医療概論国家試験問題 第1章 医療と社会 第1節 健康と病気 問題1 先進国における健康問題はどれか。  1.乳児死亡率が高い。  2.糖尿病が多い。  3.栄養失調が多い。  4.下痢・腸炎が多い。  (解答2)  (あマ指第5回 問題1) 問題2 QOLの意味はどれか。  1.生活の質  2.説明と同意  3.父権主義  4.患者の権利  (解答1)  (あマ指第10回 問題1) 問題3 QOL (生命の質)の考え方から最も遠いのはどれか。  1.尊厳死  2.延命医療  3.自然死  4.在宅医療  (解答2)  (あマ指第6回 問題1) 問題4 QOLの考え方から最も遠いのはどれか。  1.緩和ケア  2.自然死  3.尊厳死  4.延命治療  (解答4)  (はり・きゅう第18回 問題2) 問題5 障害があっても健常者と同様の日常生活を送ることができる社会を実現するという考え方はどれか。  1.バリアフリー  2.ユニバーサルデザイン  3.ノーマライゼーション  4.ソーシャルインクルージョン  (解答3)  (解説)  1 バリアフリーとは、対象者である障害者を含む高齢者等が、社会生活に参加する上で生活の支障となる物理的な障害や、精神的な障壁を取り除くための施策、若しくは具体的に障害を取り除いた事物および状態を指す用語。「バリアフリー」は、建物の段差を取り除くことなどのみを示す。   2 ユニバーサルデザインとは、文化・言語・国籍や年齢・性別などの違い、障害の有無や能力差などを問わずに利用できることを目指した建築(設備)・製品・情報などの設計(デザイン)のことである。   3 ノーマライゼーションまたはノーマリゼーションとは、1960年代に北欧諸国から始まった社会福祉をめぐる社会理念の一つで、障害者も、健常者と同様の生活が出来る様に支援するべき、という考え方である。また、そこから発展して、障害者と健常者とは、お互いが特別に区別されることなく、社会生活を共にするのが正常なことであり、本来の望ましい姿であるとする考え方としても使われることがある。またそれに向けた運動や施策なども含まれる。   4 ソーシャルインクルージョンは、「全ての人々を孤独や孤立、排除や摩擦から援護し、健康で文化的な生活の実現につなげるよう、社会の構成員として包み支え合う」という理念。EUやその加盟国では、近年の社会福祉の再編にあたって、社会的排除(失業、技術および所得の低さ、粗末な住宅、犯罪率の高さ、健康状態の悪さおよび家庭崩壊などの、互いに関連する複数の問題を抱えた個人、あるいは地域)に対処する戦略として、その中心的政策課題のひとつとされている。  ソーシャルインクルージョンは、近年の日本の福祉や労働施策の改革とその連携にもかかわりの深いテーマである。2000年12月に厚生省(当時)でまとめられた「社会的な援護を要する人々に対する社会福祉のあり方に関する検討会報告書」には、社会的に弱い立場にある人々を社会の一員として包み支え合う、ソーシャルインクルージョンの理念を進めることを提言している。  一方、教育界を中心にここ数年間で広がってきた概念としてのインクルージョンは、「本来的に、すべての子どもは特別な教育的ニーズを有するのであるから、さまざまな状態の子どもたちが学習集団に存在していることを前提としながら、学習計画や教育体制を最初から組み立て直そう」、「すべての子どもたちを包み込んでいこう」とする理念であり、これは特別支援教育へとつながっている。  (あマ指第27回 問題3) 第2節 疾病構造の変化と半健康・生活習慣病 問題6 成人男性の喫煙率が最も高い国はどれか。  1.アメリカ合衆国  2.オランダ  3.スウェーデン  4.日本  (解答4)  (はり・きゅう第9回 問題2) 第3節 プライマリケアとターミナルケア 問題7 プライマリーヘルスケアの理念を述べたのはどれか。  1.ヒポクラテスの誓い  2.ヘルシンキ宣言  3.アルマ・アタ宣言  4.生命と倫理に関する懇談会規定  (解答3)  (はり・きゅう第12回 問題1) 問題8 プライマリーケアの定義で正しいのはどれか。  1.初期医療  2.小児医療  3.緩和医療  4.終末期医療  (解答1)  (あマ指第13回 問題2) 問題9 プライマリケアに含まれないのはどれか。  1.病気の予防  2.初期治療  3.専門的治療  4.健康管理  (解答3)  (あマ指第7回 問題1) 問題10 ターミナルケアで最も重視されるのはどれか。  1.高度先進医療  2.苦痛の除去  3.延命装置の使用  4.安楽死  (解答2)  (あマ指第12回 問題1) 問題11 緩和医療について正しいのはどれか。  1.医師以外の医療者は関与しない。  2.延命が目的である。  3.心理的苦痛は対象である。  4.末期がん患者以外には適応しない。  (解答3)  (あマ指第26回 問題2) 問題12 予後不良状態にある末期患者が示す態度の5段階に含まれないのはどれか。  1.否認  2.怒り  3.協働  4.受容  (解答3)  (解説死の受容の5段階は、@拒否と孤立、A怒り、B取引、C憂鬱、D受容、である。)  (はり・きゅう第14回 問題2) 第3節 国民医療費の動向 問題13 国民医療費増大の原因で正しいのはどれか。  1.予防医学の増進  2.老年人口の増大  3.コスト意識の徹底  4.医療供給体制の合理化  (解答2)  (あマ指第4回 問題2) 問題14 国民医療費の増大を抑制する対策はどれか。  1.医療従事者の増加  2.予防医学の推進  3.医療保険の (出来高払い方式)の推進  4.長期入院治療の推進  (解答2)  (あマ指第10回 問題2) 問題15 国民医療費が増す原因の中で医療の需要を増大させるのはどれか。  1.医療機械の導入  2.医薬品価格の上昇  3.診療の専門指向  4.高度医療への患者の要求  (解答4)  (はり・きゅう第3回 問題2) 問題16 医療の需要を最も増大させる要因はどれか。  1.医療機関の増加  2.先進医療機器の導入  3.人口集団の高齢化  4.診療報酬の引き上げ  (解答3)  (はり・きゅう第21回 問題1) 問題17 最近の我が国の国民医療費で正しいのはどれか。  1.約30億円  2.約300億円  3.約3兆円  4.約30兆円  (解答4)  (あマ指第13回 問題1) 問題18 我が国の最近の国民医療費はどれか。  1.約300億円  2.約3000億円  3.約3兆円  4.約30兆円  (解答4)  (あマ指第17回 問題2) 問題19 我が国の平成21年の国民医療費の国民所得に対する割合で正しいのはどれか。  1.約5%  2.約10%  3.約20%  4.約30%  (解答2)  (あマ指第21回 問題1) 問題20 平成26年度の国民医療費について正しいのはどれか。  1.40兆円を超える。  2.介護保険の費用が含まれる。  3.国民所得比は15%を超える。  4.財源は患者負担が30%を超える。  (解答1)  (はり・きゅう第26回 問題1) 問題21 国民医療費に含まれるのはどれか。  1.薬局でかぜ薬を求める経費  2.人間ドックの経費  3.診療所の初診料  4.正常分娩の経費  (解答3)  (解説国民医療費の範囲は、傷病の治療に限っている。)  (はり・きゅう第1回 問題2) 問題22 我が国の国民医療費に含まれるのはどれか。  1.正常分娩の費用  2.予防接種の費用  3.健康診断の費用  4.看護の費用  (解答4)  (はり・きゅう第12回 問題2) 問題23 我が国の国民医療費に含まれるのはどれか。  1.正常分娩の費用  2.リハビリテーションの費用  3.健康診断の費用  4.入院時差額費用  (解答2)  (はり・きゅう第14回 問題1) 問題24 我が国の国民医療費について正しいのはどれか。  1.平成22年度の対国内総生産比率は15%以上である。  2.近年は減少傾向にある。  3.出産時費用は含まれない。  4.薬剤調剤費は含まれない。  (解答3)  (あマ指第23回 問題2) 第4節 高齢社会と介護問題 問題25 介護保険制度の保険者はどれか。  1.40歳以上の者  2.要介護状態の者  3.市町村  4.介護施設  (解答3)  (あマ指第12回 問題2) 問題26 介護保険の第1号被保険者はどれか。  1.18歳以上  2.20歳以上  3.40歳以上  4.65歳以上  (解答4)  (解説)  第1号被保険者:医療保険に加入している65歳以上のもの。  第2号被保険者:医療保険に加入している40〜64歳の者。  (はり・きゅう第27回 問題2) 問題27 介護保険制度について正しい記述はどれか。  1.保険者は市町村及び特別区である。  2.被保険者は60歳以上である。  3.給付は全て現金給付である。  4.行政はサービスを提供する主体である。  (解答1)  (あマ指第20回 問題2) 問題28 介護保険制度について正しい記述はどれか。  1.介護認定は保健所に申請する。  2.要介護のレベルは4段階ある。  3.ケアプランは利用者が作成することはできない。  4.短期入所サービスは居宅者に対するサービスの1つである。  (解答4)  (はり・きゅう第20回 問題1) 問題29 介護保険制度について誤っているのはどれか。  1.介護予防事業が含まれる。  2.保険者は都道府県である。  3.第1号被保険者の保険料は市町村および特別区が徴収する。  4.第2号被保険者は40歳以上65歳未満である。  (解答2)  (あマ指第22回 問題2) 問題30 介護保険制度について正しいのはどれか。  1.都道府県が保険者である。  2.介護報酬は2年毎に見直される。  3.第1号被保険者は65歳以上である。  4.住宅改修はサービスの対象外である。  (解答3)  (あマ指第24回 問題2) 問題31 介護保険制度について正しいのはどれか。  1.被保険者は75歳以上である。  2.介護保険料は全国一律である。  3.地域包括支援センターは二次医療圏ごとに設置される。  4.要介護認定の申請は市町村および特別区に対して行う。  (解答4)  (解説 地域包括支援センターは各市区町村ごとに設置される。二次医療圏とは、複数の市町村を一つの単位とする。  (あマ指第26回 問題1) 問題32 介護及び機能訓練その他必要な医療並びに日常生活の世話を行うことを目的とするのはどれか。  1.介護老人保健施設  2.介護老人福祉施設  3.地域包括ケア病棟  4.グループホーム  (解答1)  (解説)  1 主に医療ケアやリハビリを必要とする要介護者が入居できる施設。病院と自宅の中間的な役割があるため、在宅復帰を前提としたリハビリが中心となる。入所可能な期間は、3カ月〜1年程度。  2 寝たきりや認知症などで常時介護が必要で在宅生活が困難な要介護者のための施設。入所により、入浴・排せつ・食事などの介護、機能訓練、健康管理、療養上の世話などが受けられる。介護老人福祉施設は、老人福祉法では、特別養護老人ホームと呼ばれている。  3 急性期治療を終了し、直ぐに在宅や施設へ移行するには不安のある患者、在宅・施設療養中から緊急入院した患者に対して、在宅復帰に向けて診療、看護、リハビリを行なうことを目的とした病床。入院期間は、60日を限度としている。  4 グループホームとは、通称で、介護保険法内では、「認知症対応型共同生活介護」という表記になっている。軽度の認知症高齢者が、小規模な生活の場で少人数(5〜9人)を単位とした共同生活住居の形態で、食事の支度や、掃除、洗濯などをスタッフが入居者と一緒に行い、一日中家庭的で落ち着いた雰囲気の中で生活を送ることにより、認知症状の進行を穏やかにし、家庭介護の負担を軽減するという役割を持っている。   (はり・きゅう第27回 問題1) 問題33 最近の国民生活基礎調査で介護が必要となった原因で最も多いのはどれか。   1.脳卒中  2.認知症  3.高齢による衰弱  4.転倒・骨折  (解答1)  (あマ指第20回 問題1) 第4節 医療従事者 問題34 あん摩マッサージ指圧師の最近の就業者数について正しいのはどれか。  1.約1万人  2.約5万人  3.約10万人  4.約20万人  (解答3)  (あマ指第16回 問題1) 問題35 医療従事者のうち最も数が多いのはどれか。  1.医師  2.薬剤師  3.看護婦  4.按摩マッサージ指圧師  (解答3)  (あマ指第1回 問題1) 問題36 最も数が多い医療従事者はどれか。  1.按摩マッサージ指圧師  2.柔道整復師  3.医師  4.看護婦 (士)  (解答4)  (あマ指第3回 問題1) 問題37 我が国の医療従事者で最も数が多いのはどれか。  1.あん摩マッサージ指圧師  2.看護師  3.薬剤師  4.医師  (解答2)  (あマ指第17回 問題1) 問題38 我が国の保健衛生行政業務報告で、次の医療関係者のうち最も数が多いのはどれか。  1.保健師  2.あん摩マッサージ指圧師  3.歯科技工士  4.柔道整復師  (解答2)  (あマ指第19回 問題1) 問題39 我が国で最も有資格者が多いのはどれか。  1.看護師  2.薬剤師  3.はり師  4.医師  (解答1)  (はり・きゅう第11回 問題2) 問題40 平成24年度衛生行政報告例による就業者数統計で最も少ない医療職種はどれか。  1.はり師  2.きゅう師  3.柔道整復師  4.あん摩マッサージ指圧師  (解答3)  (はり・きゅう第23回 問題2) 問題41 急性期病院からの退院支援において、患者および家族と相談する際に同席すべき院内の職種として最もふさわしいのはどれか。  1.保健師  2.臨床心理士  3.管理栄養士  4.医療ソーシャルワーカー  (解答4)  (はり・きゅう第25回 問題1) 第5節 医療行政 問題42 我が国の医療制度の特色でないのはどれか。  1.現金給付制度  2.自由開業医制度  3.医療機関選択の自由  4.国民皆保険制度  (解答1)  (はり・きゅう第10回 問題1) 問題43 我が国の公費負担医療制度に定められていないのはどれか。  1.労災患者の入院医療費  2.措置入院された精神障害者の入院医療費  3.入院勧告された結核患者の入院医療費  4.未熟児の入院医療費  (解答1)  (解説 1.は労災保険より負担される。)  (はり・きゅう第17回 問題1) 問題44 公費負担によらない医療はどれか。  1.養育医療  2.特定疾患治療  3.労災保険医療  4.原子爆弾被爆者医療  (解答3)  (はり・きゅう第5回 問題2) 問題45 医療保障に含まれないのはどれか。  1.国民健康保険  2.医療扶助  3.老人保健法に基づく給付  4.生命保険  (解答4)  (はり・きゅう第7回 問題2) 問題46 後期高齢者医療制度の財源について正しいのはどれか。  1.高齢者の支払う保険料は全財源の1割である。  2.他の医療保険者からの支援金はない。  3.国および地方自治体の負担は全財源の8割である。  4.75歳以上は保険料を免除される。  (解答1)  (はり・きゅう第22回 問題2) 問題47 生活保護法に基づく保護のうち現物給付はどれか。  1.教育扶助  2.医療扶助  3.出産扶助  4.生活扶助  (解答2)  (あマ指第3回 問題2) 問題48 生活保護法で現物給付を原則とする扶助はどれか。  1.生活扶助  2.住宅扶助  3.教育扶助  4.医療扶助  (解答4)  (はり・きゅう第8回 問題2) 問題49 生活保護法で現物給付されるのはどれか。  1.住宅扶助  2.医療扶助  3.教育扶助  4.生活扶助  (解答2)  (あマ指第15回 問題2) 問題50 生活保護法による現物給付はどれか。  1.介護扶助  2.教育扶助  3.生活扶助  4.住宅扶助  (解答1)  (はり・きゅう第24回 問題2) 問題51 福祉行政に関係するのはどれか。  1.管理栄養士  2.歯科技工士  3.衛生管理者  4.民生委員  (解答4)  (あマ指第4回 問題1) 問題52 嚥下訓練の実施に最も関与する職種はどれか。  1.介護支援専門員  2.精神保健福祉士  3.理学療法士  4.言語聴覚士  (解答4)  (はり・きゅう第24回 問題1) 問題53 医療法による医療提供施設でないのはどれか。  1.助産所  2.調剤薬局  3.介護老人保健施設  4.施術所  (解答4)  (あマ指第24回 問題1) 問題54 医療法で医療提供施設でないのはどれか。  1.診療所  2.介護老人保健施設  3.介護老人福祉施設  4.調剤薬局  (解答3)  (解説)  医療法では、「医療機関」ではなく、「医療提供施設」と呼んでいるちなみに、法律上(制度上)は、医療機関という用語はない。 医療法1条の2第2項:病院、診療所、介護老人保健施設、調剤を実施する薬局その他の医療を提供する施設(以下「医療提供施設」という。  (あマ指第27回 問題1) 第6節 医療保険制度の概要 問題55 我が国の医療保険の特徴で誤っている記述はどれか。  1.任意の加入である。  2.療養の給付は一般に現物給付である。  3.運営は保険者が行う。  4.一部負担金がある。  (解答1)  (あマ指第2回 問題2) 問題56 我が国の医療保険で誤っている記述はどれか。  1.被用者保険と国民健康保険とに大別される。  2.療養の給付率は70%以上である。  3.療養の給付は一般に現物給付である。  4.傷病手当金は業務上の傷病のみに給付される。  (解答4) (解説業務上の傷病は労災保険より給付される。)  (はり・きゅう第2回 問題2) 問題57 我が国の医療保険制度で正しい記述はどれか。  1.被用者保険本人は10割給付である。  2.財源はすべて保険料でまかなわれる。  3.国民全員が加入する。  4.保険料は所得にかかわらず一定である。  (解答3)  (はり・きゅう第18回 問題1) 問題58 医療保険について正しいのはどれか。  1.現金が支給されることはない。  2.協会けんぽは被用者保険である。  3.医師の同意を得た鍼施術は療養の対象となる。  4.組合管掌保険は自由に付加給付を行うことができる。  (解答2)  (はり・きゅう第25回 問題2) 問題59 我が国の公的医療保険制度の特徴で誤っている記述はどれか。  1.運営は保険者が行う。  2.一部負担金がある。  3.任意の加入である。  4.はり・きゅうの保険施術は現金給付である。  (解答3)  (はり・きゅう第21回 問題2) 問題60 公的医療保険の対象となるのはどれか。  1.インフルエンザの予防接種  2.正常分娩  3.人間ドック  4.禁煙治療  (解答4)  (はり・きゅう第26回 問題2) 問題61 医療保険でないのはどれか。  1.健康保険  2.共済組合  3.生活保護  4.船員保険  (解答3)  (あマ指第5回 問題2) 問題62 大企業 (700人以上)の従業員を対象としている医療保険の保険者はどれか。  1.健康保険組合  2.全国健康保険協会  3.共済組合  4.国民健康保険組合  (解答1)  (はり・きゅう第19回 問題1) 問題63 被用者保険でない医療保険はどれか。  1.政府管掌健康保険  2.組合管掌健康保険  3.国家公務員等共済組合  4.国民健康保険  (解答4)  (あマ指第11回 問題2) 問題64 被用者保険でないのはどれか。  1.健康保険  2.船員保険  3.共済組合  4.国民健康保険  (解答4)  (あマ指第14回 問題2) 問題65 被用者保険でないのはどれか。  1.健康保険  2.船員保険  3.共済組合  4.国民健康保険  (解答4)  (はり・きゅう第22回 問題1) 問題66 我が国の医療保険で被用者保険でないのはどれか。  1.地方公務員共済保険  2.国家公務員共済保険  3.国民健康保険  4.私立学校教職員共済保険  (解答3)  (あマ指第18回 問題1) 問題67 地域住民を対象とした保険はどれか。  1.組合管掌健康保険  2.船員保険  3.国民健康保険  4.国家公務員等共済保険  (解答3)  (はり・きゅう第4回 問題2) 問題68 地域保険はどれか。  1.健康保険  2.国民健康保険  3.船員保険  4.国家公務員等共済組合  (解答2)  (あマ指第9回 問題2) 問題69 我が国の現状で正しいのはどれか。  1.国民健康保険にはすべての国民が加入している。  2.65歳以上のすべての人が老人保健の対象者である。  3.国民医療費の増加要因の一つに人口の高齢化がある。  4.国民医療費は約15兆円である。  (解答3) (解説医療費は約30ちょうえんである。)  (はり・きゅう第1回 問題1) 問題70 我が国の現状で正しいのはどれか。  1.すべての国民は国民健康保険に加入している。  2.老人保険の対象者は70歳以上の者だけである。  3.国民皆保険の体制である。  4.国民医療費は約15兆円である。  (解答3)  (あマ指第1回 問題2) 問題71 我が国の公的医療保険制度について正しいのはどれか。  1.国民皆保険制度は昭和時代に始まった。  2.医療給付は現金給付方式が原則である。  3.75歳以上の高齢者は3割負担である。  4.近年の国民医療費は減少傾向にある。  (解答1  (あマ指第25回 問題1) 問題72 医療保険制度と被保険者の組合せで正しいのはどれか。  1.共済組合 …… 民間企業従業員  2.国民健康保険 …… 自営業者  3.健康保険組合 …… 大学教員  4.協会けんぽ …… 公務員  (解答2)  (解説)  1 公務員や私立学校教職員、その扶養家族  3 大企業に勤務する者とその扶養家族  4 中小企業に勤務する者とその扶養家族  (あマ指第27回 問題2) 第2章 理療の現状と課題 第1節 現代の東洋医学 問題73 東洋医学の基本的な考え方について正しい記述はどれか。  1.人体は精密な機械である。  2.人体の機能とエネルギーのバランスを重視する。  3.病気の原因は特定の臓器にある。  4.人体を細部に分けて病気の原因を求める。  (解答2)  (はり・きゅう第6回 問題2) 問題74 はり・きゅうの施術で医療保険の療養費給付対象となる疾病はどれか。  1.神経痛  2.不眠症  3.急性胃潰瘍  4.胃癌  (解答1)  (解説はり・きゅうの保険給付対象となる疾患は、神経痛、リウマチ、頸腕症候群、50肩、腰痛症、頸椎捻挫後遺症である。)  (はり・きゅう第16回 問題2) 第3章 理療従事者の倫理 第1節 医療と倫理 問題75 インフォームド・コンセントを含む医の倫理の国際規定はどれか。  1.ヒポクラテスの誓い  2.アルマ・アタ宣言  3.ジュネーブ宣言  4.ヘルシンキ宣言  (解答4)  (はり・きゅう第13回 問題2) 問題76 医の倫理と関係のないのはどれか。  1.インフォームド・コンセント  2.ヒポクラテスの誓い  3.患者の権利宣言  4.公費医療給付  (解答4)  (はり・きゅう第16回 問題1) 問題77 ヒトを対象とした医学研究の倫理についての国際的規範はどれか。  1.ジュネーブ宣言  2.ヒポクラテスの誓い  3.ヘルシンキ宣言  4.患者の権利宣言  (解答3)  (あマ指第21回 問題2) 問題78 医療従事者の倫理について適切でないのはどれか。  1.守秘義務がある。  2.患者の要求を優先する。  3.情報提供と説明を十分に行う。  4.援助者としての立場をとる。  (解答2)  (はり・きゅう第20回 問題2) 問題79 インフォームド・コンセントについて直接関係ないのはどれか。  1.十分な説明  2.理解と納得  3.情報の提供  4.プライバシーの保護  (解答4)  (はり・きゅう第5回 問題1) 問題80 インフォームド・コンセントに含まれる権利はどれか。  1.医療上の情報や説明を受ける権利  2.プライバシー保障の権利  3.適切な治療やケアを受ける権利  4.人権尊重の権利  (解答1)  (はり・きゅう第6回 問題1) 問題81 インフォームド・コンセントに含まれる権利はどれか。  1.男女の平等を求める権利  2.病院の経営状態を知る権利  3.公的医療費の扶助を受ける権利  4.治療の危険性の説明を受ける権利  (解答4)  (はり・きゅう第19回 問題2) 問題82 インフォームド・コンセントで誤っているのはどれか。  1.医療上の説明を受ける。  2.医療内容を選択できる。  3.アルマ・アタ宣言に述べられている。  4.治療を受けることを拒否できる。  (解答3)  (あマ指第14回 問題1) 問題83 インフォームド・コンセントについて正しい記述はどれか。  1.医師のみに適用される。  2.裁判所は採用していない。  3.宗教上の教えである。  4.医療法に定められている。  (解答4)  (あマ指第15回 問題1) 問題84 患者の自己決定権とともに「患者の権利宣言」の基軸となっているのはどれか。  1.バイオエシックス  2.インフォームド・コンセント  3.QOL  4.ターミナルケア  (解答2)  (あマ指第26回 問題3) 問題85 パターナリズム (父権主義)について正しい記述はどれか。  1.小児医療に特有の問題である。  2.治療方針は医療者が決める。  3.医師患者関係は契約関係である。  4.患者は医療内容について説明を受け同意する。  (解答2)  (はり・きゅう第15回 問題1) 第2節 患者の権利 問題86 バイオエシックスの対象でないのはどれか。  1.医療財政  2.損害賠償  3.人工授精  4.安楽死  (解答2)  (解説バイオエシックスとは生命の倫理)  (はり・きゅう第13回 問題1) 問題87 我が国における脳死について正しい記述はどれか。  1.脳死は法制化されていない。  2.心臓移植に用いる心臓は脳死した者から摘出される。  3.脳死の判定は医師の裁量による。  4.深昏睡と同じである。  (解答2)  (はり・きゅう第16回 問題2) 問題88 現在の日本で移植の対象でない臓器組織はどれか。  1.脳  2.心臓  3.腎臓  4.骨髄  (解答1)  (あマ指第8回 問題2) 問題89 我が国の臓器移植法の適用にならない臓器はどれか。  1.肺  2.骨髄  3.膵臓  4.小腸  (解答2)  (解説骨髄は、臓器移植法には対象臓器としては乗っていない。)  (あマ指第18回 問題2) 第3節 理療と倫理 問題90 施術者の倫理について誤っている記述はどれか。  1.患者には施術を受ける権利がある。  2.患者には施術にあたり自己決定権がある。  3.施術者は患者のQOLの向上に努める。  4.患者に対し施術内容についての説明は不要である。  (解答4)  (あマ指第2回 問題1) 問題91 施術者の倫理について誤っているのはどれか。  1.生命の尊重  2.QOLの向上  3.プライバシーの保護  4.一元的医療の考え  (解答4)  (はり・きゅう第7回 問題1) 問題92 施術者の倫理について誤っているのはどれか。  1.患者のプライバシーの保護  2.施術内容の十分な説明  3.利益優先の施術  4.患者のQOLの向上  (解答3)  (あマ指第11回 問題1) 問題93 施術者の倫理について適切でないのはどれか。  1.自己の健康管理  2.施術の説明と同意  3.施術内容の記録保持  4.酒気帯び状態での施術  (解答4)  (はり・きゅう第11回 問題1) 問題94 施術者の倫理について適切でないのはどれか。  1.個人情報の保護  2.パターナリズム  3.施術内容の記録保持  4.インフォームド・コンセント  (解答2)  (あマ指第16回 問題2) 問題95 施術者の倫理について誤っているのはどれか。  1.十分な情報の提供  2.患者のQOLの向上  3.施術内容の記録保持  4.患者の要求の優先  (解答4)  (はり・きゅう第17回 問題2) 問題96 施術者の倫理で正しいのはどれか。  1.患者の家族の要求優先  2.施術者本位の施療  3.患者の苦痛への共感  4.施術者の利益優先  (解答3)  (あマ指第19回 問題2) 問題97 施術者としての倫理について正しいのはどれか。  1.施術者主導  2.処方せんの交付  3.インフォームド・コンセント  4.患者の要求優先  (解答3)  (あマ指第6回 問題2) 問題98 施術者の倫理について誤っているのはどれか。  1.QOLの向上  2.プライバシーの保護  3.インフォームド・コンセント  4.患者の要求優先  (解答4)  (あマ指第8回 問題1) 問題99 施術者の倫理について誤っているのはどれか。  1.社会的責任の遂行  2.患者のQOLへの配慮  3.施術内容の一方的決定  4.守秘義務  (解答3)  (あマ指第9回 問題1) 問題100 施術者の倫理について誤っているのはどれか。  1.患者の人権の尊重  2.施術者本位の施療  3.インフォームド・コンセントの実施  4.QOL (生活の質)への配慮  (解答2)  (はり・きゅう第3回 問題1) 問題101 施術者の倫理について誤っているのはどれか。  1.生活の質の尊重  2.プライバシーの保護  3.十分な情報の提供  4.施術内容の一方的決定  (解答4)  (はり・きゅう第4回 問題1) 問題102 施術者の倫理について誤っているのはどれか。  1.守秘義務  2.鎮痛薬の投与  3.患者の自己決定権の尊重  4.施術手技の研さん  (解答2)  (はり・きゅう第10回 問題2) 問題103 施術者の倫理について正しいのはどれか。  1.業務上知り得た患者の秘密は研究目的であっても漏らしてはならない。  2.「ヒポクラテスの誓い」は現代には通用しない。  3.収益向上のためにはQOLは考えなくてもよい。  4.「患者の権利宣言」は日本には適用されない。  (解答1)  (はり・きゅう第26回 問題3) 問題104 施術者のとるべき態度でないのはどれか。  1.施術内容の患者への情報提供  2.施術者本位の施術  3.施術過程の記録保持  4.患者の自己決定権の尊重  (解答2)  (はり・きゅう第8回 問題1) 問題105 施術者の行為として適切でないのはどれか。  1.処方せんの交付  2.施術内容の記録保持  3.全人的な施術  4.賠償責任保険加入  (解答1)  (はり・きゅう第9回 問題1) 問題106 施術者の行為として適切でないのはどれか。  1.個人情報の保護  2.施術記録の保存  3.インフォームド・コンセント  4.パターナリズム  (解答4)  (あマ指第22回 問題1) 問題107 施術者と患者との関係で正しい記述はどれか。  1.患者には施術についての自己決定権はない。  2.患者へのインフォームド・コンセントは必要でない。  3.施術者には守秘義務がある。  4.施術者は共感する態度で接してはならない。  (解答3)  (はり・きゅう第2回 問題1) 問題108 施術者と患者の関係で望ましくないのはどれか。  1.信頼  2.共感  3.従属  4.協力  (解答3)  (あマ指第25回 問題2) 問題109 患者に対する施術者の役割で適切なのはどれか。  1.援助者  2.管理者  3.指導者  4.保護者  (解答1)  (はり・きゅう第27回 問題3) 問題110 施術者の姿勢として誤っているのはどれか。  1.施術の過程を記録する。  2.賠償責任保険に加入する。  3.社会的地位によって施術の内容を変える。  4.自分の健康管理に努める。  (解答3)  (あマ指第7回 問題2) 問題111 個人情報保護法による患者情報の取り扱いについて正しいのはどれか。  1.利用目的は特定しない。  2.内容を更新しない。  3.本人への開示を遅滞しない。  4.苦情へは対処しない。  (解答3)  (はり・きゅう第23回 問題1) 問題112 多職種連携によるチーム医療で望ましくないのはどれか。  1.専門用語を他の職種に説明する。  2.他の職種の業務内容を考慮する。  3.自分の職種の専門性を理解する。  4.リーダーを特定の職種に固定する。  (解答4)  (あマ指第23回 問題1)