家庭部の恒例、工場見学はトリイソースでした。
ウスターソースはイギリスのウースター州の主婦が作ったのが始まりといわれていて、
このLea&Perrinsが有名です。
トリイソースで作っているソースたちです。いろいろありますね。
工場見学を前にみんなで身支度をします。白衣にマスク、帽子は耳も隠して髪の毛は一筋も表に出ないようにします。
工場に入る手前で靴にカバーをかけて外部から遮断します。
その後、どこにも触れずに手洗い。その後、ハンカチでなくペーパータオルで水分をふき取ります。
1,700本分のソースの元が煮込まれている蒸気鍋。火を使いません。給食施設でも使われています。
トマト、人参、玉ねぎ、にんにく、セロリなどなどが煮込まれています。
スパイスはこの煮た野菜の中に漬け込みます。
副材料の酢もトリイソースでは自社で作っています。花舞酒造の酒粕から酢を作ります。
お酒から酢ができます。酢酸菌(さくさんきん)の働きです。
背丈よりも大きな木の樽で熟成させることで野菜と塩と酢が混ざった出来立てのソースが美味しいソースに変わります。右側の木の樽は100年前の創業時のものだそうです。
熟成したソースを加熱してから1瓶1瓶、手動で詰めます。栓も手動で付けて驚きました。
家庭部員も真剣にソースを詰める体験をします。栓も自分でします。
そうして出来上がったのがこのソースです。
一年と二年生がそれぞれ体験することができました。浜松市内の企業ですが
木桶で熟成させるソースはこことあともう一社以外ないそうなので見学できてよかったですね。
そうそう、トリイソースの原材料をみると〈かつお節と昆布〉があるんですよ。
ソースだからコンソメスープがベースなのかなと思っていましたが、かつお節と昆布出汁をベースにしているから余計に美味しく感じるのかもしれません。日本人DNAに呼びかけているのかもしれませんね。