのはどれか。  1.脳動脈硬化  2.突発性難聴  3.更年期障害  4.内耳炎  (解答3)  (第2回 問題137) 問題448 めまいの原因疾患で全身あん摩が適切なのはどれか。  1.脳動脈硬化症  2.聴神経腫瘍  3.更年期障害  4.内耳炎  (解答3)  (第14回 問題133) 問題449 めまいと耳鳴りを訴える疾患で、頭頚部への局所治療が最も効果的なのはどれか。  1.メニエール病  2.更年期障害  3.自律神経失調症  4.本態性高血圧症  (解答1)  (第8回 問題139) 問題450 メニエール病に対する治療方針で、正しいのはどれか。  1.嚥下障害の改善  2.鼻閉の改善  3.視機能の改善  4.内耳の循環改善  (解答4)  (第4回 問題148) 問題451 30歳の女性。1年前から発作的な回転性眩暈、耳鳴と難聴がある。施術として正しいのはどれか。  1.伝音系疾患と考え頚部のマッサージを行う。  2.メニエール病と考え頚肩背部のマッサージを行う。  3.本態性高血圧症と考え全身の強いマッサージを行う。  4.頚椎症によるものと考え頚部の圧痛点に持続的圧迫法を行う。  (解答2)  (第1回 問題148) 第3節 耳鳴と難聴 問題452 耳鳴りに対する局所治療穴として適切なのはどれか。  1.天枢  2.門  3.膏肓  4.翳風  (解答4)  (第17回 問題129) 問題453 翳風穴が局所治療穴として最も適切なのはどれか。  1.耳鳴り  2.眼精疲労  3.片頭痛  4.鼻閉  (解答1)  (第22回 問題134) 第4節 眼精疲労 問題454 コンピュータ作業による眼精疲労の治療として誤っているのはどれか。  1.ネーゲリーの伸頭法  2.目の周囲の圧迫法  3.頚肩部の筋の揉捏法  4.ローゼンタール法  (解答4)  (解説:ローゼンタール法はしゃっくりの治療法である)  (第2回 問題136) 問題455 眼精疲労の施術として誤っているのはどれか。  1.ネーゲリーの伸頭法  2.コッドマン体操  3.僧帽筋・胸鎖乳突筋の揉捏法  4.睛明・瞳子の圧迫法  (解答2)  (第13回 問題127) 問題456 眼精疲労における目の痛みに対して眼球の支配神経を考慮した経穴で適切なのはどれか。  1.翳風  2.陽白  3.四白  4.頬車  (解答2)  (第25回 問題130) 問題457 VDT症候群による眼精疲労の施術で揉捏法を行う経穴として最も適切なのはどれか。  1.頬車  2.人迎  3.下関  4.風池  (解答4)  (第23回 問題128) 問題458 VDT作業による眼精疲労に対する局所治療穴として適切なのはどれか。  1.瞳子  2.合谷  3.中  4.足三里  (解答1)  (第11回 問題138) 問題459 目の疲労に対する頭板状筋への局所施術として最も適切な経穴はどれか。  1.頭維  2.風池  3.肩井  4.肩外兪  (解答2)  (第28回 問題122) 問題460 緑内障による眼圧亢進がみられる患者へ指頭圧迫法を行う際、最も慎重に施術しなければならない経穴はどれか。  1.頭維  2.風池  3.百会  4.睛明  (解答4)  (第18回 問題130) 第5節 顎関節痛 問題461 顎関節症の開口障害に対する治療で適切でないのはどれか。  1.圧痛部への軽い圧迫  2.そしゃく筋への四指揉捏  3.開口運動の練習  4.側頭部への極超短波照射  (解答4)  (第13回 問題128) 第6節 歯痛 問題462 歯痛に対し、経脈の流注から施術対象となるのはどれか。  1.陽明経  2.太陽経  3.厥陰経  4.太陰経  (解答1)  (解説:歯痛と経絡の関係は、上歯は胃経、下歯は大腸経とされている。)  (第16回 問題119) 問題463 下の歯が痛む場合、経脈流注を考慮して指圧施術する治療穴はどれか。  1.通里  2.温溜  3.公孫  4.飛揚  (解答2)  (第21回 問題121) 問題464 う歯による下歯痛を訴える患者に対し、鎮痛を目的として循経取穴により原穴に施術をする際の正しい部位はどれか。  1.手背、第2中手骨中点の橈側  2.手関節後面、総指伸筋腱の尺側陥凹部、手関節背側横紋上  3.手関節前面、長掌筋腱と橈側手根屈筋腱の間、手関節掌側横紋上  4.手関節後内側、第5中手骨底と三角骨の間の陥凹部、赤白肉際  (解答1)  (第25回 問題117) 第6章 婦人か・泌尿器科の症状・疾患 第1節 月経異常 問題465 次の文で示す患者の生活指導として適切でないのはどれか。 「25歳の女性。月経前に乳房痛、悪心、嘔吐、下腹部膨満、頭痛、いらいら感がある。」  1.刺激性の食事を摂る。  2.坐浴を行う。  3.ストレスの緩和を図る。  4.下腹部を温める。  (解答1)  (第12回 問題136) 問題466 月経異常に対して施術の最も適応性の高いのはどれか。  1.不正性器出血を伴う場合  2.過長月経を伴う場合  3.月経痛の増強を伴う場合  4.希発月経の場合  (解答4)  (第2回 問題140) 問題467 月経痛を伴う疾患で、最も施術の適応となるのはどれか。  1.子宮内膜症  2.原発性月経困難症  3.卵巣嚢腫  4.子宮筋腫  (解答2)  (第16回 問題132) 問題468 月経痛に対し、最も施術の適応となるのはどれか。  1.不正性器出血を伴う場合  2.帯下を伴う場合  3.月経ごとに痛みが増強する場合  4.月経前緊張症を伴う場合  (解答4)  (第17回 問題131) 問題469 月経前緊張症の治療穴として最も適切なのはどれか。  1.肩井  2.三陰交  3.合谷  4.心兪  (解答2)  (第9回 問題134) 問題470 月経困難症に対する施術として適切でないのはどれか。  1.腹部の軽擦法  2.腰仙部の圧迫法  3.股関節の強擦法  4.大腿内側部の揉捏法  (解答3)  (第3回 問題147) 問題471 月経困難症に対する施術目的で適切でないのはどれか。  1.腰殿部の筋緊張促進  2.ストレスの緩和  3.自律神経機能の調整  4.内分泌機能の調整  (解答1)  (第7回 問題138) 問題472 随伴症状を伴う月経痛で施術対象として適切でないのはどれか。  1.腰痛を伴うもの  2.頭痛を伴うもの  3.黄色帯下を伴うもの  4.嘔気を伴うもの  (解答3)  (第13回 問題135) 問題473 月経痛に伴う所見のうち最も施術が適応するのはどれか。  1.多量の帯下を伴う。  2.不正性器出血を伴う。  3.乳房脹痛を伴う。  4.月経痛が漸次増強する。  (解答3)  (第23回 問題123)  次の文で示す症例について、問題450、問題451に答えよ。 「16歳の女性。主訴は月経痛。初経後2年で発症した。痛みは月経開始日に最も強く、翌日には軽快する。痛みの性質はけいれん様で、排便痛などは伴わない。超音波検査異常なし。」 問題474 最も考えられる疾患はどれか。  1.子宮内膜症  2.子宮腺筋症  3.月経前症候群  4.原発性月経困難症  (解答4)  (第21回 問題137) 問題475 この患者の月経痛の指圧治療を体性-内臓反射理論に基づいて行うとすれば、最も適切なデルマトームはどれか。  1.Th5~Th7  2.Th11~L1  3.L3~L5  4.S2~S4  (解答2)  (第21回 問題138) 第2節 更年期障害  次の文で示す症例について、問題452、問題453の問いに答えよ。 「53歳の女性。近頃、ほてりとのぼせがあり、倦怠感、ふらつき、頭痛、肩こり、喉の渇きもみられる。最近受けた人間ドックの検査では異常は指摘されなかった。舌質は紅、脈は細数。」 問題476 最も考えられるのはどれか。  1.うつ病  2.慢性疲労  3.更年期障害  4.パニック障害  (解答3)  (第24回 問題137) 問題477 本患者に対し、東洋医学的な観点から治療する場合の治療穴で最も適切なのはどれか。  1.三陰交  2.頭維  3.肩  4.内関  (解答1)  (第24回 問題138) 第3節 婦人科疾患のその他の症状 問題478 内関を特効穴とする症状はどれか。  1.つわり  2.耳鳴り  3.鼻づまり  4.頭痛  (解答1)  (第25回 問題119) 問題479 乳汁分泌不全に対する治療で適切でないのはどれか。  1.乳房に柔らかい按撫法を行う。  2.乳頭の牽引を行う。  3.肩背部に揉捏法を行う。  4.乳房の冷罨法を行う。  (解答4)  (第6回 問題136)  次の文で示す症例について、問題456、問題457に答えよ。 「56歳の女性。2年前に右乳癌で同側の全乳腺切除術と腋窩リンパ節の郭清を受けた。胸筋は温存されている。上腕の周径は右27cm、左24cm。右の腋窩部から上腕後側部の重だるさを訴えて来院した。」 問題480 術後の障害で最も生じやすい所見はどれか。  1.肩関節の強直  2.上肢のむくみ  3.大胸筋の筋力低下  4.上肢の皮膚感覚の障害  (解答2)  (第20回 問題139) 問題481 この患者の患肢に対するマッサージ施術で最も効果が期待される術式はどれか。  1.神経圧迫法  2.筋の伸張法  3.叩打法  4.手掌把握揉捏法  (解答4)  (第20回 問題140) 第4節 排尿障害 問題482 排尿異常をきたす疾患で施術が適応となるのはどれか。  1.腎盂腎炎  2.急性尿道炎  3.前立腺癌  4.夜尿症  (解答4)  (第3回 問題148) 問題483 排尿障害に対するあん摩施術で経絡の流注を考慮した治療穴はどれか。  1.太白  2.衝陽  3.丘墟  4.京骨  (解答4)  (第20回 問題122) 問題484 頻尿に対する治療穴として適切な募穴はどれか。  1.中府  2.日月  3.中  4.中極  (解答4)  (第18回 問題131)  次の文で示す症例について、問題461、問題462の問いに答えよ。 「65歳の男性。最近、一晩に2回排尿するようになった。また、トイレではすぐに小便が出ず、腹圧をかけて排尿することが多くなった。残尿感がある。慢性の腰痛、難聴傾向もみられる。」 問題485 排尿障害の病巣部位として最も適切なのはどれか。  1.尿管  2.膀胱  3.前立腺  4.尿道  (解答3)  (第22回 問題139) 問題486 病証に基づいてあん摩を行う場合で最も適切な経脈はどれか。  1.脾経  2.胆経  3.胃経  4.腎経  (解答4)  (第22回 問題140) 第5節 勃起障害 問題487 施術が適応するインポテンツはどれか。  1.ストレスの蓄積によるもの  2.内分泌系の障害によるもの  3.泌尿器疾患を伴うもの  4.脊髄損傷によるもの  (解答1)  (第6回 問題138) 問題488 勃起障害(ED)に対して陰茎を支配する神経のデルマトームへ施術する場合、適切なのはどれか。  1.胸部  2.背部  3.腰部  4.仙骨部  (解答4)  (第18回 問題132) 問題489 EDの治療で脊髄性の体性-自律神経反射に基づく施術部位として最も適切なのはどれか。  1.下腹部  2.腰部  3.仙骨部  4.大腿内側部  (解答3)  (第22回 問題132) 問題490 EDに対する支配神経を考慮した施術部位で最も適切なのはどれか。  1.恥骨結合上際  2.尾骨外側部  3.鼠径部  4.腰三角部  (解答2)  (第24回 問題117) 第7章 皮膚の症状・疾患 問題491 円形脱毛症に対する施術で誤っている記述はどれか。  1.頭部を叩打し、毛根の代謝を促進する。  2.後頚部を揉捏し、筋緊張を除去する。  3.耳の下を圧迫し、顔面神経の機能を抑制する。  4.前頚部・側頚部を按撫し、頭部の血液循環を改善する。  (解答3)  (第6回 問題137) 第8章 小児の症状・疾患 問題492 小児夜尿症に対する仙骨部への施術で用いない手技はどれか。  1.指カ軽擦法  2.ろとう揉捏法  3.手掌圧迫法  4.指頭叩打法  (解答2)  (第21回 問題130) 問題493 次の文で示す患者の病証で、治療対象として適切でないのはどれか。 「7歳の男児。主訴は夜尿で、かんしゃくを起こした夜にみられやすい。かんしゃくを起こすと顔は真っ赤になり、ひきつけを起こすことがある。小便は黄色く、臭いが強い。陰部に湿疹がある。脈は滑数。」  1.督脈  2.任脈  3.肝経  4.脾経  (解答4)  (第23回 問題126) 第9章 その他の症状 第10章 生活習慣病に対する施術 第1節 生活習慣病の概要 第2節 糖尿病 第3節 肥満症  次の文で示す患者について、問題470、問題471に答えよ。 「45歳の男性。身長160cm、体重70kg。職場の健診で中性脂肪、コレステロールの高値と共に肥満を指摘された。運動と食事について指導が行われた。」 問題494 患者のおおよそのBMIはどれか。  1.19  2.21  3.24  4.27  (解答4)  (第15回 問題139) 問題495 肥満を改善するための運動で適切でないのはどれか。  1.50メートルダッシュを回する。  2.ジョギングを30分間する。  3.速歩で30分間歩く。  4.自転車こぎを30分間する。  (解答1)  (第15回 問題140)  次の文で示す症例について、以下の問いに答えよ。 「65歳の男性。主訴は肥満。過食によって徐々に体重が増加し、リンゴ型の肥満症と診断された。肥満以外の症状はない。身長170cm、体重85kg。」 問題496 本症例について正しいのはどれか。  1.BMI24  2.褐色脂肪細胞の増加  3.ウエストとヒップの比は0.8  4.内臓脂肪の蓄積  (解答4)  (第28回 問題137) 問題497 本症例の肥満に対する日常の指導として最も適切なのはどれか。  1.座浴で発汗を促す入浴  2.糖質を制限した食事  3.食事回数を減らす  4.階段昇降による運動  (解答2)  (第28回 問題138) 第4節 脂質異常症 問題498 コレステロール型胆石症の既往をもつ患者の胆石生成予防に対する食事指導で、最も制限すべきなのはどれか。  1.食事回数  2.塩分  3.高脂質食品  4.アルコール  (解答3)  (第27回 問題134) 第5節 痛風 第6編 高齢者に対する施術 第1章 高齢者の特徴 第1節 身体的・精神的特徴 第2節 高齢者の疾患の特徴とリスク管理 問題499 機能訓練指導員の役割として正しいのはどれか。  1.心身機能の評価  2.福祉に関する相談  3.介護サービス計画の作成  4.家族への介護技術指導 (解答1) (第25回問題132) 第3節 高齢者に対する施術の概要 問題500 高齢者への対応で誤っている記述はどれか。  1.排尿させてから施術を行う。  2.施術前後に血圧や脈拍を測定する。  3.訴えが多様な時は強い刺激で行う。  4.施術後は一般状態を確認する。  (解答3)  (第2回 問題148) 問題501 高齢者への対応で誤っている記述はどれか。  1.脊柱の変形には徒手矯正法を行う。  2.施術の刺激量は少なくする。  3.施術前後にバイタルサインを確認する。  4.施術は患者の楽な体位で行う。  (解答1)  (第10回 問題140) 問題502 高齢者の診察で適切でないのはどれか。  1.起立性低血圧に注意して診る。  2.多数の病態に注意して診る。  3.定型的な症状を重視して診る。  4.個人差を重視して診る。  (解答3)  (第5回 問題150) 問題503 高齢者に対する生活指導で適切でないのはどれか。  1.生活リズムを整える。  2.安静臥床を守らせる。  3.心理的ケアを重視する。  4.清潔保持に努める。  (解答2)  (第6回 問題140) 問題504 寝たきり老人に対する施術で最も注意が必要なのはどれか。  1.腹部の振せん法  2.脊柱側の母指圧迫法  3.踵部・仙骨部の軽擦法  4.下腿部の母指揉捏法  (解答2)  (第12回 問題132) 問題505 高齢者の腰背部痛に対して、局所への施術を行う場合、圧迫骨折を起こさないように最も慎重に行わなければならないのはどれか。  1.腰部脊柱管狭窄症  2.変形性腰椎症  3.腰椎すべり症  4.骨粗鬆症  (解答4)  (第22回 問題125) 問題506 高齢者が尻もちをつき急性腰痛が発症した。対応で適切でないのはどれか。  1.原則として安静を第一とする。  2.原則として局所の積極的な施術を第一とする。  3.できるだけ早く医療機関への受診を勧める。  4.局所に炎症症状がみられる場合は罨法を勧める。  (解答2)  (第1回 問題143) 問題507 高齢者の慢性腰痛に対する治療で適切でないのはどれか。  1.腰部の冷罨法  2.ウイリアムズ体操  3.脊柱起立筋への揉捏法  4.腹筋強化のための運動法  (解答1)  (第13回 問題138) 問題508 高齢者の筋収縮性頭痛に対する頸部の運動法について適切でないのはどれか。  1.頸部の可動範囲で行う。  2.回旋させるときは頭部を両手で支えて行う。  3.反動をつけて行う。  4.肩背部の施術後に行う。  (解答3)  (第10回 問題126) 問題509 80歳の男性。高血圧で薬物治療中。最近睡眠が浅く肩がこるという。施術として適切なのはどれか。  1.背部の強い圧迫法  2.長時間の施術  3.腹部の強いろとう揉捏  4.軽い全身マッサージ  (解答4)  (第1回 問題145) 問題510 高齢者に指圧を行う際、圧迫骨折に最も注意が必要な経穴はどれか。  1.百会  2.天宗  3.胃兪  4.次  (解答3)  (第27回 問題130) 第2章 高齢者に見られる主な疾患 第1節 骨粗鬆症 問題511 次の文で示す患者への対応で適切でないのはどれか。 「65歳の女性。やせ型。主訴は腰痛。医療機関で骨粗しょう症と診断されている。発症後5年を経過し、ADL上大きな支障はない。」  1.温熱療法を行う。  2.腰椎の矯正法を行う。  3.日光浴を勧める。  4.疼痛部を中心に軽擦法を行う。  (解答2)  (第7回 問題140) 問題512 骨粗しょう症の患者への対応として適切なのはどれか。  1.脊椎矯正法を行う。  2.食塩の摂取を勧める。  3.施術は軽微な力で行う。  4.跳躍運動を勧める。  (解答3)  (第3回 問題150) 問題513 骨粗鬆症による腰背部痛の局所治療法で適切でないのはどれか。  1.極超短波  2.低周波通電  3.軽擦法  4.衝圧法  (解答4)  (第11回 問題136) 問題514 骨粗鬆症患者に対する施術で最も注意が必要なのはどれか。  1.背腰部の母指圧迫法  2.腹部の手掌軽擦法  3.殿部の手根揉捏法  4.下腿部の母指揉捏法  (解答1)  (第17回 問題124) 問題515 次の文で示す症例で最もみられやすい所見はどれか。 「70歳の女性。年前に慢性的な腰痛を自覚し、近医を受診したところ骨密度の減少を指摘された。5日前に尻もちをついて腰痛を発症した。下肢の神経学的所見に異常はない。」  1.階段状変形  2.棘突起の叩打痛  3.SLRテスト陽性  4.K・ボンネットテスト陽性  (解答2)  (第25回 問題124) 第2節 パーキンソン病 問題516 パーキンソン病に対する治療で適切でないのはどれか。  1.上下肢の関節運動  2.筋のストレッチング  3.バランス訓練  4.筋力増強訓練  (解答4)  (第14回 問題135) 問題517 次の文で示す症例について、身体診察でみられる可能性が最も高いのはどれか。 「65歳の男性。3年ほど前から手のふるえが出現し、徐々に進行している。また動作が緩慢となり、すくみ足もみられ、顔の表情も乏しくなっている。便秘もある。」  1.歯車現象  2.足底部の知覚鈍麻  3.バビンスキー反射陽性  4.アキレス腱反射亢進  (解答1)  (解説)  ・パーキンソン病  概要:不随意運動を呈する慢性・進行性の錐体外路系疾患の代表。主に中脳黒質の細胞の変性により、神経伝達物質であるドパミンの産生が減少することで、大脳基底核への情報伝達がうまくいかなくなる。ドパミンが不足して調節作用が十分に発揮できないと、体の働きに支障が出るようになり、運動症状や非運動症状が出現する。  1.運動症状(4主徴)  ①静止時振戦…丸薬まるめ運動  ②筋固縮(筋強剛)…鉛管現象、歯車現象  ③動作緩慢、寡動、無動  ④姿勢反射障害  その他、前方突進・小刻み歩行・すくみ足歩行・奇異性歩行などの歩行障害、無表情(仮面様顔貌など。  2.非運動症状  ①自律神経障害…便秘、起立性低血圧、排尿障害、唾液過多、手足の浮腫等  ②感覚障害…痛み、しびれ、嗅覚低下等  その他、精神症状(不安・抑うつ等)、睡眠障害(不眠・中途覚醒等)、認知症など。  (第28回 問題127) 第3節 ロコモティブシンドローム 問題518 高齢者の日常動作において、ロコモティブシンドローム(運動器症候群)のチェック項目に該当するのはどれか。  1.片足立ちで靴下がはけない。  2.5kg以上の米は買って持ち帰れない。  3.膝を伸ばした姿勢で靴の紐が結べない。  4.続けて1時間以上は歩けない。  (解答1)  (第23回 問題132) 第4節 運動器不安定症 第5節 サルコペニアとフレイル 第6節 認知症  次の文で示す症例について、問題492、問題493の問いに答えよ。 「55歳の男性。物忘れが多く、買い物をすることも困難になった。自分の部屋に戻れないことがある。睡眠障害はあるが、幻覚、妄想はみられない。」 問題519 最も考えられるのはどれか。  1.統合失調症  2.アルツハイマー病  3.ピック病  4.パーキンソン病  (解答2)  (第24回 問題139) 問題520 マッサージで改善が期待できるのはどれか。  1.記憶障害  2.見当識障害  3.睡眠障害  4.遂行機能障害  (解答3)  (第24回 問題140)  次の文で示す症例について、問題494、問題495の問いに答えよ。  「78歳の女性。最近、物忘れと意欲の低下がみられたことから受診した。診察の結果、認知症と診断された。」 問題521 認知症の中核症状はどれか。  1.徘徊  2.抑うつ  3.睡眠障害  4.判断力の低下  (解答4)  (第26回 問題139) 問題522 本症例の対応で、してはならないのはどれか。  1.間違ったことをしたら注意する。  2.本人の動作のペースに合わせる。  3.ゆっくりと話しかける。  4.目線の高さを相手に合わせる。  (解答1)  (第26回 問題140) 第7節 高齢者の疾患に関する評価法 問題523 改訂長谷川式簡易知能評価スケールの評価項目で正しいのはどれか。  1.氏名  2.住所  3.電話番号  4.年齢  (解答4)  (第24回 問題129) 問題524 高齢者の認知機能の評価法はどれか。  1.MMSE  2.バーセルインデックス  3.ロコモ度テスト  4.改訂PGCモラールスケール  (解答1)  (第27回 問題129) 問題525 高齢者に対して、立ったままの姿勢で90度前方挙上した上肢を、できる限り前方へ伸ばしていき、倒れないところで止めて、またもとの位置に戻す動作(ファンクショナルリーチテスト)を行わせて評価するのはどれか。  1.脊柱のアライメント  2.腰痛の有無  3.肩関節の可動域  4.立位動的バランス  (解答4)  (第26回 問題122) 問題526 高齢者の日常生活機能を評価するのに最も適切なのはどれか。  1.バーセルインデックス  2.ロコモ度テスト  3.改訂長谷川式簡易知能評価スケール  4.ハミルトン評価尺度  (解答1)  (第25回 問題120) 第7編 スポーツ領域のあんまマッサージ指圧施術 第1章 スポーツ障害とは 第1節 スポーツ障害の定義と発症機序 第2節 スポーツ障害の病態と診察 第3節 スポーツ障害に対する治療の概要 問題527 スポーツ競技者に対するマッサージの目的として、適切でないのはどれか。  1.筋力の強化  2.筋の過緊張の除去  3.筋疲労の回復  4.体調の調整  (解答1)  (第1回 問題149) 問題528 下腿三頭筋のストレッチングを行う場合、足関節の運動方向として最も適切なのはどれか。  1.屈曲(底屈)  2.伸展(背屈)  3.内がえし  4.外がえし  (解答2)  (第15回 問題133) 問題529 下腿三頭筋のストレッチでゆっくりと足関節を背屈位にし、そのまま保持するのはどれか。  1.スタティックストレッチ  2.ダイナミックストレッチ  3.バリスティックストレッチ  4.神経筋促通(PNF)ストレッチ  (解答1)  (第25回 問題127) 問題530 スポーツ外傷の救急処置で、適切でないのはどれか。  1.アイシング  2.レスト(安静)  3.ストレッチング  4.コンプレッション  (解答3)  (第4回 問題150) 問題531 スポーツによる足関節捻挫に対する応急処置で誤っているのはどれか。  1.温める。  2.安静にさせる。  3.圧迫する。  4.挙上する。  (解答1)  (第2回 問題147) 問題532 足関節捻挫の応急処置として適切でないのはどれか。  1.冷却  2.揉捏  3.安静  4.固定  (解答2)  (第7回 問題139) 問題533 足関節捻挫の局所への応急処置として適切でないのはどれか。  1.包帯で圧迫する。  2.氷のうで冷やす。  3.心臓より低い位置に保つ。  4.安静にする。  (解答3)  (第15回 問題134) 問題534 突き指の応急処置で適切でないのはどれか。  1.包帯で固定する。  2.アイシングを行う。  3.指を引っ張る。  4.安静を保つ。  (解答3)  (第12回 問題128) 問題535 下腿後面の肉離れが考えられる患者の応急処置として適切でないのはどれか。  1.患部にアイシングを行う。  2.患部を少し高くする。  3.患部の筋に対してストレッチを行う。  4.患部を弾性包帯で圧迫する。  (解答3)  (第18回 問題127) 問題536 肉離れの再発予防を目的に行う競技前の施術で適切でないのはどれか。  1.マッサージ  2.アイシング  3.ストレッチング  4.テーピング  (解答2)  (第20回 問題132) 問題537 次の文で示す運動で上腕二頭筋にみられる収縮はどれか。 「坐位にて上腕下垂位、前腕回外位でダンベルを持ち、肘関節を屈曲位からゆっくりと伸展した。」  1.等速性収縮  2.等尺性収縮  3.遠心性収縮  4.求心性収縮  (解答3)  (第25回 問題126) 第2章 主なスポーツ障害とその施術 第1節 上肢のスポーツ障害 問題538 上腕骨内側上顆炎による筋緊張を緩和する目的で重点的に施術する部位はどれか。  1.前腕前内側部  2.前腕後外側部  3.上腕後側部  4.上腕外側部  (解答1)  (第5回 問題149) 問題539 次の文で示す症例について、局所治療の対象となる筋で最も適切なのはどれか。 「17歳の男子。野球の投手。1か月前よりフォロースルー期に肩後方に鈍痛を自覚するようになった。」  1.棘下筋  2.広背筋  3.肩甲下筋  4.上腕二頭筋  (解答1)  (第23回 問題134) 問題540 次の文で示す患者への治療で誤っているのはどれか。 「23歳のテニス選手。最近、ボールを打つ時に肘の外側が痛む。」  1.前腕筋群のストレッチを行う。  2.手関節に抵抗を加えながら背屈運動をさせる。  3.運動後に冷罨法を行う。  4.前腕伸筋群にマッサージを行う。  (解答2)  (第2回 問題143) 問題541 次の文で示す患者の病態に対し、施術対象となる罹患筋はどれか。 「35歳の女性。週3回テニススクールに通っている。ラケットを換えてから肘の外側に痛みがある。」  1.尺側手根屈筋  2.橈側手根屈筋  3.短橈側手根伸筋  4.長掌筋  (解答3)  (第16回 問題128)  次の文で示す患者について、問題515、問題516に答えよ。 「18歳の男性。野球の投手。2か月前より投球動作時に肩関節前面に痛みを自覚する。上腕二頭筋長頭腱部に著明な圧痛がみられる。」 問題542 病態の確認を目的として行う理学検査で適切なのはどれか。  1.ジャクソンテスト  2.ドロップアームサイン  3.モーリーテスト  4.ヤーガソンテスト  (解答4)  (第16回 問題135) 問題543 病態に対する局所施術部位で適切なのはどれか。  1.前胸部  2.結節間溝部  3.棘上部  4.棘下部  (解答2)  (第16回 問題136) 問題544 次の文で示す症例について、罹患筋への局所施術として最も適切な経穴はどれか。 「14歳の男子。野球の投手。オーバースローの投球動作でリリース期に肩の後方に痛みがある。」  1.天宗  2.臂臑  3.臑会  4.肩?  (解答1)  (解説)  ・SI11:天宗 (てんそう)  所属:手の太陽 小腸経  部位:肩甲部 肩甲棘の中点と肩甲骨下角を結んだ線上、肩甲棘から3分の1にある陥凹部。  「投球動作」  ・ワインドアップ期:投球動作の一番最初の動作。振りかぶって足を上げるまで  通常、野球肩はここで痛みが出ることはない。  ・コッキング期:前に踏み出した足が地面に着地し、カラダが最大限に捻られ腕が後方に引かれた状態まで(ボールを持って肩が最大に外転、外旋するとき)  生じやすい障害→肩関節前方不安定症、関節内インピンジメント  ※腕は体の後ろで肩の外転・外旋が強調されて、肩後方の三角筋、棘上筋、棘下筋、小円筋が収縮し、前方関節包や肩甲下筋は引き伸ばされて肩前面痛の原因となる。  ・加速期:ボールの投げ始めからボールを手放すまで  生じやすい障害:肩峰下インピンジメント、腱板断裂  ※インピンジメント症候群とは、肩の引っかかり症状の総称。肩関節が90度以上外転した位置で外旋から内旋へ移行すると、上腕骨頭が肩峰、肩鎖関節、烏口突起、烏口肩峰靱帯などに衝突して、肩峰下滑液包や上腕二頭筋長頭腱の炎症、棘上筋腱の損傷を引き起こす。  ・リリース期:ボールが手から離れ、腕の動きが急に減速されるまで   ・リリース直後の減速期:振られる腕にブレーキをかけることを表す。  生じやすい障害:肩後方の痛み・肩甲上神経の圧迫(棘下筋萎縮)  ※肩の内旋と前腕の回内が強調されて腕は体の前方に振り出されるため、肩後方の筋が収縮しつつ牽引される力が生じる。よって、肩後方に痛みが発生したり、ときには肩甲上神経を圧迫(棘下筋萎縮の原因)したりする。  ・フォロースルー期:ボールを投げ終えて投球動作が終わるまで  生じやすい障害:肩甲上神経障害・血行障害  ※棘下筋を支配している肩甲上神経が、投球のフォロースルーのような腕を振りおろした動作の時に引っ張られたり、圧迫されたりして損傷する。  又、腕が振り抜けて肩甲骨の外転が強調され、手指は遠心力によって血行障害を起こすことがある。  (第28回 問題133)  次の文で示す症例について、問題517、問題518の問いに答えよ。 「11歳の男児。野球の投手をしている。連日の練習で肩を使いすぎ、投球動作時に肩が痛む。近医を受診し、エックス線検査で異常所見がみられた。」 問題545 本症例でみられるエックス線所見はどれか。  1.肩峰下の骨棘  2.肩鎖関節の亜脱臼  3.上腕骨近位骨端線離開  4.腱板の石灰化  (解答3)  (第25回 問題139) 問題546 本症例の指導で最も適切なのはどれか。  1.軽めの投球を行わせる。  2.投球フォームを改良する。  3.シャドーピッチングを行わせる。  4.投球動作を中止させる。  (解答4)  (第25回 問題140) 第2節 腰下肢のスポーツ障害 問題547 次の文で示す患者の病態に対し、施術対象となる罹患筋はどれか。 「18歳の女性。陸上の短距離選手。スタートの練習中、左大腿後面外側に痛みを感じる。痛みは膝の伸展時に増悪する。腫れと皮下出血は認めない。」  1.外側広筋  2.半膜様筋  3.薄筋  4.大腿二頭筋  (解答4)  (第20回 問題133) 問題548 次の文で示す患者の病態に対し、局所治療の対象となるのはどれか。 「21歳の男性。陸上の長距離選手。ランニング中に右膝外側が痛む。」  1.膝蓋靭帯  2.半腱様筋  3.腸脛靭帯  4.縫工筋  (解答3)  (第17回 問題127) 問題549 腸脛靱帯炎に対する施術が必要となる理学検査所見はどれか。  1.グラスビングテスト陽性  2.ラックマンテスト陽性  3.膝蓋骨圧迫テスト陽性  4.マクマレーテスト陽性  (解答1)  (第21回 問題131) 問題550 次の文で示す症例の患側への対応で適切なのはどれか。 「31歳の男性。ランニング中に膝の外側に痛みを生じ徐々に増悪した。現在、痛みは特に大腿骨外側上顆付近で強い。」  1.大腿外側のストレッチ  2.患部のアイスマッサージ  3.タオルギャザー訓練  4.膝関節のモビリゼーション  (解答2)  (第24回 問題132) 問題551 次の文で示す症例の検査法で陽性となる可能性が最も高いのはどれか。 「24歳の男性。陸上の長距離選手。2週間前から練習中に膝の外側に痛みを自覚。近医を受診し、膝の器質的病変は認められない。立位にて軽度O脚認めるが、膝関節の腫脹はない。」  1.マクマレーテスト  2.グラスピングテスト  3.前方引き出しテスト  4.外反ストレステスト  (解答2)  (第25回 問題128) 問題552 グラスピングサイン陽性の患者で罹患筋を対象に経脈流注を考慮して施術を行う場合、適切な経脈はどれか。  1.足の太陰経  2.足の少陰経  3.足の太陽経  4.足の少陽経  (解答4)  (第26回 問題118) 問題553 膝蓋靭帯炎で施術対象となる罹患筋はどれか。  1.大腿筋膜張筋  2.大腿直筋  3.前脛骨筋  4.腓腹筋  (解答2)  (第16回 問題129) 問題554 ジャンパー膝で施術対象となる罹患筋はどれか。  1.大腿二頭筋  2.大腿四頭筋  3.腓腹筋  4.長腓骨筋  (解答2)  (第8回 問題140 問題555 ジャンパー膝の予防として適切でないのはどれか。  1.大腿四頭筋のストレッチング  2.膝蓋腱部のマッサージ  3.練習前の膝のアイシング  4.オーバートレーニングの回避  (解答3)  (第9回 問題138) 問題556 試合後のジャンパー膝の選手に対する処置で適切でないのはどれか。  1.膝関節の冷却  2.膝関節の固定  3.大腿四頭筋のマッサージ  4.大腿四頭筋のストレッチ  (解答2)  (第6回 問題139)  次の文で示す症例について、問題529、問題530の問いに答えよ。  「18歳の女性。バスケット選手。主訴は膝痛。膝蓋骨下端に限局した圧痛、自発痛、運動痛がみられる。」 問題557 本症例の発症機序で最も適切なのはどれか。  1.膝伸展機構への過度の牽引の繰り返し  2.ハムストリングスの筋力低下  3.膝のアライメントの異常  4.下腿三頭筋の筋力低下  (解答1)  (第27回 問題139) 問題558 本症例に対する対応で適切でないのはどれか。  1.大腿前面のストレッチ  2.膝部位への極超短波の照射  3.運動後の膝部位へのアイシング  4.下肢のウォームアップ  (解答2)  (第27回 問題140) 問題559 オスグッド病の進行抑制を目的としてストレッチを行う場合、最も適切なのはどれか。  1.大腿筋膜張筋  2.大腿四頭筋  3.下腿三頭筋  4.前脛骨筋  (解答2)  (第27回 問題132) 問題560 シンスプリントに対し、施術対象となる罹患筋はどれか。  1.腕橈骨筋  2.上腕二頭筋  3.後脛骨筋  4.大腿四頭筋  (解答3)  (第16回 問題130) 問題561 競技前に行うアキレス腱炎の予防法として適切でないのはどれか。  1.ストレッチング  2.マッサージ  3.アイシング  4.テーピング  (解答3)  (第3回 問題149)  次の文で示す症例について、問題534、問題535の問いに答えよ。 「22歳の女性。ハードルの陸上選手。右殿部から下肢にかけて放散痛がある。仙骨外側縁から大転子にかけて筋の緊張と圧痛がみられる。」 問題562 病態の確認を目的に行う徒手検査で最も適切なのはどれか。  1.ニュートンテスト  2.トーマステスト  3.パトリックテスト  4.K・ボンネットテスト  (解答4)  (第22回 問題137) 問題563 罹患筋への局所施術を行う場合、対象となるのはどれか。  1.中殿筋  2.梨状筋  3.内閉鎖筋  4.大内転筋  (解答2)  (第22回 問題138)  次の文で示す症例について、問題536、問題537に答えよ。 「32歳の男性。バレーボールの試合で相手のスパイクをブロックしようとジャンプして着地した際に左ふくらはぎに痛みを感じた。試合後、ふくらはぎが腫れて、足関節を背屈すると疼痛が誘発される。」 問題564 患部への応急手当として適切なのはどれか。  1.マッサージ  2.固定  3.ストレッチ  4.ホットパック  (解答2)  (第19回 問題137) 問題565 足関節の背屈で最も伸展される領域に分布する経脈はどれか。  1.脾経  2.肝経  3.胆経  4.膀胱経  (解答4)  (第19回 問題138) 問題566 スポーツ障害による下肢痛に対する施術において、治療対象となる筋・靱帯と経穴の組合せで正しいのはどれか。  1.腸脛靱帯 ーー 梁丘  2.膝蓋靱帯 ーー 殷門  3.大腿二頭筋 ーー 光明  4.後脛骨筋 ーー 三陰交  (解答4)  (第26回 問題128) 問題567 疾患と局所施術部位との組合せで正しいのはどれか。  1.上腕骨外側上顆炎 ーー 上腕二頭筋  2.鵞足炎 ーー 大腿筋膜張筋  3.膝蓋靱帯炎 ーー 大腿二頭筋  4.アキレス腱炎 ーー 下腿三頭筋  (解答4)  (第19回 問題132) 問題568 スポーツ障害と局所施術の対象となる筋の組合せで正しいのはどれか。  1.テニス肘 ーー 短橈側手根伸筋  2.ジャンパー膝 ーー 大腿筋膜張筋  3.シンスプリント ーー 腓腹筋  4.フリクションシンドローム ーー 前脛骨筋  (解答1)  (解説:フリクションシンドロームは腸脛靱帯炎。)  (第26回 問題126) 問題569 スポーツ障害と局所施術の対象となる筋との組合せで正しいのはどれか。  1.シンスプリント ーー 半腱様筋  2.腸脛靱帯炎 ーー 大腿筋膜張筋  3.鵞足炎 ーー 大腿四頭筋  4.ジャンパー膝 ーー 長内転筋  (解答2) (解説)画素クエンは縫工筋、半腱様筋、薄筋が罹患筋である。  (第18回 問題128) 問題570 スポーツ障害と局所施術の対象となる筋との組合せで誤っているのはどれか。  1.野球肩 ーー 棘上筋  2.テニス肘 ーー 橈側手根伸筋  3.アキレス腱炎 ーー 下腿三頭筋  4.ジャンパー膝 ーー 大腿二頭筋  (解答4) (解説)ジャンパー膝は大腿四頭筋が罹患筋となる。  (第14回 問題132) 問題571 スポーツ障害と局所施術の対象となる筋との組合せで正しいのはどれか。  1.オスグッド病 ーー 大腿筋膜張筋  2.鵞足炎 ーー 長内転筋  3.フォアハンドテニス肘 ーー 長橈側手根伸筋  4.シンスプリント ーー 後脛骨筋  (解答4)  (解説)  オスグッド病:大腿四頭筋の過度の収縮の繰り返しで脛骨粗面部の運動時痛と膨隆を生じる疾患  鵞足炎:半腱様筋腱、薄筋腱、縫工筋腱は脛骨の近位内側にまとまって付着・停止している。この3つの腱を総称して鵞足と呼び、この部分に起こる炎症を鵞足炎という。  フォアハンドテニス肘:フォアハンドストロークで肘の内側を痛める。ボールがラケットに当たる時の衝撃が、手首を動かす筋肉の肘への付着部に繰り返し加わることによって、微小断裂や損傷を来し発生する。  手首を掌屈(手のひら側に曲げる)する筋肉がついている上腕骨内側上顆に発生するため、上腕骨内側上顆炎ともいう。  (第28回 問題134) 問題572 スポーツ傷害と罹患局所との組合せで適切でないのはどれか。  1.シンスプリント ーー 後脛骨筋  2.上腕骨外側上顆炎 ーー 橈側手根屈筋  3.野球肩 ーー 回旋筋腱板  4.足関節捻挫 ーー 前距腓靭帯  (解答2) (解説)上腕骨外側上顆園は特に短橈側手根伸筋が利監禁となる。  (第13回 問題137) 問題573 スポーツ障害とその施術対象になる罹患筋との組合せで誤っているのはどれか。  1.ジャンパー膝 ーー 大腿四頭筋  2.テニス肘 ーー 短橈側手根伸筋  3.シンスプリント ーー 上腕二頭筋  4.アキレス腱炎 ーー 下腿三頭筋  (解答3) (解説)シンスプリントはヒラメ筋、後脛骨筋  (第10回 問題137) 第3節 その他の障害 第8編 産業衛生における施術 第1章 事業所内施術者の意義 第1節 ヘルスキーパーの役割 第2節 ヘルスキーパーとしての留意事項 第2章 予防対策と施術 第1節 環境要因と心身の疲労に対する予防対策 第2節 主な職業起因性疾患に対する施術