リハビリテーション国家試験問題(はり・きゅう) 概論編 第1章  リハビリテーションの概要 問題1 IL運動 (自立生活運動)の思想で正しいのはどれか。  1.身の回りのことで他人の助けを借りてはならない。  2.障害者の自己決定には責任と義務を伴う。  3.職業を身につけることを最高の目標とする。  4.障害者だけが住む施設内で生活する。  (解答2)  (解説:自律生活運動は、1970代のアメリカでめざましい進展をとげ、その後世界各国で精力的に取り組まれてきた、障害者自身による主体的な運動である。自律生活運動では、重度の障害者が、家族や施設の職員にどっぷりと依存してきたこれまでの生活から脱却し、地域社会の中で自分の意志と責任に基づいて生活できる条件を獲得していくことを目的としており、それぞれの国の障害者試作を大きく変革させてきた原動力として高く評価されている。)  (第12回 問題89) 問題2 IL運動 (自立生活運動)の思想で正しいのはどれか。  1.家族から経済的援助を受ける  2.障害者施設に入所する  3.自己決定権を尊重する  4.日常生活で介助を受けない  (解答3)  (第19回 問題84) 問題3 社会的不利について正しい記述はどれか。  1.一人で服を着替えることができない。  2.麻痺のため手が動かない。  3.車椅子の操作ができない。  4.段差があり車椅子で公園に入れない。  (解答4)  (解説:社会的不利とは、機能障害や能力低下の結果、社会から受ける不利益のことである。)  (第8回 問題89) 問題4 障害と対応との組み合わせで正しいのはどれか。  1.能力低下 ーー 麻痺肢の筋力回復訓練  2.筋力低下 ーー 装具の処方  3.機能・形態障害 ーー 家屋改造指導  4.機能・形態障害 ーー ADL訓練  (解答2)  (第4回 問題89) 問題5 障害とそのアプローチとの組み合わせで誤っているのはどれか。  1.機能障害 ーー 合併症の予防  2.機能障害 ーー 装具による歩行訓練  3.能力低下 ーー 利き手交換訓練  4.社会的不利 ーー 家屋改造  (解答2)  (第5回 問題89) 問題6 障害のうち能力低下への対応で誤っているのはどれか。  1.車椅子処方  2.ADL訓練  3.利き手交換  4.家屋改造  (解答4)  (第7回 問題89) 問題7 障害モデルとして用いられているのはどれか。  1.ADL  2.ICF  3.MMT  4.QOL  (解答2)  (第27回 問題73) 問題8 国際生活機能分類 (ICF)について正しい記述はどれか。  1.対象を障害者に限定して作成された分類法である。  2.各構成要素の因果関係は両方向性である。  3.生活機能とは日常生活動作のことである。  4.個人因子とは健康状態のことである。  (解答2)  (第18回 問題85) 問題9 国際生活機能分類 (ICF)の構成要素で (参加)に該当するのはどれか。  1.屋内手すりの設置  2.短下肢装具の作製  3.残存筋の強化  4.麻痺手の回復訓練  (解答1)  (第22回 問題84) 問題10 ICFの活動制限に対するアプローチで正しいのはどれか。  1.利き手交換  2.トイレ改造  3.上肢機能訓練  4.デイサービス利用  (解答1)  (第24回 問題73) 問題11 ICFの「活動」に該当するのはどれか。  1.復学  2.家屋改修  3.障害年金受給  4.義足作製  (解答4)  (第26回 問題82) 問題12 身体障害者手帳の交付が最も多いのはどれか。  1.視覚障害  2.聴覚・言語障害  3.肢体不自由  4.内部障害  (解答3)  (第11回 問題89) 問題13 身体障害者の分類で割合が増加しているのはどれか。  1.肢体不自由  2.視覚障害  3.内部障害  4.聴覚・言語障害  (解答3)  (第18回 問題84) 問題14 内部障害に含まれないのはどれか。  1.聴覚障害  2.腎障害  3.呼吸器障害  4.循環器障害  (解答1)  (解説:身体障害は、視覚障害、聴覚言語障害、肢体不自由、内部障害に分類される。 内部障害とは、医学的には心臓、呼吸、腎尿路、消化など内部機能障害の総称であり、身体障害者福祉法では、心臓機能障害、腎臓機能障害、呼吸機能障害、膀胱 (ぼうこう)直腸機能障害、小腸機能障害、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能障害(HIV感染症)、肝臓機能障害の七つを指す。)  (第6回 問題89) 問題15 我が国で身体障害者手帳の対象とならないのはどれか。  1.片麻痺  2.失語症  3.記憶障害  4.慢性腎不全  (解答3)  (第15回 問題84) 問題16 内部障害はどれか。  1.視覚障害  2.聴覚言語障害  3.肢体不自由  4.膀胱直腸障害  (解答4)  (第9回 問題89) 問題17 内部障害に含まれるのはどれか。  1.そしゃく機能障害  2.小腸機能障害  3.脊髄機能障害  4.高次脳機能障害  (解答2)  (第16回 問題84) 問題18 身体障害者手帳の交付対象でないのはどれか。  1.じん臓機能障害  2.そしゃく・嚥下機能障害  3.平衡機能障害  4.高次脳機能障害  (解答4)  (第20回 問題84) 問題19 身体障害者手帳の種類と原因疾患との組合せで正しいのはどれか。  1.平衡機能障害 ーー 変形性膝関節症  2.肢体不自由 ーー ベル麻痺  3.そしゃく機能障害 ーー 筋萎縮性側索硬化症  4.内部障害 ーー パーキンソン病  (解答3)  (第21回 問題84) 問題20 成人の身体障害者について正しい記述はどれか。  1.嚥下障害は聴覚・言語障害に分類される。  2.最近では視覚障害者の増加率が最も高い。  3.糖尿病は内部障害者として分類される。  4.肢体不自由障害者の割合が最も多い。  (解答4)  (第14回 問題87) 問題21 医学的リハビリテーションで、在宅医療への対応として積極的に推し進めるべきことはどれか。  1.廃用症候群の予防  2.障害受容への援助  3.職業訓練  4.麻痺の改善  (解答2)  (第26回 問題86) 問題22 社会的リハビリテーションはどれか。  1.特別支援教育  2.義肢装具療法  3.障害者職業訓練  4.訪問介護サービス  (解答4)  (第23回 問題73) 問題23 社会的リハビリテーションに含まれる内容はどれか。  1.廃用症候群の予防  2.療育  3.公共施設のバリアフリー  4.保護雇用  (解答3)  (第25回 問題73) 問題24 急性期リハビリテーションの内容で正しいのはどれか。  1.排痰訓練  2.入浴動作訓練  3.職業前訓練  4.階段昇降訓練  (解答1)  (第24回 問題74) 問題25 回復期リハビリテーション病棟における評価会議について適切でない記述はどれか。  1.病棟看護師は参加する。  2.評価が完了してから治療を開始する。  3.治療経過によりゴール設定を変更する。  4.すべての症例に行う。  (解答2)  (第20回 問題85) 問題26 医学的リハビリテーションチームを構成するメンバーでないのはどれか。  1.理学療法士  2.臨床心理士  3.ソーシャルワーカー  4.ホームヘルパー  (解答4)  (第18回 問題86) 問題27 職種と業務内容との組合せで正しいのはどれか。  1.言語聴覚士 ーー 人工内耳の作製  2.作業療法士 ーー 自助具の作製  3.理学療法士 ーー 神経ブロック注射  4.介護支援専門員 ーー 腰痛体操の指導  (解答2)  (第13回 問題89) 問題28 リハビリテーションチームを構成するメンバーで義肢装具の処方を行う職種はどれか。  1.医師  2.看護師  3.理学療法士  4.義肢装具士  (解答1)  (第25回 問題74) 問題29 コルセットの作製に関与しない職種はどれか。  1.理学療法士  2.作業療法士  3.義肢装具士  4.臨床工学技士  (解答4)  (第3回 問題90) 問題30 介護支援専門員の業務内容で正しいのはどれか。  1.介護度の認定  2.訪問介護の実施  3.居宅療養管理指導  4.ケアプランの策定  (解答4)  (第14回 問題88) 問題31 在宅ケアとして利用されるのはどれか。  1.脳卒中ケアユニット  2.通所リハビリテーション施設  3.重度心身障害児病棟  4.回復期リハビリテーション病棟  (解答2)  (第19回 問題85) 第2章 障害の評価 問題32 障害の評価の目的で適切でないのはどれか。  1.疾患原因の検討  2.障害原因の検討  3.治療目標の設定  4.治療方法の検討  (解答1)  (第7回 問題90) 問題33 関節運動が重力に抗して全可動域にわたり可能となる最小の筋力はどれか。  1.筋力1  2.筋力2  3.筋力3  4.筋力4  (解答3)  (第3回 問題91) 問題34 徒手筋力テストにおいて、重力に逆らうことはできないが、重力がなければ動かせる筋肉のグレードはどれか。  1.MMT4  2.MMT3  3.MMT2  4.MMT1  (解答3)  (第13回 問題90) 問題35 徒手筋力テストで筋の収縮はみられるが、関節運動は起こらないのはどれか。  1.MMT1  2.MMT2  3.MMT3  4.MMT4  (解答1)  (第17回 問題84) 問題36 中殿筋のMMTについて正しい組合せはどれか。  1.MMT1 ーー 中殿筋に筋収縮がみられる。  2.MMT2 ーー 重力に抗して股関節外転を保持できる。  3.MMT3 ーー 中等度の抵抗に抗して股関節外転を保持できる。  4.MMT4 ーー 高度の抵抗に抗して股関節外転を保持できる。  (解答1)  (第25回 問題81) 問題37 大腿四頭筋の徒手筋力テストの際、被検者を側臥位で評価しなければならない筋力はどれか。  1.MMT0  2.MMT2  3.MMT3  4.MMT5  (解答2)  (第14回 問題89) 問題38 筋力MMT2の関節運動に対し、筋力増強目的で運動療法を行う場合に、最も適切なのはどれか。  1.他動運動  2.自動運動  3.自動介助運動  4.漸増抵抗運動  (解答3)  (第18回 問題87) 問題39 弛緩性麻痺の評価で適切でないのはどれか。  1.ブルンストロームのステージ  2.日常生活動作テスト  3.徒手筋力テスト  4.四肢周径の測定  (解答1)  (第6回 問題90) 問題40 長期臥床でみられやすい拘縮として誤っているのはどれか。  1.肩関節屈曲  2.股関節屈曲  3.膝関節屈曲  4.足関節屈曲 (底屈)  (解答1)  (第14回 問題91) 問題41 痙縮の理学療法として有効でないのはどれか。  1.温熱療法  2.痙縮筋の筋力増強  3.痙縮筋の持続伸張 (ストレッチ)  4.拮抗筋の収縮  (解答2)  (第15回 問題87) 問題42 痙縮の評価に用いるのはどれか。  1.徒手筋力テスト  2.アシュワーススケール  3.内田−クレペリンテスト  4.バーセルインデックス  (解答2)  (第21回 問題86) 問題43 運動療法について誤っているのはどれか。  1.ブルンストローム法 ーー 関節可動域訓練  2.デローム法 ーー 筋力増強訓練  3.フレンケル体操 ーー 協調性訓練  4.ボバース法 ーー 神経筋再教育  (解答1)  (解説:ボバース法は、神経筋促通法のひとつで脳卒中のリハビリテーションで用いられる。なお、脳性麻痺の訓練法にもボバース法がある。)  (第4回 問題92) 問題44 運動障害の評価法で正しいのはどれか。  1.足関節の基本肢位を90°とするのは誤りである。  2.徒手筋力テストは4段階評価法である。  3.ブルンストロームのステージは末梢性麻痺に対する評価段階である。  4.長谷川式スケールは関節可動域の評価法である。  (解答1)  (解説:ブルンストロームのステージは、片麻痺機能にたいする評価 長谷川式スケールは痴呆の評価方法である。)  (第1回 問題89) 問題45 ウェルニッケ失語で正しいのはどれか。  1.流暢な発話  2.聴覚の異常  3.麻痺性構音障害  4.見当識障害  (解答1)  (第15回 問題90) 問題46 標準失語症検査においてブローカ失語の正解率が最も低い項目はどれか。  1.聴く  2.読む  3.話す  4.復唱  (解答3)  (第24回 問題81) 問題47 高次脳機能障害はどれか。  1.半側空間無視  2.意識障害  3.食欲亢進  4.不眠  (解答1)  (第17回 問題88) 問題48 改訂長谷川式簡易知能評価スケールの質問内容で誤っているのはどれか。  1.年齢  2.言葉の記憶  3.数字の逆唱  4.漢字の読み  (解答4)  (解説:改訂長谷川式簡易知能評価スケールの質問内容は、年齢、言葉の記憶数字の逆唱などからなる。)  (第12回 問題90) 問題49 母指と示指で輪を作ることが模倣できない患者で疑われるのはどれか。  1.半側空間無視  2.構成失行  3.観念失行  4.観念運動失行  (解答4)  (解説: 半側空間無視 (失認)は、右大脳半球障害で左反則空間無視を伴うことが多い。 構成失行は、単一の運動障害ではなく、部分を空間的に配置する高位能力の障害 (立方体の模写など)、自己の身体の一部を使っての肢位の模倣の障害 (指パターンの模倣など)がある。 観念失行は、複雑な行為を行う際に、それらの行為を構成する個々の基礎的な動作は正しく実行できるのに、連続して一つの行為にすることができない。 観念運動失行は、単純なものまね動作を口答命令で指示してもうまくできない。)  (第12回 問題93) 問題50 高次脳機能障害とその症状との組合せで正しいのはどれか。  1.失語症 ーー 書字が小さくなる  2.相貌失認 ーー 簡単な手指の模倣ができない  3.半側空間失認 ーー 片側の見落とし  4.失行 ーー 集中力の低下  (解答3)  (第19回 問題86) 問題51 半側空間無視の評価に用いる検査項目で正しいのはどれか。  1.100から7を順番に引かせる。  2.今日の日付を答えさせる。  3.直線の中点に印をつけさせる。  4.検者の母指と示指で輪をつくり模倣させる。  (解答3)  (第23回 問題74) 問題52 小脳性失調の所見として正しいのはどれか。  1.構音障害  2.羽ばたき振戦  3.はさみ脚歩行  4.ロンベルグ徴候陽性  (解答1)  (第22回 問題85) 問題53 日常生活動作として適切でないのはどれか。  1.歩行  2.買物  3.食事  4.更衣  (解答2)  (第7回 問題92) 問題54 ADLに分類されるのはどれか。  1.買い物  2.自動車運転  3.整容  4.バス乗車  (解答3)  (第14回 問題90) 問題55 日常生活動作の評価法の1つであるバーセル・インデックスの評価項目に含まれないのはどれか。  1.コミュニケーション  2.移乗  3.トイレ動作  4.入浴  (解答1)  (第16回 問題87) 問題56 FIMに含まれる運動項目はどれか。  1.食事  2.調理  3.洗濯  4.買い物  (解答1)  (第27回 問題74) 問題57 ADL評価のFIMにおいて正しいのはどれか。  1.書字の項目がある。  2.認知項目がある。  3.各項目の点数は0点から10点である。  4.総点は100点である。  (解答2)  (第22回 問題86) 第3章 リハビリテーション治療 問題58 運動法について正しい記述はどれか。  1.フレンケル体操は慢性関節リウマチのための体操である。  2.等尺性運動は等張性運動より筋力増強効果が大きい。  3.運動によって肺活量は増加しない。  4.松葉杖は片麻痺の歩行訓練に適している。  (解答2) (フレンケル体操は、協調性訓練)  (第2回 問題91) 問題59 誤っているのはどれか。  1.超音波療法は一種の温熱療法である。  2.紫外線療法は紫外線の化学作用を利用している。  3.低周波療法は低周波の温熱作用を利用している。  4.水治療法は水の温度、浮力、抵抗などを利用する療法である。  (解答3)  (第1回 問題92) 問題60 温熱療法の効果で誤っているのはどれか。  1.血液循環の改善  2.新陳代謝の抑制  3.痛みの軽減  4.痙性の抑制  (解答2)  (第10回 問題94) 問題61 深部組織への温熱効果が最も高い物理療法はどれか。  1.低周波療法  2.超音波療法  3.紫外線療法  4.赤外線療法  (解答2)  (第20回 問題88) 問題62 温熱療法はどれか。  1.紫外線療法  2.極低温法  3.低周波電気療法  4.極超短波療法  (解答4)  (第23回 問題81) 問題63 病態と装具との組合せで正しいのはどれか。  1.外反母趾 ーー 長下肢装具  2.正中神経麻痺 ーー コックアップスプリント  3.脳卒中片麻痺 ーー PTB装具  4.腰椎圧迫骨折 ーー 体幹装具  (解答4)  (解説: 長下肢装具は、脊髄損傷や脳卒中の麻痺など下肢の筋力が弱い場合に起立を保持するために用いる。 コックアップスプリントは、手関節を良姿位に保つ装具で、橈骨神経麻痺に用いる。 PTB装具は、体重を膝窩で受ける装具で下腿骨折に用いる。)  (第13回 問題93) 問題64 疾患と装具の組合せで誤っているのはどれか。  1.変形性膝関節症 ーー 足底装具  2.腰椎椎間板ヘルニア ーー 軟性コルセット  3.脳梗塞 ーー 短下肢装具  4.総腓骨神経麻痺 ーー 長下肢装具  (解答4)  (第26回 問題85) 問題65 短下肢装具が用いられるのはどれか。  1.下腿切断  2.変形性膝関節症  3.総腓骨神経麻痺  4.閉塞性動脈硬化症  (解答3)  (第15回 問題88) 問題66 種々の手段を用い、応用動作の向上や社会適応能力の回復を目的として行われるのはどれか。  1.理学療法  2.作業療法  3.心理療法  4.ソーシャルワーク  (解答2)  (第11回 問題90) 第4章 疾患別リハビリテーション 第1章 脳血管障害 (脳卒中) 問題67 脳血管障害で誤っているのはどれか。  1.弛緩性麻痺に始まり次第に痙性麻痺なることが多い。  2.失語症は発生器官の麻痺による。  3.知覚および視覚に障害のない失認症がある。  4.拘縮の予防または治療のために関節可動域訓練が必要である。  (解答2)  (解説:2は構音障害である。)  (第1回 問題94) 問題68 脳卒中後片麻痺について正しい記述はどれか  1.片麻痺からは骨粗鬆症にならない  2.麻痺の程度と排尿障害の程度とは無関係である  3.痙性の出現によって内反尖足が起こる  4.関節可動域訓練によって肩関節の亜脱臼が起こりやすい  (解答3)  (第2回 問題93) 問題69 脳卒中片麻痺患者の対応で適切な記述はどれか。  1.患側の可動域訓練では素早く関節を動かす。  2.麻痺側の肩関節亜脱臼は徒手的整復を行う。  3.杖の高さは床から臍部の高さまでとする。  4.利き手が完全麻痺の場合は利き手交換訓練を行う。  (解答4)  (第21回 問題89) 問題70 脳卒中の障害で誤っている記述はどれか。  1.多発性梗塞は痴呆の原因となる。  2.舌、口唇の麻痺は失語症の原因となる。  3.嚥下障害は肺炎の原因となる。  4.肩手症候群は上肢痛の原因となる。  (解答2)  (解説:肩手症候群とは、自律神経系の異常によると考えられている、肩・肘・手関節の疼痛、運動制限、浮腫などの症候をいい、筋萎縮をきたす場合もある。原因は不明。心筋梗塞の約15%にみられるという。2は構音障害である。)  (第6回 問題93) 問題71 言語障害について誤っている組み合わせはどれか。  1.運動性失語症 ーー ブローカ中枢  2.感覚性失語症 ーー ウエルニッケの中枢  3.構音障害 ーー 体性感覚野  4.失語症 ーー 左側大脳半球損傷  (解答3)  (第2回 問題92) 問題72 失語症について誤っている記述はどれか。  1.運動性失語は発声器官が正常でも起こる  2.大脳の劣位半球障害で起こる  3.言語訓練には家族の協力をも求める  4.言語訓練の内容は失語症の種類により異なる  (解答2)  (第4回 問題93) 問題73 脳卒中患者の合併症はどれか。  1.けいれん  2.視床痛  3.肩手症候群  4.失語症  (解答3)  (第5回 問題95) 問題74 脳卒中の肩手症候群に対するリハビリテーションで正しいのはどれか。  1.温熱療法は禁忌である。  2.頸椎牽引が有効である。  3.関節可動域訓練は禁忌である。  4.星状神経節ブロックが有効である。  (解答4)  (第24回 問題83) 問題75 脳卒中後遺症について正しい記述はどれか。  1.左片麻痺に失語症が起こる。  2.右片麻痺に失認症が起こる。  3.麻痺側肩関節に亜脱臼が起こる。  4.発症初期から強い痙性麻痺が起こる。  (解答3)  (第3回 問題93) 問題76 脳卒中による右片麻痺患者にみられる症状で誤っているのはどれか。  1.失語症  2.左半側空間失認  3.両眼での右側視野の欠損  4.右上下肢の知覚障害  (解答2)  (第11回 問題94) 問題77 右大脳半球の脳卒中でよくみられるのはどれか。  1.右片麻痺  2.球麻痺  3.失語症  4.左半側空間無視  (解答4)  (第25回 問題84) 問題78 脳卒中の左大脳半球損傷でよくみられる障害はどれか。  1.球麻痺  2.失語症  3.左片麻痺  4.左半側空間無視  (解答2)  (第23回 問題83) 問題79 球麻痺の原因となる病巣はどれか。  1.延髄  2.海馬  3.前頭葉  4.小脳半球  (解答1)  (第27回 問題82) 問題80 上肢の屈筋共同運動で正しい組合せはどれか。  1.肩甲帯 ーー 下制  2.肩関節 ーー 内旋  3.肘関節 ーー 屈曲  4.前腕 ーー 回内  (解答3)  (第20回 問題89) 問題81 下肢のブルンストロームステージで (共同運動がわずかに出現し、痙性が出始める。)のはどれか。  1.ステージT  2.ステージU  3.ステージV  4.ステージW  (解答2)  (第18回 問題89) 問題82 脳梗塞において運動負荷が禁忌となるのはどれか。  1.安静時心拍数90分  2.収縮期血圧150mmHg  3.拡張期血圧120mmHg  4.上室性期外収縮  (解答3)  (第16回 問題85) 問題83 脳卒中片麻痺患者リハビリテーションについて誤っている記述はどれか。  1.家屋の構造を知る必要がある。  2.介助の軽減は目的の一つとなる。  3.発症後6か月で完結させる。  4.弛緩麻痺の期間が長いと到達レベルは低い。  (解答3)  (第8回 問題93) 問題84 脳卒中のリハビリテーションで正しい記述はどれか。  1.意識障害が強い患者では関節可動域訓練は禁忌である。  2.坐位が安定していなくても歩行訓練を開始する。  3.歩行が自立していなくてもセルフケア訓練を開始する。  4.下肢麻痺が共同運動レベルでは装具歩行ができない。  (解答3)  (第12回 問題92) 問題85 脳卒中患者の動作について正しい記述はどれか。  1.衣服を脱ぐときは健側から行う。  2.ベッドから起きるときは患側を下にして行う。  3.ベッドからの移乗では車椅子を患側に置く。  4.階段は健側から降りる。  (解答1)  (第5回 問題91) 問題86 脳卒中片麻痺患者への歩行指導について正しい記述はどれか。  1.歩行訓練開始時に歩行器を使用させる。  2.感覚障害が強い患者にはプラスチック製短下肢装具を使用させる。  3.見守り歩行では介助者は患者の健側に位置する。  4.3動作歩行では杖をついた後は患側下肢を前に出させる。  (解答4)  (第17回 問題89) 問題87 脳卒中のリハビリテーション中に起こる骨折の特徴で正しいのはどれか。  1.健側下肢が多い。  2.抗血栓剤の内服で起こりやすい。  3.半側空間無視の合併で起こりやすい。  4.失語症の合併で起こりやすい。  (解答3)  (解説:一般的に、左片麻痺に左半側視空間無視が起こる。左片麻痺の場合、左が見えないことに加え、麻痺側は骨の廃用性萎縮が起こっているため骨折が起こりやすくなる。  (第22回 問題89) 問題88 脳卒中患者の背臥位における良肢位保持について正しい記述はどれか。  1.マットレスは柔らかいものとする。  2.肩甲帯を後方に引く。  3.股関節は内旋外旋中間位とする。  4.足関節は底屈位とする。  (解答3)  (解説:脳卒中急性期のリハビリテーションは、正しいベッドの選択、正しい臥位姿勢、体位変換に始まる。 背臥位では、クッションの上に患側上肢置き、肩甲帯を前に出し、患側上肢が心臓より高くなるようにする。)  (第3回 問題94) 問題89 脳卒中急性期の背臥位での良肢位として誤っているのはどれか。  1.枕を高めにする。  2.患側肩甲帯を前に出す。  3.両骨盤を水平にする。  4.股関節を内外旋中間位にする。  (解答1)  (第10回 問題95) 問題90 脳卒中急性期における良肢位で正しいのはどれか。  1.肩関節外転  2.手関節掌屈  3.足関節底屈  4.手指伸展  (解答1)  (第19回 問題90) 問題91 脳卒中のリハビリテーションで、国際障害分類 (ICIDH)で定義された能力低下に対して行うのはどれか。  1.関節可動域訓練  2.麻痺側促通訓練  3.利き手変換訓練  4.持久性訓練  (解答3)  (第19回 問題89) 問題92 脳卒中の回復に関して誤っている記述はどれか。  1.ブルンストロームのステージに従って回復する。  2.発症後6か月ころから回復が著明となる。  3.上肢の回復予後は一般に悪い。  4.ホームプログラムは機能維持に有用である。  (解答2)  (解説:発症後6ヶ月後まで集中的に訓練を行い、その後も継続する。)  (第7回 問題93) 問題93 脳卒中片麻痺患者に用いる装具はどれか。  1.短下肢装具  2.免荷装具  3.股関節装具  4.腰椎装具  (解答1)  (第18回 問題88) 問題94 脳卒中片麻痺患者に用いる装具はどれか。  1.PTB式免荷装具  2.股関節外転装具  3.金属支柱付膝装具  4.靴べら式短下肢装具  (解答4)  (第21回 問題87) 問題95 片麻痺患者が使う自走式車いすで両手駆動から変更すべき構造はどれか。  1.駆動輸の直径を小さくする。  2.座面の高さを低くする。  3.背もたれの高さを低くする。  4.麻痺側のブレーキレバーを短くする。  (解答2)  (解説:健側の足で地面をけるため、足が届くようにするために座面を低くする。)  (第22回 問題87) 第2節 脊髄損傷 問題96 脊髄損傷について誤っている記述はどれか。  1.褥瘡の予防が必要である。  2.プッシュアップ訓練が必要である。  3.尿路管理が必要である。  4.頸髄損傷では大振り歩行訓練が必要である。  (解答4)  (第2回 問題95) 問題97 頚髄損傷の症状で誤っているのはどれか。  1.関節異所性骨化  2.起立性低血圧  3.観念運動失行  4.体温調節障害  (解答3)  (第14回 問題92) 問題98 脊髄損傷患者の排尿について誤っている記述はどれか。  1.脊髄排尿中枢は仙髄にある。  2.残尿は尿路感染の原因となる。  3.持続カテーテル管理を第一目標とする。  4.弛緩性膀胱では用手圧迫により行う。  (解答3)  (第6回 問題94) 問題99 脊髄損傷による膀胱直腸障害でないのはどれか。  1.無尿  2.失禁  3.尿閉  4.便秘  (解答1)  (解説:無尿は腎臓の問題であり、自律神経は関係しない。)  (第12回 問題94) 問題100 脊髄損傷患者に生じる自律神経過反射で正しいのはどれか。  1.腰髄損傷患者に生じる。  2.起立性低血圧を生じる。  3.尿の膀胱内貯留が誘因となる。  4.損傷部位以下の反射が消失する。  (解答3)  (第22回 問題90) 問題101 上位胸髄の脊髄損傷患者の訓練として適切でないのはどれか。  1.プッシュアップ  2.キャスター上げ  3.移乗動作  4.四点歩行  (解答4)  (第3回 問題95) 問題102 頸髄損傷患者の障害でないのはどれか。  1.四肢麻痺  2.失禁  3.嚥下障害  4.肺活量低下  (解答3)  (第9回 問題94) 問題103 胸髄レベルの脊髄損傷完全麻痺患者について正しい記述はどれか。  1.横隔膜麻痺がある。  2.排便障害がみられる。  3.下肢の筋緊張が低下する。  4.移動には電動車いすが必要である。  (解答2)  (第17回 問題90) 問題104 脊髄損傷完全麻痺について正しい組合せはどれか。  1.第3頸髄レベル ーー 人工呼吸器  2.第7頸髄レベル ーー 電動車いす  3.第3胸髄レベル ーー 長下肢装具  4.第12胸髄レベル ーー 短下肢装具  (解答1)  (解説: 2.では、手関節の背屈が可能なので普通型車椅子を用いる。)  (第13回 問題94) 問題105 第6頸髄節まで機能残存の脊髄損傷患者が可能な動作で誤っているのはどれか。  1.肩の外転  2.肘の屈曲  3.手関節の背屈  4.手指の屈曲  (解答4)  (第4回 問題94) 問題106 C6損傷(第7頸髄節以下の損傷)の患者ができない動作はどれか。  1.寝返り動作  2.坐位保持  3.移乗動作  4.起立動作  (解答4)  (第7回 問題95) 問題107 第6頸髄レベルの脊髄損傷患者の合併症とその対応との組合せで正しいのはどれか。  1.うつ熱 ーー 解熱剤投与  2.殿部褥瘡 ーー プッシュアップ  3.尿路感染 ーー 間欠導尿  4.自律神経過反射 ーー 下肢挙上  (解答3)  (第20回 問題91) 問題108 第6頸髄節残存の頸髄損傷患者が行えるADLはどれか。  1.プッシュアップを用いた座位移動  2.両松葉杖使用での大振り歩行  3.機能的把持装具を用いたつまみ動作  4.スプリングバランサーを用いた食事動作  (解答34)  (第23回 問題84) 問題109 C7完全麻痺の脊髄損傷者が目標とするADLとして正しいのはどれか。  1.人工呼吸器からの離脱  2.BFOによる食事動作の自立  3.車椅子駆動の自立  4.歩行の獲得  (解答3)  (第27回 問題83) 問題110 第7頸髄節残存の脊髄損傷後に生じる合併症とその対応の組合せで最も適切なのはどれか。  1.起立性低血圧 ーー 座位保持  2.殿部褥瘡 ーー プッシュアップ  3.排尿障害 ーー 持続留置カテーテル  4.自律神経過反射 ーー 下肢弾性ストッキング  (解答2)  (第24回 問題84) 問題111 脊髄損傷において、肘の伸展によるプッシュアップが可能となる脊髄節残存高位はどれか。  1.C4  2.C5  3.C6  4.C7  (解答4)  (第26回 問題84) 問題112 脊髄損傷の理学療法で誤っているのはどれか。  1.1日2回の体位変換を行う。  2.呼吸訓練を行う。  3.褥創予防にプッシュアップを行う。  4.下位腰髄損傷では実用的な歩行を目指す。  (解答1)  (解説:褥瘡予防の体位変換は2時間ごとに行う。)  (第8回 問題94) 問題113 脊髄損傷患者の訓練で正しいのはどれか。  1.起立時に血圧が上がりやすいので注意する。  2.頸髄損傷ではベッドと車椅子との移乗動作は無理である。  3.自動車の運転は勧められない。  4.腰髄損傷では歩行訓練ができる。  (解答4)  (解説:2の場合は損傷のレベルや程度によってかなりの差がある。)  (第1回 問題96) 問題114 頸髄損傷急性期にみられない症状はどれか。  1.腸閉塞  2.弛緩性運動麻痺  3.反射性排尿  4.発汗障害  (解答3)  (第11回 問題95) 問題115 脊髄損傷による完全対麻痺患者に対する社会復帰支援で正しいのはどれか。  1.電動車いすでの屋外移動  2.下肢装具での実用歩行  3.自動車運転免許の取得  4.入浴サービスの手配  (解答3)  (第21回 問題90) 第3節 脳性 (小児)麻痺 問題116 脳性麻痺の病型として誤っているのはどれか。  1.感覚障害型  2.運動失調型  3.痙直型  4.アテトーゼ型  (解答1)  (第14回 問題93) 問題117 脳性麻痺について正しい記述はどれか。  1.痙直型は腱反射が低下する。  2.アテトーゼ型は不随意運動がみられない。  3.失調型は平衡機能が保たれる。  4.弛緩型は抗重力姿勢が保てない。  (解答4)  (第9回 問題93) 問題118 脳性麻痺について誤っている組合せはどれか。  1.痙直型 ーー 腱反射亢進  2.弛緩型 ーー 抗重力姿勢保持困難  3.強剛型 ーー 関節拘縮  4.アテトーゼ型 ーー 鉛管現象  (解答4)  (第11回 問題93) 問題119 脳性麻痺の定義について正しいのはどれか。  1.進行性病変に基づく。  2.永続的な運動障害である。  3.脊髄病変も関与する。  4.症状は生後4週以内に発現する。  (解答2)  (第25回 問題86) 問題120 脳性麻痺について正しい記述はどれか。  1.脊髄病変が関与する。  2.運動の永続的障害である。  3.進行性病変である。  4.生後4か月以降に生じる。  (解答2)  (第21回 問題91) 問題121 脳性麻痺について誤っている記述はどれか。  1.けいれん発作のコントロールが必要である。  2.精神発達遅滞と麻痺の程度とは無関係である。  3.訓練法としてボバース法、ボイタ法などがある。  4.訓練は学齢期から開始する。  (解答4)  (第2回 問題94) 問題122 脳性麻痺で誤っているのはどれか。  1.単なる運動麻痺ではなく運動発達障害の要素が多い。  2.最初は筋緊張が低く次第に異常筋緊張を示すことが多い。  3.四肢麻痺であるから訓練が難しい。  4.けいれんのコントロールが大切である。  (解答3)  (解説:脳性麻痺とは、脳の発達過程で、非可逆的脳障害により生じた運動障害の総称。通常、半永久的に持続し、非進行性である。)  (第1回 問題95) 問題123 脳性麻痺について正しい記述はどれか。  1.障害は1歳ころまで現れてこない。  2.知的能力と機能障害とは一致しない。  3.呼吸障害は伴わない。  4.感覚障害は伴わない。  (解答2)  (第6回 問題95) 問題124 正常な6か月児で可能な動作はどれか。  1.おもちゃをつかむ。  2.ビー玉をつまむ。  3.手放しで立つ。  4.ひとり歩きをする。  (解答1)  (第20回 問題86) 問題125 痙性麻痺がある脳性麻痺患者に対してよく行われる治療はどれか。  1.向精神薬投与  2.頸椎除圧固定術  3.ボツリヌス療法  4.人工膝関節置換術  (解答3)  (解説:ボツリヌス療法とは、ボツリヌス菌が作り出すボツリヌストキシンと呼ばれるたんぱく質を有効成分とする薬を筋肉内に注射し、痙縮の改善を図る治療法。)  (第27回 問題85) 第4節 切断のリハビリテーション 問題126 我が国において1990年以降の下肢切断の原因として最も多いのはどれか。  1.外傷  2.骨髄炎  3.骨肉腫  4.糖尿病性壊疽  (解答1)  (第24回 問題85) 問題127 義手の構造とパーツとの組合せで正しいのはどれか。  1.装飾義手 ーー ケーブル  2.能動義手 ーー 電動ハンド  3.作業用義手 ーー ハンマー  4.筋電義手 ーー ハーネス  (解答3)  (第19回 問題87) 問題128 体内力源式上腕義手について正しいのはどれか。  1.力源は患側の肩の力を利用する。  2.ケーブルによって力が伝達される。  3.操作の練習は主に理学療法士によって行われる。  4.手先具を動かす場合は肘継ぎ手の固定を解除する。  (解答1)  (第25回 問題85) 問題129 下肢切断と起こりやすい関節拘縮との組合せで誤っているのはどれか。  1.大腿切断 ーー 股関節屈曲拘縮  2.下腿切断 ーー 膝関節屈曲拘縮  3.サイム切断 ーー 膝関節伸展拘縮  4.リスフラン関節離断 ーー 足関節屈曲拘縮  (解答3)  (解説:サイム切断は、脛骨遠位端関節真上で切断する方法で、膝関節伸展拘縮は生じない。)  (第12回 問題95) 問題130 下肢の切断について誤っている記述はどれか。  1.循環障害に起因する切断は減少している。  2.拘縮の予防に腹臥位をとらせる。  3.断端浮腫に対して弾性包帯をまく。  4.幻肢は失われた部位が残っている感覚である。  (解答1)  (第7回 問題94) 問題131 血管障害による下腿切断について正しいのはどれか。  1.早期からの断端圧迫は禁忌である。  2.非切断側の血流障害を評価する必要はない。  3.切断直後に幻肢痛を生じる。  4.糖尿病性足部壊疽は原因となる。  (解答4)  (第27回 問題84) 問題132 大腿切断について誤っている記述はどれか。  1.閉塞性動脈硬化症が原因となる。  2.実用的義足歩行が可能である。  3.断端浮腫は義足装着の障害となる。  4.幻肢感覚は日常生活動作の障害となる。  (解答4)  (第3回 問題96) 問題133 大腿切断後の指導で正しいのはどれか。  1.背臥位で断端の下に枕を置く  2.腹臥位の励行  3.股関節の外転位保持  4.車いす乗車の励行  (解答2)  (第16回 問題90) 問題134 患肢で荷重するときに義足を必要とする切断部位はどれか。  1.大腿切断  2.膝関節離断  3.サイム切断  4.中足骨切断  (解答1)  (第18回 問題90) 問題135 活動性が高い下腿切断患者に適した義足の足継手はどれか。  1.固定足  2.単軸足  3.多軸足  4.エネルギー蓄積型足  (解答4)  (第22回 問題91) 第5節 呼吸器疾患のリハビリテーション 問題136 強制呼気に作用する筋で正しいのはどれか。  1.胸鎖乳突筋  2.大胸筋  3.横隔膜  4.内肋間筋  (解答4)  (第22回 問題88) 問題137 呼吸補助筋はどれか。  1.三角筋  2.大菱形筋  3.頭板状筋  4.胸鎖乳突筋  (解答4)  (第27回 問題81) 問題138 慢性閉塞性肺疾患患者に対する在宅での自主訓練で最も適切なのはどれか。  1.口すぼめ呼吸  2.叩打法  3.スクイージング  4.バイブレーション  (解答1)  (第23回 問題86) 問題139 慢性閉塞性肺疾患のリハビリテーション内容で誤っているのはどれか。  1.リラクゼーション  2.口すぼめ呼吸  3.速い呼吸パターン指導  4.四肢・体幹の筋力強化  (解答3)  (第13回 問題95) 問題140 慢性閉塞性肺疾患の訓練法として誤っているのはどれか。  1.腹式呼吸  2.口ひろげ呼吸  3.排痰訓練  4.全身調整運動  (解答2)  (第2回 問題89) 問題141 慢性閉塞性肺疾患の理学療法で誤っているのはどれか。  1.リラクゼーション  2.胸式呼吸  3.体位排痰  4.歩行訓練  (解答2)  (第5回 問題94) 問題142 慢性閉塞性肺疾患に対する肺理学療法で誤っているのはどれか。  1.深い呼吸  2.ゆっくりとした呼吸  3.呼吸補助筋を使った呼吸  4.横隔膜を使った呼吸  (解答3)  (第10回 問題92) 問題143 慢性閉塞性肺疾患のリハビリテーションで適切でないのはどれか。  1.気道の清浄化  2.胸郭のストレッチ  3.呼吸補助筋を使った呼吸  4.口すぼめ呼吸訓練  (解答3)  (第7回 問題96) 問題144 慢性閉塞性肺疾患に対する理学療法の目的で誤っているのはどれか。  1.残気量の増大  2.換気量の増大  3.1秒率の増大  4.気道分泌物の排出  (解答1)  (第11回 問題96) 第6節 骨関節疾患のリハビリテーション 問題145 腰痛の治療について誤っている記述はどれか。  1.運動療法により姿勢の改善を図る。  2.ウイリアムス体操は腰椎の伸展訓練である。  3.間欠牽引はマッサージ効果を期待する。  4.軟性コルセットは腹圧を高め症状を軽減する。  (解答2)  (解説:ウイリア蒸す体操は腹筋などの筋力強化を目的としている。)  (第6回 問題96) 問題146 腰痛体操はどれか。  1.フレンケル体操  2.クラップ体操  3.マッケンジー体操  4.バージャー体操  (解答3)  (第26回 問題83) 問題147 腰痛患者のリハビリテーションで誤っているのはどれか。  1.膝と股関節を軽く屈曲して寝るように指導する。  2.物を持ち上げる際には中腰姿勢をとるように指導する。  3.腹筋の筋力増強訓練をする。  4.股関節のストレッチ体操を指導する。  (解答2)  (第14回 問題94) 問題148 トーマステストの目的はどれか。  1.腰部神経根圧迫の有無  2.背筋の緊張の有無  3.腸腰筋拘縮の有無  4.ハムストリングス短縮の有無  (解答3)  (第10回 問題96) 問題149 変形性股関節症に対する運動療法で最も適切なのはどれか。  1.階段昇降  2.水中歩行  3.ジョギング  4.トランポリン  (解答2)  (第24回 問題87) 問題150 変形性膝関節症に対する運動療法で最も適切なのはどれか。  1.階段昇降  2.水中歩行  3.ジョギング  4.自転車エルゴメーター  (解答2)  (第27回 問題87) 問題151 変形性膝関節症について誤っている記述はどれか。  1.関節組織の退行変性による  2.肥満は進行を助長する  3.膝の外反変形を生じやすい  4.大腿四頭筋の萎縮が起こる  (解答3)  (解説:内反変形を生じやすい。)  (第4回 問題96) 問題152 変形性膝関節症について誤っている記述はどれか。  1.肥満は悪化要因になる。  2.進行すると外反変形を生じやすい。  3.大腿四頭筋の徒手抵抗運動を行う。  4.側方不安定性には装具を用いる。  (解答2)  (第9回 問題96) 問題153 大腿骨頸部骨折で手術直後に行わないのはどれか。  1.創部へのホットパック  2.両下肢の関節可動域訓練  3.ベッド上での体位交換  4.車いす座位訓練  (解答1)  (第13回 問題96) 問題154 大腿骨頸部骨折に対する人工骨頭置換手術前後のリハビリテーションで正しい記述はどれか。  1.手術前は両下肢の自動運動を禁止する。  2.手術創が癒合し抜糸してから座位を開始する。  3.座位が安定してから歩行訓練を開始する。  4.術後1か月は患肢の荷重を禁止する。  (解答3)  (第17回 問題91) 問題155 慢性関節リウマチの理学療法で正しいのはどれか。  1.急性憎悪期にも安静は不要である。  2.スプリントを使う場合は自動運動を終日禁じる。  3.慢性期には変形予防が必要である。  4.筋力強化は行わない。  (解答3)  (第1回 問題93) 問題156 慢性関節リウマチで正しい記述はどれか。  1.関節炎は大関節に起こりやすい  2.進行しても関節拘縮は起こさない  3.手指の尺側偏位を起こしやすい  4.内臓病変を伴わない  (解答3)  (第4回 問題95) 問題157 慢性関節リウマチの理学療法で適切でない記述はどれか。  1.全身訓練により呼吸運動の維持を図る。  2.関節可動域訓練は愛護的に行う。  3.筋力維持増強訓練は他動運動を中心に行う。  4.疼痛を軽減する目的でホットパックを用いる。  (解答3)  (第9回 問題95) 問題158 関節リウマチのリハビリテーションで誤っている記述はどれか。  1.運動時痛を伴う間は関節の安静を保つ。  2.筋力強化は等尺性運動を基本とする。  3.関節可動域訓練は可動範囲いっぱいに動かす。  4.疼痛を軽減する目的で温熱療法を併用する。  (解答3)  (第11回 問題91) 問題159 関節リウマチ患者の筋力増強法として最も適切なのはどれか。  1.等運動性訓練  2.求心性筋収縮訓練  3.遠心性筋収縮訓練  4.等尺性筋収縮訓練  (解答4)  (第15回 問題86) 問題160 関節リウマチ患者によく用いる自助具はどれか。  1.リーチャー  2.筆談ボード  3.ユニバーサルカフ  4.トランスファーボード  (解答1)  (第23回 問題87) 問題161 ステージTの関節リウマチの非活動期に行うリハビリテーションで最も適切なのはどれか。  1.関節の安静  2.軽い自動運動  3.コッドマン体操  4.筋力強化訓練  (解答4)  (第26回 問題88) 問題162 末梢神経損傷におけるリハビリテーションとその目的との組み合わせで誤っているのはどれか。  1.関節可動域訓練 ーー 拘縮の予防  2.自動介助運動 ーー 筋の再教育  3.装具の装着 ーー 変形の予防  4.自助具の使用 ーー 筋力の強化  (解答4)  (第8回 問題95) 問題163 四肢の末梢神経麻痺のリハビリテーションで行わないのはどれか。  1.関節可動域訓練  2.低周波治療  3.装具療法  4.温熱療法  (解答4)  (第18回 問題91) 問題164 末梢神経麻痺と装具との組み合わせで適切でないのはどれか。  1.正中神経麻痺 ーー 短対立副子  2.尺骨神経麻痺 ーー ナックルベンダー  3.総腓骨神経麻痺 ーー 短下肢装具  4.脛骨神経麻痺 ーー 長下肢装具  (解答4)  (第10回 問題93) 問題165 神経麻痺と装具との組合せで正しいのはどれか。  1.正中神経麻痺 ーー 長対立副子  2.尺骨神経麻痺 ーー コックアップスプリント  3.大腿神経麻痺 ーー 短下肢装具  4.総腓骨神経麻痺 ーー PTB免荷装具  (解答1)  (解説: 大腿神経麻痺では、長下肢装具を用いる。 総腓骨神経麻痺では、短下肢装具を用いる。 PTB免荷装具は、下腿骨折などの場合に用いられる。)  (第12回 問題96) 問題166 橈骨神経麻痺に伴う症状として誤っているのはどれか。  1.下垂手  2.母指球筋の萎縮  3.手背の知覚障害  4.手背の発汗障害  (解答2)  (第16回 問題91) 問題167 末梢神経障害と装具との組合せで正しいのはどれか。  1.正中神経麻痺 ーー 対立装具  2.尺骨神経麻痺 ーー トーマススプリント  3.橈骨神経麻痺 ーー ナックルベンダー  4.脛骨神経麻痺 ーー 長下肢装具  (解答1)  (第19回 問題91) 問題168 短対立装具の適応となるのはどれか。  1.正中神経麻痺  2.尺骨神経麻痺  3.橈骨神経麻痺  4.腋窩神経麻痺  (解答1)  (第25回 問題88) 問題169 パーキンソン病のヤール分類とリハビリテーションの組合せで最も適切なのはどれか。  1.ステージT ーー 歩行訓練  2.ステージU ーー 立ち上がり動作訓練  3.ステージV ーー 立位バランス訓練  4.ステージW ーー 電動車椅子操作訓練  (解答3)  (第24回 問題88) 問題170 パーキンソン病の歩行障害に対する訓練で最も有効なのはどれか。  1.つぎ足歩行訓練  2.松葉杖を用いた歩行訓練  3.両長下肢装具を用いた歩行訓練  4.メトロノームによるリズム歩行訓練  (解答4)  (第27回 問題88) 心疾患、その他の疾患 問題171 心臓リハビリテーションの適応となるのはどれか。  1.うっ血性心不全 (NYHAW度)  2.急性大動脈解離  3.高度な大動脈弁狭窄  4.冠動脈バイパス術後  (解答4)  (第25回 問題87) 問題172 心疾患における運動強度の指漂として適切でないのはどれか。  1.6分間歩行テスト  2.メッツ (METS)  3.脈拍数  4.血圧  (解答1)  (第8回 問題96) 問題173 運動の強度メッツ (METS)について正しい組み合わせはどれか。  1.散歩 ーー 1〜2  2.ボーリング ーー 2〜4  3.ジョギング ーー 5〜6  4.登山 ーー 7〜8  (解答2)  (解説: 散歩 ーー 4〜5 ジョギング ーー 10〜11 登山 ーー 10以上)  (第3回 問題89) 問題174 心疾患の運動負荷試験について誤っている記述はどれか。  1.マスター2階段法は段差を次第に高くする。  2.トレッドミルはベルトの傾斜やスピードを変化させる。  3.自転車エルゴメーターは運動量をワット単位で表示できる。  4.負荷が過大になれば心電図異常が出現しやすい。  (解答1)  (第2回 問題96) 問題175 心臓リハビリテーションにおける運動負荷試験の中止基準として正しいのはどれか。  1.疲労  2.息切れ  3.筋肉痛  4.チアノーゼ  (解答4)  (第27回 問題86) 問題176 急性心筋梗塞後のリハビリテーションについて最も適切なのはどれか。  1.外来では行わない。  2.6週間プログラムで行う。  3.負荷試験をしながら進める。  4.最大酸素摂取量での心拍数まで行う。  (解答1)  (第24回 問題86) 問題177 車いすのタイプで、起立性低血圧発作のある場合に用いるのはどれか。  1.リクライニングタイプ  2.スポーツタイプ  3.トラベラータイプ  4.スタンダードタイプ  (解答1)  (第25回 問題82) 問題178 小児疾患と障害の組合せで正しいのはどれか。  1.ポリオ ーー 球麻痺  2.進行性筋ジストロフィー症 ーー 両麻痺  3.二分脊椎 ーー 対麻痺  4.ダウン症 ーー 片麻痺  (解答3)  (第23回 問題85) 問題179 重症の筋萎縮性側索硬化症のリハビリテーションとして最も必要なのはどれか。  1.低出力レーザーによる温熱療法  2.ペグボードによる巧緻動作訓練  3.バランスボードによるバランス訓練  4.意思伝達装置によるコミュニケーション訓練  (解答4)  (第23回 問題88) 問題180 筋萎縮性側索硬化症患者における人工呼吸器装着後のリハビリテーションで適切なのはどれか。  1.歩行訓練  2.更衣訓練  3.排痰訓練  4.起き上がり訓練  (解答3)  (第26回 問題81) 問題181 サルコペニアで必ず減少するのはどれか。  1.骨密度  2.骨格筋量  3.循環血流量  4.脂肪量  (解答2)  (解説 サルコペニアとは、加齢による骨格筋量の低下と定義され副次的に筋力や有酸素能力の低下を生じる。筋肉量の低下を必須項目とし、筋力または身体能力の低下のいずれかが当てはまればサルコペニアと診断される。量を制限する食事療法はサルコペニアのリスクを高めると指摘されている。  (第26回 問題87) 問題182 下肢の筋緊張が増強しないのはどれか。  1.頸髄不全麻痺  2.パーキンソン病  3.痙直型脳性麻痺  4.腰椎椎間板ヘルニア  (解答4)  (第13回 問題92) 基礎運動学編 第1章運 動学の基礎 問題183 関節可動域測定で誤っている記述はどれか。  1.肩の屈曲は肩峰を通る床への垂直線を基本軸とする。  2.手関節の屈曲は橈骨と第5中手骨との角度を測る。  3.股関節の外転は大腿中央線を移動軸とする。  4.膝の屈曲は大腿骨と腓骨との角度を測る。  (解答2)  (第8回 問題92) 問題184 関節可動域測定法について正しい記述はどれか。  1.自動運動で測定する際にはその旨を明記する。  2.10度単位で測定する。  3.基本肢位を90度として表示する。  4.筋の短縮をみるには多関節筋を弛緩させる。  (解答1)  (第21回 問題85) 問題185 次の運動のなかで関節可動域の角度が最大はどれか。  1.肩関節伸展 (後方挙上)  2.手関節屈曲 (掌屈)  3.股関節外転  4.膝関節伸展  (解答2)  (第15回 問題85) 問題186 関節可動域の測定基本肢位について誤っている組合せはどれか。  1.肘関節屈曲 ーー 前腕回内位  2.手関節橈屈 ーー 前腕回内位  3.前腕回内 ーー 肘関節90度屈曲位  4.肩関節外旋 ーー 肘関節90度屈曲位  (解答1)  (第16回 問題86) 問題187 肩関節の外転運動で誤っている記述はどれか。  1.肩甲骨は上方回旋する。  2.肩甲骨と肩甲上腕関節の動きの割合はおよそ2対1である。  3.腱板は上腕骨頭を肩甲骨関節窩に保持、安定させる。  4.鎖骨が同時に動く。  (解答2)  (第17回 問題86) 問題188 肩甲上腕リズムで正しいのはどれか。  1.肩甲骨上方回旋15度・肩関節外転75度  2.肩甲骨上方回旋30度・肩関節外転60度  3.肩甲骨上方回旋60度・肩関節外転30度  4.肩甲骨上方回旋75度・肩関節外転15度  (解答2)  (第19回 問題88) 問題189 筋収縮について誤っているのはどれか。  1.求心性収縮とは張力を発生しながら筋肉の長さが短くなること。  2.遠心性収縮とは張力発生の一方で筋肉の長さが長くなること。  3.等尺性収縮とは張力を発生するが筋肉の長さは変わらないこと。  4.等張性収縮とは筋肉の長さの変化に応じて張力が等しく発生すること。  (解答4)  (第1回 問題91) 問題190 筋収縮について正しい記述はどれか。  1.等張性収縮は等尺性収縮より筋持久力の増大効果がある。  2.等張性収縮は等尺性収縮より循環器系へ負担がかかる。  3.等張性収縮はギプス固定中の関節の運動に適している。  4.等尺性収縮は遠心性収縮と求心性収縮とに分けられる。  (解答1)  (第5回 問題90) 問題191 末梢神経損傷で誤っている記述はどれか。  1.神経伝導速度検査で異常を示す。  2.支配領域の発汗障害をきたす。  3.損傷軸索の再生時にチネル徴候がみられる。  4.ニューラプラキシアは神経の完全切断である。  (解答4)  (解説:末梢神経の損傷には ニューラプラキシア:一過性 アクソノトメーシス:軸索断裂 ニューロトメーシス:神経断裂 がある。)  (第5回 問題96) 第2章 運動学各論 問題192 正しい立位のとき重心線が通る身体部位で誤っているのはどれか。  1.肩峰  2.大転子  3.膝関節後面  4.外果  (解答3)  (第5回 問題92) 問題193 正常立位姿勢のとき矢状面で人体の重心線が通過する部位として誤っているのはどれか。  1.乳様突起付近  2.第2仙椎の少し前方  3.股関節の前方  4.膝関節の前方  (解答3)  (第6回 問題91) 問題194 一生続く姿勢反射はどれか。  1.自動歩行  2.モロー反射  3.パラシュート反射  4.非対称性緊張性頸反射  (解答3)  (第25回 問題83) 問題195 関節運動で伸展40°が可能な関節はどれか。  1.肩関節  2.肘関節  3.股関節  4.膝関節  (解答1)  (第10回 問題89) 問題196 肩の腱板を形成しない筋はどれか。  1.大円筋  2.肩甲下筋  3.棘上筋  4.小円筋  (解答1)  (第10回 問題90) 問題197 手根管を通過しないのはどれか。  1.浅指屈筋腱  2.深指屈筋腱  3.正中神経  4.尺骨神経  (解答4)  (第9回 問題90) 問題198 手の内在筋はどれか。  1.浅指屈筋  2.深指屈筋  3.指伸筋  4.虫様筋  (解答4)  (第2回 問題90) 問題199 股関節について誤っている記述はどれか。  1.大腿骨頭の約2/3は寛骨臼の中にある。  2.正常の頸体角は約120−130度である。  3.ハムストリングスは屈曲に作用する。  4.屈曲角度は膝の伸展時より屈曲時の方が大きい。  (解答3)  (第8回 問題90) 問題200 膝関節で誤っている記述はどれか。  1.屈伸運動では、ころがり運動と滑り運動を伴う。  2.伸展運動の最終時期に、大腿骨に対して脛骨は外旋する。  3.外側側副靭帯は膝関節の外反を防ぐ。  4.前十字靭帯は大腿骨に対する脛骨の前方移動を防ぐ。  (解答3)  (第16回 問題88) 問題201 膝関節について正しいのはどれか。  1.最大屈曲位では固定される。  2.内側側副靱帯は伸展位でゆるむ。  3.前十字靱帯は脛骨の前方移動を制限する。  4.大腿二頭筋を内側ハムストリングスと呼ぶ。  (解答3)  (第23回 問題82) 問題202 足の内側縦アーチを構成する骨で誤っているのはどれか。  1.踵骨  2.舟状骨  3.立方骨  4.第1中足骨  (解答3)  (第17回 問題85) 問題203 正常歩行の周期について誤っているのはどれか。  1.歩行周期には立脚期と遊脚期とがある。  2.立脚中期には全体重が一方の足にかかる。  3.立脚期と遊脚期の時間的割合は6対4である。  4.両足が遊脚期になる時がある。  (解答4)  (第1回 問題90) 問題204 歩行周期の遊脚相に含まれるのはどれか。  1.踵接地  2.足底接地  3.加速期  4.踏み切り  (解答3)  (第4回 問題90) 問題205 正常歩行周期において二重支持期の割合として正しいのはどれか。  1.60%  2.40%  3.20%  4.5%  (解答3)  (第16回 問題89) 問題206 歩行について誤っている記述はどれか。  1.1サイクルは2歩に相当する。  2.二重支持期がない場合は走行となる。  3.重心の軌跡はサインカーブを描く。  4.バランスの悪い人は歩隔が狭くなる。  (解答4)  (第6回 問題92) 問題207 歩行時の重心移動を滑らかにする身体の仕組みで誤っている記述はどれか。  1.立脚中期に膝関節が屈曲する。  2.遊脚側の骨盤が前方に回旋する。  3.骨盤が立脚側に側方移動する。  4.遊脚側の骨盤が挙上する。  (解答?4)  (第11回 問題92) 問題208 効率の良い歩き方の特徴はどれか。  1.立脚中期で膝関節は屈曲しない。  2.重心は水平に移動する。  3.骨盤は左右に移動する。  4.骨盤は回旋しない。  (解答3)  (第7回 問題91) 問題209 正常歩行周期について誤っている記述はどれか。  1.立脚期と遊脚期の比率は6対4である。  2.重心が最も低くなるのは立脚中期である。  3.骨盤の回旋は重心の上下動を小さくする。  4.一側の膝関節は屈曲と伸展をそれぞれ2回行う。  (解答2)  (第9回 問題91) 問題210 正常歩行の立脚中期から後期にかけて強く収縮する筋はどれか。  1.大腿四頭筋  2.ハムストリングス  3.前脛骨筋  4.下腿三頭筋  (解答4)  (第12回 問題91) 問題211 歩幅が一定のまま歩行率 (ケイデンス)が増加したときの正しい記述はどれか。  1.歩隔が小さくなる。  2.歩行速度が上がる。  3.1歩行周期の時間が長くなる。  4.歩行周期における二重支持期の割合は変化しない。  (解答2)  (第17回 問題87) 問題212 正常歩行において遊脚期に活動がみられない筋はどれか。  1.前脛骨筋  2.ヒラメ筋  3.大腿四頭筋  4.腸腰筋  (解答2)  (第8回 問題91) 問題213 正常歩行について正しいのはどれか。  1.歩行速度が遅くなると二重支持期は短くなる。  2.1歩行周期に一側の膝関節は2回屈曲する。  3.一側の踵接地からつま先離れまでを1歩という。  4.一側の踵と他側のつま先との間の距離を歩隔という。  (解答2)  (第24回 問題82) 問題214 歩行周期の踵接地時に筋活動を認める筋はどれか。  1.大殿筋  2.前脛骨筋  3.ヒラメ筋  4.大内転筋  (解答1、2、3)  (第15回 問題89) 問題215 異常歩行について正しい記述はどれか。  1.脚長差が3cm以内であれば異常は目立たない。  2.疼痛性跛行では患側の立脚相の時間が長くなる。  3.脳卒中片麻痺では足の内側から接地する。  4.小きざみ歩行は筋ジストロフィー症にみられる。  (解答1)  (第3回 問題92) 問題216 異常歩行と原因の組み合わせで誤っているのはどれか。  1.酩酊歩行 ーー 小脳疾患  2.小刻み歩行 ーー パーキンソン病  3.アヒル歩行 ーー 筋ジストロフィー  4.鶏歩 ーー 股関節脱臼  (解答4)  (第4回 問題91) 問題217 トレンデレンブルグ歩行の原因となる筋はどれか。  1.中殿筋  2.大殿筋  3.大腿四頭筋  4.前脛骨筋  (解答1)  (第5回 問題93) 問題218 異常歩行とその原因疾患との組合せで正しいのはどれか。  1.小刻み歩行 ーー パーキンソン病  2.トレンデレンブルグ歩行 ーー 変形性膝関節症  3.失調性歩行 ーー 脊髄損傷  4.痙性歩行 ーー ギラン・バレー症候群  (解答1)  (第21回 問題88) 問題219 歩行中に右下肢痛が起こったときの対応として、体幹の姿位で最も適切なのはどれか。  1.前屈  2.後屈  3.右側屈  4.左側屈  (解答1)  (第26回 問題80)