解剖国家試験問題(はり・きゅう) 第1章 人体の構成 1.細胞 問題1 膜輸送について正しいのはどれか。  1.単純拡散では濃度勾配に逆らって物質が細胞膜を通過する。  2.促通拡散ではATP分解で生じたエネルギーを利用する。  3.食作用では細胞膜が物質を包み込んで細胞内に取り込む。  4.能動輸送では担体蛋白質を介して物質が細胞に取り込まれる。  (解答3)  (第25回■16) 問題2 ヒトの染色体について、正しい記述はどれか。  1.常染色体の数は46個である。  2.性染色体の数は2個である。  3.精子は、24個の染色体を持つ。  4.精子は、X染色体を2個持つ。  (解答2)  (第4回■15) 問題3 受精卵が両親からほぼ同量ずつ受けとるのはどれか。  1.リボソーム  2.小胞体  3.ミトコンドリア  4.染色体  (解答4)  (第15回■15) 問題4 細胞について誤っている組合せはどれか。  1.核 ーー ミトコンドリア  2.細胞質 ーー 細胞小器官  3.卵子 ーー X染色体  4.生殖細胞 ーー 減数分裂  (解答1)  (第8回■15) 問題5 有糸分裂で各々の染色体から分かれた2個の娘染色体が両極に移動する時期はどれか。  1.前期  2.中期  3.後期  4.終期  (解答3)  (第11回■16) 問題6 細胞の有糸分裂において、染色体が赤道面に配列するのはいつか。  1.前期  2.中期  3.後期  4.終期  (解答2)  (第16回■16) 2.組織 問題7 結合組織の細胞について正しい記述はどれか。  1.形質細胞はTリンパ球から分化した細胞である。  2.大食細胞の細胞質には大量のリソソームが含まれる。  3.脂肪細胞の細胞質はコレステロールで占められる。  4.肥満細胞の細胞質は大量の中性脂肪で占められる。  (解答2)  (第18回■15) 問題8 最も伸縮性の高い上皮はどれか。  1.単層扁平上皮  2.重層扁平上皮  3.単層円柱上皮  4.移行上皮  (解答4)  (第13回■15) 問題9 腹膜を形成する上皮で正しいのはどれか。  1.移行上皮  2.円柱上皮  3.線毛上皮  4.扁平上皮  (解答4)  (第22回■15) 問題10 気管内面にみられるのはどれか。  1.多列線毛上皮  2.単層立方上皮  3.単層扁平上皮  4.移行上皮  (解答1)  (第24回■16) 問題11 卵管上皮はどれか。  1.線毛上皮  2.移行上皮  3.単層立方上皮  4.単層扁平上皮  (解答1)  (第14回■26) 問題12 線維軟骨を有するのはどれか。  1.耳管  2.気管支  3.耳介  4.椎間円板  (解答4)  (解説: 耳管は主として弾性軟骨で骨部に近い所では硝子軟骨である。 硝子軟骨:気管支軟骨、関節軟骨、肋軟骨、甲状軟骨など 線維軟骨:椎間円板や恥骨結合 弾性軟骨:喉頭蓋軟骨、外耳道軟骨、耳介軟骨など)  (第6回■15) 問題13 弾性軟骨はどれか。  1.甲状軟骨  2.耳管軟骨  3.喉頭蓋軟骨  4.関節軟骨  (解答3)  (解説:耳管軟骨は主として弾性軟骨であるから正解としても良いと考えられる。)  (第9回■33) 問題14 弾性軟骨はどれか。  1.喉頭蓋軟骨  2.甲状軟骨  3.輪状軟骨  4.気管軟骨  (解答1)  (解説:選択肢の軟骨は口頭部を形成する軟骨で、これらのうち弾性軟骨は喉頭蓋軟骨、他は硝子軟骨である。)  (第13回■22) 問題15 弾性線維を多量に含むのはどれか。  1.前縦靭帯  2.後縦靭帯  3.黄色靭帯  4.環椎横靭帯  (解答3)  (解説:多の三つは固定性の靭帯である。)  (第11回■17) 問題16 血液中の白血球で最も数が多いのはどれか。  1.好中球  2.好酸球  3.リンパ球  4.単球  (解答1)  (第27回■16) 問題17 横紋筋線維でできているのはどれか。  1.瞳孔括約筋  2.幽門括約筋  3.尿道括約筋  4.膀胱収縮筋  (解答3)  (第12回■15) 問題18 骨格筋細胞の形態の特徴について誤っている記述はどれか。  1.長さは数pに達する。  2.紡錘形を呈する。  3.横紋構造を有する。  4.多数の核を有する。  (解答2)  (解説:骨格筋は円柱状であり、紡錘形を呈するのは平滑筋である。)  (第3回■15) 問題19 髄鞘を形成する細胞はどれか。  1.星状膠細胞  2.プルキンエ細胞  3.シュワン細胞  4.線維芽細胞  (解答3)  (第5回■28) 問題20 末梢神経の髄鞘形成に関与するのはどれか。  1.外套細胞  2.神経細胞  3.神経膠細胞  4.シュワン細胞  (解答4)  (解説:外套細胞:神経節において,神経細胞の周囲に密着してこれを取り巻く神経膠細胞の一種。)  (第10回■15) 問題21 血液脳関門の形成に関与するのはどれか。  1.上衣細胞  2.希突起膠細胞  3.星状膠細胞  4.小膠細胞  (解答3)  (解説: 上衣細胞は脳室系の表面を覆うグリア細胞である。 希突起膠細胞は、中枢神経系の髄鞘の形成にあづかるグリア細胞である。 星状膠細胞は、多数の繊維状または膜状の細胞質突起を延ばして中枢神経系全体をスッポリと包む環境を作り、血液を流れる有害物質の脳内への進入を防ぐ血液脳関門と呼ばれるものを形成している。 小膠細胞は、脳の外傷や脳軟化などで損傷を受けたときに、アメーバ様運動で異物を取り込む食作用を持つグリア細胞である。)  (第13回■16) 問題22 神経膠細胞で中枢神経の髄鞘形成に関与するのはどれか。  1.上衣細胞  2.小膠細胞  3.星状膠細胞  4.希突起膠細胞  (解答4)  (第21回■15) 問題23 神経組織の構成に関与しない細胞はどれか。  1.ニューロン  2.グリア細胞  3.シュワン細胞  4.クッペル星細胞  (解答4)  (解説:クッペル(クッパー)細胞は肝臓に存在する。)  (第7回■15) 3.体表構造(皮膚) 問題24 皮膚について正しい記述はどれか。  1.ファーテル・パチニ小体は表皮にある。  2.アポクリン汗腺は全身に分布する。  3.爪は真皮の変形したものである。  4.手掌には脂腺はみられない。  (解答4)  (解説: ファーテル・パチニ小体は皮下結合組織や靭帯、関節などに存在する。 アポクリン腺は腋窩、鼠径部に分布、エクリン腺は全身に分布する。 爪と毛は表皮の変形したもの。)  (第2回■31) 問題25 皮膚について正しいのはどれか。  1.表皮は多列円柱上皮でできている。  2.真皮は中胚葉に由来する。  3.毛幹は皮膚内部に埋まっている。  4.エクリン汗腺は足底にはない。  (解答2)  (第27回■26) 問題26 皮膚に関して正しい記述はどれか。  1.汗腺に交感神経が分布する。  2.爪に感覚神経が分布する。  3.手掌部にアポクリン汗腺が分布する。  4.表皮に毛細血管が分布する。  (解答1)  (第6回■31) 問題27 皮膚について誤っている記述はどれか。  1.メルケル細胞は表皮の中にある。  2.メラノサイトは表皮基底層にある。  3.立毛筋は副交感神経の支配を受ける。  4.爪母基は表皮の一部である。  (解答3)  (第12回■32) 問題28 皮膚の各部分について誤っている記述はどれか。  1.表皮は結合組織に富む。  2.真皮は膠原線維に富む。  3.皮下組織は脂肪組織に富む。  4.毛は角質に富む。  (解答1)  (第15回■30) 問題29 皮膚について正しい記述はどれか。  1.立毛筋は交感神経が支配する。  2.ルフィニ小体は痛覚に関与する。  3.メラノサイトは角質層に存在する。  4.アポクリン汗腺は全身の皮膚に分布する。  (解答1)  (第21回■30) 問題30 皮膚について正しいのはどれか。  1.自由神経終末は侵害刺激を受容する。  2.成人の右上肢は総面積の1/5を占める。  3.パチニ小体は真皮乳頭に存在する。  4.表皮は有棘細胞の分裂によって増殖する。  (解答1)  (第23回■26) 問題31 毛包に開口する腺はどれか。  1.小汗腺  2.脂腺  3.マイボーム腺  4.アポクリン汗腺  (解答2)  (第8回■31)  4.人体の区分と方向 問題32 頚部と胸部との境界線に関与しないのはどれか。  1.胸骨上縁  2.鎖骨上縁  3.肩峰  4.第7頚椎椎体  (解答4) 第2章 循環器系 3 1.血管系 問題33 血管について正しい記述はどれか。  1.動脈の中膜には発達した平滑筋がある。  2.毛細血管内皮は単層立方上皮である。  3.下肢の動脈には弁がある。  4.静脈は動脈に比べて壁が厚い。  (解答1)  (第3回■26) 問題34 血管の構造について正しい記述はどれか。  1.心臓に近い大血管では弾性線維よりも平滑筋線維が多い。  2.顔面の静脈は弁が豊富である。  3.門脈の構造は静脈と同じである。  4.毛細血管には平滑筋が含まれる。  (解答3)  (第18回■22) 問題35 毛細血管が分布しないのはどれか。  1.表皮  2.真皮  3.皮下組織  4.筋膜  (解答1)  (第11回■33) 2.心臓 問題36 心臓について誤っている記述はどれか。  1.線維輪は心房と心室との間にある。  2.冠状溝は心房と心室との境界にある。  3.大動脈の起始部は左心房の後方にある。  4.洞房結節は右心房壁にある。  (解答3)  (解説: 線維輪とは、大動脈、左右の房室弁の付着部に相当し心房と心室の筋層を遮断する、輪状の強い結合線維である。 冠状溝とは、心臓の表面に見られる溝で心房と心室を分ける境に一致する。)  (第6回■26) 問題37 心臓について正しい記述はどれか。  1.心尖は第2肋間の高さに位置する。  2.右房室弁は僧帽弁という。  3.心臓の静脈血は上大静脈に注ぐ。  4.洞房結節は上大静脈の開口部に位置する。  (解答4)  (第19回■23) 問題38 心臓について正しいのはどれか。  1.心内膜と心外膜の間が心膜腔である。  2.プルキンエ線維は線維三角を貫く。  3.乳頭筋の収縮で房室弁が開く。  4.冠状静脈洞は右心房に開口する。  (解答4)  (第24回■22) 問題39 心臓について正しいのはどれか。  1.心臓は後縦隔に位置する。  2.心外膜は漿膜の壁側板である。  3.房室結節は心房を収縮させる。  4.大心臓静脈は冠状溝を走行する。  (解答4)  (第26回■19) 問題40 心臓の動脈弁はどれか。  1.二尖弁  2.三尖弁  3.僧帽弁  4.半月弁  (解答4)  (第17回■23) 問題41 心房の内部にみられるのはどれか。  1.卵円窩  2.乳頭筋  3.腱索  4.肉柱  (解答1)  (第16回■24) 問題42 刺激伝導系について正しい記述はどれか。  1.神経線維により構成される。  2.プルキンエ線維は心外膜下を走行する。  3.房室結節は右心室にある。  4.ヒス束は線維三角を通る。  (解答4)  (第20回■26) 問題43 正しいのはどれか。  1.冠状動脈は直接、右心房から分岐する。  2.右心房と右心室との間には二尖弁がある。  3.心臓の刺激伝導系は特殊心筋により構成される。  4.心臓は胸膜という二重の膜で包まれている。  (解答3)  (第1回■29) 問題44 心臓の血管系について、正しい記述はどれか。  1.冠状動脈は、胸大動脈から分枝する。  2.左冠状動脈は、心臓の前壁を養う。  3.冠状静脈が分布する。  4.静脈血は、上大静脈へ注ぐ。  (解答2)  (第4回■27) 問題45 冠状動脈を分枝するのはどれか。  1.上行大動脈  2.大動脈弓  3.胸大動脈  4.肺動脈  (解答1)  (第13回■26) 問題46 心臓の後室間枝と一緒に走行する静脈はどれか。  1.前心臓静脈  2.大心臓静脈  3.中心臓静脈  4.冠状静脈洞  (解答3)  (第21回■24) 問題47 冠状静脈洞が注ぐ部位はどれか。  1.右心房  2.左心房  3.上大静脈  4.下大静脈  (解答1)  (第7回■27) 3.動脈系 問題48 鎖骨下動脈で栄養されない器官はどれか。  1.脳  2.甲状腺  3.僧帽筋  4.心臓  (解答4)  (解説:下甲状腺動脈は鎖骨下動脈の枝である。)  (第5回■26) 問題49 上肢の動脈と走行部位との組合せで正しいのはどれか。  1.肩甲回旋動脈 ーー 外側腋窩隙  2.上腕動脈 ーー 外側二頭筋溝  3.椎骨動脈 ーー 手根管  4.尺骨動脈 ーー ギヨン管  (解答4)  (第21回■26) 問題50 上肢の動脈の経路について正しいのはどれか。  1.橈骨動脈は手根管を通る。  2.腋窩動脈は外側腋窩隙を通る。  3.上腕動脈は内側上腕二頭筋溝を通る。  4.尺骨動脈は上腕骨内側上顆の後ろを通る。  (解答3)  (第22回■) 問題51 脳の血管系について正しい記述はどれか。  1.前大脳動脈は脳底動脈の枝である。  2.中大脳動脈は椎骨動脈の枝である。  3.前交通動脈は総頸動脈の枝である。  4.後交通動脈は内頸動脈の枝である。  (解答4)  (解説: 前大脳動脈、中大脳動脈、後交通動脈はともに内頸動脈の枝である。 前大脳動脈は内頚動脈の終枝で左右の前大脳動脈が前交通動脈で交通する。)  (第11回■28) 問題52 外頚動脈の枝でないのはどれか。  1.眼動脈  2.顔面動脈  3.舌動脈  4.顎動脈  (解答1)  (解説:眼動脈は内頚動脈の枝である。)  (第2回■25) 問題53 顎動脈の枝はどれか。  1.中硬膜動脈  2.顔面動脈  3.後頭動脈  4.舌動脈  (解答1)  (第22回■23) 問題54 胸腹部の動脈について正しい記述はどれか。  1.気管支動脈は上行大動脈から分枝する。  2.腹腔動脈は回腸に分布する。  3.上腸間膜動脈は直腸に分布する。  4.卵巣動脈は腹大動脈から分枝する。  (解答4)  (第18回■23) 問題55 腹大動脈から起こる枝について正しい記述はどれか。  1.腹腔動脈は脾臓を養う。  2.腎動脈は第4腰椎の高さで起こる。  3.下腸間膜動脈は回腸を養う。  4.精巣動脈は鼠径靱帯の深層を通る。  (解答1)  (第20回■25) 問題56 腹大動脈の枝のうち対をなすのはどれか。  1.上腸間膜動脈  2.下腸間膜動脈  3.腹腔動脈  4.腎動脈  (解答4)  (第13回■27) 問題57 動脈と分布域との組合せで誤っているのはどれか。  1.気管支動脈 ーー 肺臓  2.腹腔動脈 ーー 脾臓  3.上腸間膜動脈 ーー 空腸  4.下腸間膜動脈 ーー 上行結腸  (解答4)  (第14回■27) 問題58 下肢の動脈について誤っている記述はどれか。  1.貫通動脈は大腿深動脈から分岐する。  2.大腿動脈は大腿三角を通る。  3.前脛骨動脈は膝窩動脈から分岐する。  4.足背動脈は後脛骨動脈の延長である。  (解答4)  (解説:足背動脈は前脛骨動脈の枝である。)  (第9回■21) 問題59 下肢の動脈について正しい記述はどれか。  1.大腿動脈は鼠径靱帯の上を通る。  2.膝窩動脈は総腓骨神経と伴行ずる。  3.前脛骨動脈は足根管を通過する。  4.後脛骨動脈は足底動脈弓を形成する。  (解答4)  (第15回■25) 問題60 下肢の動脈で拍動を触れるのはどれか。  1.前脛骨動脈  2.後脛骨動脈  3.内側足底動脈  4.外側足底動脈  (解答2)  (第6回■33) 問題61 骨盤内臓器を栄養するのはどれか。  1.上腸間膜動脈  2.下腸間膜動脈  3.外腸骨動脈  4.内腸骨動脈  (解答4)  (第12回■28) 問題62 大腿動脈について誤っている記述はどれか。  1.外腸骨動脈の続きである。  2.鼠径靱帯の下をくぐり、大腿の前面に出る。  3.坐骨神経に伴い大腿後面を下行する。  4.内転筋裂孔を出て膝窩動脈に続く。  (解答3)  (第2回■33) 問題63 大腿動脈の枝はどれか。  1.内側大腿回旋動脈  2.下腹壁動脈  3.下殿動脈  4.閉鎖動脈  (解答1)  (第21回■25) 問題64 足底の大部分に血液を送るのはどれか。  1.前脛骨動脈  2.後脛骨動脈  3.腓骨動脈  4.腓腹動脈  (解答2)  (第16回■25) 問題65 正しいのはどれか。  1.顔面動脈の拍動は下顎の下縁で触れる。  2.総頚動脈の拍動は顎下三角の部位で触れる。  3.上腸間膜静脈は下大静脈に開口する。  4.脳底動脈は左右の内頚動脈が合流したものである。  (解答1)  (第1回■28) 問題66 正しいのはどれか。  1.手首の母指側で拍動を触れる動脈は尺骨動脈である。  2.左右の総頚動脈はともに大動脈弓の直接の枝である。  3.側頭部で拍動を触れる浅側頭動脈は外頚動脈の枝である。  4.副腎静脈は門脈に開口する。  (解答3)  (第1回■27) 問題67 体表から拍動を触れる動脈はどれか。  1.眼動脈  2.舌動脈  3.浅側頭動脈  4.上甲状腺動脈  (解答3)  (第8回■33) 問題68 門脈の形成にかかわらないのはどれか。  1.奇静脈  2.脾静脈  3.上腸間膜静脈  4.下腸間膜静脈  (解答1)  (第16回■26) 問題69 静脈が門脈系に注ぐ臓器はどれか。  1.脾臓  2.腎臓  3.副腎  4.子宮  (解答1)  (第3回■27) 問題70 肝臓の血管系について、正しい記述はどれか。  1.門脈には動脈血が流れる。  2.洞様毛細血管(類洞)は、中心静脈へ注ぐ。  3.中心静脈は、小葉間静脈へ注ぐ。  4.肝静脈は肝門を通る。  (解答2)  (解説:固有肝動脈から小葉間動脈に、門脈から小葉間静脈に、これらが洞様毛細血→中心静脈→肝静脈→下大静脈に流れる。)  (第4回■23) 問題71 門脈の構成に関与する静脈はどれか。  1.脾静脈  2.肝静脈  3.奇静脈  4.腎静脈  (解答1)  (第10回■29) 問題72 門脈系について下大静脈との側副循環路となるのはどれか。  1.膀胱静脈叢  2.前立腺静脈叢  3.子宮静脈叢  4.直腸静脈叢  (解答4)  (第18回■24) 問題73 脾臓に血液を送る動脈はどれか。  1.腹腔動脈  2.上腸間膜動脈  3.下腸間膜動脈  4.腰動脈  (解答1)  (第7回■28) 問題74 十二指腸を栄養する動脈はどれか。  1.上腸間膜動脈  2.脾動脈  3.下腸間膜動脈  4.総腸骨動脈  (解答1)  (第10回■28) 問題75 動脈とその分布域との組合せで正しいのはどれか。  1.腹腔動脈 ーー 胃  2.上腸間膜動脈 ーー 直腸  3.腎動脈 ーー 精巣  4.下腸間膜動脈 ーー 卵巣  (解答1)  (第8回■26) 問題76 肺の栄養動脈を分枝するのはどれか。  1.肺動脈  2.胸大動脈  3.総頚動脈  4.腋窩動脈  (解答2)  (第8回■27) 問題77 腹腔動脈の枝でないのはどれか。  1.下腸間膜動脈  2.脾動脈  3.固有肝動脈  4.右胃動脈  (解答1)  (第11回■26) 4.静脈系 問題78 静脈について正しいのはどれか。  1.奇静脈は腋窩静脈に注ぐ。  2.内胸静脈は上大静脈に注ぐ。  3.外陰部静脈は大腿静脈に注ぐ。  4.橈側皮静脈は上腕静脈に注ぐ。  (解答3)  (第26回■20) 問題79 静脈とそれが直接注ぐ静脈との組合せで正しいのはどれか。  1.奇静脈 ーー 腕頭静脈  2.精巣静脈 ーー 内腸骨静脈  3.内頸静脈 ーー 上大静脈  4.上腸間膜静脈 ーー 門脈  (解答4)  (第19回■24) 問題80 静脈と開口部の組合せで正しいのはどれか。  1.海綿静脈洞 ーー 外頸静脈  2.食道静脈 ーー 奇静脈  3.橈側皮静脈 ーー 上腕静脈  4.門脈 ーー 下大静脈  (解答2)  (解説:奇静脈系は、後胸壁の静脈を集めて脊柱の両側を立てに走る奇静脈・半奇静脈・副半奇静脈の3本からなる。奇静脈は脊柱の右側を走り、右の肋間静脈を集めながら上行して、上大静脈の後面に注ぐ。左の肋間静脈は脊柱の左側を走る半奇静脈と副半奇静脈に集められる。これらはそれぞれ、脊柱の前を横断して右側を走る奇静脈に合流する。また、奇静脈系には食道静脈なども注ぐ。)  (第23回■20) 問題81 肺静脈について正しいのはどれか。  1.弁がある。  2.右肺門では2本みられる。  3.組織学的には弾性血管に分類される。  4.左心房に流入する前にすべてが合流する。  (解答2)  (第27回■20) 問題82 下大静脈に直接注がないのはどれか。  1.肝静脈  2.腎静脈  3.脾静脈  4.腰静脈  (解答3)  (第22回■) 5.胎児循環 問題83 胎盤において、胎児の血液と母体の血液との間で物質交換が行われるのはどれか。  1.臍帯  2.羊膜  3.絨毛  4.脱落膜  (解答3)  (第4回■25) 問題84 胎児の臍静脈は生後どれに変化するか。  1.索状の結合組織  2.肝静脈  3.脂肪組織  4.鼠径靱帯の一部  (解答1)  (解説:細静脈は肝円索となる。)  (第5回■15) 問題85 肝臓をバイパスし胎児の臍静脈血を下大静脈に導くのはどれか。  1.動脈管  2.静脈管  3.卵円孔  4.肝円索  (解答2)  (第12回■27) 問題86 胎児の血液循環について誤っている記述はどれか。  1.臍動脈は2本である。  2.動脈管は肺動脈と上行大動脈を結ぶ。  3.静脈管は門脈と下大静脈を結ぶ。  4.卵円孔は心房中隔にある。  (解答2)  (第17回■24) 5.リンパ系 問題87 脾臓について誤っている記述はどれか。  1.腹腔の左上部で横隔膜に接する。  2.内部は皮質と髄質とに分けられる。  3.集められた血液は門脈に流入する。  4.古い赤血球を処理する。  (解答2)  (第2回■26) 問題88 脾臓について、正しい記述はどれか。  1.右上腹部にある。  2.肝臓の次に大きな臓器である。  3.血小板を産生する。  4.古い赤血球を破壊する。  (解答4)  (第4回■26) 問題89 リンパ系について正しい記述はどれか。  1.舌扁桃は舌尖にある。  2.輸入リンパ管はリンパ節の門を通る。  3.脾洞は血液で満たされる。  4.胸腺は思春期以後発達する。  (解答3)  (第5回■27) 問題90 リンパ系について正しい記述はどれか。  1.舌扁桃はワルダイエルの咽頭輪を構成する。  2.胸腺はBリンパ球を産生する。  3.脾臓は腹膜後器官の1つである。  4.集合リンパ小節は空腸で発達する。  (解答1)  (第19回■25) 問題91 腋窩リンパ節に還流する領域はどれか。  1.顎下三角  2.筋三角  3.後頸三角  4.聴診三角  (解答4)  (第23回■19) 問題92 胸管について誤っている記述はどれか。  1.腰リンパ本幹と腸リンパ本幹の合流により形成される。  2.横隔膜の大静脈孔を通過する。  3.左の内頸静脈と鎖骨下静脈の合流部に注ぐ。  4.右上半身を除く全身のリンパを集める。  (解答2)  (第15回■26) 問題93 リンパ小節をもたないのはどれか。  1.扁桃  2.脾臓  3.パイエル板  4.胸腺  (解答4)  (第6回■27) 第3章 呼吸器系 1.鼻腔・副鼻腔 問題94 上顎洞が開口する部位はどれか。  1.総鼻道  2.上鼻道  3.中鼻道  4.下鼻道  (解答3)  (第1回■22) 問題95 上気道への開口部について誤っている組合せはどれか。  1.上顎洞 ーー 中鼻道  2.前頭洞 ーー 上鼻道  3.鼻涙管 ーー 下鼻道  4.耳管 ーー 咽頭  (解答2)  (解説:前頭骨洞は中鼻道に開口する。)  (第2回■20) 問題96 下鼻道に開口するのはどれか。  1.上顎洞  2.篩骨洞  3.鼻涙管  4.耳管  (解答3)  (第5回■20) 問題97 下鼻道に開口するのはどれか。  1.耳管  2.上顎洞  3.蝶形骨洞  4.鼻涙管  (解答4)  (第18回■20) 問題98 鼻腔について誤っている記述はどれか。  1.鼻甲介によって左右に分けられる。  2.副鼻腔は鼻道と交通する。  3.下鼻道に鼻涙管が開口する。  4.口蓋で口腔と境される。  (解答1)  (解説:鼻中隔によって左右に分けられる。)  (第6回■22) 問題99 鼻腔について誤っている記述はどれか。  1.鼻中隔の両面は鼻粘膜に覆われる。  2.中鼻道は中鼻甲介の上方にある。  3.鼻腔の下壁は口蓋である。  4.後鼻孔は咽頭に開口する。  (解答2)  (第15回■22) 問題100 鼻腔について正しいのはどれか。  1.キーゼルバッハ部位は鼻腔の外側壁にある。  2.鼻前庭は単層円柱上皮で覆われる。  3.蝶形骨洞は中鼻道に開口する。  4.嗅上皮は総鼻道の上部にある。  (解答4)  (第24回■23) 2.咽頭・喉頭 問題101 喉頭について誤っている記述はどれか。  1.甲状軟骨は輪状軟骨と関節する。  2.喉頭隆起は甲状軟骨にある。  3.披裂軟骨は対をなす。  4.声帯靭帯は輪状軟骨に付く。  (解答4)  (第17回■21) 問題102 喉頭を構成する軟骨で対をなすのはどれか。  1.甲状軟骨  2.披裂軟骨  3.喉頭蓋軟骨  4.輪状軟骨  (解答2)  (第11回■21) 問題103 喉頭の軟骨のうち対をなすのはどれか。  1.喉頭蓋軟骨  2.甲状軟骨  3.披裂軟骨  4.輪状軟骨  (解答3)  (第22回■21) 問題104 声帯について誤っている記述はどれか。  1.左右の声帯の間を声帯裂という。  2.声帯と声帯裂とを合せて声門という。  3.声帯筋は迷走神経により支配される。  4.声帯は輪状軟骨に付く。  (解答4)  (解説:声帯は披裂軟骨の前端から甲状軟骨の後面に張る。)  (第10回■24) 問題105 声帯靱帯が付着するのはどれか。  1.甲状軟骨  2.喉頭蓋軟骨  3.小角軟骨  4.輪状軟骨  (解答1)  (第23回■21) 問題106 声帯筋が付着するのはどれか。  1.気管軟骨  2.喉頭蓋軟骨  3.輪状軟骨  4.披裂軟骨  (解答4)  (第12回■24)  3.気管と気管支 問題107 気管について、正しい記述はどれか。  1.後壁は脊柱に接している。  2.前方を大動脈弓が横切る。  3.気管筋は骨格筋である。  4.粘膜上皮は重層扁平上皮である。  (解答2)  (第4回■21) 問題108 気管について誤っている記述はどれか。  1.喉頭の下方に続く。  2.食道の後方に位置する。  3.内面は粘膜で覆われる。  4.気管軟骨は馬蹄形をしている。  (解答2)  (第9回■25) 問題109 気管について正しい記述はどれか。  1.輪状軟骨の下縁に始まる。  2.食道の後方にある。  3.第2胸椎の高さで左右の気管支に分岐する。  4.軟骨が全周を取り囲む。  (解答1)  (第19回■21) 問題110 気管支について正しい記述はどれか。  1.気管分岐部は第1胸椎の高さである。  2.気管支壁は肺動脈によって栄養される。  3.左気管支は3本の葉気管支に分かれる。  4.右気管支は左よりも垂直に近く傾斜する。  (解答4)  (第20回■22)  4.肺 問題111 肺について正しい記述はどれか。  1.右2葉、左3葉からなる。  2.胸膜腔は滑液で満たされる。  3.臓側胸膜は肺尖で壁側胸膜に移行する。  4.肺門は縦隔に面する。  (解答4)  (解説:胸膜腔は漿液で満たされる。臓側胸膜は肺門で壁側胸膜に移行する。)  (第3回■22) 問題112 肺について誤っている記述はどれか。  1.右肺には水平裂がみられる。  2.肺の表面は臓側胸膜で包まれる。  3.胸膜腔は滑液で満たされる。  4.肺尖は鎖骨上方へ突出する。  (解答3)  (第8回■21) 問題113 肺について誤っている記述はどれか。  1.左肺は2葉に分かれる。  2.表面は臓側胸膜で覆われる。  3.肺静脈は右心房に入る。  4.ガス交換は肺胞壁において行われる。  (解答3)  (第14回■23) 問題114 左右の肺について正しい記述はどれか。  1.左が右より容積が大きい。  2.左には水平裂がある。  3.右には心切痕がある。  4.右は上大静脈に接する。  (解答4)  (第17回■20) 問題115 呼吸器について正しい記述はどれか。  1.上顎洞は上鼻道に開口する。  2.声帯筋は平滑筋である。  3.気管膜性部は食道に接する。  4.左肺には水平裂がみられる。  (解答3)  (第7回■21) 問題116 縦隔内に存在しない器官はどれか。  1.食道  2.肺  3.心臓  4.胸大動脈  (解答2)  (第5回■33) 問題117 胸部の器官について後縦隔にあるのはどれか。  1.胸腺  2.食道  3.心臓  4.大動脈弓  (解答2)  (第18回■19) 第4章 消化器系  1.消化管の基本構造  2.口腔 問題118 口腔内器官で誤っている記述はどれか。  1.顎下腺管は口腔前庭に開口する。  2.口腔粘膜上皮は重層偏平上皮である。  3.小臼歯は乳臼歯に代わって生える。  4.舌扁桃は分界溝の後方にある。  (解答1)  (解説:顎下腺管と舌下腺管は固有口腔の舌下小丘に開口し、耳下腺管は口腔前庭に開口する。)  (第12回■22) 問題119 導管が口腔前庭に開口するのはどれか。  1.耳下腺  2.舌下腺  3.舌腺  4.顎下腺  (解答1)  (解説:舌下腺・顎下腺はぜつの下面にある舌下小丘に開く。)  (第5回■21) 問題120 固有口腔に存在するのはどれか。  1.口唇  2.耳下腺  3.歯肉  4.舌骨  (解答3)  (第26回■21) 問題121 唾液腺について誤っている記述はどれか。  1.耳下腺は顔面神経に貫かれる。  2.耳下腺管は口腔前庭に開口する。  3.舌下腺管は口腔底に開口する。  4.顎下腺の分泌には舌咽神経が関与する。  (解答4)  (第16回■22) 問題122 舌について誤っている記述はどれか。  1.糸状乳頭の上皮は角化する。  2.舌根は咽頭の前壁の一部である。  3.内舌筋の支配神経は舌咽神経である。  4.舌扁桃は分界溝より後方にある。  (解答3)  (第11回■22) 問題123 舌の分界溝の前に一列に並ぶのはどれか。  1.糸状乳頭  2.茸状乳頭  3.有郭乳頭  4.葉状乳頭  (解答3)  (第14回■21)  3.咽頭 問題124 咽頭について誤っている記述はどれか。  1.咽頭筋は平滑筋からなる。  2.咽頭扁桃は咽頭上部にある。  3.後鼻孔で鼻腔とつながる。  4.脊柱の直前に位置する。  (解答1)  (第5回■22)  4.食道 問題125 食道について正しいのはどれか。  1.第3頸椎の高さで始まる。  2.気管分岐部の高さで狭窄している。  3.気管の前を通る。  4.成人では長さ約15cmである。  (解答2)  (第27回■22) 5.胃 問題126 胃について正しい記述はどれか。  1.ガストリン分泌細胞は噴門に分布する。  2.角切痕は小弯の一部にみられる。  3.胃底腺の主細胞は塩酸を分泌する。  4.幽門は第11胸椎の高さにある。  (解答2)  (第14回■22) 問題127 胃について、正しい記述はどれか。  1.胃体の上方への膨隆部を胃底という。  2.大弯から小網が垂れ下がる。  3.噴門には発達した弁がある。  4.胃体部粘膜には、輪状ヒダがある。  (解答1)  (解説:大弯からは大網が垂れ下がる。胃粘膜ヒダは複雑に錯綜する。)  (第4回■22) 6.小腸 問題128 十二指腸について誤っているのはどれか。  1.膵頭をC字状に囲む。  2.回腸に移行する。  3.下行部に総胆管が開く。  4.腹膜後器官である。  (解答2)  (第10回■23) 問題129 パイエル板(集合リンパ小節)があるのはどれか。  1.胃  2.十二指腸  3.回腸  4.虫垂  (解答3)  (第1回■21) 問題130 小腸について正しい記述はどれか。  1.十二指腸の長さは約12cmである。  2.総胆管が空腸に開口する。  3.集合リンパ小節(パイエル板)は回腸下部に多い。  4.虫垂は小腸に属する。  (解答3)  (解説:十二指腸の長さは、やく25p)  (第3回■20) 問題131 小腸について誤っている記述はどれか。  1.空腸は腸間膜をもつ。  2.粘膜に半月ヒダがある。  3.腸腺は絨毛の根元に開口する。  4.二層の筋層からなる。  (解答2)  (第13回■20) 問題132 小腸について正しいのはどれか。  1.粘膜上皮は多列円柱上皮である。  2.粘膜固有層にパイエル板がある。  3.全長にわたって腸間膜がある。  4.表面に腹膜垂がある。  (解答2)  (第24回■24) 7.大腸 問題133 大腸について正しい記述はどれか。  1.小腸と同じ長さである。  2.輪状ヒダがある。  3.直腸は腸間膜をもつ。  4.盲腸から虫垂が突出する。  (解答4)  (第9回■26) 問題134 腸管とその構造との組合せで正しいのはどれか。  1.十二指腸 ーー 腸間膜  2.空腸 ーー 腸腺  3.回腸 ーー 腹膜垂  4.横行結腸 ーー 腸絨毛  (解答2)  (解説:腸腺には、 十二指腸上部にのみ分布するブルンナー腺(十二指腸腺):粘液と重炭酸ナトリウムを多く含み酸性糜汁を中和する 小腸全体にぶんぷするリーベルキューン腺:粘液や消化酵素を含み膵液の消化作用を補って消化を完成させるがある。)  (第6回■20) 問題135 小腸にみられないのはどれか。  1.腸絨毛  2.腹膜垂  3.孤立リンパ小節  4.輪状ヒダ  (解答2)  (解説:結腸紐・腹膜垂・結腸膨起は結腸の三大特徴。)  (第8回■22) 問題136 上行結腸について正しいのはどれか。  1.肝臓の方形葉下面に接する。  2.脾臓に接する。  3.右結腸動脈が分布する。  4.輪状ヒダを持つ。  (解答3)  (解説:大腸の区分は、盲腸,上行結腸,横行結腸,下行結腸,S状結腸,直腸である。これら大腸の各部の血管は以下の通りである。 右側の大腸(盲腸,上行結腸,横行結腸)は上腸間膜動脈,左側の大腸(下行結腸,S状結腸,直腸)は下腸間膜動脈から分かれた以下の動脈から血液の供給を受けている。 ・盲腸回結腸動脈 ・上行結腸右結腸動脈 ・横行結腸中結腸動脈 ・下行結腸左結腸動脈 ・S状結腸S状結腸動脈 ・上部直腸上直腸動脈 ・下部直腸内腸骨動脈から分かれた中・下直腸動脈)  (第23回■22) 問題137 消化管で腹膜垂がみられるのはどれか。  1.十二指腸  2.回腸  3.横行結腸  4.直腸  (解答3)  (第19回■22) 問題138 虫垂について正しい記述はどれか。  1.リンパ小節が多い。  2.腸絨毛が発達している。  3.筋層を有しない。  4.腸腺を有しない。  (解答1)  (第7回■22) 問題139 正しい記述はどれか。  1.大腸には内腔に輪状ヒダがある。  2.腹膜垂は小腸にみられる。  3.門脈は肝門に入る。  4.胃の角切痕は大弯にある。  (解答3)  (解説:角切痕とは小弯の鋭く曲がっている部をいう。)  (第10回■22) 8.肝臓 問題140 肝臓について正しい記述はどれか。  1.全面を腹膜で包まれる。  2.右葉と左葉とは同じ大きさである。  3.栄養血管は門脈である。  4.肝静脈は直接下大静脈に注ぐ。  (解答4)  (第3回■21) 問題141 肝臓について正しい記述はどれか。  1.肝静脈は肝門から出る。  2.肝鎌状間膜は方形葉の右側に位置する。  3.胎生期の静脈管は晒静脈血を下大静脈に導く。  4.中心静脈は小葉間静脈へ注ぐ。  (解答3)  (第16回■21) 問題142 肝臓について正しいのはどれか。  1.実質はグリソン鞘により肝小葉に分けられる。  2.肝鎌状間膜は方形葉と尾状葉の間にある。  3.右葉よりも左葉の方が大きい。  4.肝静脈は肝門を通る。  (解答1)  (第27回■23) 問題143 ディッセ腔にみられるのはどれか。  1.クッパー星細胞  2.ビタミンA貯蔵細胞  3.赤血球  4.胆汁  (解答2)  (解説:ディッセ腔とは肝臓における肝細胞と類洞の間の領域で、ビタミンAのような脂溶性ビタミンを貯蔵する伊東細胞も含む。)  (第21回■23) 問題144 正しいのはどれか。  1.胆汁は胆嚢で産生される。  2.グリソン鞘には動脈・静脈・胆管の三つ組がみられる。  3.膵管は肝管と合流し大十二指腸乳頭に開口する。  4.肝静脈は上大静脈に開口する。  (解答2)  (第1回■20) 9.胆嚢 問題145 胆汁の流路で誤っている記述はどれか。  1.肝管は肝門を通る。  2.肝管と胆嚢管とが合流して総胆管となる。  3.総胆管は胃の前を通る。  4.総胆管は十二指腸に開口する。  (解答3)  (第6回■21) 問題146 胆汁の流れが一方向でないのはどれか。  1.小葉間胆管  2.肝管  3.胆嚢管  4.総胆管  (解答3)  (第12回■23) 10.膵臓 問題147 膵臓について誤っている記述はどれか。  1.膵管は十二指腸に開口する。  2.膵臓全体が腹膜に覆われる。  3.外分泌部は消化酵素を分泌する。  4.膵島はホルモンを分泌する。  (解答2)  (解説:膵臓は腹膜後器官である。)  (第7回■23) 問題148 膵臓について誤っている記述はどれか。  1.内分泌腺の膵島は頭部に多い。  2.腹膜後器官である。  3.脾動脈の枝が分布する。  4.膵管は膵臓の中を通る。  (解答1)  (第15回■21) 問題149 膵臓について正しい記述はどれか。  1.後腹膜器官である。  2.膵尾は十二指腸に付着する。  3.肝臓の下面に隣接する。  4.膵管は幽門に開口する。  (解答1)  (第13回■21) 問題150 膵臓について正しい記述はどれか。  1.第4・第5 腰椎の高さにある。  2.後腹壁に付着している。  3.左端は十二指腸に接している。  4.膵液はランゲルハンス島から分泌される。  (解答2)  (第20回■23) 1 1.腹膜 問題151 腹膜後臓器はどれか。  1.S状結腸  2.回腸  3.肝臓  4.膵臓  (解答4)  (第25回■21) 問題152 間膜と付着部との組合せで正しいのはどれか。  1.肝鎌状間膜 ーー 横隔膜  2.小網 ーー 脾臓  3.大網 ーー 空腸  4.腸間膜 ーー 腎臓  (解答1)  (第21回■22) 問題153 間膜を持たない消化器はどれか。  1.空腸  2.直腸  3.胃  4.肝臓  (解答2)  (第2回■21) 第5章 泌尿器系  1.腎臓 問題154 ネフロン(腎単位)について誤っているのはどれか。  1.糸球体は毛細血管で形成される。  2.ボーマン嚢は糸球体を包んでいる。  3.遠位尿細管はボーマン嚢の尿管極から始まる。  4.緻密斑は遠位尿細管の一部に形成される。  (解答3)  (解説:腎の遠位尿細管の曲部は、血管極の近くで必ず糸球体に接近しここに緻密斑をつくる。緻密斑とは尿細管の立方上皮が糸球体に接する部分で、丈の高い円柱上皮になっているものである。この細胞群と糸球体の血管極の間には扁平な細胞が密集し、Goormaghtigh細胞とよばれる。この細胞と接する輸入細動脈壁の平滑筋細胞は上皮様を呈し、糸球体傍細胞とよばれレニンを分泌する。緻密斑,Goormaghtigh細胞、糸球体傍細胞の三者を一括して糸球体傍装置とよぶ。)  (第1回■23) 問題155 腎臓について正しい記述はどれか。  1.弓状動脈は皮質と髄質との間を走る。  2.遠位尿細管は腎杯に注ぐ。  3.集合管はネフロンに含まれる。  4.ボーマン嚢は結合組織からなる。  (解答1)  (解説:ボーマン嚢は上皮組織よりなる。)  (第3回■23) 問題156 腎臓について誤っている記述はどれか。  1.腎小体は皮質に存在する。  2.近位尿細管はボーマン嚢に起始する。  3.ヘンレループは髄質に存在する。  4.集合管の粘膜上皮は移行上皮である。  (解答4)  (第7回■24) 問題157 腎臓について誤っている記述はどれか。  1.右腎は左腎より低位にある。  2.糸球体と尿細管とを合わせてネフロンと呼ぶ。  3.ボーマン嚢の一端から遠位尿細管が始まる。  4.後腹膜器官である。  (解答2,3)  (第13回■25) 問題158 腎臓について誤っているのはどれか。  1.脂肪被膜で包まれる。  2.右腎は左腎より低い。  3.腎小体は糸球体とボーマン嚢からなる。  4.傍糸球体細胞からアルドステロンが分泌される。  (解答4)  (第22回■22) 問題159 腎小体について誤っている記述はどれか。  1.腎臓の皮質に存在する。  2.糸球体に出入りする血管は動脈である。  3.腎小体の一端から尿管が続く。  4.ネフロンを構成する。  (解答3)  (第9回■24) 問題160 腎小体について誤っているのはどれか。  1.腎臓の皮質に存在する。  2.糸球体とボーマン嚢からなる。  3.尿細管とあわせてネフロンと呼ぶ。  4.血管極から輸出細静脈が出る。  (解答4)  (第12回■25)  2.尿路 問題161 尿管について誤っている記述はどれか。  1.腎門に起始する。  2.膀胱後下面に開口する。  3.総腸骨動脈と交叉する。  4.腹膜に包まれる。  (解答4)  (第6回■23) 問題162 膀胱について誤っている記述はどれか。  1.恥骨結合の後方に位置する。  2.男女共に後方には直腸が接する。  3.膀胱の筋は自律神経に支配される。  4.尿管口は膀胱三角の頂点をなす。  (解答2)  (第2回■22) 問題163 女性の膀胱について誤っているのはどれか。  1.小骨盤腔に位置する。  2.内面は移行上皮で覆われる。  3.直腸と子宮との間に位置する。  4.底部に尿管が開く。  (解答3)  (第10回■25) 問題164 膀胱について正しいのはどれか。  1.坐骨の後方にある。  2.全体が腹膜で覆われる。  3.膀胱頂に尿管が開口する。  4.骨盤内臓神経が分布する。  (解答4)  (第25回■22) 問題165 尿道について誤っている記述はどれか。  1.男性尿道は前立腺を貫く。  2.尿道括約筋は横紋筋である。  3.男の外尿道口は陰茎亀頭にある。  4.女性尿道は腟の後壁に接する。  (解答4)  (第5回■23) 問題166 尿道について誤っている記述はどれか。  1.内尿道口に始まる。  2.陰茎海綿体内を貫く。  3.女性の方が短い。  4.尿道括約筋は横紋筋である。  (解答2)  (第14回■24) 問題167 尿が流れる方向について、正しいのはどれか。  1.尿細管から集合管へ  2.腎盂から腎杯へ  3.尿道から膀胱へ  4.膀胱から尿管へ  (解答1)  (第4回■24) 問題168 尿道について誤っている記述はどれか。  1.女性の尿道は膣前庭に開口する。  2.男性の尿道は尿道海綿体の中を走る。  3.尿道上皮は粘膜上皮である。  4.尿道括約筋は平滑筋である。  (解答4)  (解説:尿道括約筋(外尿道括約筋)は随意筋、膀胱括約筋(内膀胱括約筋)は不随意筋。)  (第8回■23) 問題169 男性尿道の隔膜部に最も近いのはどれか。  1.精巣  2.肛門  3.尿道球腺  4.膀洸  (解答3)  (解説:尿道は膀胱の内尿道口から始まり、前立腺を貫き下行する(前立腺部)。途中、精液を運ぶ射精管と合流する。続いて尿道は骨盤の底をつくる尿生殖隔膜を貫き(隔膜部)、院慶の内部を走り(海面体部)、院慶の先端で外尿道口に開く。尿道球腺は前立腺の下方に左右一対ある。  (第26回■22) 問題170 泌尿器について誤っている記述はどれか。  1.腎乳頭と腎葉の数は同一である。  2.腎杯は腎乳頭を包む。  3.尿管は膀胱の後壁を貫く。  4.男性の尿道は前立腺の後ろを通る。  (解答4)  (第11回■23) 問題171 泌尿器系について誤っている記述はどれか。  1.腎小体は糸球体とボーマン嚢からなる。  2.腎乳頭は髄質にある。  3.膀胱は恥骨結合のすぐ後方にある。  4.尿道は膀胱の後壁から始まる。  (解答4)  (第16回■23) 第6章 生殖器系  1.男性生殖器 問題172 精子を産生する部位はどれか。  1.曲精細管  2.精巣網  3.精巣上体  4.精管  (解答2)  (解説:精細管中に生じた精子は,精細管に続く精巣輸出管・精巣上体管・精管を通じて排出される.)  (第8回■24) 問題173 前立腺について誤っている記述はどれか。  1.膀胱の下に位置する。  2.腹膜に覆われている。  3.導管は尿道に開口する。  4.腺組織の間に平滑筋が含まれる。  (解答2)  (第13回■23) 問題174 前立腺の開口部があるのはどれか。  1.尿管  2.膀胱  3.尿道  4.精管  (解答3)  (第6回■24) 問題175 男性生殖器について誤っている記述はどれか。  1.精索は鼠径靱帯の上を通る。  2.陰嚢の正中部には縫線がみられる。  3.精管は膀胱に開口する。  4.尿道球腺は左右1対ある。  (解答3)  (第15回■24) 問題176 男性生殖器について正しいのはどれか。  1.セルトリ細胞は男性ホルモンを分泌する。  2.射精管は陰茎を貫いている。  3.精子は精嚢に蓄えられる。  4.精巣上体は陰嚢内にある。  (解答4)  (第27回■24) 問題177 男性生殖器とその位置の組合せで正しいのはどれか。  1.精巣上体 ーー 陰嚢  2.精管 ーー 大腿輪  3.尿道球腺 ーー 骨盤隔膜  4.射精管 ーー 尿道球  (解答1)  (第25回■23) 問題178 正しいのはどれか。  1.尿道球腺は膣前庭に開口する。  2.陰茎には1対の陰茎海綿体がみられる。  3.膣壁にはよく発達した粘液腺が分布している。  4.前立腺は男女ともに尿道起始部にみられる。  (解答2)  (第1回■24) 問題179 誤っているのはどれか。  1.精巣は後腹壁で形成され陰嚢中へ下降する。  2.卵管の自由端は腹膜腔に開口している。  3.精巣挙筋は内腹斜筋の続きである。  4.卵巣動脈は内腸骨動脈から分岐する。  (解答4)  (解説:卵巣動脈、精巣動脈は腹大動脈から直接分かれる。)  (第1回■25) 問題180 生殖器について誤っている記述はどれか。  1.精巣は陰嚢中に位置する。  2.卵巣は骨盤腔に位置する。  3.精索は精嚢を支持する。  4.子宮円索は子宮を支持する。  (解答3)  (第5回■24)  2.女性生殖器 問題181 卵胞について正しい記述はどれか。  1.排卵後閉鎖卵胞となる。  2.卵巣の皮質に存在する。  3.成熟卵胞の径は約2cmに達する。  4.思春期に初めて出現する。  (解答2と3)  (解説:閉鎖卵胞とは排卵されず発育を停止した卵胞で萎縮し消失する。)  (第3回■24) 問題182 卵管について誤っている記述はどれか。  1.子宮広間膜の上縁に沿って走る。  2.外側端で内腔は腹腔に開く。  3.膨大部で受精が行われる。  4.上皮は重層扁平上皮である。  (解答4)  (第11回■24) 問題183 成人において内腔が腹膜腔に直接開口しているのはどれか。  1.精管  2.精巣鞘膜腔  3.卵管  4.子宮  (解答3)  (第12回■26) 問題18478 子宮について誤っている記述はどれか。  1.子宮底は膣につながる。  2.表面は腹膜で覆われる。  3.内膜は粘膜である。  4.筋層は平滑筋である。  (解答1)  (第9回■23) 問題185 子宮について正しい記述はどれか。  1.膀胱の後方に位置する。  2.子宮底で膣につながる。  3.子宮頸管は卵管につながる。  4.子宮筋層は横紋筋からなる。  (解答1)  (第13回■24) 問題186 子宮に直接つながっていないのはどれか。  1.卵巣  2.子宮広間膜  3.子宮円索  4.卵管  (解答1)  (第10回■26) 問題187 正常妊娠に際して胎盤が形成される子宮の部位はどれか。  1.子宮底部  2.子宮体部  3.子宮頚部  4.子宮腟部  (解答2)  (第7回■25) 問題188 女性生殖器について誤っている記述はどれか。  1.卵巣は腹膜に包まれている。  2.卵管は腹膜腔に開口する。  3.子宮内膜は粘膜で構成される。  4.膣口は外尿道口の前方にある。  (解答4)  (第2回■24) 3.受精と発生 問題189 発生について正しいのはどれか。  1.受精は子宮内で起こる。  2.着床は胚盤胞の段階で起こる。  3.受精後4週目以降を胎児と呼ぶ。  4.胎児の臍動脈と母体の子宮動脈はつながっている。  (解答2)  (第22回■16) 問題190 人体の発生について正しいのはどれか。  1.受精は子宮内で起こる。  2.透明帯は受精直後に消失する。  3.羊膜は胚盤の外胚葉と連続する。  4.母体と胎児の血液は胎盤で混ざり合う。  (解答3)  (第26回■16) 問題191 内胚葉から分化するのはどれか。  1.表皮  2.骨格筋  3.小腸上皮  4.骨組織  (解答3)  (解説: 外胚葉:神経系、皮膚、感覚器 内胚葉:消化器、呼吸器、尿路 中胚葉:骨格系、筋系、脈管系、泌尿生殖器)  (第1回■15) 問題192 内胚葉から分化するのはどれか。  1.小腸上皮  2.赤血球  3.表皮  4.平滑筋  (解答1)  (第17回■15) 問題193 中胚葉から分化する細胞はどれか。  1.神経細胞  2.肺胞上皮細胞  3.赤血球  4.視細胞  (解答3)  (第2回■15) 問題194 体表構造について中胚葉に由来するのはどれか。  1.表皮  2.真皮  3.毛  4.爪  (解答2)  (第19回■15) 問題195 外胚葉由来の上皮組織を有するのはどれか。  1.網膜  2.胸膜  3.気管  4.卵管  (解答1)  (第9回■27) 問題196 外胚葉から分化するのはどれか。  1.神経組織  2.筋組織  3.上皮組織  4.結合組織  (解答1)  (第11回■15) 問題197 発生学的に正しい組合せはどれか。  1.真皮 ーー 外胚葉  2.網膜 ーー 外胚葉  3.涙腺 ーー 内胚葉  4.肝細胞 ーー 中胚葉  (解答2)  (第16回■15) 第7章 内分泌系  1.下垂体 問題198 門脈系がみられる内分泌腺はどれか。  1.松果体  2.下垂体  3.甲状腺  4.副腎  (解答2)  (解説:下垂体門脈は視床下部と下垂体前葉を結ぶ。)  (第9回■22) 問題199 下垂体について正しい記述はどれか。  1.視神経交叉の前方に位置する。  2.下垂体門脈は視床下部と前葉とを連絡する。  3.後葉には多数の有髄神経線維がみられる。  4.中間葉は前葉と間脳との間に位置する。  (解答2)  (第7回■26) 問題200 下垂体について正しいのはどれか。  1.間脳の背側に位置する。  2.血管の分布は乏しい。  3.皮質と髄質に分かれる。  4.下垂体柄で視床下部に連なる。  (解答4)  (第10回■27) 問題201 下垂体について誤っている記述はどれか。  1.トルコ鞍の中に位置する。  2.腺性下垂体と神経性下垂体からなる。  3.前葉には下垂体門脈系の血液が注ぐ。  4.後葉には後葉ホルモン産生細胞がある。  (解答4)  (第13回■28) 問題202 下垂体について正しいのはどれか。  1.第4脳室底部に突出する。  2.腺性下垂体は前方に位置する。  3.神経性下垂体は咽頭に由来する。  4.下垂体ホルモンは下垂体門脈系により標的器官に達する。  (解答2)  (第24回■25)  2.松果体 問題203 松果体について誤っている記述はどれか。  1.間脳の背面にある。  2.神経組織よりなる。  3.上皮細胞の集まりである。  4.メラトニンを分泌する。  (解答3)  (解説:松果体は視床上部にある小豆粒大の内分泌腺である。実質は松果体細胞と神経膠細胞との神経組織よりなる。松果体細胞は思春期ころより退行変性がはじまる。松果体ホルモンはメラトニンで、光情報による内分泌腺の調節を行う。)  (第11回■25)  3.甲状腺 問題204 甲状腺について正しい記述はどれか。  1.甲状軟骨の上方に位置する。  2.皮質と髄質に分かれる。  3.多数の濾胞が存在する。  4.内頚動脈の枝で栄養される。  (解答3)  (解説:甲状腺は甲状軟骨の下部に位置し、外頚動脈の枝である上甲状腺動脈によって栄養される。)  (第3回■25) 問題205 甲状腺について誤っている記述はどれか。  1.後面には上皮小体が付着する。  2.甲状軟骨に包まれている。  3.濾胞構造が発達している。  4.サイロキシンを分泌する。  (解答2)  (第8回■25) 問題206 甲状腺について正しい記述はどれか。  1.甲状軟骨の上方に位置する。  2.前面に上皮小体がみられる。  3.多数の濾胞がある。  4.導管を有する。  (解答3)  (第11回■27) 問題207 甲状腺について正しいのはどれか。  1.中胚葉に由来する。  2.上甲状腺動脈は外頸動脈の枝である。  3.下甲状腺静脈は鎖骨下静脈に流入する。  4.傍濾胞細胞から出るホルモンは血中カルシウム濃度を上げる。  (解答2)  (第25回■24)  4.上皮小体 問題208 内分泌腺で外頚動脈の枝で栄養されるのはどれか。  1.松果体  2.上皮小体  3.副腎  4.卵巣  (解答2)  (第6回■25) 5.副腎 問題209 副腎について正しい記述はどれか。  1.髄質からアルドステロンが分泌される。  2.皮質は腹膜上皮に由来する。  3.副腎には間膜がある。  4.副腎からのホルモンは門脈に分泌される。  (解答2)  (第20回■24) 問題210 正しいのはどれか。  1.下垂体は篩骨のトルコ鞍の下垂体窩に位置する。  2.松果体は間脳下部に位置する。  3.副腎は腎臓の上部に位置する。  4.上皮小体は甲状腺の前面に位置する。  (解答3)  (解説:下垂体は頭蓋腔底面蝶形骨トルコ鞍の下垂体窩、松果体は間脳の背側、上皮小体は甲状腺の後上方にある。)  (第1回■26) 問題211 内分泌腺について誤っている記述はどれか。  1.松果体は神経組織から構成される。  2.甲状腺の傍濾胞細胞からカルシトニンが分泌される。  3.下垂体には門脈系が形成される。  4.副腎皮質の細胞はクロム親和細胞と呼ばれる。  (解答4)  (第18回■21) 6.膵臓 問題212 内分泌腺について誤っている記述はどれか。  1.下垂体前葉は神経組織で構成される。  2.甲状腺は多数の濾胞で構成される。  3.副腎は皮質と髄質とに分けられる。  4.ランゲルハンス島は膵臓内に分布する。  (解答1)  (解説:下垂体後葉は神経組織で構成される。)  (第5回■25) 問題213 内分泌腺について誤っている記述はどれか。  1.下垂体前葉は神経性下垂体と呼ばれる。  2.上皮小体は甲状腺の背面にある。  3.副腎髄質は外胚葉に由来する。  4.膵臓の内分泌細胞で一番多いのはβ細胞である。  (解答1)  (第17回■22) 7.性腺 問題214 内分泌系について正しい記述はどれか。  1.アドレナリンは副腎皮質から分泌される。  2.上皮小体は甲状腺の前面にある。  3.下垂体の後葉は神経性下垂体とも呼ばれる。  4.男性ホルモンは前立腺から分泌される。  (解答3)  (第15回■23) 問題215 精巣で男性ホルモンを分泌する細胞はどれか。  1.ライディヒの間細胞  2.セルトリ細胞  3.精子細胞  4.精母細胞  (解答1)  (解説: ライディヒの間細胞は、精巣の間質にある内分泌細胞で、テストステロンなどの男性ホルモンを分泌する。 セルトリ細胞は、精巣の精細管の中の精上皮の間に点在する支持細胞で精子形成細胞を保持し、また、これに栄養を与える。 精子細胞は変態して精子となる細胞である。 精母細胞は精祖細胞から通常の分裂を行った細胞である。)  (第2回■23) 第8章 神経系  1.神経系の構成  2.中枢神経系 問題216 中枢神経系について正しい記述はどれか。  1.神経線維の集まっているところを白質という。  2.神経膠細胞の数は神経細胞とほぼ等しい。  3.星状膠細胞は血球に由来する。  4.シュワン細胞が髄鞘形成にあたる。  (解答1)  (第18回■25) 問題217 脳幹に属さないのはどれか。  1.中脳  2.小脳  3.橋  4.延髄  (解答2)  (第10回■30) 問題218 脳幹について正しい記述はどれか。  1.橋は脳幹に含まれる。  2.オリーブ核は錐体路に関与する。  3.延髄には四丘体がある。  4.中脳には孤束核がある。  (解答1)  (第20回■28) 問題219 中脳にみられるのはどれか。  1.視床  2.被蓋  3.脳弓  4.脳梁  (解答2)  (解説:中脳は大脳脚・被蓋・四丘体の三部にわかれる。)  (第9回■19) 問題220 小脳について正しい記述はどれか。  1.小脳は間脳の背面にある。  2.小脳皮質は白質である。  3.小脳核は髄質にある。  4.下小脳脚は中脳と連絡する。  (解答3)  (第18回■26) 問題221 小脳にみられるのはどれか。  1.オリーブ  2.黒質  3.赤核  4.歯状核  (解答4)  (第21回■27) 問題222 大脳について正しい記述はどれか。  1.嗅球は大脳辺縁系の一部をなす。  2.尾状核は知覚核の一つである。  3.視床は白質である。  4.中心溝は頭頂葉と後頭葉とを分ける。  (解答1)  (解説: 尾状核はレンズ核とともに大脳基底核といわれ、骨格筋の緊張度を調節する働きがある。 視床は灰白質である。 中心溝は前頭葉と頭頂葉とを分ける。)  (第2回■27) 問題223 左右の大脳半球を結ぶ線維はどれか。  1.投射線維  2.弓状線維  3.交連線維  4.連合線維  (解答3)  (第7回■29) 問題224 交連線維はどれか。  1.大脳脚  2.脳梁  3.視放線  4.内包  (解答2)  (第11回■29) 問題225 大脳内にみられないのはどれか。  1.連合線維  2.交連線維  3.投射線維  4.節後線維  (解答4)  (解説:連合繊維は同側の半球各皮質領域の間を弧状に走って連絡する。交連線維は脳梁お通り左右の反球を連絡する。投射繊維は視床と大脳皮質を連絡する。)  (第9回■17) 問題226 ヒトの脳で最も表面積が大きいのはどれか。  1.側頭葉  2.前頭葉  3.頭頂葉  4.後頭葉  (解答2)  (第17回■29) 問題227 側頭葉にみられるのはどれか。  1.運動野  2.視覚野  3.体性感覚野  4.聴覚野  (解答4)  (第21回■29) 問題228 脳の部位と神経核との組合せで正しいのはどれか。  1.大脳半球 ーー 黒質  2.間脳 ーー 赤核  3.中脳 ーー 扁桃体  4.小脳 ーー 歯状核  (解答4)  (解説:黒質・赤核は中脳にある。線状体とは大脳基底核の尾状核とレンズ核の外側部をしめる被殻をいう。)  (第8回■28) 問題229 中枢神経の部位と機能との組合せで正しいのはどれか。  1.視床 ーー 内分泌機能の調節  2.中脳 ーー 体温調節の中枢  3.小脳 ーー 平衡機能の調節  4.延髄 ーー 情動行動の中枢  (解答3)  (第19回■26) 問題230 脳について誤っている記述はどれか。  1.大脳は2つの半球に分かれる。  2.間脳には視床下部がある。  3.脳室は脊髄中心管とつながる。  4.小脳は脳幹に属する。  (解答4)  (第9回■20) 問題231 脳室系について誤っている記述はどれか。  1.側脳室は大脳半球の深部にある。  2.脈絡叢は脳脊髄液を分泌する。  3.第3脳室はクモ膜下腔と交通する。  4.脳脊髄液はクモ膜顆粒から吸収される。  (解答3)  (解説:第4脳室がクモ膜下腔と交通する。)  (第3回■28) 問題232 脳室について正しいのはどれか。  1.室間孔は左右の側脳室をつなぐ。  2.第3脳室は左右の間脳の間にある。  3.中脳水道には脈絡叢がある。  4.第4脳室は硬膜下腔に開口する。  (解答2)  (第26回■23) 問題233 脳室系に含まれないのはどれか。  1.中心管  2.室間孔  3.中脳水道  4.くも膜下腔  (解答4)  (第4回■29) 問題234 室間孔はどこにあるか。  1.側脳室と第3脳室との間  2.第3脳室と中脳水道との間  3.中脳水道と第4脳室との間  4.第3脳室と第4脳室との間  (解答1)  (解説:第3・第4脳室は中脳水道で交通する。)  (第5回■29) 問題235 脳室系について正しい記述はどれか。  1.側脳室は視床の間にある。  2.第3脳室は中脳にある。  3.脳脊髄液は脈絡叢で産生される。  4.脳室は硬膜下腔に通じる。  (解答3)  (第8回■29) 問題236 脳室系について誤っている記述はどれか。  1.室間孔は第3脳室と第4脳室との間にある。  2.側脳室は大脳半球内にある。  3.第3脳室は間脳の中にある。  4.第4脳室はクモ膜下腔に通じている。  (解答1)  (第12回■29) 問題237 硬膜について正しいのはどれか。  1.硬膜は2葉からなる。  2.小脳鎌は大脳と小脳の境となる。  3.硬膜静脈洞は硬膜の内側に形成される。  4.硬膜外腔は脳脊髄液により満たされる。  (解答1)  (解説:脳脊髄膜は硬膜、クモ膜、軟膜の三層の膜からなる。このうち、硬膜は最外層をなす極めて強靭な被膜で、内外2葉からなっている。内葉は狭義の真正の硬膜である。外葉は脊柱管および頭蓋腔の内面を裏付けている骨膜である。)  (第23回■24)  3.伝導路 問題238 誤っている組み合わせは、どれか。  1.錐体路 ーー 内包  2.嗅球 ーー 大脳辺縁系  3.脊髄視床路 ーー 後索核  4.視索 ーー 外側膝状体  (解答3)  (解説:後索核は後索路がニューロンをかえる。)  (第1回■31) 問題239 錐体路に関係しているのはどれか。  1.大脳脚  2.脳梁  3.レンズ核  4.脊髄後索  (解答1)  (第2回■28) 問題240 錐体路を構成しないのはどれか。  1.中心前回  2.内包  3.大脳脚  4.脊髄後索  (解答4)  (第14回■28) 問題241 錐体路が通過するのはどれか。  1.脳梁  2.内包  3.橋被蓋  4.後索  (解答2)  (第24回■26) 問題242 内包が通るのはどれか。  1.尾状核とレンズ核の間  2.淡蒼球と被殻の間  3.被殻と前障の間  4.前障と島の間  (解答1)  (第22回■) 問題243 示指背側面からの痛覚伝導路で誤っている部位はどれか。  1.尺骨神経  2.頚髄後角  3.視床  4.内包  (解答1)  (第6回■28) 問題244 感覚伝導路と中継核との組合せで誤っているのはどれか。  1.視覚伝導路 ーー 外側膝状体  2.味覚伝導路 ーー 孤束核  3.平衡覚伝導路 ーー 蝸牛神経核  4.深部知覚伝導路 ーー 後索核  (解答3)  (第7回■31) 問題245 感覚性伝導路と中継核との組合せで誤っているのはどれか。  1.視覚 ーー 内側膝状体  2.平衡覚 ーー 前庭神経核  3.味覚 ーー 孤束核  4.体性感覚 ーー 視床  (解答1)  (第13回■29) 問題246 感覚伝導路と中継核との組合せで正しいのはどれか。  1.聴覚伝導路 ーー 内側膝状体  2.視覚伝導路 ーー 下丘  3.味覚伝導路 ーー 赤核  4.平衡覚伝導路 ーー 蝸牛神経核  (解答1)  (第17回■30) 問題247 感覚と伝導路との組合せで正しいのはどれか。  1.視覚 ーー 内側毛帯  2.触圧覚 ーー 外側毛帯  3.聴覚 ーー 下丘  4.味覚 ーー 唾液核  (解答3)  (第20回■30) 問題248 求心性伝導路に含まれないのはどれか。  1.脊髄網様体路  2.外側脊髄視床路  3.皮質延髄路  4.後索路  (解答3)  (第12回■31) 問題249 感覚の伝導路を構成するのはどれか。  1.大脳脚  2.中小脳脚  3.内側毛帯  4.延髄錐体  (解答3)  (第15回■29) 問題250 感覚とその中継核の組合せで正しいのはどれか。  1.触覚 ーー 後索核  2.聴覚 ーー 上丘  3.嗅覚 ーー 孤束核  4.視覚 ーー 内側膝状体  (解答1)  (第25回■25)  4.末梢神経系 問題251 誤っているのはどれか。  1.末梢有髄神経の髄鞘はシュワン細胞が形成する。  2.脳脊髄膜は硬膜、クモ膜、軟膜の三層の膜からなる。  3.脊髄神経節は前根に属する。  4.脊髄神経はすべて混合神経である。  (解答3)  (第1回■30) 問題252 橋に存在する核はどれか。  1.動眼神経核  2.滑車神経核  3.外転神経核  4.舌下神経核  (解答3)  (第16回■29) 問題253 中脳から出ている脳神経はどれか。  1.動眼神経  2.顔面神経  3.内耳神経  4.三叉神経  (解答1)  (第11回■31) 問題254 毛様体筋を支配するのはどれか。  1.動眼神経  2.滑車神経  3.外転神経  4.顔面神経  (解答1)  (第12回■30) 問題255 滑車神経によって支配される筋はどれか。  1.内側直筋  2.下斜筋  3.下直筋  4.上斜筋  (解答4)  (第13回■32) 問題256 外眼筋と支配神経との組合せで正しいのはどれか。  1.上斜筋 ーー 外転神経  2.外側直筋 ーー 滑車神経  3.上直筋 ーー 動眼神経  4.下直筋 ーー 三叉神経  (解答3)  (解説:眼を動かす筋には、上・下直筋、内・外側直筋、上・下斜筋があり、上斜筋は滑車神経、外側直筋は外転しんけい、その他は動眼神経が支配する。)  (第2回■29) 問題257 瞳孔括約筋を支配する脳神経はどれか。  1.視神経  2.動眼神経  3.滑車神経  4.外転神経  (解答2)  (第10回■31) 問題258 脳神経において正円孔を通るのはどれか。  1.視神経  2.眼神経  3.上顎神経  4.外転神経  (解答3)  (第18回■27) 問題259 顔面神経の分布部位でないのはどれか。  1.表情筋  2.舌粘膜  3.涙腺  4.角膜  (解答4)  (第6回■29) 問題260 顔面神経が支配する筋はどれか。  1.顎舌骨筋  2.胸骨舌骨筋  3.茎突舌骨筋  4.甲状舌骨筋  (解答3)  (第27回■18) 問題261 頚静脈孔を通るのはどれか。  1.迷走神経  2.内耳神経  3.顔面神経  4.舌下神経  (解答1)  (解説:頚静脈孔を通るのは舌咽神経迷走神経副神経内頚静脈)  (第9回■32) 問題262 頸静脈孔を通らないのはどれか。  1.顔面神経  2.舌咽神経  3.迷走神経  4.副神経  (解答1)  (第13回■31) 問題263 舌咽神経と関連するのはどれか。  1.毛様体神経節  2.翼口蓋神経節  3.顎下神経節  4.耳神経節  (解答4)  (第22回■) 問題264 頭部において迷走神経が分布するのはどれか。  1.耳下腺  2.外耳道  3.鼓室  4.鼓膜張筋  (解答2)  (第18回■28) 問題265 脳神経とその分布域との組合せで正しいのはどれか。  1.動眼神経 ーー 外側直筋  2.眼神経 ーー 網膜  3.鼓索神経 ーー 舌  4.迷走神経 ーー 耳下腺  (解答3)  (第17回■25) 問題266 脳神経と機能の組合せで正しいのはどれか。  1.動眼神経 ーー 角膜の痛覚  2.下顎神経 ーー 舌の痛覚  3.顔面神経 ーー 顔面の触覚  4.舌咽神経 ーー 舌の運動  (解答2)  (第26回■25) 問題267 脳神経と通路との組合せで、誤っているのはどれか。  1.視神経 ーー 視神経管  2.動眼神経 ーー 上眼窩裂  3.滑車神経 ーー 卵円孔  4.上顎神経 ーー 正円孔  (解答3)  (解説:滑車神経は上眼窩裂より眼窩に出て上斜筋に分布する。)  (第4回■28) 問題268 脳神経と副交感神経節との組合せで正しいのはどれか。  1.動眼神経 ーー 毛様体神経節  2.顔面神経 ーー 耳神経節  3.舌咽神経 ーー 翼口蓋神経節  4.迷走神経 ーー 上頸神経節  (解答1)  (第20回■29) 問題269 神経と神経節との組合せで誤っているのはどれか。  1.上顎神経 ーー 翼口蓋神経節  2.動眼神経 ーー 毛様体神経節  3.顔面神経 ーー 膝神経節  4.内耳神経 ーー 耳神経節  (解答4)  (第16回■27) 問題270 脳神経について誤っている記述はどれか。  1.喉頭は迷走神経に支配される。  2.鼓索神経は顔面神経の枝である。  3.舌神経は下顎神経の枝である。  4.側頭筋は上顎神経に支配される。  (解答4)  (解説:側頭筋は下顎神経に支配される。)  (第15回■27) 問題271 脊髄神経とその数の組合せで正しいのはどれか。  1.頸神経 …… 7対  2.胸神経 …… 11対  3.腰神経 …… 5対  4.仙骨神経 …… 6対  (解答3)  (第27回■25) 問題272 頸部の神経とその支配の組合せで正しいのはどれか。  1.横隔神経 ーー 前斜角筋  2.頸神経ワナ ーー 顎二腹筋  3.鎖骨上神経 ーー 筋三角の皮膚  4.大耳介神経 ーー 耳下腺上の皮膚  (解答4)  (第25回■26) 問題273 脊髄神経について正しい記述はどれか。  1.全部で25対ある。  2.脊髄神経節は前根に存在する。  3.第5頸神経は第4頸椎の下から出る。  4.腰神経には副交感神経線維が含まれる。  (解答3)  (第19回■27) 問題274 脊髄神経の走路について正しい記述はどれか。  1.大腿神経は血管裂孔を通る。  2.閉鎖神経は筋裂孔を通る。  3.陰部神経は小坐骨孔を通る。  4.坐骨神経は梨状筋上孔を通る。  (解答3)  (第17回■27) 問題275 脊髄神経の後枝に由来するのはどれか。  1.大後頭神経  2.肋間神経  3.橈骨神経  4.下殿神経  (解答1)  (解説:脊髄神経は椎間孔をへて、脊柱管を出て直ちに前枝と後枝に分かれる。前枝は、体幹の腹側にある体壁や、上肢・下肢の筋や皮膚に分布する。後枝は、体幹の背側にある固有背筋と背中の皮膚に分布する。頸神経の後枝は、項部の筋と皮膚に分節的に分布する。C1の後枝は後頭下筋群を支配する後頭下神経になり、C2の後枝の皮枝は大後頭神経となる。)  (第23回■25) 問題276 神経の経路について誤っている記述はどれか。  1.腋窩神経は上腕骨の外科頸と接する。  2.橈骨神経は上腕骨骨幹部の後面と接する。  3.尺骨神経は上腕骨の外側上顆と接する。  4.総腓骨神経は腓骨頸と接する。  (解答3)  (第15回■28) 問題277 神経叢で副交感神経線維を含むのはどれか。  1.頸神経叢  2.腕神経叢  3.腰神経叢  4.仙骨神経叢  (解答4)  (第21回■28) 問題278 腕神経叢の後神経束から分かれるのはどれか。  1.横隔神経  2.長胸神経  3.胸筋神経  4.胸背神経  (解答4)  (第22回■) 問題279 腕神経叢の後神経束から分枝するのはどれか。  1.腋窩神経  2.筋皮神経  3.長胸神経  4.内側上腕皮神経  (解答1)  (第26回■24) 問題280 橈骨神経について正しいのはどれか。  1.腕神経叢の外側神経束に由来する。  2.内側腋窩隙を通過する。  3.回外筋を貫く。  4.手掌橈側半の感覚を支配する。  (解答3)  (第20回■17) 問題281 上肢の筋において橈骨神経によって貫かれるのはどれか。  1.烏口腕筋  2.円回内筋  3.回外筋  4.腕橈骨筋  (解答3)  (第18回■18) 問題282 尺骨神経に支配されている筋はどれか。  1.母指内転筋  2.母指対立筋  3.示指伸筋  4.短母指伸筋  (解答1)  (解説:尺骨神経麻痺では示指から小指の内外転母趾の内転ができなくなる。正中神経麻痺では母趾対立運動ができなくなる。前腕伸筋群は橈骨神経。)  (第9回■18) 問題283 上肢の筋と神経との組合せで正しいのはどれか。  1.烏口腕筋 ーー 腋窩神経  2.浅指屈筋 ーー 正中神経  3.長母指外転筋 ーー 尺骨神経  4.背側骨間筋 ーー 橈骨神経  (解答2)  (第11回■20) 問題284 腋窩神経支配の筋はどれか。  1.棘上筋  2.棘下筋  3.大円筋  4.小円筋  (解答4)  (第14回■29) 問題285 浅指屈筋を支配する神経はどれか。  1.尺骨神経  2.正中神経  3.橈骨神経  4.筋皮神経  (解答2)  (第5回■30) 問題286 上腕動脈に沿って肘窩まで走行する神経はどれか。  1.筋皮神経  2.尺骨神経  3.正中神経  4.橈骨神経  (解答3)  (第10回■32) 問題287 上肢の筋で正中神経が通り抜けるのはどれか。  1.回外筋  2.円回内筋  3.烏口腕筋  4.母指内転筋  (解答2)  (第21回■19) 問題288 上肢の筋と神経の関係について正しいのはどれか。  1.回外筋は正中神経によって貫かれる。  2.烏口腕筋は筋皮神経によって貫かれる。  3.円回内筋の上腕頭と尺骨頭の間を尺骨神経が通る。  4.上腕三頭筋の長頭と外側頭の間を橈骨神経が通る。  (解答2)  (解説 1.正中神経:内側二頭筋溝を縦走し、上腕動脈と共に上腕二頭筋の停止腱膜の下をくぐって肘窩に至る。円回内筋の上腕頭と尺骨頭の間を通って深部に入る。その後、浅指屈筋と深指屈筋の間を走り、手根管を通って手内に入る。 2.筋皮神経:烏口腕筋の中央を貫き、内側から上腕二頭筋と上腕筋の間に入る。 3.尺骨神経:内側上腕筋間中隔から上腕骨内側上顆の後方を通り、尺側手根屈筋の深部に入る。尺骨動脈とともに尺側手根屈筋と深指屈筋の間を走り、手根部で尺骨神経管(ギヨン管)を通って手内に入る。 4.橈骨神経:外側腋窩隙の下方で大円筋と上腕三頭筋長頭と上腕骨に囲まれた三角形の間隙を通って、腋窩から上腕骨後面に回り込む。上腕三頭筋の外側頭と内側頭との間を分けるように外側下方に向かって斜走する。上腕骨体後面の橈骨神経溝に接して走る。外側上腕筋間中隔を後ろから前に貫通して下行し、外側上顆の前方に至る。腕橈骨筋の深層で橈骨神経は浅枝と深枝に分岐する。  橈骨神経の浅枝は、腕橈骨筋下に隠れて前腕を下行する。  橈骨神経の深枝は、長・短橈側手根伸筋の深層で回外筋の中央を貫通し、前腕の伸筋群を次々に支配する。  (第26回■18) 問題289 腰神経叢の分枝でないのはどれか。  1.大腿神経  2.陰部大腿神経  3.閉鎖神経  4.下殿神経  (解答4)  (第7回■30) 問題290 腰神経叢の枝によって支配される筋はどれか。  1.梨状筋  2.上双子筋  3.外閉鎖筋  4.大腿筋膜張筋  (解答3)  (第13回■19) 問題291 腰神経叢の枝で筋裂孔を通るのはどれか。  1.陰部大腿神経  2.外側大腿皮神経  3.腸骨下腹神経  4.閉鎖神経  (解答2)  (第22回■) 問題292 仙骨神経叢から出るのはどれか。  1.腸骨下腹神経  2.閉鎖神経  3.陰部神経  4.大腿神経  (解答3)  (第13回■30) 問題293 大腿神経が支配する筋はどれか。  1.縫工筋  2.薄筋  3.大腿二頭筋  4.梨状筋  (解答1)  (第11回■30) 問題294 閉鎖神経に支配される筋はどれか。  1.外閉鎖筋  2.内閉鎖筋  3.大腿筋膜張筋  4.縫工筋  (解答1)  (第17回■19) 問題295 坐骨神経の枝とその支配筋との組合せで誤っているのはどれか。  1.腓腹神経 ーー ヒラメ筋  2.深腓骨神経 ーー 前脛骨筋  3.外側足底神経 ーー 母指内転筋  4.内側足底神経 ーー 母指外転筋  (解答1)  (第17回■26) 問題296 神経叢と分枝する神経との組合せで誤っているのはどれか。  1.頸神経叢 ーー 大後頭神経  2.腕神経叢 ーー 内側前腕皮神経  3.腰神経叢 ーー 外側大腿皮神経  4.仙骨神経叢 ーー 後大腿皮神経  (解答1)  (第16回■28) 問題297 運動神経で支配される括約筋はどれか。  1.瞳孔括約筋  2.幽門括約筋  3.オッディ括約筋  4.外肛門括約筋  (解答4)  (第4回■30) 問題298 筋とその支配神経との組合せで正しいのはどれか。  1.上斜筋 ーー 動眼神経  2.側頭筋 ーー 上顎神経  3.広頸筋 ーー 顔面神経  4.舌筋 ーー 舌咽神経  (解答3)  (第16回■19) 問題299 筋とその支配神経との組み合わせで誤っているのはどれか。  1.口輪筋 ーー 下顎神経  2.胸鎖乳突筋 ーー 副神経  3.三角筋 ーー 腋窩神経  4.浅指屈筋 ーー 正中神経  (解答1)  (第1回■18) 問題300 筋と支配神経との組合せで正しいのはどれか。  1.三角筋 ーー 胸背神経  2.大円筋 ーー 長胸神経  3.上腕筋 ーー 筋皮神経  4.回外筋 ーー 正中神経  (解答3)  (第6回■19) 問題301 筋と支配神経との組み合わせで誤っているのはどれか。  1.大殿筋 ーー 上殿神経  2.大腿四頭筋 ーー 大腿神経  3.長内転筋 ーー 閉鎖神経  4.大腿二頭筋 ーー 坐骨神経  (解答1)  (第3回■29) 問題302 筋とその支配神経との組合せで正しいのはどれか。  1.大腿四頭筋 ーー 脛骨神経  2.長内転筋 ーー 閉鎖神経  3.長腓骨筋 ーー 深腓骨神経  4.前脛骨筋 ーー 浅腓骨神経  (解答2)  (第15回■20) 問題303 デルマトームについて誤っている組合せはどれか。  1.頚部 ーー 第3頚神経  2.乳房部 ーー 第4胸神経  3.臍部 ーー 第1腰神経  4.後大腿部 ーー 第2仙骨神経  (解答3)  (第8回■30) 問題304 上肢の皮膚領域と分布する神経との組合せで正しいのはどれか。  1.上腕の後面 ーー 橈骨神経  2.前腕の外側 ーー 尺骨神経  3.前腕の後面 ーー 正中神経  4.小指球 ーー 筋皮神経  (解答1)  (第19回■28) 問題305 皮神経で大腿神経の枝はどれか。  1.陰部大腿神経  2.外側大腿皮神経  3.腓腹神経  4.伏在神経  (解答4)  (第20回■27) 問題306 下肢の神経において枝が足背に分布しないのはどれか。  1.閉鎖神経  2.大腿神経  3.脛骨神経  4.総腓骨神経  (解答1)  (第18回■29) 問題307 自律神経系の特徴について誤っているのはどれか。  1.中枢から目的の器官までの間に一度は、ニューロンを交替する。  2.交感神経幹は、椎体の前外側面に沿って位置する。  3.脳神経に含まれる自律神経は、交感神経である。  4.仙髄に節前ニューロンの細胞体があるのは、副交感神経である。  (解答3)  (第1回■32) 問題308 自律神経系について誤っている記述はどれか。  1.自律神経の中枢は視床下部にある。  2.鼓索神経には交感神経線維が含まれる。  3.交感神経の節前ニューロンは胸髄から上部腰髄にかけて存在する。  4.骨盤内臓神経は副交感神経である。  (解答2)  (第17回■28) 問題309 胸髄で交感神経節前ニューロンの細胞体が存在する部位はどれか。  1.前角  2.側角  3.後角  4.白質  (解答2)  (第14回■30) 第9章 感覚器系  1.視覚器 問題310 視覚器について誤っている記述はどれか。  1.網膜中心動脈は視神経の中を通る。  2.視細胞の外節は網膜色素上皮に接する。  3.涙腺の導管は上結膜円蓋に開口する。  4.後眼房は水晶体の後方にある。  (解答4)  (第14回■31) 問題311 視覚器について誤っている記述はどれか。  1.角膜上皮は重層扁平上皮である。  2.瞳孔括約筋は横紋筋である。  3.涙腺は眼球の外側上方にある。  4.硝子体は水晶体と網膜との間にある。  (解答2)  (第16回■30) 問題312 眼房水を産生するのは、どれか。  1.角膜  2.毛様体  3.水晶体  4.硝子体  (解答2)  (第1回■33) 問題313 眼球について誤っている記述はどれか。  1.黄斑は結膜の一部である。  2.視神経乳頭は中心窩の内側寄りにある。  3.毛様体小帯は水晶体の周囲に付く。  4.脈絡膜にはメラノサイトが多い。  (解答1)  (第12回■33) 問題314 眼球について正しいのはどれか。  1.瞳孔括約筋の収縮で散瞳する。  2.毛様体小体は硝子体に付着する。  3.杆体細胞は黄斑に集中する。  4.眼房水は水晶体を栄養する。  (解答4)  (第26回■26) 問題315 眼球の構造で神経組織によって形成されているのはどれか。  1.角膜  2.網膜  3.脈絡膜  4.強膜  (解答2)  (第3回■30) 問題316 眼について正しいのはどれか。  1.黄斑の中央部を視神経円板という。  2.水晶体と虹彩の間の空間を前眼房という。  3.角膜と強膜の境界部にシュレム管がある。  4.網膜の色素上皮層は単層円柱上皮よりなる。  (解答3)  (第22回■) 問題317 物を見る時に焦点の合う部位はどれか。  1.中心窩  2.視神経円板  3.網膜前方部  4.脈絡膜  (解答1)  (第4回■32) 問題318 視覚器で正しい記述はどれか。  1.瞳孔散大筋は副交感神経に支配される。  2.眼房水は毛様体上皮で分泌される。  3.チン小帯は硝子体の中にみられる。  4.杆状体は視神経乳頭に集中している。  (解答2)  (第7回■32) 問題319 視覚器で外節を有するのはどれか。  1.水晶体  2.杆状体  3.毛様体  4.硝子体  (解答2)  (第11回■32)  2.平衡聴覚器 問題320 鼓室について、誤っている記述はどれか。  1.耳管を介して咽頭腔と交通する。  2.3個の小骨がある。  3.リンパ液で満たされる。  4.鼓膜を介して外耳と連絡する。  (解答3)  (第4回■31) 問題321 内部に有毛細胞が存在しないのはどれか。  1.半規管膨大部  2.平衡斑  3.ラセン器  4.鼓室階  (解答4)  (第13回■33) 問題322 コルチ器があるのはどの部位か。  1.半規管  2.卵形嚢  3.球形嚢  4.蝸牛管  (解答4)  (第5回■31) 問題323 平衡斑が存在する部位はどれか。  1.卵形嚢  2.蝸牛管  3.半規管  4.鼓室  (解答1)  (第10回■33) 問題324 平衡斑があるのはどれか。  1.前庭  2.蝸牛  3.鼓室  4.半規管  (解答1)  (第14回■32) 問題325 内耳において膨大部稜があるのはどれか。  1.半規管  2.球形嚢  3.卵形嚢  4.蝸牛  (解答1)  (第18回■30) 問題326 平衡・聴覚器について正しい記述はどれか。  1.鼓室は口腔に開口する。  2.平衡覚の受容器はコルチ器である。  3.聴覚受容器には膨大部稜と平衡斑とがある。  4.内耳神経は蝸牛神経と前庭神経とからなる。  (解答4)  (第2回■30) 問題327 平衡聴覚器について正しい記述はどれか。  1.鼓膜の振動は最初にアブミ骨に伝わる。  2.卵形嚢は前庭にある。  3.蝸牛管内の振動は鼓室階から前庭階へと伝わる。  4.半規管は身体の傾きを感知する。  (解答2)  (第19回■29) 問題328 感覚受容器と感覚との組合せで正しいのはどれか。  1.膨大部稜 ーー 触覚  2.コルチ器 ーー 聴覚  3.マイスナー小体 ーー 嗅覚  4.自由神経終末 ーー 平衡覚  (解答2)  (第6回■30)  3.味覚器 問題329 感覚受容器と神経との組合せで正しいのはどれか。  1.平衡斑 ーー 舌咽神経  2.味蕾 ーー 舌下神経  3.網膜 ーー 眼神経  4.コルチ器 ーー 蝸牛神経  (解答4)  (第19回■30)  4.嗅覚器 問題330 鼻腔について正しいのはどれか。  1.キーゼルバッハ部位は上鼻道にある。  2.嗅上皮は中鼻道にある。  3.鼻涙管は下鼻道に開口する。  4.鼻粘膜は重層扁平上皮からなる。  (解答3)  (第27回■21) 第10章 運動器系 1総論 問題331 膜内骨化によって形成される骨はどれか。  1.前頭骨  2.上腕骨  3.肋骨  4.腸骨  (解答1)  (解説: 幕内骨化(付加骨):前頭骨、頭頂骨、側頭骨鱗部、および鼓室部、後頭鱗上部、鼻骨、涙骨、頬骨、上顎骨、下顎骨、口蓋骨、蝶形骨翼状突起内側板、鋤骨、鎖骨中央部、槌骨長突起など 軟骨内骨化(置換骨):大部分の骨)  (第3回■16) 問題332 長骨の構造について正しい記述はどれか。  1.海綿質は骨幹部にみられる。  2.フォルクマン管は骨の長軸に平行に走行する。  3.ハバース管には血管が走行する。  4.骨小腔は骨髄で満たされる。  (解答3)  (解説:海綿骨は骨端にある。フォルクマン管は長軸に垂直に走向する。骨髄は髄腔に存在する。)  (第8回■16) 問題333 骨について誤っている記述はどれか。  1.骨端軟骨は硝子軟骨である。  2.頭頂骨は軟骨内骨化をする。  3.黄色骨髄は脂肪組織である。  4.骨膜は密性結合組織である。  (解答2)  (第10回■17) 問題334 関節の部位と種類との組合せで誤っているのはどれか。  1.仙腸関節 ーー 半関節  2.腕橈関節 ーー 蝶番関節  3.下橈尺関節 ーー 車軸関節  4.肩関節 ーー 球関節  (解答2)  (解説:腕橈関節は球関節。)  (第2回■17) 問題335 球関節はどれか。  1.腕橈関節  2.指節間関節  3.膝関節  4.橈骨手根関節  (解答1)  (第14回■15) 問題336 ラセン関節はどれか。  1.腕尺関節  2.距腿関節  3.肩関節  4.仙腸関節  (解答2)  (第12回■17) 問題337 線維性の連結はどれか。  1.釘植  2.仙腸関節  3.恥骨結合  4.椎間関節  (解答1)  (解説:釘植とは、円錐状の歯根が歯槽にはまり込んでいるものをいい、線維性連結である。歯根と歯槽の間には結合組織線維があり、これにより両者が結合されている。)  (第23回■16) 2全身の骨格 問題338 頸椎について正しいのはどれか。  1.生理的後弯がある。  2.椎骨動脈は第7頸椎の横突孔を通る。  3.環椎後頭関節は頭部の屈伸に関与する。  4.環椎横靱帯は歯突起前面を覆う。  (解答3)  (第24回■17) 問題339 最も大きい椎体をもつ椎骨はどれか。  1.第3頸椎  2.第7頸椎  3.第12胸椎  4.第5腰椎  (解答4)  (第5回■16) 問題340 胸椎にみられないのはどれか。  1.前結節  2.棘突起  3.関節突起  4.椎孔  (解答1)  (第15回■19) 問題341 第3胸椎には関節面がいくつあるか。  1.4  2.6  3.8  4.10  (解答4)  (解説: 第1胸椎には、上下関節突起の関節面が4個、上下肋骨窩が無く、横突肋骨窩が2個、合計6個 第2〜第9胸椎には、上下関節突起の関節面が4個、上下肋骨窩が4個、横突肋骨窩が2個、合計10個 第10胸椎には、上下関節突起の関節面が4個、上下肋骨窩が2個、横突肋骨窩が2個、合計8個 第11・第12胸椎には、上下関節突起の関節面が4個、上下肋骨窩が2個、横突肋骨窩が無しの合計6個)  (第8回■17) 問題342 仙骨と他の椎骨の部位との組合せで正しいのはどれか。  1.横線 ーー 椎体  2.仙骨管 ーー 椎間孔  3.正中仙骨稜 ーー 棘突起  4.中間仙骨稜 ーー 横突起  (解答3)  (第21回■18) 問題343 脊柱について正しいのはどれか。  1.歯突起窩は軸椎にある。  2.胸椎の連結による弯曲は前弯である。  3.仙骨角は体表から触れる。  4.岬角は尾椎の前縁にある。  (解答3)  (第26回■17) 問題344 脊柱の靱帯について正しい記述はどれか。  1.黄色靱帯は椎体の後面にある。  2.環椎横靱帯は歯突起の後面にある。  3.項靱帯は椎間円板の前面にある。  4.後縦靱帯は椎孔の背側にある。  (解答2)  (第20回■18) 問題345 靭帯とその関係する関節との組合せで誤っているのはどれか。  1.黄色靭帯 ーー 仙腸関節  2.輪状靭帯 ーー 上橈尺関節  3.後十字靭帯 ーー 膝関節  4.三角靭帯 ーー 距腿関節  (解答1)  (第10回■19) 問題346 正中環軸関節の運動様式で正しいのはどれか。  1.頭部の回旋  2.頭部の前屈  3.頚部の後屈  4.頚部の側屈  (解答1)  (第8回■18) 問題347 肩甲骨に関する記述で正しいのはどれか。  1.関節窩は上角にある。  2.肩甲切痕を腋窩神経が通る。  3.肩峰は体表から触れることができる。  4.烏口突起に大胸筋が停止する。  (解答3)  (第19回■17) 問題348 尺骨にあるのはどれか。  1.肘頭窩  2.滑車切痕  3.尺骨切痕  4.尺骨神経溝  (解答2)  (第25回■17) 問題349 遠位列手根骨はどれか。  1.有頭骨  2.舟状骨  3.三角骨  4.月状骨  (解答1)  (第12回■16) 問題350 大坐骨孔について誤っている記述はどれか。  1.大坐骨切痕と仙結節靱帯とで形成される。  2.大坐骨切痕は座骨と腸骨とによって形成される。  3.梨状筋によって上下の2孔に分けられる。  4.上殿神経が梨状筋上孔を通る。  (解答1)  (解説:大座骨孔は大坐骨切痕と仙棘靭帯、仙結節靱帯とで形成される。)  (第3回■17) 問題351 寛骨で体表から触れない部位はどれか。  1.腸骨窩  2.腸骨稜  3.坐骨結節  4.上前腸骨棘  (解答1)  (第6回■32) 問題352 下肢の骨について正しいのはどれか。  1.距骨には載距突起がある。  2.腓骨にはヒラメ筋線がある。  3.脛骨には粗線がある。  4.大腿骨には恥骨筋線がある。  (解答4)  (第24回■19) 問題353 距腿関節の内側を補強するのはどれか。  1.三角靭帯  2.前距腓靭帯  3.後距腓靭帯  4.踵腓靭帯  (解答1)  (解説:他の三つは腓骨に付着するカらこの名が付けられている。)  (第9回■31) 問題354 リスフラン関節の構成に関与しないのはどれか。  1.楔状骨  2.舟状骨  3.立方骨  4.中足骨  (解答2)  (解説: リスフラン関節:足根骨、すなわち3個の楔状骨と立方骨が,中足骨基部とで形成する関節。 ショパール関節:距舟関節とその外下方にある踵立方関節が,中足部でほぼ同一レベルに並び,これら二つの関節によって形成されるものをいう)  (第11回■18) 問題355 新生児の頭蓋において最後に閉鎖するのはどれか。  1.大泉門  2.小泉門  3.前側頭泉門  4.後側頭泉門  (解答1)  (第21回■16) 問題356 頭蓋骨で2個あるのはどれか。  1.篩骨  2.鋤骨  3.鼻骨  4.舌骨  (解答3)  (解説:頭蓋骨は、脳頭蓋と顔面頭蓋に大別される。 (1)脳頭蓋 頭蓋腔の形成には、6種8個の脳頭蓋骨が関与する。2種は左右で対をなす骨であり、4種が無対性の骨である。前頭骨1個、頭頂骨2個、側頭骨2個、後頭骨1個、篩骨1個、蝶形骨1個である。 (2)顔面頭蓋 顔面をつくり、眼窩・鼻腔・口腔などの基礎をなす顔面頭蓋は9種15個の顔面骨によってつくられる。6種は左右対をなす有対性の骨であり、3種は対をなさない無対性の骨である。上顎骨2個、頬骨2個、涙骨2個、鼻骨2個、下鼻甲介2個、鋤骨1個、口蓋骨2個、下顎骨1個、舌骨1個である。)  (第23回■17) 問題357 側頭骨に属さないのはどれか。  1.頚動脈管  2.正円孔  3.鼓室  4.顔面神経管  (解答2)  (解説:正円孔は蝶形骨に存在する。)  (第1回■16) 問題358 側頭骨にあるのはどれか。  1.視神経管  2.翼突管  3.頸動脈管  4.舌下神経管  (解答3)  (第20回■16) 問題359 頭蓋の骨で茎状突起があるのはどれか。  1.頬骨  2.上顎骨  3.側頭骨  4.蝶形骨  (解答3)  (第22回■17) 問題360 頭蓋骨について誤っている組合せはどれか。  1.蝶形骨 ーー 卵円孔  2.側頭骨 ーー 頚動脈管  3.後頭骨 ーー 舌下神経管  4.下顎骨 ーー 口蓋突起  (解答4)  (解説:口蓋突起は上顎骨に存在する。)  (第2回■16) 問題361 内頭蓋底を構成する骨はどれか。  1.頭頂骨  2.前頭骨  3.頬骨  4.上顎骨  (解答2)  (解説:内頭蓋底とは頭頂骨をはずして上からみたときに見える骨をいい、前頭骨、側頭骨、蝶形骨、後頭骨がある。)  (第4回■16) 問題362 外頭蓋底を構成しない骨はどれか。  1.前頭骨  2.側頭骨  3.後頭骨  4.蝶形骨  (解答1)  (解説:脳が納められている頭蓋腔の底を下面から見たものが外頭蓋底であり、上顎骨、後頭骨、口蓋骨、頭頂骨、長径骨、鋤骨、側頭骨、頬骨よりなる。)  (第10回■18) 問題363 頭蓋の骨とその穴との組合せで誤っているのはどれか。  1.上顎骨 ーー 眼窩下孔  2.蝶形骨 ーー 正円孔  3.側頭骨 ーー 卵円孔  4.後頭骨 ーー 舌下神経管  (解答3)  (第17回■16) 問題364 頭蓋で下顎骨が関節をなすのはどれか。  1.口蓋骨  2.上顎骨  3.側頭骨  4.蝶形骨  (解答3)  (第21回■17) 問題365 下顎骨にみられないのはどれか。  1.下顎角  2.下顎頸  3.下顎窩  4.下顎枝  (解答3)  (第15回■18) 問題366 下顎骨との間で顎関節を形成するのはどれか。  1.頬骨  2.上顎骨  3.蝶形骨  4.側頭骨  (解答4)  (第19回■16) 問題367 頭頂骨と縫合をつくらないのはどれか。  1.前頭骨  2.側頭骨  3.蝶形骨  4.頬骨  (解答4)  (第16回■18) 問題368 骨とその部位との組合せで、誤っているのはどれか。  1.仙骨 ーー 岬角  2.大腿骨 ーー 殿筋粗面  3.腰椎 ーー 肋骨突起  4.下顎骨 ーー 下顎窩  (解答4)  (解説:下顎窩は側頭骨にある。)  (第4回■17) 問題369 滑膜性の関節をつくる骨の部位の組合せで正しいのはどれか。  1.肩峰 ーー 上腕骨頭  2.大菱形骨 ーー 第1中手骨底  3.寛骨臼 ーー 大転子  4.外果 ーー 距骨頭  (解答2)  (第16回■17) 問題370 関節について誤っている記述はどれか。  1.肩関節は関節唇を有する。  2.顎関節は関節円板を有する。  3.膝関節は関節半月を有する。  4.下橈尺関節は橈骨輪状靱帯を有する。  (解答4)  (解説:橈骨輪状靭帯は上橈尺関節に存在する。)  (第6回■16) 3 体幹 3−1 体幹の筋 問題371 烏口突起に停止する筋はどれか。  1.小胸筋  2.三角筋  3.烏口腕筋  4.上腕二頭筋短頭  (解答1)  (第7回■18) 問題372 横隔膜について誤っている記述はどれか。  1.停止部は腱中心である。  2.上面には肝臓が接する。  3.大動脈裂孔には胸管が通る。  4.頚神経叢の枝で支配される。  (解答2)  (第8回■19) 問題373 腹部の筋について正しいのはどれか。  1.浅鼠径輪は鼠径靱帯の下に開く。  2.白線は腹直筋鞘が正中で合してつくられる。  3.精巣挙筋は外腹斜筋の最下端部の筋束よりなる。  4.鼠径靱帯は内腹斜筋の停止腱膜の肥厚したものである。  (解答2)  (第22回■18) 問題374 肩甲骨上角に付着するのはどれか。  1.板状筋  2.肩甲挙筋  3.小菱形筋  4.大菱形筋  (解答2)  (第14回■16) 問題375 正中仙骨稜から起始する筋はどれか。  1.僧帽筋  2.広背筋  3.腰方形筋  4.大腰筋  (解答2)  (第10回■20) 問題376 脊柱起立筋に属さない筋はどれか。  1.腸肋筋  2.最長筋  3.板状筋  4.棘筋  (解答3)  (第2回■18) 問題377 脊柱起立筋でないのはどれか。  1.多裂筋  2.最長筋  3.腸肋筋  4.棘筋  (解答1)  (第9回■28) 問題378 脊柱起立筋に含まれないのはどれか。  1.腸肋筋  2.最長筋  3.棘筋  4.板状筋  (解答4)  (第12回■19) 問題379 脊柱起立筋に属するのはどれか。  1.頭長筋  2.腸肋筋  3.腸骨筋  4.大腰筋  (解答2)  (第19回■19) 問題380 深背筋について正しいのはどれか。  1.頭半棘筋は乳様突起に停止する。  2.腸肋筋は体幹の回旋を行う。  3.上後鋸筋は肋骨を引き下げる。  4.板状筋は腰神経に支配される。  (解答2)  (第25回■19) 3−2 体幹の局所解剖 問題381 胸腔の形成に関与しないのはどれか。  1.胸骨  2.肋骨  3.横隔膜  4.胸膜  (解答4)  (第3回■32) 問題382 胸腔の構成に関与しないのはどれか。  1.胸椎  2.胸骨  3.臓側胸膜  4.横隔膜  (解答3)  (第7回■16) 問題383 胸郭上口を通るのはどれか。  1.前斜角筋  2.上大静脈  3.交感神経幹  4.副神経  (解答3)  (第20回■15) 問題384 誤っている記述はどれか。  1.輪状軟骨は第6頸椎の高さにある。  2.胸骨角の部位に第3肋骨が付く。  3.胸郭の下縁を通る水平面には第2−3腰椎間の椎間板がある。  4.ヤコビー線は第4−5腰椎の棘突起間を通る。  (解答2)  (第10回■16) 問題385 腰三角の構成に関与しないのはどれか。  1.腸骨稜  2.外腹斜筋  3.広背筋  4.腹横筋  (解答4)  (第9回■16) 問題386 腰三角を構成するのはどれか。  1.外腹斜筋  2.腸肋筋  3.大腰筋  4.腰方形筋  (解答1)  (第24回■20) 4 上肢 4−1 上肢の筋 問題387 肩甲骨に付着する筋とその付着する部位との組合せで正しいのはどれか。  1.棘上筋 ーー 肩峰  2.小円筋 ーー 関節下結節  3.小胸筋 ーー 烏口突起  4.小菱形筋 ーー 下角  (解答3)  (第21回■20) 問題388 上腕骨の大結節に停止する筋はどれか。  1.三角筋  2.棘下筋  3.大円筋  4.肩甲下筋  (解答2)  (第13回■17) 問題389 大結節稜に停止する筋はどれか。  1.大胸筋  2.大円筋  3.小円筋  4.広背筋  (解答1)  (第23回■18) 問題390 上腕骨小結節に停止する筋はどれか。  1.棘上筋  2.棘下筋  3.小円筋  4.肩甲下筋  (解答4)  (第11回■19) 問題391 上腕骨外側上顆に起始するのはどれか。  1.円回内筋  2.尺側手根伸筋  3.長母指伸筋  4.腕橈骨筋  (解答2)  (解説:円回内筋は上腕骨内側上顆と尺骨鉤状突起より、長母指伸筋は橈骨体後面前腕骨間膜より、腕橈骨筋は上腕骨下部外側面より起始する。  (第9回■29) 問題392 上腕骨の内側上顆に起始するのはどれか。  1.腕橈骨筋  2.総指伸筋  3.長掌筋  4.肘筋  (解答3)  (第24回■21) 問題393 筋と上肢の運動との組合せで、誤っているのはどれか。  1.僧帽筋 ーー 肩甲骨の挙上  2.前鋸筋 ーー 肩甲骨を前方へ引く  3.肩甲下筋 ーー 上腕の外旋  4.三角筋 ーー 上腕の外転  (解答3)  (第4回■19) 問題394 上腕の内旋運動に対する大胸筋の拮抗筋はどれか。  1.小胸筋  2.大円筋  3.棘下筋  4.肩甲下筋  (解答3)  (第3回■18) 問題395 肩の筋において上腕を外転させるのはどれか。  1.棘上筋  2.棘下筋  3.肩甲挙筋  4.肩甲下筋  (解答1)  (第18回■17) 問題396 肩関節の外旋筋はどれか。  1.大胸筋  2.広背筋  3.大円筋  4.小円筋  (解答4)  (第5回■19) 問題397 橈骨手根関節の内転作用に関与する筋はどれか。  1.尺側手根伸筋  2.橈側手根屈筋  3.長母指伸筋  4.長橈側手根伸筋  (解答1)  (第6回■17) 問題398 手関節の内転に働く筋はどれか。  1.長掌筋  2.浅指屈筋  3.橈側手根屈筋  4.尺側手根屈筋  (解答4)  (第7回■19) 問題399 手の第2〜4指を外転させるのはどれか。  1.回外筋  2.虫様筋  3.掌側骨間筋  4.背側骨間筋  (解答4)  (第17回■18) 4−2 上肢の局所解剖 問題400 腋窩の壁を構成する筋について誤っている組合せはどれか。  1.前壁 ーー 大胸筋  2.後壁 ーー 大円筋  3.内側壁 ーー 前鋸筋  4.外側壁 ーー 三角筋  (解答4)  (第14回■14) 問題401 上肢の伸筋支帯下の6つの管と通過する腱との組合せで正しいのはどれか。  1.第1管…長母指伸筋の腱  2.第2管…長母指外転筋の腱  3.第4管…短母指伸筋の腱  4.第5管…小指伸筋の腱  (解答4)  (第22回■19) 問題402 手根管を通らない筋はどれか。  1.長掌筋  2.浅指屈筋  3.長母指屈筋  4.橈側手根屈筋  (解答1)  (第2回■32) 問題403 手根管を通らないのはどれか。  1.尺骨神経  2.正中神経  3.長母指屈筋腱  4.深指屈筋腱  (解答1)  (第12回■21) 問題404 手根管を通過しない筋はどれか。  1.深指屈筋  2.長掌筋  3.長母指屈筋  4.浅指屈筋  (解答2)  (解説:手根管とは、手関節部の掌側にあり、手根骨と靱帯で囲まれた狭い通路のことをいう。その中には5本の指にいく屈筋腱と正中神経が通っている。)  (第13回■18) 5 下肢 5−1 下肢の筋 問題405 恥骨に起始しない筋はどれか。  1.縫工筋  2.肛門挙筋  3.長内転筋  4.外閉鎖筋  (解答1)  (解説:縫工筋は骨盤外側縁・上前腸骨棘より起始する。)  (第1回■17) 問題406 鵞足の形成に関与するのはどれか。  1.長内転筋  2.大腿二頭筋  3.半腱様筋  4.半膜様筋  (解答3)  (第14回■17) 問題407 起始が1つの骨にある筋はどれか。  1.上腕二頭筋  2.上腕三頭筋  3.大腿二頭筋  4.下腿三頭筋  (解答1)  (第20回■19) 問題408 大腿骨粗線に停止しない筋はどれか。  1.薄筋  2.長内転筋  3.短内転筋  4.大内転筋  (解答1)  (解説:薄筋は鵞足をつくり脛骨粗面内側に停止する。)  (第2回■19) 問題409 大腿骨の粗線に付着する筋はどれか。  1.半膜様筋  2.半腱様筋  3.長内転筋  4.薄筋  (解答3)  (第20回■20) 問題410 下肢の筋で大腿骨に付着するのはどれか。  1.大腿直筋  2.内閉鎖筋  3.薄筋  4.縫工筋  (解答2)  (第21回■21) 問題411 腸脛靱帯について正しいのはどれか。  1.下前腸骨棘に付着する。  2.大殿筋が停止する。  3.大腿の内側面にある。  4.下腿筋膜が肥厚したものである。  (解答2)  (第22回■20) 問題412 腓骨に停止する筋はどれか。  1.縫工筋  2.大腿二頭筋  3.薄筋  4.半腱様筋  (解答2)  (解説:他の3筋は鵞足をつくる。あんま第8回■21に同じ問題がでた。  (第5回■18) 問題413 筋と付着部位について正しい組合せはどれか。  1.広背筋 ーー 上腕骨大結節  2.大胸筋 ーー 上腕骨小結節  3.大殿筋 ーー 大腿骨大転子  4.大腰筋 ーー 大腿骨小転子  (解答4)  (第20回■21) 問題414 下肢の筋とその起始との組合せで誤っているのはどれか。  1.膝窩筋 ーー 大腿骨外側上顆  2.長指屈筋 ーー 腓骨体前面  3.縫工筋 ーー 上前腸骨棘  4.後脛骨筋 ーー 下腿骨間膜後面  (解答2)  (解説:長指屈筋は脛骨中央後面より起始する。)  (第6回■18) 問題415 筋とその付着部との組合せで、正しいのはどれか。  1.三角筋 ーー 肩甲棘  2.円回内筋 ーー 外側上顆  3.大殿筋 ーー 大転子  4.後脛骨筋 ーー 踵骨隆起  (解答1)  (解説:円回内筋は内側上顆、大殿筋は臀筋粗面、後脛骨筋は舟状骨立方骨楔状骨に付着する。  (第4回■18) 問題416 四肢の筋において停止腱内に種子骨があるのはどれか。  1.上腕二頭筋  2.上腕三頭筋  3.大腿四頭筋  4.下腿三頭筋  (解答3)  (第18回■16) 問題417 下肢の筋について正しい記述はどれか。  1.梨状筋の腱は小坐骨切痕を通る。  2.半腱様筋の腱は膝窩の内側を通る。  3.短腓骨筋の腱は内果の後ろを通る。  4.下腿三頭筋の腱は足根管を通る。  (解答2)  (第19回■20) 問題418 股関節の運動で腸腰筋の拮抗筋はどれか。  1.半膜様筋  2.大腿筋膜張筋  3.大腿直筋  4.縫工筋  (解答1)  (第8回■20) 問題419 股関節の運動とそれに働く筋との組み合わせで正しいのはどれか。  1.屈曲 ーー 大腿二頭筋  2.伸展 ーー 半膜様筋  3.内旋 ーー 縫工筋  4.外旋 ーー 大腿筋膜張筋  (解答2)  (第3回■19) 問題420 足関節の内反に働く筋はどれか。  1.後脛骨筋  2.長指伸筋  3.第三腓骨筋  4.長腓骨筋  (解答1)  (第12回■20) 問題421 単関節筋はどれか。  1.薄筋  2.縫工筋  3.大内転筋  4.大腿直筋  (解答3)  (第25回■18) 問題422 筋の作用について誤っているのはどれか。  1.三角筋前部線維は肩関節を屈曲する。  2.大内転筋は膝関節を屈曲する。  3.最長筋は脊柱を後屈する。  4.大殿筋は股関節を伸展する。  (解答2)  (解説:内転筋群のうち薄筋のみが脛骨に停止する。  (第1回■19) 問題423 筋とその作用との組合せで正しいのはどれか。  1.烏口腕筋 ーー 前腕の屈曲  2.長掌筋 ーー 手の背屈  3.膝窩筋 ーー 下腿の内旋  4.長腓骨筋 ーー 足の内反  (解答3)  (解説:烏口腕筋は上腕を内転する。膝窩筋は大腿骨外側上顆よりおこり内下方に斜走し膝関節を屈曲し脛骨を内旋する。)  (第5回■17) 問題424 筋とその作用との組合せで正しいのはどれか。  1.僧帽筋 ーー 肩関節の外転  2.上腕筋 ーー 前腕の回外  3.縫工筋 ーー 股関節の伸展  4.後脛骨筋 ーー 足関節の屈曲  (解答4)  (解説:上腕筋は前腕を屈曲する。)  (第10回■21) 問題425 筋とその作用との組合せで誤っているのはどれか。  1.広背筋 ーー 肩関節の内転  2.大殿筋 ーー 股関節の伸展  3.長掌筋 ーー 手関節の屈曲  4.ヒラメ筋 ーー 足関節の背屈  (解答4)  (第17回■17) 問題426 筋とその作用との組合せで誤っているのはどれか。  1.三角筋 ーー 肩関節の外転  2.腕橈骨筋 ーー 肘関節の伸展  3.腸腰筋 ーー 股関節の屈曲  4.半腱様筋 ーー 膝関節の屈曲  (解答2)  (第16回■20) 5−2 下肢の局所解剖 問題427 鼠径靱帯について、誤っている記述はどれか。  1.上前腸骨棘と恥骨結節とを結ぶ。  2.大腿三角の上縁を形成する。  3.鼠径管の上壁を形成する。  4.大腿神経は鼠径靱帯の下を通る。  (解答3)  (第4回■33) 問題428 鼠径管を通らないのはどれか。  1.精管  2.精巣挙筋  3.卵管  4.子宮円索  (解答3)  (解説:鼠径管には、弾性では精索、精管、精巣動静脈、精巣挙筋・神経、女性では子宮円索が通る。)  (第7回■33) 問題429 鼠径管を通らないのはどれか。  1.精管  2.精巣動脈  3.卵巣動脈  4.子宮円索  (解答3)  (第14回■25) 問題430 鼠径管を通過するのはどれか。  1.子宮円索  2.臍動脈索  3.卵巣提索  4.固有卵巣索  (解答1)  (第23回■23) 問題431 筋裂孔を通るのはどれか。  1.大伏在静脈  2.足底筋の腱  3.大腿神経  4.大腿動脈  (解答3)  (解説:腸腰筋の筋裂孔を大腿神経が通り、鼠径靭帯の血管裂孔を大腿動静脈が通る。)  (第9回■15) 問題432 梨状筋下孔を通らないのはどれか。  1.上殿動脈  2.内陰部動脈  3.陰部神経  4.坐骨神経  (解答1)  (第14回■20) 問題433 大坐骨孔を通らないのはどれか。  1.梨状筋  2.内閉鎖筋  3.陰部神経  4.坐骨神経  (解答2)  (第12回■18) 問題434 大坐骨孔を通過しないのはどれか。  1.坐骨神経  2.上殿神経  3.梨状筋  4.内閉鎖筋  (解答4)  (第15回■16) 問題435 大腿中央部で最も深部にあるのはどれか。  1.縫工筋  2.大腿動脈  3.大伏在静脈  4.薄筋  (解答2)  (第3回■33) 問題436 膝窩の上外側壁を形成する筋はどれか。  1.大腿二頭筋  2.外側広筋  3.半腱様筋  4.腓腹筋  (解答1)  (第4回■20) 問題437 膝窩の構成に関与しないのはどれか。  1.大腿二頭筋  2.腓腹筋  3.ヒラメ筋  4.半腱様筋  (解答3)  (第9回■30) 問題438 膝窩の辺縁を構成しないのはどれか。  1.大腿二頭筋  2.縫工筋  3.半腱様筋  4.腓腹筋  (解答2)  (第15回■17) 問題439 腱が足の上伸筋支帯を通るのはどれか。  1.足底筋  2.後脛骨筋  3.前脛骨筋  4.ヒラメ筋  (解答3)  (解説:上・下伸筋支帯は足首の前面を覆い、伸筋腱を押さえている。)  (第14回■18) 問題440 足の屈筋支帯を通過しない腱はどれか。  1.長指屈筋腱  2.前脛骨筋腱  3.後脛骨筋腱  4.長母指屈筋腱  (解答2)  (第7回■20) 問題441 下肢の動脈と伴行する神経の組合せで正しいのはどれか。  1.大腿動脈 ーー 閉鎖神経  2.膝窩動脈 ーー 伏在神経  3.腓骨動脈 ーー 脛骨神経  4.足背動脈 ーー 深腓骨神経  (解答4)  (第25回■20) 6 頭頚部 6−1 頭頚部の筋 問題442 咀嚼筋で下顎骨を前方に移動させる働きがあるのはどれか。  1.外側翼突筋  2.内側翼突筋  3.咬筋  4.側頭筋  (解答1)  (第19回■18) 問題443 咀嚼筋について正しいのはどれか。  1.咬筋の起始は蝶形骨である。  2.側頭筋の停止は下顎骨筋突起である。  3.外側翼突筋は上顎神経に支配される。  4.内側翼突筋は下顎骨を前方に移動させる。  (解答2)  (第27回■19) 6−2 頭頚部の体表及び局所解剖 問題444 斜角筋隙形成に関与しないのはどれか。  1.第1肋骨  2.前斜角筋  3.中斜角筋  4.後斜角筋  (解答4)  (第14回■19) 問題445 頚動脈三角の後縁を成すのはどれか。  1.胸骨甲状筋  2.肩甲舌骨筋  3.顎二腹筋  4.胸鎖乳突筋  (解答4)  (解説:頚動脈三角は顎二腹筋・肩甲舌骨筋・胸鎖乳突筋により構成される。)  (第3回■31) 問題446 後頚三角を通らないのはどれか。  1.副神経  2.頸横動脈  3.腕神経叢  4.椎骨動脈  (解答4)  (解説:後頚三角(外側頚三角)は胸鎖乳突筋・僧帽筋・鎖骨により構成される。)  (第5回■32) 問題447 頚部における三角とそこにみられるものとの組合せで誤っているのはどれか。  1.顎下三角 ーー 顎下腺  2.後頚三角 ーー 頚神経叢  3.頚動脈三角 ーー 総頚動脈  4.オトガイ下三角 ーー 顔面動脈  (解答4)  (解説:顎下三角は顎二腹筋前後腹・下顎骨下縁により構成される。)  (第8回■32) 問題448 後頭蓋窩にあるのはどれか。  1.下垂体窩  2.棘孔  3.斜台  4.正円孔  (解答3)  (第27回■17)