今年度はコロナウイルス感染症の渦中で、例年どおりに活動することが難しい環境でしたが、
安全、安心に取り組めるよう活動内容の精選し、感染症対策を講じた中で防災や防犯、環境美化に取り組んできました。今年度の取り組みについて紹介したいと思います。
5月に実施した火災訓練では、火災発生場所からの伝達方法を適切かつ迅速に行いました。火元に想定された調理室を避けたルートで、児童生徒全員が速やかに避難することができました。
8月に実施した職員防災演習では、大地震発生を想定して、初期対応や2次対応を演習しました。各班が役割を確認し、簡易トイレやテントなど協力して設営しました。今回の演習では、感染症対策としてどんなことができるか、必要になるものは何かを考えながら訓練に取り組みました。
9月には、地震避難訓練および非常食試食会・引き渡し訓練を実施しました。児童生徒は、防災タイムで培ってきた学びを活かし、地震発生の放送が流れても落ち着いて、自然に机の下に潜り「ありのポーズ」で隠れる様子が見られました。食べ慣れない非常食にも挑戦して、良い経験をすることができました。
引き渡し訓練では、保護者の皆さまの協力のもと保護者に安全に引き渡す手順について確認することができました。
11月には、教職員を対象に出張出前講座を開きました。講座では、「減災」と言う言葉にふれ、地震への備えや対応をして被害を減らすことが大切だと学びました。教職員の危機管理意識の向上と防災への知識を深める機会になりました。
12月には、予告なしで火災避難訓練を行いました。予告がなくても、5月の訓練と同じように児童生徒、教員の全員が落ち着いて、何をするのか即座に対応することができました。「お・は・し・も」の約束を守ってグラウンドに避難できる児童生徒が多くいました。
今年からまなぼうはんで月1回の時間を設定し、定期的に防犯について学習する機会を設けました。知らない人についていかないことや、学校に不審者が来た時はどのように行動すればよいのか、教員で作成したビデオで学習しました。不審者が現れたときは、近くの教室にすぐ逃げるということ、教員は状況に応じて臨機応変に判断し行動していかなければならないということを学びました。
年3回全校で行っているピカピカ大作戦では、気持ちよく生活することができるように、学部や学年、クラスで分担しながら教室や廊下、階段など日々の生活で使う場所でいつもやらない所を清掃をしました。ピカピカタイムを通して「学校をきれいに使おう。」「みんなが気持ちよく使えるように掃除をしよう。」と意識が芽生えています。これからもきれいに学校を保てるよう引き続き取り組んでいきたいと思います。
今年度の取り組みを活かし、取り組みを来年度にも繋げ、自分の命を自分で守る防災教育や自分たちの学校環境をきれいに守っていくための意識づくりに一層の力を入れていきます。