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令和5年度 中学部・高等部 防災教育の取り組み
【中学部】
 総合では、1学期に校内の防災倉庫にあるテントやリヤカーの組み立てを体験しました。災害時で使う備品について学び、生徒同士協力し合って組み立てることができました。


  

2学期には、校内での学習を活かし、富士見原の防災倉庫の見学をしました。実際に倉庫の中に入って中身について学習をしたり、地域の方と協力して、テントの組み立てや担架を運ぶなどの体験をしたりしました。


  

【高等部 A組】

 2学期の「まなぼうさい」では、避難所生活の体験を行いました。寒さ対策にはアルミシートで保温できることを学習し、段ボールベットを使うことで衛生的になり、床の硬さや冷たさをやわらげることができることを体験し学習しました。


  

令和5年8月1日職員避難所設営訓練を行いました
本校は、災害時2次避難所として御殿場市から要請を受けて避難所を設営することになっています。
実際場面に即した訓練や確認を行うことで、教職員一人ひとりが災害時の対応の仕方を考え、防災意識を高めました。

訓練では、起震車の乗車体験、発電機投光器の操作確認、仮設トイレ・水・非常食の確認、災害時の班での役割・物品の確認を行いました。

起震車では、関東大震災の揺れを体験し、震度7の揺れが起こったとき、どのように児童生徒の安全を守るのか想像力を働かせて、対応を考えることができました。


教職員一人ひとりが責任感を持って訓練に取り組むことで、新しい気付きがあったり、
対応の仕方について、今まで以上に深めたりすることができました。

令和4年度 高等部 防災教育の取り組み
高等部で取り組んでいる防災教育「まなぼうさい」について紹介します。
体験活動、考える活動を通して、いつでも、どこにいても自分の身は自分で守ることができる生徒を目指しています。
取り組み内容はこちら

2学期のまなぼうさい・まなぼうはん
まなぼうさい
11月の「まなぼうさい」は、富士山噴火について学習しました。
火事や地震の時はヘルメットを使用しますが、富士山噴火の時は、粉塵に備えて、「ゴーグル」「粉塵用マスク」「ヘルメット」を装備します。日頃使うことのないゴーグルを装着する体験をしたり、3点セットを付ける順番を確認したりしました。





12月の「まなぼうはん」は、児童生徒で考える不審者対応訓練を行いました。まだまだ、感染症対策として大人数で集まって学習することができませんが、各教室で、教員が作成した動画を見ながら、不審者が校内に侵入してきた時には、どうすべきかを考えました。
 「教室内で不審者が侵入したことを知った場合」「廊下で侵入したことを知った場合」など、基本的なことを動画で学び、「トイレにいた時はどうする?」「体育館にいた時は?」「運動場なら?」など、色々なパターンをみんなで考えました。


「災害用伝言ダイヤル171」「災害用伝言版Web171」を活用した訓練について
10月1日(金)に予定されている「災害用伝言ダイヤル」「災害用伝言板Web171」を活用した訓練を予定しております。「災害用伝言ダイヤル171」や「災害用伝言板Web171」災害時に携帯電話の通話がつながりにくい状況でも使用できるものです。操作方法を知って有事のときに利用できるように訓練にご協力お願い致します。
訓練は学校にいる時間帯に災害が起きたことを想定し、児童生徒や家族の安否状況等を学校の担任が確認できるようにします。「災害用伝言ダイヤル171」「災害用伝言版 Web171」のどちらを使っていただいても構いません訓練の結果は、災害が発生した場合の連絡手段の検討に役立てます。

「災害用伝言版Web171」の利用方法について
①お手持ちのスマートフォンかパソコンでインターネットに入りWeb171と入力、検索をお願いします。
②電話番号(0550878200)と打ち込み「確認」のボタンをクリックすると、学校からのメッセージを確認することができます。

「訓練 訓練 御殿場特別支援学校「です。児童生徒にけがはなく全員無事です。」
③連絡帳等で確認できたことをお知らせください。

「災害用伝言ダイヤル171」の利用方法について
①171(いない)に電話をかける(音声ガイドにしたがって操作をしてください。)
②「2(再生)」をダイヤルする。
③学校の電話番号(0550878200)をダイヤルする。
④学校で録音したメッセージを聞く。
「訓練 訓練 御殿場特別支援学校です。児童生徒にけがはなく全員無事です。」
⑤連絡帳等で確認できたことをお知らせください。

体験日時10月1日(金)9:00~23:00までに利用してください。

地震避難訓練及び引き渡し訓練を行いました
 5月6日(木)、地震避難訓練及び引き渡し訓練がありました。
「訓練、10秒後に地震が起きる予測が発表されました、揺れにそなえてください。」と放送が入ると、
児童生徒らは、アリのポーズやダンゴムシのポーズで自分で机の下に隠れ、自分の身を守ろうとする姿が見られました。
今までの防災タイム等の学習を通して、放送がかかったら机の下に隠れることや、アリやダンゴムシのポーズの仕方など防災に対する意識や知識が確かに身に付いていることを実感しました。


 その後、ヘルメットを被って避難経路を歩き、第一避難場所である運動場へ向かいました。
避難までの道のりも教師の指示を聞き、落ち着いて列を作り速やかに避難することができました。
そして、校内の安全が確認されるとそれぞれの学部ごと第2避難場所へと避難しました。
児童生徒、教職員、一人ひとりが真剣に取り組み引き渡しまでの過程を円滑で安全に進めることができました。


避難訓練が終わると引き渡し訓練を行いました。各学部の新入生や転入生を対象に行い、安全かつ確実に児童生徒らを保護者に引き渡せるよう、教職員間での連携を意識して取り組みました。トランシーバーを使って駐車場の空き情報や児童生徒の把握情報を共有し、安全で確実に引き渡すことができました。

毎年取り組んでいる避難訓練及び引き渡し訓練ですが、今年度も改善案等を話し合い、より安全で確かなものにしていきたいと思います。また、防災の場での新型コロナウイルス感染症対策にも努めていきます。
引き渡し訓練等ご協力いただきありがとうございました。


R2年度 防災・環境美化 取り組み まとめ
今年度はコロナウイルス感染症の渦中で、例年どおりに活動することが難しい環境でしたが、
安全、安心に取り組めるよう活動内容の精選し、感染症対策を講じた中で防災や防犯、環境美化に取り組んできました。今年度の取り組みについて紹介したいと思います。

 5月に実施した火災訓練では、火災発生場所からの伝達方法を適切かつ迅速に行いました。火元に想定された調理室を避けたルートで、児童生徒全員が速やかに避難することができました。

 8月に実施した職員防災演習では、大地震発生を想定して、初期対応や2次対応を演習しました。各班が役割を確認し、簡易トイレやテントなど協力して設営しました。今回の演習では、感染症対策としてどんなことができるか、必要になるものは何かを考えながら訓練に取り組みました。

 9月には、地震避難訓練および非常食試食会・引き渡し訓練を実施しました。児童生徒は、防災タイムで培ってきた学びを活かし、地震発生の放送が流れても落ち着いて、自然に机の下に潜り「ありのポーズ」で隠れる様子が見られました。食べ慣れない非常食にも挑戦して、良い経験をすることができました。
引き渡し訓練では、保護者の皆さまの協力のもと保護者に安全に引き渡す手順について確認することができました。



 11月には、教職員を対象に出張出前講座を開きました。講座では、「減災」と言う言葉にふれ、地震への備えや対応をして被害を減らすことが大切だと学びました。教職員の危機管理意識の向上と防災への知識を深める機会になりました。

 12月には、予告なしで火災避難訓練を行いました。予告がなくても、5月の訓練と同じように児童生徒、教員の全員が落ち着いて、何をするのか即座に対応することができました。「お・は・し・も」の約束を守ってグラウンドに避難できる児童生徒が多くいました。

 今年からまなぼうはんで月1回の時間を設定し、定期的に防犯について学習する機会を設けました。知らない人についていかないことや、学校に不審者が来た時はどのように行動すればよいのか、教員で作成したビデオで学習しました。不審者が現れたときは、近くの教室にすぐ逃げるということ、教員は状況に応じて臨機応変に判断し行動していかなければならないということを学びました。

 年3回全校で行っているピカピカ大作戦では、気持ちよく生活することができるように、学部や学年、クラスで分担しながら教室や廊下、階段など日々の生活で使う場所でいつもやらない所を清掃をしました。ピカピカタイムを通して「学校をきれいに使おう。」「みんなが気持ちよく使えるように掃除をしよう。」と意識が芽生えています。これからもきれいに学校を保てるよう引き続き取り組んでいきたいと思います。

 今年度の取り組みを活かし、取り組みを来年度にも繋げ、自分の命を自分で守る防災教育や自分たちの学校環境をきれいに守っていくための意識づくりに一層の力を入れていきます。